電撃文庫

輪環の魔導師〈9〉神界の門 (電撃文庫)
著:渡瀬 草一郎 イラスト:碧 風羽

「フィノと似た感じの威圧感……どうしよう。急に勝てる気がしなくなってきた」

2011年8月の新刊。約1年1ヶ月半週間の積み。7ヶ月振りの新刊。
9ヶ月待たされることはなかったけど、俺自身ががっちり積みました。で、積んでる内に完結を迎えるという。

開かれた門から、あふれ出て来る異形の神々。あくまでも未知の存在を神と呼んでいるだけであって、それらは神ではないとも言うが、とにかく見た目がグロテスク。

回想シーンでは、続々とお馴染みの迷宮神群の名前が登場。
また、エスハールらしき人物がアラクナのことを「長くのたうつ女神」と言っているのも気になるところ。
今まで『パラサイトムーン』で呼ばれていた迷宮神群の別名称みたいなのは、こちらでは出て来ていなかったと思うが……。

それはそうと、にゃんこ祭りが堪りません。
残り1冊ということで、大分ネタばらしに入った感があるが、果たして、神々の設定はどこまで語られるのか……。
早く続き読もう。

次は2012年8月に最終巻となる10巻『輪る神々の物語』。

燃:A+ 萌:B+ 笑:B 総:A+

シリーズリンク
輪環の魔導師8 神界の門(2011/01)
輪環の魔導師10 輪る神々の物語(2012/08)

アニメ,スニーカー・ミステリ倶楽部,角川文庫

「僕は摩耶花に拘っても良いのかな」

タイトル通り、バレンタインのエピソード。何故、OPカットしたし。尺調整下手くそか!
里志と摩耶花の一筋縄ではいかない関係性の話。

奉太郎と里志がゲーセンで『バーチャロン』やってたけど、何か関係あるのん?ってか、懐かしいな……。

家の決まりで、ちーちゃんは親しい間柄の人にはチョコをあげないらしい。でも、それをわざわざ奉太郎に説明するちーちゃんが可愛過ぎて爆発した。

謎を解いた奉太郎が里志を問い詰めるシーンは良い具合に青春という感じで。
摩耶花には幸せになってほしいもんですね……。

燃:C 萌:A+ 笑:B 総:A+

エピソードリンク
第20話「あきましておめでとう」
最終話「遠まわりする雛」

コミカライズ,富士見ファンタジア文庫

デート・ア・ライブ (1) (カドカワコミックス・エース)
原作:橘 公司 漫画:ringo キャラクター原案:つなこ

「というわけで、デートして精霊をデレさせなさい!」

2012年8月の新刊。
少年エースで連載中の、アニメ化も決定しているファンタジア文庫の人気シリーズのコミカライズが単行本で登場。

基本的には原作準拠の展開だけど、メリハリの利いた作画で、かなりの高クオリティに仕上がっている。

ストーリーの構成上、メインヒロイン十香の出番は、まだあまりなく、出張っているのは、琴里と令音さん。あれ、令音さん、漫画になると結構良い感じじゃね?年上ダウナー系アリじゃね?という気分。

コメディのノリも原作よりも強化されている様子で、今後の折紙さんの変態っぷりなんかが楽しみですね。

そんな具合で、滑り出しの良い本編コミカライズ。スピンオフの方も期待ですね。

燃:A 萌:A+ 笑:A- 総:A+

原作リンク
デート・ア・ライブ 十香デッドエンド(2011/03)

コミカライズリンク
デート・ア・ストライク <01>(2012/09)
デイト・ア・オリガミ(2013/03)
デート・ア・ライブ01 十香デッドエンド(2014/05)
デート・ア・パーティー(2014/06)

アニメ,ファミ通文庫

「好きだ」

稲葉ぁぁああああああああん!!

キズランダム編クライマックス。ずっと稲葉んのターン!!ってか、みゆきちの声の使い分けSUGEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!
稲葉んの号泣には思わず、みんな貰い泣きですよね。

次回予告はタイトル見せだけ。次は『カコランダム』だろうけど、ちょこっと調べたところ、全17話構成で、最後は『ミチランダム』らしい。
え、まぢで……?

燃:A+ 萌:A+ 笑:C 総:A+

エピソードリンク
#9「止まらない止まらない止まらない」
#11「気づきを与えられて始まったという話」

富士見ファンタジア文庫

デート・ア・ライブ5 八舞テンペスト (富士見ファンタジア文庫)
著:橘 公司 イラスト:つなこ

「放置プレイ!そういうのもあるのか」

2012年8月の新刊。約3週間半の積み。5ヶ月振りの新刊。
タイトルの「八舞」は「やまい」と読みます。表紙から判るように、今回のターゲットは何故か2人に分かれてしまった精霊、八舞耶倶矢(かぐや)と夕弦(ゆづる)。
シンメトリーっぽくなってる表紙の構成がイカス。

修学旅行先で、どちらが真の八舞に相応しいか争う耶倶矢と夕弦に出会った士道は、いつも通り、2人の力を封印することになる。
しかし、士道は2人の魅力勝負に巻き込まれ、逆攻略されることに……?というお話。

今回はもう口絵がけしからんくてなぁ。どう見ても、ぶっかけです。本当に有り難う御座居ました。実にけしからん。もっとやりたまえ。
妹とちゅっちゅしたかと思えば、次は姉妹丼とか士道さんパネぇ!

で、この八舞姉妹が可愛くてなぁ。これ、本格的に高校に転入してきたら十香さんと折紙ヤバいんじゃない?ってくらいに。
ってか、折紙さんがクールに変態として進化していってる件。絶対、『デイト・ア・オリガミ』の影響受けてるだろ……w

八舞姉妹を止めるために、士道は十香の天使〈鏖殺公(サンダルフォン)〉を発動させる。
どうやら、封印した精霊の天使を発動させられるようになったようなのだが……。これは終盤、封印した精霊の天使全部乗せの士道さん来るで!
一方、折紙は無力感を覚えていた。これは精霊化フラグ……なのか?

この本から1ヶ月もしない内に、スピンオフコミカライズ『デート・ア・ストライク』が出るからか、そちらのメインキャラがちょこっと登場している。口絵に出てたら、ちょこっととは言わんか。

また、アニメ化に向けて色々とビジュアルが設定されているのか、愛衣麻衣美衣の3人がイラストに登場。
巻末には〈フラクシナス〉の設定画も。〈フラクシナス〉かっけぇな!巨大ロボットに変形しそう!(ぉ

毎巻、新しい精霊が出て来るから、その影響でどんどん出番が減って来てる人が居るのが残念。
四糸乃と真那ェ……。

そもそも精霊とは一体何なのか。圧倒的な力を持ちながらも、ひどく人間的な振る舞いを見せる少女達。
琴里が元は人間だったってんなら、その逆も有り得るんではないかなーと思ったり。
次は2012年12月に6巻『美九リリィ』。

燃:A+ 萌:A+ 笑:B 総:A+

シリーズリンク
デート・ア・ライブ04 五河シスター(2012/03)
デート・ア・ライブ06 美玖リリィ(通常版)(2012/12)
デート・ア・ライブ0 四月九日

アニメリンク
デート・ア・ライブⅡ 第一話「デイリー・ライフ」

映画,特撮

劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー ディレクターズカット版 [DVD]

「全てのライダーを集めろ。誰が一番強いのか勝負してやる」

見るの2回目なんだけど、あれ、俺、前回もディレクターズカットを見たのか?
初めて見るシーンなんか無かった気がするな……。

やっぱり映像的には凄く良い作品だと思うんだよなぁ。ライダーいっぱい出て来るし、ディケイドはカード使いまくりの戦法で燃えるし。
まぁ、イリュージョン+ファイナルアタックライド×3はド鬼畜の所業だが。

問題はシナリオがなぁ……。この映画が『ディケイド』の折り返し地点くらいの話なら、そこまで問題じゃないと思うんだけど、生憎終盤戦もいいとこだしな……。

クウガライジングアルティメットは全く活躍どころ無いし、Wは出て来ても、全然ディケイド達と絡まないし……。

あと、夏みかん可愛いよ夏みかん。

燃:A+ 萌:A 笑:B 総:A+

反復リンク
劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー ディレクターズカット(1回目)

アニメ,電撃文庫

「行け、マクベス!己の勝利で悲劇を止めろ!!」

いよいよ佳境。最初からクライマックスな展開。点蔵を行かせるために盾になるナルゼのピンチに駆けつける賢姉が狂人過ぎて格好良い件。

ネシンバラVSシェイクスピアでは、ミチザネとリア王の激突が最早ロボットアニメとか、そういうノリ。

正純を助けるために動き出すアリクイ走狗が可愛くてなぁ。良い空気吸ってるアサマチも可愛い。
ってか、ハットンって術式でどうにかなる相手だったのか……。

ネイトVSウオルシンガムでは、ウオルシンガムのOSが登場。これがまたデフォルメ全開で可愛い。

今回はネシンバラとシェイクスピアの決着をもって、幕引きとなる特殊ED。最後に、ほにゃっと笑うシェイクスピアが可愛いですよね。

まぁ、取り敢えず俺は武蔵さんが出て来たので満足しました(ぉ

燃:A+ 萌:A+ 笑:A- 総:S-

エピソードリンク
第9話「夜空の別離者」
第11話「花畑の合格者」

ソフトリンク
境界線上のホライゾンⅡ <Ⅵ>(初回限定版)

電撃文庫

雨の日のアイリス (電撃文庫)
著:松山 剛(たけし) イラスト:ヒラサト

僕の生きがいは博士です。大好き博士。アイラブ博士。結婚して博士。以上!

電撃文庫2011年5月の新刊。約1年4ヶ月の積み。第17回電撃小説大賞4次選考作品が改稿を経て文庫化。
著者の松山さんは何と2007年に新風舎文庫から『閻魔の弁護人』でデビューした人なんだな。
その後、ガンガンノベルズや一迅社文庫でも1冊ずつ出した後、電撃に拾ってもらったのか。

実は、これ、去年のこのラノのランキングでトップテンに入ってんだよな……。読むのに、ちょっと身構えちゃうじゃねーか。

人間と見分けがつかないロボットが作られる世界、ロボット工学の権威アンヴレラ博士の屋敷で働くロボット少女アイリスの破壊と再生の物語。

表紙から、ボチボチ切なさオーラが漂ってるから、ある程度覚悟はしてたけど、博士とのイチャイチャを見せつけられた直後に、博士が死んじゃう展開はきっついな。

要は最愛の人を突然亡くしたアイリスが如何にして新しい人生を歩むに至ったかを描いているわけか。
最後、アイリスも死んじゃうんだと思ってたわ……。

うーむ、切な面白かったけど、ランクインするほどの内容だろうか……。確かに、ラノベで珍しいストーリー構成という意味では貴重なんだろうけど。

次は2012年9月に新作『雪の翼のフリージア』。タイトルがこっちと似てるけど、何か関係あるんだろうか。

燃:C 萌:B+ 笑:C 総:A-

第17回電撃小説大賞リンク
シロクロネクロ(大賞、2011/02)
アイドライジング!(金賞、2011/02)
青春ラリアット!!(金賞、2011/02)
はたらく魔王さま!(銀賞、2011/02)
アンチリテラルの数秘術師(銀賞、2011/02)

アニメ

「水の中でのピースサンダーはとても危険です……」

緑川なお、底無しの胃袋。

新学期突入ということで、冬服に戻りましたね。まだクソ暑いってーのに。
さて、夏休み中、どこへも旅行に行けなかったみゆき達は本の扉を使って、世界中に遊びに行くことを思いつく。
あれ、みゆきのおばあちゃん家に行ったのはノーカンなのか……?

凄い勢いで世界中を旅するみゆき達。れいかさんが完全にツアーガイドになっとるw
やよいは自由の女神の前で大興奮で太陽マンの活躍について解説。どんどん太陽マンの設定が肉付けされていく……。

そして食い過ぎのなおちゃんェ……。
変身してるシーンを除くと、9割以上のカットで何かしら食ってるw

後期アイキャッチは今回から2周目だけど、どうやら今度はアイキャッチBにもプリキュアが登場するようになるみたい。

今回出撃してくるのはアカオーニ。ジョーカーにプレッシャーを掛けられた上での出撃だが、みゆき達と一緒に写真に映ったりと、随分余裕だな!

変身シーンは恐らく7代目としては最長。頬にパフパフのカットの後半部分が凄い久し振りに見れたので大興奮です。
あのカット、滅茶苦茶可愛くて、かつ格好良いんだから毎回流すべきだと思うんだんがなぁ。

川なので、周囲は水だらけ、スーパーアカンベェの素体はピラニアということで、ビューティさんの独壇場くるで!と思ったら、気のせいだったでござる。

アカンベェの腹の中に飲み込まれたキャンディがイルカデコルを使ってくれたので、プリキュア達は人魚化。
おお、第14話以来のデコルによるパワーアップやないか!必殺技バンクも置き換えるとか、気合入ってんな!
水中で電撃とか危険過ぎるけどな!

というわけで、デコルが16個集まった。今度こそロイヤルクイーンの復活だ!と意気込むが、出来て来たのは謎の時計……?

このアイテムはCMで先行公開ということで、ロイヤルクロックというらしい。これによってロイヤルレインボーバーストが発動するらしいけど、今の神バンクを超えるものが出て来るのだろうか……。
名前からしたら、バンク一部差し替えとかなのかなぁ。

一方、ジョーカーは黒っ鼻を用意していた。公式サイトの次回予告によると、レインボーバーストさえも跳ね返すハイパーアカンベェというらしいが……。

次回が河野作画ということは、次の次がパワーアップ回なのかしらん。

燃:A+ 萌:A+ 笑:A- 総:A+

エピソードリンク
第29話「プリキュアがゲームニスイコマレ~ル!?」
第31話「ロイヤルクロックとキャンディの秘密!!」

特撮

「お願いします!僕を弟子にしてください!」

OP映像初見。いつものライダーって感じで。後は『フォーゼ』のときみたいに、小刻みに変更していってくれれば文句は無いのだが。

晴人とコヨミが居候するアンティークショップ面影堂。そこの主人、輪島のおやっさんが魔宝石からウィザードリングを作っている。
ただ、おやっさんにも完成した指輪の効果は判らないらしい。

冒頭で登場したスリープウィザードリングは自分を眠らせる効果だったけど、使い道あるのだろうか……。

さて、今回のファントムはヘルハウンド。従来のシリーズの怪人は大抵、〇〇+怪人の総称という名前の構成だったけど、今回は固有名だけで呼ぶんだな。
第1ラウンドでは、映画で先行公開されたビッグウィザードリングを使用。

ゲートはレギュラー、奈良瞬平。晴人がウィザードに変身するのを目撃し、弟子入り志願。晴人が拒否して逃げ出したため、追いかけっこをする羽目に。
この過程で、ドーナツ屋の店長初登場。え、固有名無いの?ってか、頭の形きめぇw
店長が物語に関わる何かしらの鍵を持っていたりするのだろうか……。

政府は一応ファントムの存在を認識しているらしい。国家安全局ゼロ課というところが動いているようだが……。
凛子はエンゲージウィザードリングをずっと付けてるのね。色んなところに凄いぶつけそうだ……。

そんな凛子は面影堂を訪れ、自分も魔法使いになれたらと語るが、それを聞いたコヨミは不快感を露にする。

そもそもの事の発端は半年前の日食の儀式。何者かに誘拐された晴人とコヨミは儀式に参加させられ危うく生命を落としそうになる。
唯一、絶望しなかった晴人だけは儀式の後、白いローブを纏った魔法使いからウィザードライバーを託され、ウィザードとなった。
この白い魔法使い、外見はウィザードのプロトタイプのようにも見えるが。

加えて気になるのは、絶望しなかったのは晴人だけという話。ならばコヨミは一体何なのか。儀式後、眼を覚ました晴人の前に現れた白い魔法使いはコヨミを抱いていたが……。
ちなみに彼女は記憶喪失らしい。

そもそも日食の儀式はファントムではなくウィザードを誕生させるのが目的だったのではないかという意見もあるようだが……。
回想シーンで晴人を襲っていたファントムは今後登場するんだろうか。

一度取り逃がしたヘルハウンドとの再戦。襲われた瞬平はとっさに手をかざすと、指先から炎が噴き出る。
どうやら、これはヘルハウンドが瞬平を絶望させるための布石のようだが……。

変身のための魔法陣は晴人が向ける手の方向で展開する位置が変わるのね。前方に展開して、魔法陣に走り込む形に。『剣』を思い出すな。

ヘルハウンドとの戦いはバイクアクションに雪崩れ込む。ウィザーソードガンのスキャナに変身用リングをスキャンさせると、各属性に応じたスラッシュストライクが発動するってことなのか。

建屋にバイクごと突っ込んで爆発したヘルハウンド。何かやられ方が微妙だと思ったら、次回予告で生きてると判明。
今回から2話完結のスタイルになるのか。

燃:A+ 萌:B 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
第1話「指輪の魔法使い」
第3話「変身!生中継」