富士見ファンタジア文庫

不完全神性機関イリス3 三大世界の反逆者 (富士見ファンタジア文庫)
著:細音 啓 イラスト:カスカベ アキラ

「凪!?だ、だめです。今ちょっと立てこんでまして。も、もう少ししたら行きますので部屋でお待ちを!……ええと掃除機とゴミ袋は」
「証拠隠滅する気全開じゃねえか!?」

2012年12月の新刊。約半年の積み。半年振りの新刊。『氷結鏡界のエデン10 黄昏讃歌 -オラトリオ・イヴ-』からは3ヶ月振り。

さて、覇権戦争の帝国代表に選ばれてしまった凪。しかし、その戦争の裏では、とあるプロジェクトが動き出していて……。

要は、このシリーズは『氷結鏡界のエデン』の世界の成り立ちを描くシリーズってことなのかな。
あっちを読んでないから何とも理解らんのだよなぁ。

後書きでは、あくまでも本作はラブコメメインという趣旨の発言をしているけど、えー、普通にバトル多めじゃないですかー。
面白かったら『黄昏色の詠使い』『エデン』も読もうと思ったけど、そこまでではなかったかなぁ。うーむ、切りで。

次は2013年3月に『氷結鏡界のエデン11 最終双剣 -ユミエル・ノイズ-』、6月に『不完全神性機関イリス4 勝率0.08パーセントの戦女神』、秋に最終巻、冬に『エデン』14巻、2014年春にエデン最終巻となるっぽい。

燃:C+ 萌:A- 笑:C+ 総:B+

シリーズリンク
不完全神性機関イリス2 百億の時めぐる聖女(2012/06)

コミカライズ,富士見ファンタジア文庫

棺姫のチャイカ -3 (カドカワコミックス・エース)
原作:榊 一郎 漫画:茶菓山 しん太 キャラクター原案:なまにくATK(ニトロプラス)

「世界を安定させる為には、チャイカ・ガズは、この世界も居てはならないのだ…!」

2013年5月の新刊。
原作1巻クライマックスということで、チャイカの素性が判明することに。しかし、トールは、それを上等と受け入れるのだった。

というわけで、インターミッション的にオリジナルエピソードで水浴びシーンがちょっとだけ。
やはりビジュアル的に見ると、チャイカは可愛い。

で、原作2巻に突入。ドミニカの壊れっぷりが無駄に丁寧に描かれている件。後は装鎧竜との戦いがどれくらいのクオリティになるかだな。

巻末には4コマ担当の、かにかまさんからもコメントが。
俺もインドアチャイカと遊びたいれす(^q^)

そういや、コミカライズにはファンタジア騎士団の応募券付いてないんだな。電撃はコミカライズにも付いてるのに……。

燃:A- 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
棺姫のチャイカ <Ⅱ>(2012/08)
棺姫のチャイカ <Ⅳ>(2014/03)

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「黒タイツ越しのぱんつは人類の至宝です!」

原作3巻『狂三キラー』に突入。初見では絶対「きょうぞう」って読んじゃいますよねー。
さて、士道のクラスに転校してきた少女、時崎狂三は自らを精霊と名乗る。時を同じくして、士道の前に現れた自称妹、真那。
2人の間には浅からぬ因縁があって……。
取り敢えず今回は、狂三に翻弄されることに。

突如現れた実妹に張り合う琴里可愛いな。

燃:A- 萌:A 笑:B- 総:A

エピソードリンク
第六話「恋する温泉」
第八話「三重狂騒曲」

富士見ファンタジア文庫,雑誌

DRAGON MAGAZINE (ドラゴンマガジン) 2013年 07月号 [雑誌]

間に『パラサイトムーン』を読んでたから、随分と時間がかかってしまったぜ……。

『デート・ア・ライブ』

表紙。勿論、十香なんだけど、霊装じゃなくて制服姿なのね。

『勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。』

アニメはアスリード制作に決定。どこだよ……。って、『未来日記』とか作ったとこなのか。
また、コミカライズ第2弾として、ヤングガンガンで『勇しぶ。 ~勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。~』が連載開始。

『東京レイヴンズ』

どうせアニメはZEXCS制作だろうと思っていたら、何とエイトビット制作だそうで。あれ、もしかして、これ大勝利ワンチャンある?
いや、流石に、この内容で大勝利は無いか……。

『空戦魔導士候補生の教官』『神喰のエクスマキナ』『新世の学園戦区(ネクスト・ヘイヴン)』

第24回後期ファンタジア大賞受賞作。特集のみ。

うーむ、パッと見、どれも似たりよったりに見えるな……。軽い特集しか無いから判断するのは早計だけど、取り敢えず買おうっていうようなものは無いな。

『ぼくのゆうしゃ』

葵せきなさんの新作。特集のみ。
主人公はトオルという名の少年。名字は不明。もしかして真儀瑠先生の弟だったり……?

それにしても「勇者」と付くタイトルが増えて来たな。まぁ、これと『勇しぶ』と『勇者リン』で合同フェアとかやる狙いなんだろうけども。
そう考えると、『伝勇伝』って時代を物凄く先取りしてたんだな……。

『スカイ・ワールド』

連載開始。冷静に考えてみたら、近年、ドラマガ誌上で連載した作品は漏れなくアニメ化してるんだな。
え、まぢで……?

連載1発目はユーカリアメインだったけど、ヒロインが多い作品だし、1人ずつスポットを当てていくのも良いかもしれない。

『おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ!』

Twitter開始ということで、また1つアニメ化フラグゲットでござる。

『さまよう神姫の剣使徒(デュエリスト)』

HJ文庫出身のすえばしけんさんがファンタジアに登場。『オレと彼女の絶対領域』は完結したみたいだけど、こっちに移籍するのかな?
内容は、まぁ普通かなー。

『かくて滅びた幻想楽園(ディストピア)』

手島さんの新作。この人、他レーベルと合わせると、ポンポン新作を書いてるイメージなんだが……。
最近、ファンタジアは、やたらファンタジーとか現代バトルが多い気がするな……。

『勇者リンの伝説』

いきなり文庫付録とか推す気満々過ぎるだろ……。そんなに面白いかなぁ。イラストは凄く良いんだけどなぁ……。
って、この感想、『これはゾンビですか?』初期に感じたのと全く同じやつや!つまりアニメ化ワンチャンあるで!

エイジプレミアムでコミカライズ決定。

『ゾディアック・ウィッチーズ 十二星座の魔女』

ゾディアックって単語の格好良さは異常ってことで、即買い決定なんだけど、著者は誰かと思ったら、一迅社文庫『アネモイ』シリーズを書いていた人か。

『ギルティブラック&レッド』

『噛みつけ!アンノちゃん』が1巻と銘打っていたにも関わらず、即終了となった小林がるさんの新シリーズ。
吸血鬼ものらしいんだけど、あれ、オーラ無さ過ぎじゃね……?

ってか、今は吸血鬼ものといえば、そこそこ好調な『銀の十字架とドラキュリア』があるじゃねーかw

『まぶらほ』

『さいごのメイドの巻』が6月に発売予定。このシリーズ、フェードアウトしそうでしないよな……。
築地さんの気分次第なんだろうか……。

次号予告

『棺姫のチャイカ』重大発表とか、冗談はよしこちゃんですよ……。大分、初期の頃からアニメ化の噂は合ったけど……、ははっ、まさかな。

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A

雑誌リンク
ドラゴンマガジン 2013年5月号
ドラゴンマガジン 2013年9月号

富士見ファンタジア文庫

BIG‐4 5.ぼくの名前は山田。気づいたら四天王が好きになっていました。 (富士見ファンタジア文庫)
著:大楽 絢太 イラスト:ワダ アルコ

「いや、ちょっと待て!?」
「何故お前がT〇LOVEる知ってる!?」

2013年4月の新刊。約1ヶ月2週間半の積み。5ヶ月振りの新刊。
表紙とサブタイが最終巻っぽ過ぎて吹いた。

っぽいっていうか、最終巻です。遂に魔王に謁見することになった四天王だったが、真奥にまつわる衝撃の事実が明らかになり、山田は人間界へと強制送還されることが決まってしまう。
何とか決定を覆そうとする山田達だったが、何故かいつも通りgdgdな会議になってしまって……。

いやいや、やっぱりこのノリの方が楽しくて良いわ。変にシリアスを前に出すと減速してまうよな……。

結局、魔王とも友達みたいな関係になってしまうという非常に、らしい終わり方でしたね。

総評

ってなわけで、四天王と過ごす日常系、ファンタジア文庫『BIG-4』全5巻でした。足掛け1年5ヶ月か。

内容が内容だけに、売上が一定ラインを割り込めば、即終了っていう約束だったのかな。
やっぱり四天王選手権なんぞに2冊も使わんと、この路線を守っていれば良かったと思うんだよなぁ。
うーむ……。

燃:C 萌:A- 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
BIG-4 4.続・四天王選手権!くそ、たまには、ぼくもちょっと本気出すか!?(2012/11)

著者リンク
ここは異世界コンビニ デモン・イレブン お客様、回復魔法をかけながらの立ち読みはご遠慮下さい!(2015/10)

富士見ファンタジア文庫

ファンタジア文庫25周年アニバーサリーブック (富士見ファンタジア文庫)
編:ファンタジア文庫編集部
著:葵 せきな/あざの 耕平/石踏 一榮/賀東 招二&大黒 尚人/木村 心一/橘 公司
イラスト:狗神 煌/すみ兵/みやま 零/四季童子/こぶいち むりりん/つなこ

ツッコミ側の方が分が悪いって、どういうことだよ!どうなってんだよ、ハイスクールD×D!色々規格外すぎんだろ!

同期だからって言いたい放題だなw
2013年3月の新刊。約2ヶ月1週間半の積み。
タイトル通り、人気作品の書き下ろし短編を集めたアンソロジー。

イラストも描き下ろしかと思ったら、表紙だけだったでござる。どういうことなの……。
口絵は過去のドラマガ表紙イラスト。確か全部表紙イラストだったと思う。全部持ってんですけど……。
せめて何かの特典用に描き下ろしたイラストにしてくれたら……。

『生徒会の一存 想定する生徒会』

いつも通りなんだけど、上手いこと他の収録作品のネタを入れてきているな。

『東京レイヴンズ コン日記』

サブタイ通り、コン視点の短編。日常編といった感じで。

『ハイスクールD×D リアス・イン・ワンダーランド』

本編未読者のために、はっちゃけた短編にすりゃ良いのに、第3部のエピローグ的短編となっている。
これ、普通に連載でやれば良くね?

『フルメタル・パニック!アナザー ワールド・ビークル・チャレンジャー』

対して、こちらは入門者向けの内容となっている。
本作だけ厳密にはアニメ化作品ではないが、果たして……?

『これはゾンビですか? はい、掘られません』

『生徒会の一存』のアンサーノベルみたいな内容になっていてワロタ
やっぱりギャグ一直線にしておいた方が良かったんじゃ……。

『デート・ア・ライブ 十香フィアフル』

学校に通い始めた頃の十香のエピソード。どうせなら、もっと精霊オールスター的な内容の方が良かったのでは……と思わないでもない。

まとめ

こういう本が出るってことは、レーベルとしての地力があるってことだと思うし、安心するんだけど、ラインナップは、もうちょっと色々あっても良かったんじゃないかと思う。
往年のシリーズとか、プッシュ中の若手とかさ。

燃:C 萌:A- 笑:B+ 総:A-

富士見ファンタジア文庫

新生徒会の一存 碧陽学園新生徒会議事録 下 (富士見ファンタジア文庫)
著:葵 せきな イラスト:狗神 煌

・ココロコ〇クト カツランダム事件勃発

カツランダムwwwwww
2013年3月の新刊。約2ヶ月1週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
上巻と表紙の構成を揃えて、下巻は東子と火神。
口絵ピンナップは東子が大変けしからんエロイ身体で、ああもう僕はどうしたら良いのかと!

さて、今回は表紙通りVS東子、続いてVS火神。どちらも杉崎の過去や、これからの決意に絡む難敵で。
特に、火神の父親は杉崎がハーレム宣言をする上では、絶対に避けて通れない、まさにラスボスといった存在で……。

これまでの『生徒会』シリーズとは方向性を変えながら、しかし確実に『生徒会』シリーズと言える内容として仕上がっているのが凄いよなぁ。
ギャグは控えめだけど、真面目な話は真面目な話で面白い。
そんな中、東子が可愛くてなぁ。お馬鹿可愛いというか。

会長は超美味しいタイミングで出て来るとは思っていたけど、ガチでラストシーン担当とは思わなかったな……。
まぁ、会長との出会いで杉崎のハーレム道は始まったんだから、これで終わるのが相応しいっちゃー相応しいのだが。

次は2013年7月に『生徒会の祝日』と新シリーズ『ぼくのゆうしゃ』。

燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
新生徒会の一存 碧陽学園新生徒会議事録 上(2012/11)
生徒会の祝日 碧陽学園生徒会黙示録8(通常版)(2013/07)

富士見ファンタジア文庫

スカイ・ワールド4 (富士見ファンタジア文庫)
著:瀬尾 つかさ イラスト:武藤 此史

「名作ゲームは、バグも破綻も全部ひっくるめて名作っていわれるもんだ」

2013年4月の新刊。約1ヶ月1週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙はここにきて、エリに交代。ヒロインがいっぱい居るんだから、1巻毎の交代制で良かった気がするな……。
ぱんつが見えそうな構図だけど帯を取っても見えません。

さて、第四軌道へと向かうため、連続クエスト、フエルファイ・キャンペーンに挑むジュン達。
そんな中、少しずつ、この世界に潜む謎が見えて来て……。

ポンポンとヒロインを増やす一方で、着実に世界観も風呂敷を広げていっている感じだな。
ジュンさん、すっかりハーレムパーティーのリーダーですやんか……。リュカがハーレムの一員となるのも、そう遠くない日の気がするな。

そして早くも訪れたサクヤとの再会。もう少し引っ張るかと思ったが……。

燃:B 萌:A 笑:B- 総:A-

シリーズリンク
スカイ・ワールド #03(2012/12)
スカイ・ワールド #05(2013/08)

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「素粒子に戻って反省しやがれ!!」

今回は原作者である橘さん原案のアニメオリジナルエピソード。どこまでが橘さんのアイデアなのか判らないけど、やたらぶっ飛んだシナリオだったな。

温泉へ行くことになった士道達。時を同じくして、慰安で温泉へと向かうことになったAST。
図らずも両者はトラブルへと巻き込まれていくことに……。

あれ、サブタイで堂々と温泉って言ってるくせに、肝心の温泉シーンが僅か数分しかない上に、皆さん肩までお湯に浸かっていて、大事なところが全然見えてないじゃないですかー!やだー!
髪をまとめた十香と四糸乃は可愛かったけどさあ!こんなんタイトル詐欺や!恋する要素も殆ど無かったじゃねーか!

EDは通常曲に今回用の1枚絵なんだけど、これもやっぱり肩から上だけ。おのれディケイド!
そしてエピローグで登場する真那……というところで続く。

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
第五話「凍て付く大地」
第七話「来訪者達」

富士見ファンタジア文庫

デート・ア・ライブ7 美九トゥルース (富士見ファンタジア文庫)
著:橘 公司 イラスト:つなこ

「〈王国〉が、反転した。
さあ、控えろ人類」

「━━魔王の、凱旋だ」

やだ、凄く中二……。
2013年3月の新刊。約2ヶ月の積み。3ヶ月振りの新刊。

表紙は闇堕ちした十香。表紙のキャラが重複するのも初めてだし、サブタイのキャラが重複するの初めてだし、サブタイと表紙でキャラが一致してないのも初めてと、初めて尽くし。
更に、タイトルロゴも、これまでは白字の片仮名タイトルの中に小さく黒字で英語タイトルが書いてあったのが反転していたり。

さて、孤立した士道の前に現れた狂三。利害が一致した2人は一時的に共同戦線を張ることに……。

DEM社に乗り込んだ士道と狂三。士道は再び〈鏖殺公〉を手に突っ込んでいく。彼が〈鏖殺公〉を手にするシーンで脳内BGMをアニメOPにするとアツさが尋常じゃない。
しかも、今回は四糸乃の〈氷結傀儡〉の力も使えるようになったしなぁ。やっぱり、その内全部乗せ士道さん来るで!
まぁ、〈破軍歌姫〉を士道が使うイメージが湧かないけど。

美九は〈ファントム〉によって精霊化された人間だった。だからこそ人間の生活に溶け込んでいたわけだけど、精霊は全員、元人間と考える方がしっくりする気がしてきたわ……。

名前の有無や一般常識の理解度とかも精霊化した年齢によってバラついてるのでは……と思えてくる。
精霊の力の核らしき霊結晶というのも気になる。

アイザックの言う、あの女ってのも意味深だよなぁ。もしかして狂三が狙っているらしい、始まりの精霊のことなのか……。
狂三はDEMが捕えているらしい2番目の精霊を捜しているそうだけど、そっちも気になる。

最早、恒例となった天使発動シーンの見開き挿絵。今回は何とカラー見開きとなっております。
ファンタジア、このシリーズに賭けてる感が凄いなぁ。なら、アニメはもっと色んなチャンネルでやれよ……と思わないでもないが。

次は2013年5月に短編集『アンコール』、9月に8巻、12月に9巻。

燃:A+ 萌:A+ 笑:B 総:A+

シリーズリンク
デート・ア・ライブ06 美九リリィ(通常版)(2012/12)
デート・ア・ライブ アンコール(2013/05)
デート・ア・ライブ08 七罪サーチ(2013/09)