富士見ファンタジア文庫

デート・ア・ライブ アンコール (富士見ファンタジア文庫)
著:橘 公司 イラスト:つなこ

「俺、実はロリコンなんだ」

「近所の小学校に出向いて、女子小学生の体育風景を観察するのが日課でな。汚れを知らないつるぺたボディに、俺の〈鏖殺公〉は暴走寸前さ。まったく、小学生は最高だぜ!」

2013年5月の新刊。約2ヶ月半週間の積み。隔月刊行。
さて、シリーズ初の短編集。橘さんはファンタジアのお家芸、別タイトルで雑誌掲載分をまとめた短編集展開を自分の作品で出来たことが大層嬉しいらしく、著者紹介で大ハシャギである。

スレイヤーズ!』『魔術師オーフェン』『スクラップド・プリンセス』ときて、最後に『ストレイト・ジャケット』と、ちょっとマイナーに落ちてワロタ
多分、『ストジャ』ってアニメ化したとはいえ、マイナー寄りだよなぁ。

口絵は描き下ろしイラストは無いけど、デート準備をするヒロイン達の様子を描いた掌編が。

元々、本編はストーリーの構成上、一度目立ったヒロインは以降、活躍し辛いという問題があるので、そこを補うためでもある今回の短編集。
1話毎に描かれるヒロインが交代していく。十香、折紙、四糸乃、琴里、八舞姉妹といった具合で。

まとめて読むと、妙にをアピールする挿絵が目立つ気がする。ってか、濡れ浴衣姿の四糸乃がやたらエロ可愛いから困る。あと、神楽耶のブルマな。

描き下ろしは『狂三スターフェスティバル』。やだ、何かお洒落……。
あれ、狂三さんの魅力爆発じゃね?うっかり3巻のイカレっぷりを忘れそうじゃね?

でも、やっぱり最終的に狂三も救済するんだろうな。ってか、いくら描き下ろしとはいえ、ウェディングドレスを着せるのは優遇し過ぎでは……。まぁ、一番似合いそうな気もするが。

次は2013年9月に8巻、12月に9巻。

燃:C+ 萌:A+ 笑:B 総:A

シリーズリンク
デート・ア・ライブ07 美九トゥルース(2013/03)
デート・ア・ライブ08 七罪サーチ(2013/09)
デート・ア・ライブ アンコール <2>(2014/05)

富士見ファンタジア文庫

棺姫のチャイカVII (富士見ファンタジア文庫)
著:榊 一郎 イラスト:なまにくATK(ニトロプラス)

「出会ったばかりの婦女子の尻に見入ってる場合ではないぞ!」
「見入ってねえ!」
「匂いを嗅いでいる場合でもない!」
「嗅いでねえよ!」
「そんな馬鹿な!」
「馬鹿はお前だ!」

2013年7月の新刊。約1日の積み。半年振りの新刊。
まさかのアニメ化で新章開始です。世界に隠された謎が出るわ出るわで。

海底に沈んだと思しき遺体を捜すトール達は紅チャイカ一行と再会することに。一触即発となるかと思いきや、謎の亜人兵の乱入により、彼等はガズ帝国の秘密研究施設に上陸する羽目に……。

チャイカ達が棄獣かもしれないとは思ってたけど、まさか人間そのものが丸ごと8番目の棄獣だったとは……。
え、もしかして箱庭世界の設定まで『すてプリ』と共通するのか?ギイは、どうやら外側の存在っぽいけども。

となると、『すてプリ』の新装版を出して読み比べしようぜ!いや、電子書籍で全巻揃えられるみたいだけどさ。

どうもガズ皇帝自身も棄獣の第1世代っぽいな。自分達を捨てた存在に対し、諦観の感情しか持っていない他の棄獣とは異なり、反逆の意志があるのか……。

シリアスな展開の筈なのに、紅チャイカのお尻を強調した触手挿絵とかあるから困る。まぁ、なまにくさんの絵からは、あまり萌えを感じないのでアレなのだが。
あ、でも、フレドリカは可愛く思えてきました。

研究施設で出会った謎の少女ニーヴァ・ラーダ。その正体はガズ皇帝の遺した、生きている魔法機杖
『まじしゃんず・あかでみい』のファルチェ・ザ・ヴァリアブルワンド的なキャラキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
そう思ったのは俺だけじゃない筈。

一方、ジレットの死に衝撃を受け過ぎて、チャイカとして覚醒したヴィヴィ。うーん、ジレットは死んでないとは思うんだが……。

まぁ、そんな感じでアニメ化なわけですが。後書きでは、過去の実績を考えれば期待しても良いと書かれている。
となると、最有力候補は『すてプリ』アニメを制作したボンズか……?後は『ストジャ』のfeel.か。ただ、feel.は『アウトブレイク・カンパニー』作るしなぁ。ホントに期待して良いんだろうな……?
いや、そもそもヒットする未来が全く想像出来ないんだが……。

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
棺姫のチャイカⅥ(2013/02)
棺姫のチャイカⅧ(2014/01)

コミカライズ,富士見ファンタジア文庫,雑記,雑誌,GA文庫

色々買ってきました。ラノベは、

・生徒会の祝日 碧陽学園生徒会黙示録8
・ぼくのゆうしゃ
・棺姫のチャイカⅦ
・デーゲンメイデン 4.東京、崩壊

・冴えない彼女の育てかた <4>

それから買いそびれていた、

・クラスメイト・コレクション2 -僕のクラスには生徒が足りない-(GA文庫)

の計6冊。

コミカライズは、

・デーゲンメイデン

の計1冊。

あとドラマガ買ってきました。
メディアミックスの話はドラマガを読んだときに。

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「もうどうしようもなく大好きだ!愛してる!!」

さて、最終回。原作にOADが付くので、最終話扱いではないみたい。

琴里とのデートを楽しむ士道だったが、そこへ無断でホワイト・リコリスを持ちだした折紙が現れたことで、さあ大変。
ってか、ホワイト・リコリスごっついな!デンドロビウムみたい!

折紙を止めるため、十香と四糸乃も参戦。OPアレンジのBGMが格好良いな。ストーリーの都合上、敵を撃破して終わりじゃないから、ふわーっと終わってる感じがするけど、まぁそこはしゃーないか。

EDは『SAVE THE WORLD』に合わせて、エピローグ。十香さん、メインヒロインの面目躍如じゃないですか。

そして、今後登場するキャラ達のカットを見せて、2期制作決定の告知が。制作決定って、分割2期なんじゃねーかw
しかし、これで八舞姉妹が登場ということで、これで勝つる!

総評

ってなわけで、精霊をデートしてデレさせるファンタジア文庫原作『デート・ア・ライブ』分割2クール前半戦、全12話、ひとまず終了。

発表から放送まで、やたらと引っ張り、富士見書房40周年記念アニメと銘打った割には全然盛り上がらなかったな……。
やっぱり放送局の少なさが痛かったか……?いや、ZEXCS制作じゃなかっただけでも有り難いと思わなければならないのだが……。

OPの格好良さと女の子達の可愛さは評価されるべきだと思うんだけどなぁ。

2期は、もうちょっと放送局を増やしてくれると良いな……。

燃:A 萌:A 笑:B 総:A

エピソードリンク
第十一話「カウントダウン」

シリーズリンク
デート・ア・ライブⅡ 第一話「デイリー・ライフ」

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「何も理解んないまま生きちゃいけないよ」

うむ、絵は綺麗だが、何を言ってるのか理解らんw
突如、アイと人喰い玩具の間に乱入してきた男性ユリー。キャストは藤原啓治さんなんだけど、こんなに余裕の無いキャラは珍しいんじゃね?

早くもアイちゃんペロペロ(^ω^)アニメと化してきた気がしないでもない。あ、人喰い玩具とユリーの薄い本とか出そうですね。

今回も本編がEDに食い込むのか。食い込むのがデフォなのかしらん。

燃:C 萌:A- 笑:C+ 総:A-

エピソードリンク
第1話「死の谷Ⅰ」
第3話「死の谷Ⅲ」

富士見ファンタジア文庫

デーゲンメイデン 3.後楽園、破砕 (角川ファンタジア文庫)
著:田口 仙年堂 イラスト:柴乃 櫂人

「俺は弱いかもしれないが━━俺たちは弱くない」

2013年2月の新刊。約4ヶ月3週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙は練司と薄緑……かと思いきや、薄緑といすかでした。まぁ、こっちの組み合わせの方がラノベらしいけど。
って、クラウ・ソラスェ……。いや、本来の姿で出てるが。

さて、思わぬ形で、いすかと再会を果たした練司。しかし、お互いの立場や、いすかを狙うグングニルの存在が、2人を引き裂いていく。
時を同じくして、弁慶機関とロキの会合が行われることになって……。

クラウ・ソラスに弱いと言われ、落ち込む練司だったけど、いつの間にかハーレム宣言していたでござるの巻。
どういうことなの……。
練司さんの守りたい人達って女の子ばっかりじゃないですかー!やだー!

相変わらず、クライマックスで薄緑が剣に姿を変えるところが格好良いんだよなぁ。
あれよあれよと話が進み、あれ、これ常にクライマックス展開なんじゃなくて、単純に完結するんじゃね?と思っていたら、本当に次で終わりだそうです。

次は2013年7月に4巻にして最終巻『東京、崩壊』。

燃:A 萌:A- 笑:C 総:A

シリーズリンク
デーゲンメイデン 2.池袋、穿孔(2012/10)
デーゲンメイデン 4.東京、崩壊(2013/07)

コミカライズ,富士見ファンタジア文庫

冴えない彼女の育てかた~egoistic‐lily~ (1) (カドカワコミックス・エース)
原作:丸戸 史明 漫画:にぃと キャラクター原案:深崎 暮人

「最後には白濁まみれにしてもいいの?」

2013年7月の新刊。
アニメ化目前と思しきファンタジア文庫の人気シリーズのコミカライズ第1弾。少年エースで連載中。

作画の、にぃとさんはMF文庫J『まよチキ!』の本編コミカライズもやってるのか。あっちの単行本の表紙のイメージからロリっぽい絵柄なのかと思ってたんだけど、別段そんなこともなかった。

さて、本編とは異なり、このコミカライズはサブヒロインである筈の同人作家、英梨々にスポットを当てたシリーズとなる……筈なんだけど、1巻を読む限りでは、まだあんまり本編と違う部分は見えてきていないと思う。
ってか、元から英梨々ってメインヒロインっぽいじゃんと思わないでもない。

ビジュアル化されたことで、美少女ゲームネタが色々入ってるんだけど、専門外だから、メジャーなやつくらいしか判らんな。
皇国のゴライオン」って色んなものが混ざってるな。シルエットは電撃文庫『境界線上のホライゾン』だしw

本格的にオリジナルストーリーになるのは、これからだろうし、作画も悪くないし、取り敢えずは買い続けるか……。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
冴えない彼女の育てかた ~egoistic-lily~ <2>(2013/12)

原作リンク
冴えない彼女の育てかた(ファタジア文庫、2012/07)

コミカライズリンク
冴えない彼女の育てかた <1>(2013/08)
冴えない彼女の育てかた 恋するメトロノーム <1>(2014/04)

イラストリンク
不戦無敵の影殺師(ガガガ文庫、2014/03)

富士見ファンタジア文庫

冴えない彼女の育てかた 3 (富士見ファンタジア文庫)
著:丸戸 史明 イラスト:深崎 暮人

「ファンってのはなぁ、控えめであるべきなんだよ!」
「メールを送るにしても返事を期待しない。イベントやライブの常連になっても気安く声を掛けない。たとえ相手が親しげに話してくれても決して勘違いしない。高価なプレゼントなんてもってのほか。知り合いや友達やそれ以上を目指すなんて愚の骨頂。いつもただただ作品を見守って、本やグッズを買うだけで満足する。そういうファンに、俺はなりたいんだ……っ!」

2013年3月の新刊。約3ヶ月3週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙は新キャラ、後輩系ヒロイン、出海(いずみ)。とは言っても、別に倫也のサークルに参加するわけでもないし、むしろ敵側になりそうな気配。

まぁ、加藤は途中で表紙に出られても困るよな。出すとしても最終巻までは待たないと……。

さて、今回は出海メイン回と見せかけて、英梨々メイン回です。出海の登場で、アイデンティティの揺らぎまくった英梨々は冷静では居られなくて……。
って、やっぱり英梨々も倫也大好きじゃないですかー!やだー!あれ、これ、加藤エンドとか有り得なくね?そうだったら鬼畜過ぎじゃね?

ラブコメはラブコメで大いに結構なんだけど、どっちかっつーと、もっとこう創作的にアレでナニな話が読みたいと言いますか……。
まぁ、出海の同人誌を売り出すシーンは、そういう感じだったけど、そこをもっとがっつり読みたかったんだよなぁ、という気持ちがないではない。
次は2013年7月に4巻。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
冴えない彼女の育てかた <2>(2012/11)
冴えない彼女の育てかた <4>(2013/07)

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「これぞチラリズム!発想の勝利だ━━━━!!」

琴里の意識が精霊に呑まれるかどうかの瀬戸際だってのに、こんなタイミングで水着回だぜいやっほぉぉぉおおおおおおおおお!!

みんな、それぞれに似合っていて可愛いんだけど、琴里の白ビキニ姿から感じるエロスは何なんだろう。
お色気系のキャラでもないのに……。

忘れてはならないのが、令音さんの水着姿だよな!ビキニ+白衣が予想外にエロい。
正直、令音さんのダウナーなエロさに気付けただけでも、アニメ化した価値はあったな!(ぉ

燃:B+ 萌:A+ 笑:B 総:A

エピソードリンク
第十話「炎の精霊」
・第十二話「譲れないもの」

コミカライズ,富士見ファンタジア文庫

新生徒会の一存 1 (ドラゴンコミックスエイジ す 5-1-1)
原作:葵 せきな 作画:すえみつ ぢっか キャラクター原案:狗神 煌

「全面戦争と行こうかぁっ!!新生徒会ぃぃいいいいッ!!!」

2013年7月の新刊。
ドラゴンエイジで連載中のファンタジア文庫人気シリーズ外伝のコミカライズ。
もうアレだな、『生徒会の一存』の各シリーズを手当たり次第にコミカライズする勢いだな。
最早、何バージョンあるのかも、よく判らん。5、6本かな……?

作画のすえみつさんはGA文庫『おと×まほ』のコミカライズを描いていた人か。道理で名前に見憶えがあるわけだ。

さて、タイトル通り杉崎の新生徒会奮闘ライフを描く本シリーズ。新メンバー1人1人と対決していくことに。

面白いんだけど、面白いのはストーリーであって、漫画としての面白さって感じではないんだよな。
本編コミカライズのクオリティが高かったから、余計に厳しい目で見てしまう。

このテンポなら3巻くらいで終わりかと思うけど、続きはもういいかなぁ。

燃:B 萌:A- 笑:B+ 総:A-

原作リンク
新生徒会の一存 碧陽学園新生徒会議事録 上(ファンタジア文庫、2012/11)

コミカライズリンク
生徒会の一存 <01>(2009/05)
生徒会の一存にゃ☆(2010/01)
生徒化の一存 乙 <1>(2012/02)
生徒会の日常(2012/07)