アニメ,GA文庫

「象が踏んでも壊れないコーティカルテさんと一緒にしないでください」

「象が踏んだら壊れるわ!」

 

 いや、コーティなら大丈夫だろうw

 

 さて、キネ前半戦ラスト。後回しにされたユギリ姉妹のエピソード。アバンでは二人が幼い頃に重症を負ったときの出来事が描かれる。

 何だかんだで、ユギリ姉妹の幼少時代が描かれるのって少ないんじゃね?

 また、パルテシオが二人に送ったお揃いの音叉というオリジナルアイテムが登場。

 

 バルゲスとの戦いが無いので、立ち入り禁止の実習室に入ってしまったペルセルテの頭上に落ちて来た瓦礫から彼女を守るため、プリネシカが力を発動させるという流れに。

 

 プリネシカを避けて、フォロンの部屋に泊まることになったペルセルテ。裸Yシャツなのはキネでもだったが、髪を下ろしたときと普段のとどっちが良いか訊くのはアニメオリジナルだった筈。

 

 翌朝、ペルセルテは露骨にプリネシカを避けてダッシュ。心理描写が簡単に出来ない分、判り易いアクションで表現しようとしてるんだろうか。

 

 そして戦闘無しでさくっと仲直り。原作ではフォロンの演奏を聴いて、ペルセルテの心情が変わっていくわけだが、アニメでは事が解決してから二人で仲良く演奏を聴くことに。

 

 ちょっと尺が足りなかったかな。

 ちなみに奏世楽器の名前が一足早く出ています。

 

 そういうわけで、キネ前半戦は終了。『クリムゾンS』四巻が延期したので、追い抜かれちゃうううううう!

 

燃:A- 萌:A+ 笑:B+ 総:A

神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS 3 (GA文庫)

アニメ,GA文庫

「良い神曲だったぞ、フォロン」

 

 今回はタヌキモ登場から、キネ二話ラストまで。ユギリ姉妹のエピソードは次回に回された模様。まぁ、独立してやった方が構成は楽……なのか?

 

 取り敢えずタヌキモが可愛い件。もふもふしてぇ。

 

 フォロンをおびき寄せるためにラブレターを偽装するライカ。それを見て、大慌てのコーティとユギリ姉妹。そうかそうか、そんなに無理矢理ラブコメ要素を入れたいかw

 

 レイトスとエレインが〈無限鍵盤〉の前に立っているシーンでは何故かミゼルドリットも登場。彼女も奏世楽器の存在を知っているということか?

 

 相変わらず次回予告はラブコメ展開を予想させるハッタリ予告だな。

 

燃:A 萌:A+ 笑:B 総:A

神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS 2 神曲奏界ポリフォニカ (GA文庫)
神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS 3 (GA文庫)

アニメ,GA文庫

「人には会うべきときというものがありますからね」

 

 キネ二話に突入した筈だが、どんどんアニメオリジナル展開が強くなっていきます。つーかキャラクターの性格から大分変わってきましたよ。

 

    学院長がユフィンリーの事務所のために学生をピックアップしている。原作では学院長のお気に入りリストをユフィンリーが見せてもらうという形だった。

 

    プリネシカが嫉妬して、コーティに靴を投げようとする。アニメでは随分とアグレッシブです。

 

 

    ペルセルテはフォロンを食事に誘うのに、頬を赤らめる。原作ではもっと猪突猛進と言うか天真爛漫と言うか。

 

    ユギリ姉妹がフォロンの気を引くため、演劇部から衣装を借りてコスプレと言うか仮装。何、このラブコメにありがちな緩い展開w

と言うか演劇部と言えば、『エイフォニック・ソングバード』なわけだが、時系列から考えると、ウリ坊達の出番は万に一つも無いよなぁ。

 

    ライカの苗字ってカラサキだったの?原作で触れてたっけなぁ。まあ偽名かもしれんけど。

 

    そのライカが第六神曲公社の社員として、トルバス神曲学院に見学にやって来る。ユフィンリーが案内を任されるが、ころっと騙される。ユフィンリーはもっとしっかりしてるだろ。

騙したのは無限鍵盤の在り処に見当をつけるため。

ユフィンリー相手にライカがボルゾンへの想いを語るシーンもあったりする。

 

    ライカがダングイスに目を付けるシーンがある。ただ、今後、原作通りにタヌキモ精霊が出てくるかは微妙なところ。

 

    体育館っぽい施設が登場。こんなん原作に出て来たっけなと思ったけど、よく考えたら、基礎戦闘訓練で使ってる場所がそうなのかな。

 

    夜の学院でライカの正体を知るユフィンリー。って、正体知るの早ッ!このときのライカの格好が原作と違うが、ここでフォロンの資料を盗まれるのは同じ。

 

    とてもバルゲスとは思えない黒い球体が登場。精霊雷でどうにかしてるんだろうか。

 

    最後にボルゾンが声だけ登場。キネ後半の要素を早めに出してくるのは上手いと思う。

 

 今回はこんなところか。後はアイキャッチでコーティが神曲公社の職員のコスプレをしているが良かった。アイキャッチではもっとそういう本編では見れないようなことをしてほしいな。

 

燃:A- 萌:A+ 笑:B 総:A

神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS 2 神曲奏界ポリフォニカ (GA文庫)
神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS 2 神曲奏界ポリフォニカ (GA文庫)

GA文庫

這いよれ!ニャル子さん (GA文庫)
著:逢空 万太(あいそら・まんた) イラスト:狐印

「いいからお前もうここからいなくなれよ」

約一週間三日の積み。第1回GA文庫大賞奨励賞受賞作。全体から頭悪そうな雰囲気が漂っていたので購入。
何気にGA文庫で狐印さんの出現率は高い。『はうはう』、『メタルうぃっちシスターズ』に続いて、三作目ですよ。

さて、クトゥルー神話を下敷きにしたラブ・クラフト・コメディ。実に関係者に怒られそうな馬鹿馬鹿しい内容です。MF文庫Jに『まかでみ』のオタネタを放り込んだら出来上がりそう。

隙あらば、そういうネタを放り込んでくるから油断がならない。『銀河旋風ブライガー』とか平成ライダーネタとか。
著者紹介に「ダークキバになら抱かれてもいい」って書いてあって吹いた。

馬鹿馬鹿しくて面白かったけど、びっくりするくらい狐印さんのイラストの無駄遣いな気がする。

そして後書きでイラスト繋がりで尾てい骨なめプレイとさらりと書いてあって戦慄した。ここまでお色気無いんだから、もうボケに特化すれば良いんだって。

正直、GAなんで出オチだろうと思ってたんだけど、最後まで楽しめたので驚きました。

燃:C 萌:B+ 笑:A- 総:A-

シリーズリンク
這いよれ!ニャル子さん <2>(2009/07)

コミカライズリンク
這いよれ!ニャル子さん <1>(2012/04)
這いよれ!スーパーニャル子ちゃんタイム VOL.1(2012/04)

這いよれ!ニャル子さん コミックアンソロジー(2012/11)

アニメリンク
這いよれ!ニャル子さん 第1話「第三種接近遭遇、的な」

著者リンク
深山さんちのベルテイン(GA文庫、2010/12)
ヴァルキリーワークス(GA文庫、2013/04)
勇者が魔王を倒してくれない(GA文庫、2015/02)
出番ですよ!カグヤさまGA文庫、(2015/10)
ヒーローお兄ちゃんとラスボス妹 抜剣!セイケンザー(GA文庫、2017/04)
ウィッチクラフトアカデミア ティノと箒と魔女たちの学院(LINE文庫エッジ、2019/08)

イラストリンク
スノウピー1 スノウピー、見つめる(ファンタジア文庫、2010/03)
できそこないの魔獣錬磨師(ファンタジア文庫、2015/01)

第1回GA文庫大賞前期リンク
魔法の材料ございます ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚(奨励賞、2009/10)

GA文庫大賞優秀賞リンク
踊る星降るレネシクル(第2回、2010/04)
断罪のイクシード -白き魔女は放課後とともに-(第2回、2010/10)
装甲少女はお好きですか? そうです!フォルムとか最高です!(第5回、2013/05)

GA文庫

神曲奏界ポリフォニカ メモワーズ・ブラック (GA文庫)

著:大迫 純一  イラスト:BUNBUN

 

「あたし、マティアのこと、好きだ」

 

  何という百合帯(ぇ

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  さて、『ポリ黒』第七弾はキネティック版第二エピソード、シェリカとの出会いの焼き直し。『ビキニング・クリムゾン』のような大幅加筆修正を期待したのだが、プロローグとエピローグ以外には目立った変更点は無し。大迫さん自身は大幅に加筆・修正したって言ってるけど。

  本編については、特に言うことは無いんだが、エピローグでシェリカがマナガ達が済んでいるアパートに引っ越してくるところは超重要。しかもトルバス神曲学院に入学したらしいですよ?


  凄いのは、キネティック版のCG使い回しが無いこと。多分。挿絵の枚数も十分数あるしな。BUNBUNさん、仕事早いなぁ。

  次は『ジェラス・クリムゾン』。


燃:B  萌:B  笑:B  総:A

コミカライズ,GA文庫

神曲奏界ポリフォニカ カーディナル・クリムゾン 3 (Flex Comix)
原作:榊一郎/ocelot 漫画:緋呂河とも

「あくまで音楽(クラシック)の勉強に行くだけなんだから!変なこと言わないでよね!」

アヤキ委員長について更にkwsk

2009年4月の新刊。
さて、ようやく第3巻。もう9ヶ月スパンは覆らないのか……(´・ω・`)

今回はキネ2話前半部分を収録。それよりも閑話休題のオリジナルエピソードの方が気になる。名前の判らないアヤキ委員長の友人にも是非再登場願いたい。

もう一つの注目ポイントはトルバス神曲学院の夏服。キネではずっと冬服だったよな?女子の夏服自体は『ジェラス・クリムゾン』で登場しているが、男子の夏服がまともに出て来たことって無かったんじゃないかなぁ。
レンバルトが着ているので確認出来たわけだが。フォロンは移行期間だったためまだ冬服です。

学生編は様々な媒体で語られているが、ドーリスラエって殆どまともにビジュアルが出て来たことってないよな?キネでもCGがあるわけでもないし、アニメでもちらっと出て来ただけだったと思うし。

そしてバルゲスがえらい可愛い件。萌えた。

燃:A- 萌:A+ 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
神曲奏界ポリフォニカ カーディナル・クリムゾン <4>(2010/01)

シェアード・ワールドリンク
神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルとイドラの魔術師(GA文庫、2009/04)
神曲奏界ポリフォニカ アドレイション・ブラック(GA文庫、2009/05)

アニメ,GA文庫

「大好きな人のために演奏します」

 

 キネティック一話後半戦。コーティに泣かれてしまい、しょんぼりなフォロン。今回も箇条書きで。

 

    基礎課程の授業を行う際にも上手く単身楽団を展開出来ず、ダングイスに笑われてしまうフォロン。彼は単身楽団の展開は何回も練習していて、淀み無く出来る筈なのでは……?フォロンの落ち込み具合を判り易く見せるための演出なんだろうけど、ちょっと引っかかる。まぁ、主制御楽器が鍵盤じゃなくてギターだったからって勝手に脳内補間しておこう。原作では鍵盤だったし、変える意味はそれくらいしかないと思うしな。

 

    レンバルトがフォロンの授業の様子を覗きに来ているが、自分の授業はどうした。レンバルトなら、要領が良いからちょろっと抜け出してきたとかかもしれんが。

 

    プリネシカの「耳が腐るわ」発言のときの雰囲気が違う。彼女のキャラクターから考えて、ダングイスに靴を投げつけるのは違うと思うが……。

また、無表情に怒っていた原作に対し、こちらは瞳に涙を溜めていた

 

    ペルセルテの演奏を聴いて、フォロンが自分のするべきことに気付くシーンでは、ペルセルテの使っていた単身楽団の主制御楽器が木琴臭かった。少なくともドラムではなかった気がするが……。

BGM制作の都合とかだろうか。

 

    フォロンがコーティのために神曲を奏でるシーンでは進級試験の追試という要素が無くなっている。最低限の尺でストーリーを進めるためにカットしたんだろうなぁ。

 

    神曲を聴いて、コーティが四枚羽根から六枚羽根へ。え、そんなこと出来たっけ?

 

    大人コーティ顕現せず。そう言や、OPにも出てないんだっけ?効果的に登場させるために今回は見送ったんだろうが、いつ出て来るんだろう。

 

    レイトスと政府の人間の会話でサンテラ・ボルゾンの名が先行登場。

 

    最後にライカがちょろっと登場。この人は次回から出て来るだろう。

 

 変更点は大体こんな感じか。このペースなら普通に学生編を全部消化することは可能そうだな。

 どうでも良いけど、主演がティエリアとミレイナなんだよな。

 

燃:A- 萌:A+ 笑:B 総:A

 

神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS 1 神曲奏界ポリフォニカシリーズ (GA文庫)
神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS 1 神曲奏界ポリフォニカシリーズ (GA文庫)

GA文庫

ライトノベルの楽しい書き方 3 (GA文庫)

著:本田 透 イラスト:桐野 霞

「後悔なんて。みんなが笑ってくれることが、わたしにとっていちばんの幸せでした。八雲さんにも、いずれわかりますよ。たぶん、好きな人と結婚して、その人との間に子供が生まれたら……わかります」

まるみちゃんの母の愛に全俺が泣いた。

約2ヶ月4日の積み。9ヵ月振りの新刊。そんなに間、空いてたのか。確か何回も発売延期したんじゃなかったっけ?

さて、シリーズ第3巻。口絵のキャラ紹介でいきなり心夏の説明がこゆりの説明になっていて、ぐんにょりした。のっけから誤植とかどんだけw
口絵4ページ目は海のかわいい生き物図鑑シリーズで定着した模様。そういうところで、他のラブコメと差別化を図ってくるのは面白いな。

内容はまぁ、普通のラブコメとしか言いようがない。上述したように、まるみちゃんの母の愛には感動したが。
清麿の存在をすっかり忘れていたのは俺だけではない筈だ。

桐野さんの絵師紹介で複数のラノベのイラストを手掛けているって書いてあったけど、これと『死神のキョウ』以外に何かあったっけ?もう『渚フォルテッシモ』はノーカンだしなぁ。

燃:C 萌:A- 笑:B- 総:B+

GA文庫

神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルとイドラの魔術師 (GA文庫)
著:あざの 耕平 イラスト:カズアキ

「よし、モモ!いまこそメイン・ヒロインの座を確固たるものにするときだ!この際、羽根の数とか、増やしてしまって構わんぞ。いっそ、秘めたる力やら選ばれし宿命やらで、ピンクの女神とかに覚醒してしまえ!」
「わっかりました、サリエルさま!いよいよボクらもマンガ化にゲーム化にアニメ化ですねっ!うひょー!」
「愚かな人間と精霊め!裏設定がある確率で言えば、このコジさまこそ第一候補!抱きマクラカバーになるのは拙者の方だニャー!」

フリーダム過ぎるwwww
でも、マンガ化とか裏設定とか何気に本当っぽくて困る。

約2日の積み。7ヶ月振りの新刊。通算41冊目。シリーズ第2巻。3冊同時刊行の内訳には奇しくも2回とも、『赤』と『ダン・サリエル』が入ってるのね。

表紙は早くもサリエルとコジが追い出され、モモとアマディアのダブルヒロイン体制に
冒頭の「さあ、始まるザマスよ!」の下りは本家本元『怪物くん』なのか『らき☆すた』なのか。
今回も連作短編形式です。

『ダン・サリエルと七つの仕事』

GAマガジンに掲載された短編を収録。挿絵ってあったっけな?
ああもうモモ可愛いよモモ!

『ダン・サリエルと日溜まりの決闘』

フリーダム過ぎる内容となっております。

『ダン・サリエルとイドラの魔術師』

サリエルのかつての相方、シャルマが登場。モモも絡めて、3人の過去には複雑な事情がありそうだが、それが語られるのは最終巻になるのだろうか。

前巻ではアマディアが半ば空気化していたが、今回はモモよりもアマディアの方が比重が大きい。

才能のお話は大変シビア。

『キーラ・アマディアのささやかな一歩』

エピローグみたいなもの。サリエルとシャルマって今はもう別々に働いてるけど、仲違いしたって感じでもないんだな。

まとめ

つーわけで、シリーズ第2巻でした。今回は他シリーズからのゲスト出演は無し。折角、『赤』とかと同じ時代なんだから、ちょろっとでも良いから出してほしいな。

次は『クリムゾンS』4巻、『アドレイション・ブラック』、『RPGリプレイ② 貴方と繋がるハーモニー』二巻。榊さんは『ポリフォニカ』だけで3ヶ月連続刊行、大迫さんは2ヶ月連続刊行。『クリムゾンS』は落ちそうです。

燃:B+ 萌:A+ 笑:A 総:A

GA文庫

神曲奏界ポリフォニカ レオン・ザ・レザレクター 4 神曲奏界ポリフォニカ (GA文庫 お 2-20)

著:大迫 純一 イラスト:忍 青龍

「誰かが決めるじゃないんだよ。自分で決めるんだよ。自分の大切な人のために、自分が決めるんだよ」

約一日の積み。通算四十冊目。気付けば、とんでもない冊数出てるんだなw
大迫さんの『ポリフォニカ』としては三ヶ月振り。『レオン』は五ヵ月振り。前巻の後書きでは半年後と書かれていたので、一ヶ月早い登場となった。

さて、「一応」最終巻。『ポリフォニカ』のシリーズの中で取り敢えずとは言え、完結を迎えるシリーズは初めて。
表紙はシェリカ。統一性を持たせようという気ゼロ……orz

で、表紙を見れば丸判りなのだが、遂にレオンとシェリカが出会うことに。前巻終了時点で、二人が出会うまでにはまだ一年半の時が必要だったが、レオンが刑務所に放り込まれている間にあっという間に時間が過ぎた。
シェリカはレオンを助けるためにやって来たのだ。

シェリカがレオンを助けたい理由ってのが何だかこじつけ臭い気がしないでもないが、ラストで、レオンの元契約楽士達が集合して、神曲を演奏するシーンがまさかの熱血展開で燃えた。
結局、聖獣とは何の関係も無かったそうです。

彼の初めての契約楽士クレハとの過去は明らかになったが、ゴールディとの過去は未だ謎のまま。何だか、第一部完みたいな終わり方だし、単に一つの山場が終わっただけで、シリーズはまだ続くのかなと思ったら、後書きでレオン編第二部『金』シリーズの開始が告知された。
『レオン・ザ・レザレクター』はレオンが過去から解き放たれるためのシリーズであり、『金』へのプロローグに過ぎなかったということか。こういう構成は面白いな。

絵師紹介には「また来年!」と書いてあるってことは新シリーズ開始は来年で、絵師は引き続き忍さんってことかな?

総評

一応シリーズが終わったので。
シリーズ開始が決まったときは、また大迫さんか!と思ったものの、何だかんだで楽しめました。もうちょっと『黒』とのリンクがあっても良いかなとは思ったけど。
レオンの気取った一人称の文体はちょっとアレだったけど、セヴンのツンツンっぷりは素敵でした。

その内、精霊弁護士リジェーナが主役のシリーズが始まるんですね、分かります。

次は『ダン・サリエルとイドラの魔術師』。

燃:A+ 萌:B+ 笑:C+ 総:A+