MF文庫J

ゼロの使い魔20 古深淵(いにしえ)の聖地 (MF文庫J)
著:ヤマグチ ノボル イラスト:兎塚 エイジ

「“虚無”の使い魔は、二つの理由から召喚される。“運命”、次に“愛”。そうでしょう?」

2011年2月の新刊。約1年2ヶ月2週間の積み。7ヶ月振りの新刊。
帯でファイナルカウントダウン告知。この巻を含めて、残り後3冊。
サブタイの「古深淵」は「いにしえ」と読みます。

さて、囚われの身となった才人とティファニアは何とか脱出しようと奮戦。そんな中、ティファニアは才人への恋心を自覚し、いつまでも彼と一緒に居たいと願うようになるのだった。
一方、ルイズは才人を救出するべく、仲間達と共に聖地を目指していて……というお話。

シリアスが加速する、ということで、随所にラブコメチックな展開を挟んではいるものの、基本シリアス。

ジョゼットとティファニアの使い魔はいつになったら登場するのかと思っていたら、まさかの二重契約が可能という事実。
ジョゼットはジュリオと、そしてティファニアは才人と契約。才人はガンダールヴでありながら、神の心臓リーヴスラシルともなった。
その先には過酷な運命が待ち受けているらしいが……。超不吉な予感しかしねぇ……。

マリコルヌって、いつの間に真性扱いされるようになったんだw

次は2011年8月の筈だったが、ヤマグチさんが末期癌の治療に臨むため延期となり、一応、新しく公開された予定では2012年8月。
とはいえ、この予定もどうなることやら。

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
ゼロの使い魔19 〈始祖の円鏡〉(2010/07)
ゼロの使い魔21 〈六千年の真実〉(2016/02)

HJ文庫

俺がヒロインを助けすぎて世界がリトル黙示録!? 3 (HJ文庫)
著:なめこ印 イラスト:和狸 ナオ

「森羅の大魔法でも未来のことは分からない。それはこれから私たちが作っていくの。烈火……私たちはあなたと一緒にいる未来が欲しいわ。あなたはどうなの?」

2012年1月の新刊。約4ヶ月1週間半の積み。3ヶ月振りの新刊。
さて、今回は前巻のラストで現れた万丈家の少女、響がヒロインとして登場し、烈火はまたしても3つの世界を同時に救う羽目になる。その中で、彼はある覚悟を決めて……というお話。
今回のヒロインは響だけ。

基本的にやることはいつも通り。前2冊で助けたヒロイン集結の展開は、やるのがちょっと早い気がしないでもないけど、口絵格好良いです。

烈火が覚悟を固める展開はお約束っちゃーお約束なんだけど、アツい展開にしようとし過ぎて、空回ってる感がしないでもない。
大層にアオり過ぎているというか。そんなにシリアスに構えるシリーズでもない気がするのだが。

万丈家と波乱家の関係って、何か凄い秘密でもあるのかと思ったけど、全然そんなことなかったんだぜ。
次は2012年4月に4巻だけど、もう買いません。

燃:B 萌:B+ 笑:C+ 総:B+

シリーズリンク
俺がヒロインを助けすぎて世界がリトル黙示録!? <2>(2011/10)

一迅社文庫

10歳の保健体育4 (一迅社文庫 た 1-5)
著:竹井 10日 イラスト:高見 明男

「よし、じゃあ、ビラとか作って撒き散らしてくるか」
「あ、いいですね!」
「お兄ちゃんにしてはビックリするほどマトモなアイデアです……」
「煮えたぎった尿とかを撒き散らす訳にもいくまい」
「営業出来なくなります!」

煮えたぎった尿って、どんなシチュエーションだよw

東京こうていわ。2012年1月の新刊。約3ヶ月2週間半の積み。8ヶ月振りの新刊。あんまり意識しないけど、このシリーズって凄ぇスローペースなんだよな。

表紙は新キャラ、飛び級高校生の10歳児、勅使河原朋萌(てしがわら・とも)。勿論、帯を外すと、ぱんつです。
比較的、常識的なキャラかと思わせておいて……というアレ。

まぁ、いつも通り酷い内容なんだけど、特に酷かったのはピンクローター連呼の下りですね。何回ピンクローターって言うねんw
電車の中で空咳で吹き出したのを誤魔化す身にもなれと。

後書きでは、いつもの挨拶に加えて、「がをられてますか?」が追加。これからはどっちも書くつもりなのか……。

燃:C 萌:B+ 笑:A 総:A

シリーズリンク
10歳の保健体育 <3>(2011/05)
10歳の保健体育 <5>(特装版)(2012/08)

コミカライズ,電撃文庫

境界線上のホライゾン 1 (電撃コミックス)
作画:武中 英雄 原作:川上 稔 キャラクターデザイン:さとやす(TENKY)

「さて━━武蔵と極東をとりまく果てしなく面倒な、この世界を」
「彼らはどう生きていくんだろうねえ」

2012年3月の新刊。電撃大王で連載中のコミカライズ。何故、アニメ放映中に出さなかったし。連載が始まったのがアニメ放映開始直前だったけど、ビジュアルをまずアニメで見せたかったのかなぁ。
ちなみに、漫画オリジナルのビジュアルは無しで、ほぼ全てアニメと整合性がとられている。

基本的には原作、アニメと同じ展開なんだけど、アニメがカットした部分を拾っているのが面白い。アニメでは動きのあるシーン優先、コミカライズでは心理描写みたいな静的なもの優先みたいなことだろうか。
一足先に、各国代表の姿がワンカットだけ登場しているのも興味深い。

原作が原作だけに、下手なコミカライズを出して爆発するわけにはいかないと判断したのか、なかなかのクオリティ。よく漫画化出来たな……。
後はもうちょっと女の子が可愛けりゃなぁ。流石に贅沢か。

巻末には川上さんの書き下ろしショートショートが。あっちこっちで書き下ろしてんな、この人w
カバー下はゴッドモザイク。

燃:A 萌:B+ 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
境界線上のホライゾン <Ⅱ>(2012/09)

原作リンク
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅠ〈上〉(2008/09)

コミカライズリンク
境界線上のホラ子さん(2012/10)
4コマ公式アンソロジー 境界線上のホライゾン(2012/10)

DVD・Blu-ray,アニメ,電撃文庫

境界線上のホライゾン (Horizon on the Middle of Nowhere) 4 (初回限定版) [Blu-ray]

「いや━━━━ん!我が王、プリケツですのよ━━━━━━!!」

概要

ジャケットはネイト。まぁ、内容的にもそうだろうな。ジャケットの裏で銀鎖が肉を焼いていてワロタ

第6話「告白場の代弁手」/第7話「武蔵の騎士」

ここから原作『①〈下〉』がスタート。ロリホライゾンはやはり可愛いので、もっと出番が欲しいところですね。

マスラオゲージの語幹が良いので、日常生活でも是非使っていきたい。と言いつつ、使いどころで思い出さないんだけど。

「やっぱホライゾン救いに行くのやめね?」の引きが妙に好きな俺が居る。

キャラクターコメンタリー

ネイト、直政、鈴という、どうあがいてもイカレない安心のメンバー構成。ネイトが1人でハジケても、これまでが酷過ぎて、あんまる凄い感じがしない。
取り敢えず、ネイトはトーリのこと大好きなんだな。プリケツじゃねーよw

スペシャルCD

いつも前巻の感想見返して、特典CDを聴いてないことに気付くワナ。

前巻の特典でネイトが歌っていたキャラソンを収録。しっとり系かと思ったら、結構力強い歌で驚いた。

ミニ設定資料集②

今回は第1話のアデーレの突撃シーンがいかにして出来たかというアレ。マニアック過ぎるわw

燃:A 萌:A+ 笑:A- 総:A+

シリーズリンク
境界線上のホライゾン <Ⅲ>(初回限定版)
境界線上のホライゾン <Ⅴ>(初回限定版)

アニメリンク
境界線上のホライゾン 第6話「告白場の代弁手」
境界線上のホライゾン 第7話「武蔵の騎士」

ファミ通文庫

キュージュツカ!1 (ファミ通文庫)
著:関根 パン イラスト:小路 あゆむ

「せっかくだし、いったん特別賞あげてから燃やしますか?」

ファミ通文庫2012年1月の新刊。約3ヶ月1週間の積み。第13回えんため大賞特別賞受賞作品。
応募タイトルそのまま。
イラストは一迅社文庫の糸緒思惟さんの作品で、よく挿絵を担当してる小路あゆむさん。正直、極端にエロいロリイラスト描く人ってイメージしかねぇ……。

さて、タイトルの「キュージュツカ」とは「弓術科」のことであり、魔王復活に備えて設立された学校の弓術科に所属する学生達の、のんべりだらりとした日常を描くのが本シリーズとなる。
魔王復活まで50年くらいあるから、のんびりしてるらしいけど、のびんりし過ぎじゃね?

へー、弓にスポット当ててんのかーと思って手に取ったんだったと思うけど、実は基本的には2ページ区切りの超ショートショート集だったという。MF文庫J『正捕手の篠原さん』か!
でも、同時期に似たような発想の作品が受賞するってのは面白い現象だな。
同じくMF文庫J『魔弾の王と戦姫』みたいな内容だと思った人は気を付けた方が良い。いや、あっち読んだことないけど、少なくともこんなふざけた内容ではあるまい。

超ショートショート集を書く技量自体は凄いと思うんだけど、じゃあそれが面白いかっていうと、個人的には、ちゃんとしたストーリーの流れがある方が好きなんだよなあ。
そもそも2ページで区切る必要無いくらい話が続いてるときもあるし。

挿絵は全て本編の流れと無関係に4コマになっている。って、挿絵じゃねぇw
あと、プロングホーンの獣人カホンが可愛いですね。もふもふしたい。

全然本編と関係無いけど、奥付に誤植修正シールが貼ってあってワロタ
次は2012年3月だけど、もう買わないです。

燃:C 萌:B+ 笑:B+ 総:B+

第13回えんため大賞リンク
龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 <1>(大賞、2012/01)
明智少年のこじつけ①(優秀賞、2012/01)

えんため大賞特別賞リンク
ココロコネクト ヒトランダム(第11回、2012/01)
表裏世界のソーマキューブ パンツは誰のもの?(第12回、2011/01)
〇×△べーす ①ねっとりぐちゃぐちゃセルロイド(第12回、2011/01)
魔よりも黒くワガママに魔法少女は夢をみる(第12回、2011/02)
魔術師たちの言想遊戯Ⅰ(第12回、2011/02)

講談社ラノベ文庫

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者3 (講談社ラノベ文庫)
著:榊 一郎 イラスト:ゆーげん

「『ここが違うんだ』ってあげつらって、『こいつは俺らと違う生き物だから』とか言って喧嘩したり、距離を置くより、『違う生き物だけど、ここも同じなんだぜ』って部分を見つけて、仲良くする方が、絶対に、いいよね」

2012年5月の新刊。約1日の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙はミュセル、ペトラルカに続き、エルビア。おっぱいが大変なことになっていますが、生憎俺は褐色肌の元気系獣娘は守備範囲外なのであった<どうでも良い
ちなみに帯を外すと、榊さんが居ますw

さて、順調にオタク文化を神聖エルダント帝国に浸透させつつあった慎一だったが、依然として種族巻の軋轢は強いままだった。
そこで企画されたのが親善試合としてのサッカー。だが、そもそもサッカー自体を知らないエルダント人が多数を占める大会で、すんなり事が進む筈も無く……というお話。

リザードマンのブルーク、まさかの主役級扱いということで、何という俺得。ブルーク、良いキャラしてるよな。
最後の方は熱血だわハートフルだわで、ああもう僕はどうしたら良いのかと!

一方、ミュセルとペトラルカのフラグが凄い勢いで立ってますね。見開きのペトラルカが可愛い。どこで見開き挿絵使っとんねんと思ったけどw

今回も安定の面白さ。やっぱり、このシリーズは、普段の榊さんの作品より「他者との共存」ってテーマが強く打ち出されてるよなぁ。

コミカライズも決まったことだし、ラノベ文庫を牽引するシリーズにならねぇかな。アニメでやっても面白い題材だと思うんだよな。EDは勿論ミュセルとペトラルカが踊る的なアレをですね……。
ってか、このシリーズがラノベ文庫3巻達成一番乗りなんだな。

燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者 <2>(2012/01)
アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者 <4>(2012/09)

アニメ,ノベライズ,講談社ラノベ文庫

おジャ魔女どれみ16  Naive (講談社ラノベ文庫)
原作:東堂 いづみ 著:栗山 緑 イラスト:馬越 嘉彦

「あー、知ってる!おんぷちゃんみたいなコを、ツンデレって言うんでショ?」

2012年5月の新刊。積んでねぇ!5ヶ月振りの新刊。なかなか続刊の情報が出ないから、打ち切りかと思ったぜ……。
実質2巻なんだけど、巻数表記は無く代わりに副題が。今後も、こういう形でいくのかな。

表紙は順当にはづきちゃんなんだけど、何故俺はこのイラストから異常なまでの背徳感を覚えるのだろう。アレか、イケナイコスプレちっくに見えるからか……。どれみのときは全然そんなこと思わなかったのになぁ。
くそ、矢田君羨まし過ぎるぜ……(ぉ

もう、全員集合の口絵みただけで爆発しそうなんだけど、今回はサブタイもあって、ややテンション低めになっております。
つーか、みんな、学校にMAHO堂の手伝い、自分の夢を掴むための時間と、バイタリティ溢れ過ぎだろ……。
俺だったら、どれか1つでお腹一杯になってるわ……。

表紙のはづきちゃんは『無印』時代の見習い服だけど、今回はももちゃんの参戦によってMAHO堂はスウィートハウスに早変わり
パララタップとか懐かし過ぎる……。

劇中で経過する時間が数ヶ月単位のため、今回はバレンタインイベントがあったりする。テレビシリーズでは毎年改変期だから、バレンタインはスルーされてたんだよな。
まぁ、恋愛ネタだからやり辛いってのもあったんだろうけど。

今回は設定説明は少なめで、みんなの「進路」という部分に強くスポットが当たる。お前ら、進路に向き合うの早過ぎだろ……。俺、16歳のときってラノベ道に入ったくらいしか記憶に無ぇぞ……。

え、千葉千恵巳さんが言っていた2巻の最後のドビックリって、何かしらの発表じゃなくて、ハナちゃん登場ってオチなの?

どうでも良いが、ブルームーンと聞いて、一番最初にガオハンターブルームーンを連想したのは俺だけではない筈だ。

ってなわけで、何か次で完結しそうな気がするけど、取り敢えず早く3巻を!次巻もハッピーラッキー、みんなに届け!

燃:B 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
おジャ魔女どれみ16(2011/12)
おジャ魔女どれみ16 TURNING POINT(2012/12)

コミカライズ,漫画,角川スニーカー文庫,講談社ラノベ文庫,雑記,電撃ハードカバー

まぁ、色々と。ラノベは、

・子ひつじは迷わない 騒ぐひつじが5ひき
・おジャ魔女どれみ16 Naive
・アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者 <3>

の計3冊。

ラノベ文庫では、『アウトブレイク・カンパニー』がgood!アフタヌーンでコミカライズ決定。何という変化球な雑誌で……。
ラノベのコミカライズ載せるのなんて初めてなんじゃないか?

『セクシャル・ハンター・ライオット』はシリウスでコミカライズに加え、音声化決定だそうで。「音声化決定」って初めて見たw
ドラマCDじゃなかったら、ラジオドラマとかか?

コミカライズは、

・図書館戦争 LOVE&WAR <9>

の計1冊。
漫画は、

・ONE PIECE 巻六十六“タイヨウへと続く道”

の計1冊。

DVD・Blu-ray,アニメ,電撃文庫


著:川上 稔 イラスト:さとやす(TENKY)

『フフ、ミトツダイラ!浅間がチンーコ生やして泉に浮かせて軍艦ごっこやってるっていうから、これから私達は潜水艦になって沈めに行くわよ!』

表紙は巫女服姿のネイト。青の色遣いが綺麗ですね。
って、本編と重複した……だと……?これならアサマチの本編表紙進出も夢じゃない……か?

特典小説なのに、約190ページて。上巻と合わせたら、普通の文庫1冊分の量じゃねーか。
冒頭の用語説明でP.A.ODAに「ピーエーオダ」って振り仮名振ってあるんですが、あれ、劇中ではアルファベットそのまま読んでたじゃないですかー!やだー!
ってか、未だにP.A.ODAとP.A.Odaの表記の違いが判らない。

さて、今回はアサマチがバンドを組むために、賢姉とネイトとデートしたり、ナルゼが鼻血吹いたりで。
ずっとネイトにひっついてるケルベロスが超可愛いですね。ぬいぐるみ作るべきだと思うの。

取り敢えず、バンド結成出来そうなところまで話が進み、『Ⅱ』ではデビューの話になるのかしらん。デビューって言い方もアレだが。

次は5巻特典か。もう出てるよ!

燃:B+ 萌:A+ 笑:A 総:A+

シリーズリンク
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン きみとあさまでⅠ〈上〉
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン きみとあさまでⅡ〈上〉

特典リンク
境界線上のホライゾン <Ⅲ>(初回限定版)