アニメ,ガガガ文庫

「この狂った世界に宣戦布告する!」

大規模バスジャックという過激な行為に手を出した群れた布地。頂の白を押さえようとするSOXだったが……。

バスジャックに出くわしても、冷静な思考で犯人の持っている銃をモデルガンと見抜く等、不破さんの活躍が光る。あの抑揚の無い喋り方が好きになってきたぜ……。

ふざけた内容なのにアクションシーンの作画が妙に綺麗だから困る。アンナ会長の蹴り技の切れの良さといったら。

燃:A- 萌:A 笑:A- 総:A

エピソードリンク
第9話「アンドロイドは電気アンマの夢を見るか」
第11話「テクノブレイク」

アニメ,ダッシュエックス文庫

「貴方と居ると━━生きたくなる」

最終回ということでOPが前期バージョンに。改めてみると後期バージョンとの対比が面白いな。
前期では六花の勇者達が凶魔と戦ってるけど、後期では勇者同士で戦ってるんだよな。

遂に明らかになる7人目の正体、それはナッシェタニアだった。二重人格的なアレで正統派ヒロインっぽい態度に嘘は無かった的なオチかと思っていたんだけど、今までの振る舞いはガチで演技だったのか……。

彼女の行動原理はそれこそ凶魔よりも恐ろしさを感じるもので。アドレットでさえナッシェタニアを殺すしかないと思うなんて、よっぽどである。

結局、ナッシェタニアは逃走。取り敢えず偽者が明らかになったし、ようやく魔神を倒す体勢が整った……と思いきや、新たに六花の紋章を持つ鮮血の聖者ロロニアが現れる。
新たな7人目の登場ということよりも、とんでもないブスであるというインパクトの方が強いw
フレミーさん、アドレットに心を許した途端、嫉妬がクライマックスでワロタ

そして勇者達を狙って迫り来る凶魔の大群。誰が7人目かはひとまず置いておいて旅の再開だ!というところで普通にEDを流して終了。ぶつ切り過ぎるだろ……。
どうも原作2巻の最初の数ページまではやった様子。

総評

そんなわけで、この中に1人偽者が居るスーパーダッシュ(ダッシュエックス)文庫原作『六花の勇者』全12話、これにて終了。

原作1巻を広げに広げて1クール作る構成や数パターンある主題歌等、丁寧な作りの作品だったと思う。
戦闘シーンの作画も良好だったし。

だからこそ最後の投げっぱなしエンドが勿体無い。今後の展開を匂わせるのは良いんだけど、最終回と知らなかったら普通に13話がありそうに見える終わらせ方はいただけないなぁ。

2期は十分狙えると思うんだけど、出来の良さが地味な方向だからどうだろうなー。堅実な面白さであって世間を騒がせるような面白さではないと言われると反論出来ない。

燃:C 萌:A 笑:B- 総:A

エピソードリンク
第十一話「反攻」

アニメ,ガガガ文庫

「これは性!性戦よ!」

群れた布地を批判する姿勢を示すため、下ネタテロを行った上で彼等を捕らえるという作戦を立てるSOX。
俺、「蒸れた布地」だとばかり思ってたわ……。

朧は実は男であることが判明。命令に従うことこそが自我と言い張る男ということで、これまた無駄に真面目な話になりそうな予感w

燃:C 萌:A 笑:A- 総:A

エピソードリンク
第8話「悪魔が来たりてホラを吹く」
第10話「ジイ級クエスト」

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「どんなときも決して諦めるな」

トーナメントに向けて特訓を続けるE601小隊。リコに続きレクティも合格を貰ったので、ミソラは焦る一方で……。

ユーリはあっさりとカナタに餌付けされているのであった。チョロいな……。それにしてもユーリが意地を張って無理して使っている剣って他の武器に比べてデザインが超手抜きだよな……。
仮で使ってることが丸判り。

燃:B 萌:A 笑:C+ 総:A

エピソードリンク
第8話「ランクを超えて」
第10話「ゼロが生み出す可能性」

アニメ,ノベライズ,講談社キャラクター文庫

小説 ハートキャッチプリキュア! (講談社キャラクター文庫)
著:山田 隆司 イラスト:馬越 嘉彦

「勇気、愛、友情、優しさ、悲しみ、喜び……たくさんの気持ち。みんなの心。私は戦う!みんなの心のために!」

月光に冴える一輪の花。

2015年9月の新刊。約3日の積み。『ふたりはプリキュア』と同時発売。
『プリキュア』ノベライズ第1陣は初代と『ハトプリ』が選ばれた。何故『ハトプリ』なのかって話だけど、著者の山田さんが同じニチアサ枠の『おジャ魔女どれみ』のノベライズを別名義でやってるからってのも理由にあるのかしら。
というわけで執筆するのは本編メインライターの山田さん。表紙イラストは勿論キャラデザの馬越さん。

事前に公開されていた表紙イラストと粗筋からムーンライトさんがメインで、かつ本編をなぞった展開なんだろうということは予想がついていたけど、大体その通りでしたね。

最初の100ページくらいはキュアムーンライト誕生を丁寧に描いている。薫子さんにプリキュアになることを認めてもらうために修行するとかいうオトコマエな展開で吹く。そりゃ生身でも強いわけだわ。

コロンからプリキュアの種を得て変身するゆりさんのシーンは感慨深いものがあるな。よし、このプロローグ部分をOVAでやろう(提案)

ムーンライトさんがメインという時点でハードな展開になるだろうとは思っていたけど、「社会的制裁」とか「嬲り殺す」とか「血を吐く」とかいう表現が出て来て震える。俺が読んでるのホントに『プリキュア』のノベライズなんだよな……?って心配になってくる。
サソリーナの素体になった人間の過去、悲惨過ぎるだろ……。ノベライズで規制が緩んだからってブチ込んでき過ぎですわ……。

設定的に色々補完されている部分があるのが嬉しい。どうやら砂漠の使徒はDNAを扱う技術を得ていたようで、サソリーナ達3幹部も砂漠の生物のDNAを組み込まれた人造人間という扱いだったんだとか。

ダークプリキュアがプリキュアと同じタクトや技を使えるのはこころの大樹の力も組み込まれているとか、片翼の理由も明らかに。
しれっとキュアフラワーの先代がキュアローズだったことも書かれている。それ何てミルキィローズ?

更に何故かコッペ様の身体の中にある異空間、温泉が登場。これ、コミカライズ新装版のコメントに書かれていた、最終決戦のプロット段階であったけどボツになったっていう話じゃねーかw

他にも本編では殆ど出番の無かったパフュームでの身体能力強化も登場したのが嬉しかったな。あのシステム、便利そうなのに全然使われなかったからな……。

最後の最後でお父さんとコロンの生存エンドワンチャンないかなと淡い期待を抱いていたんだけど、全然そんなことなかったわ……。

4クール分を200ページくらいの尺に収めているので駆け足なのは仕方ないか。ただ、頻繁に出て来る「ダークなエネルギー」って表現が気になったな。他のところはやたらめったらハードなのに、この表現だけ妙に子供向けっぽくて違和感が。「闇の力」で良かったと思うんだけど。

次は2016年3月に『プリキュア5』『フレプリ』。

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A+

本編リンク
ハートキャッチプリキュア! 最終話「みんなの心をひとつに!私は最強のプリキュア!!」

シリーズリンク
小説 ふたりはプリキュア(2015/09)
小説 フレッシュプリキュア!(2016/03)

著者リンク
おジャ魔女どれみ16(講談社ラノベ文庫、2011/12)

アニメ,ダッシュエックス文庫

「お礼は済みましたので殺しますね♪」

ナッシェタニア怖ぇぇぇぇえええええええEEEEEEEEEEEE!!
さて、一気に敵に回ったモーラ達を何とかしのぎながら推理を披露する状況を整えるアドレットの胆力が凄い。

それにしても新しい情報を聞く度に、そちらに流されるナッシェタニア何なの?世間知らずのお姫様ってことなのかな。
180度態度を変え過ぎだろ……。

燃:A 萌:A- 笑:C 総:A

エピソードリンク
第十話「絶体絶命」
最終話「解明の時」

アニメ,電撃文庫

「ダラーズをちょっと潰そうと思って」

あちこちでダラーズの障害となる存在が動き出す。悪意を持つ人物、誰かのためにと思う者、それぞれが入り乱れて、帝人の思惑は邪魔されていく。
四面楚歌というか八方塞というか。

そんな中、ダラーズの顔役と名高い門田が何者かに轢き逃げされて……。おいおい、数少ないシリーズの良心が……。

燃:C 萌:A 笑:C 総:A

エピソードリンク
第21話「口八丁手八丁」
第23話「同じ穴の狢」

放送リンク
デュラララ!! 第12.5話「天網恢恢」

アニメ,漫画

フルーツバスケット 1 [DVD]

「私、決めました!私、犬さんをやめて猫さんになります!」

2001年に放映されたスタジオディーン製作のアニメが原作の愛蔵版の刊行開始と合わせてアニマックスで放送開始。
昔にレンタルで途中までは視た筈なんだけど、この機にちゃんと最後まで視るかということで視聴。

OPはやっぱりOPっぽくないよな。全然キャッチーじゃないのは思い切ってるよなぁ。登場するキャラがほぼカメラを引いた状態でしか登場しないってのはな……。

展開は概ね原作通りで、1話に収める尺も原作の1話と同じ。そりゃ初回で動物化まではやっとかないとだしな。

透のキャストはほっちゃんなんだけど、ほっちゃんってこんな声だったかしら。
当時、由希の久川さんボイスは違和感あったけど、今となってはこの声以外考えられないと思えるな。

ギャグは大地監督丙太郎監督のセンスでパワーアップしてますね。由希の親衛隊の無駄なクオリティ何なんだw
そんな具合で全26話の長丁場です。最後まで心折れずに視れるだろうか……(ぉ

燃:C 萌:A 笑:A- 総:A

エピソードリンク
第二話・・・

原作リンク
愛蔵版 フルーツバスケット <1>(2015/09)

アニメリンク
フルーツバスケット 1st Season 第1話「行ってきます」

アニメ,ダッシュエックス文庫

「心は捨てようと思って捨てられるものじゃない」

今更ながらOPの最後のアドレットを他の六花の勇者達が取り囲んでるカット格好良いよな。カメラの回転に合わせて次々と勇者が現れる感じが。

さて、ここにきてアドレット突然の告白である。どうしてそうなった。
一方、遂にモーラが動き出す。本気を出した年長者怖過ぎワロエナイ

ナッシェタニアはナッシェタニアで情緒不安定過ぎんだろ……。これがメンヘラというやつなのか。
折角、フレミーが心を開いてくれたのに、今度はモーラ、ナッシェタニア、ゴルドフが一気に敵に回るという詰んでる感な。

燃:A 萌:A- 笑:C 総:A

エピソードリンク
第九話「疑惑の蕾」
第十一話「反攻」

アニメ,ノベライズ,講談社キャラクター文庫

小説 ふたりはプリキュア (講談社キャラクター文庫)
著:鐘弘 亜樹 イラスト:稲上 晃

「人間関係も同じじゃないのかな。私となぎさは全然違うタイプだけど、人はみんな違って当たり前。大切なのはどうやって相手に歩み寄るかだと思う」

ノベライズだなんて、

ぶっちゃけありえない。

講談社キャラクター文庫2015年9月の新刊。約1日の積み。
以前から講談社キャラクター文庫から『プリキュア』のノベライズを出せ出せと喚いていた俺ですが、遂にシリーズ刊行開始。発売を知ったときは狂喜乱舞したものです。
『ハトプリ』と同時発売。平成ライダーのノベライズは発売スケジュールが乱れまくったので、こちらもそうなるのでは不安だったんだけど杞憂でしたね。

著者は『仮面ライダーディケイド』のノベライズを担当した鐘弘さん。
イラストは勿論、キャラデザ担当の稲上さんなんだけど、他の講談社キャラクター文庫と同じく挿絵は一切ありません

さて、描かれるのはキリヤ登場直後からのエピソード。それに絡めて、さなえお婆ちゃんとミップル(が中にいるコミューン)の物語が明らかに。
農作業編後と明記されているので17話以降ということになるか。
ちなみにクイーンとポルンにちょっとだけ出番があります。

設定的にはアニメ版と矛盾しないが、中盤からの展開は大きく異なっている。途中まではアニメでは語られなかったエピソードって形かと思ったけど。

キリヤの心情を掘り下げる構成は良かったな。まぁ、初代のどこを切り取るかとなれば、そりゃキリヤってことになるんだろうけど。
ただ、粗筋ではキリヤのことには一切触れられてないんだよなw

さなえお婆ちゃんのエピソードとは戦後ということで、アニメ本編では描き難そうな内容となっている。
まさかジャアクキングの暴走で現代にタイムスリップしてくるとは思わんかったがw
つまりお婆ちゃんがプリキュアのことを知っていそうな言動をたまにしていたのは、このときに実際にプリキュアを見たからだったんだな。
10年越しに明らかになるとはな……。

何がビックリするってアニメでは3回しか使わなかったレインボー・セラピーが登場したのがビックリする。俺も読むまで、そんな技があったことをすっかり忘れてたわw

次は2015年9月同時発売の『ハトプリ』、2016年3月に『プリキュア5』『フレプリ』と続きます。

燃:B+ 萌:A- 笑:B 総:A

シリーズリンク
小説 ハートキャッチプリキュア!(2015/09)
小説 ふたりはプリキュアマックスハート(2017/10)

著者リンク
小説 仮面ライダーディケイド 門矢士の世界 ~レンズの中の箱庭~(2013/04)