このライトノベルがすごい!文庫

モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(妄想) 日常修羅場編 (このライトノベルがすごい!文庫)
著:谷 春慶 イラスト:奈月 ここ

「千夏の後ろの席を見るんだ。そこに誰が座ってる?」
「え?あれって深草先輩……」
「そう、僕の彼女だ!」
「え?三渕は?」

「そう、僕の彼女だ!」

2013年1月の新刊。約5日の積み。隔月刊行。
編集部から献本を頂きました。有り難うございます。しかし解せぬのは、俺が2~5巻を読んでいないどころか持ってさえいないということである。
編集部としてはナンバリングから外れているから別シリーズ扱いということなのだろうか……。

内容としては、このライトノベルがすごい!文庫の公式サイトに掲載されたエピソード0を収録+書き下ろし短編となっています。
一応、シリーズを読んでいなくても大体の内容は理解るようにはなっている。

『モテモテな僕はダブルブッキングまでこなしちゃうんだぜ(震え声)』

サイトに掲載されたエピソード0。最近、「震え声」って見ただけで笑ってしまう癖がついてる俺です。

タイトル通り、優沙ちゃんと静流先輩とダブルブッキングデートを行うという実にゲスい話。
普通にラブコメしてたら面白いと思うんだけどなぁ。
優沙ちゃんと静流先輩が可愛いから困る。

『モテモテな僕はビョーキまで克服しちゃうんだぜ(笑)』

こちらもタイトル通り、砕月がビョーキを克服しようとするお話。カスを連呼する中峰君が面白いな。

『モテモテな僕はゴミ箱にまで捨てられちゃうんだぜ(愛故に)』

バグの所為で大量に分裂した砕月が騒動を巻き起こす。
バグの設定が出ると、途端に面白さがダウンするワナ。そうなんだよな、何で本編も1巻で切ったかって、バグ絡みの戦闘がアレだったからなんだよな……。

まとめ

ってなわけで短編集でした。何故まともなイラストが1枚も無い……。どうも表紙以外は使い回しっぽいな。
表紙の制服着たタマさんも可愛いけど、内容と一切関係無いしな……。いや、凄い可愛いんだけども。体調不良とかかなぁ。
いやでも、これはイラスト無かったらアカンタイプの話やろ……。別にメディアミックス絡みでもないんだから延期すれば良かったのでは……。

イラストが無いのを誤魔化すためか、本文中に使い回しのデフォルメキャラのイラストをちょいちょい挿入してるんだけど、かえって挿絵が無いのが目立ってるから!

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A-

シリーズリンク
モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(入門)(2013/04)

アニメ

「やっぱりマズイです」

個性的過ぎる料理を出すことで有名な商店街のレストラン、キルシェのマスター。閑古鳥が鳴くような状態の店だったが、ある日突然大繁盛するように。どうやら、その秘密はグルメネットというサイトにあるようで……というお話。

結の家の隣に住んでいる大学生の瞬兄さんが登場。バイオコンピュータを研究してうらしいけど、研究室凄過ぎワロタ
ってか、あれ、自宅なのかよw

グロッサー一味からはジャギーが出撃。見るからにパワータイプなのに読書好きらしい。
トルストイの『戦争と平和』と同じ厚さの感想文って、ちゃんと中身が詰まってたんだろうか……。
早くも変身シーンがカットされ始めた件。

ジャギーのパワー攻撃に対抗するためにIRは大地のエレメントスーツをダウンロード。エレメントチェンジ出来るのか!ってなるよな。
デザインがモコモコしたウサギなのは、ノーマルスーツのデザインがベースになっているからだろうか。

事態が悪化したのは、コムコンを常時携帯しておらず、IRと連絡が取れなかった結に責任があるということで、結はいつもコムコンを装着しておくことに。
軽いノリだけど、一応、結がコレクターとして自覚を持つエピソードなわけか。

燃:A 萌:A 笑:B 総:A

エピソードリンク
第2話「悪口メールにご用心」
第4話「占いネットで恋の予感」

MF文庫J,アニメ

「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係無いです!ねっ!」

サブタイは「愛はあるけど妹だから問題あるよねっ」の意。
さて、ごくごく普通のノリで最終回開始です。ってか、前半はアナさんのパートみたいなもんだしな。
前回から続いていたこととか、すっかり忘れてたわ……。

最後は、秋人と秋子だけのシーンで締め。EDと共に、秋人のナレーションで、姫小路兄妹が実は非血縁であることが明言される。
原作1巻のラストを最終回の最後に持って来たのは上手いな。

総評

ってなわけで、ブラコンは個性なMF文庫J原作『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』全12話、これにて終了。
ビックリするくらい中身の無いアニメだったな!いや、中途半端に中身があってもアレだから、これで正解なんだろうけどさ。

SILVER LINK.の割にはクオリティがあんまり高くなかった気がするな。『バカとテストと召喚獣』や『C^3 -シーキューブ-』の頃のクオリティは一体どこへ……。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A-

エピソードリンク
第11話「はかない」

アニメ

「絆パワーだ、カケル!成層圏から、ぶちかませ!!」

ドラグノスのスケールに圧倒されるカケル達だったが、トーマが扱い切れていなかったことまり、何とか耐えることが出来た。
って、扱い切れないのかよw
いずれ、別のドライバーが搭乗するのだろうか……。

そのまま撤退するのかと思いきや、船がグレートクラーケンに超速変形。って、車以外も変形出来るのか。
飛行機とか宇宙船とかも超速変形しそうだな。
グレートクラーケンのデザイン、ボスロボっぽくて格好良いな。

たまたま取材に来て、そのまま捕まってしまったカケルのお父さんやマイクマン関達。彼等は船の中のパソコンからデータベースにアクセスし、エネルクスとゼノンが結託している証拠を探す。
その中には、軍司壮太という少年のカルテデータが。どう見てもイレイザーです。本当に有り難う御座居ました。
まぁ、クローンとかいう可能性は残ってるけど。

グレートクラーケンに、りんねがやられてしまい、ブチ切れたカケルはファイナルバースト轟雷天翔斬を発動させる。
やたら凝った必殺技で一度大気圏に出て、そこから敵に突っ込むという。
技名が入る演出は格好良いですね。

トーマのやられ台詞「ハイパーなのか!?」で吹いた。
ただ、ちょっと絆パワーと言い過ぎという気はする。

ボロボロになったプリウスはハイパースペックフラグなんだろうか。ってか、展開早いよ。

そしてゴート様の言うイレイザー計画とは一体……。
しかし、構成がよく理解らんよなぁ。普通にライバードハイパースペックでギルティスをフルボッコで良かったと思うんだけどなぁ。で、2クール初っ鼻でドラグノスとグレートクラーケン登場って流れの方がしっくりくる。

次回の放送は1/8、総集編かしら。

燃:A+ 萌:A 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
第12話「完成!ライバードHS」
第14話「超速特番 全部見せますジャイロゼッター」

電撃文庫

煉獄姫〈4幕〉 (電撃文庫)
著:藤原 祐 イラスト:kaya8

運命の糸を操作する、見えざる手と鋏を持った者。
それを人が神と呼ぶなら、自分はまさしく神になろう━━。

2011年11月の新刊。約1年1ヶ月1週間半の積み。半年振りの新刊。
表紙はイオとアイリス。ここにきて一気に2人登場という変則構成か。一応、女性キャラ縛りなわけだけど、このシリーズ、かつこの絵柄で縛る意味あるんだろうか……。

さて、今回も絶好調にダークな展開。瑩国に不穏な影が迫る中、フォグとアルトは前回の反省を踏まえて、新技の練習に励んでいた。
一方、ユヴィオールは着実に準備を進めていて……。

イオとレイドが遭遇してしまったときはオワタ\(^o^)/感が半端無かったけど、意外や意外耐えましたね。
と思ったら、次巻で血祭りとかありそうで怖い。

で、いよいよ超厄介そうな化け物を連れて、トリエラさんが帰ってキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ニーナも悲惨な最期を迎えそうでなぁ……。

次は2012年1月に『@HOME2 妹といちゃいちゃしたらダメですか?』、5月に、こっちの5巻、9月に『@HOME3 長男と長女を巡る喧噪』、2013年1月に、こっちの6巻。

燃:B+ 萌:C+ 笑:C 総:A

シリーズリンク
煉獄姫 三幕(2011/05)
煉獄姫 五幕(2012/05)

このライトノベルがすごい!文庫

星とハチミツの存在証明(テスタメント) (このライトノベルがすごい!文庫)
著:藤八 景(ふじはち) イラスト:よー

「しまったな……自分の意志ではなく、蜜音の下着の柄を証明してしまったぞ」

このライトノベルがすごい!文庫2013年1月の新刊。約2日の積み。
献本頂きました。ありがてぇありがてぇ。

タイトルの「存在証明」は「テスタメント」と読みます。何なの、MF文庫J『執事なシツジと魔法契約』といい、スニーカー文庫『新妹魔王と契約者』といい、漢字4文字でテスタメントと読ませるのが流行ってるの?
とはいえ、タイトルでちょっと気になってました。

編集長の隠し玉というカテゴリーでの刊行で、これは新人賞で受賞には至らなかったものの、編集長が将来性を感じた応募者を拾い上げてデビューさせる枠だそうな。
具体的に第何回に応募したものなのかは不明。

さて、ザイと呼ばれる存在の力を使う証明者(テスタメント)と修正者(コレクター)の戦いに巻き込まれた主人公、光世(こうせい)。実は彼は、強大なザイを受け継ぐ者で、彼の力を狙って動く者達が現れる。その中、光世はヒーローとして目覚めていく……というお話。

要は中二系学園異能バトルなんだけど、存在の力とか言ってるために、電撃文庫『灼眼のシャナ』感がものっそい。
もうちょっと他の言い方があれば良かったんだけどなぁ。

ファッションを異能力に絡めているのは面白いと思ったけど、いかんせん能力名のネーミングがなぁ。別に格好良くもないのに、やたらと長い。もっと声に出して読みたい二つ名をですね……。

全体的に展開が早い感じがする。とんとん拍子に進み過ぎて、感情移入が追いつかないというか。え、もう決断しちゃうの?みたいな。
イメージ的には、3巻打ち切り完結までの内容を圧縮しているような。

とはいえ、お説教タイプの熱血主人公ということで、電撃文庫『とある魔術の禁書目録』の上条さんみたいなキャラが好きな人は楽しめるかもしれん。地味に、バトルがエグイところとかもな。

燃:C+ 萌:B- 笑:C+ 総:B

このライトノベルがすごい!大賞編集長の隠し玉リンク
ドラゴンチーズ・グラタン 竜のレシピと風環の王(第3回、2013/02)
戦塵の魔弾少女 魔法強化兵部隊戦争記(不明、2014/05)

アニメ,電撃文庫

「いろいろいっぱいありがと━━━━!!」

今回もOPカットで文化祭後半戦。いよいよ、さくら荘の企画、銀河猫にゃぼろんの発表です。

とても高校生が作ったとは思えないクオリティだよな……。ナビゲーターということでコスプレしている七海が凄く可愛いから困る。誰だよ、あのデザインしたの。けしからん。
会場には、PSPゲーム版オリジナルキャラの乙羽の姿も。姿どころか台詞まで有。

文化祭が終わった途端、リタと共に居なくなってしまうましろん。空太は空港へと急ぐ。美咲先輩の車が文化祭の飾りつけをぶっ飛ばしていて吹いた。豪快過ぎる……。

そして、必死にましろんを引き止める空太がアツい。まぁ、勘違いだったんですけどね。
次回から新章突入かな?

燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
#11「銀河猫にゃぼろん」
#13「冬の一歩手前で」

MF文庫J

緋弾のアリア XII 狼狗に降る雪: 12 (MF文庫J)
著:赤松 中学 イラスト:こぶいち

「さあ、星の女神━━双剣双銃が来るよ」

2012年5月の新刊。約6ヶ月3週間半の積み。5ヶ月振りの新刊。
表紙は1巡目のカナとキンジをすっ飛ばして、レキ。カナはともかく、すっ飛ばされた主人公ェ……。
今回の内容からしても、キンジが表紙を飾るのに相応しい内容だったと思うんだけど、『Ⅴ』の売上が悪かったんだろうか……。

やはり前回のときと武装が異なるようだが、これまでは剣と銃という差別化だったのに対し、レキの場合は両方ライフルのよう。
サブタイは「フォル・オブリージュ」と読みます。

さて、長らく夢見ていた普通の学生生活を送れるようになったキンジ。どこまでも彼についていくと誓ったレキと一緒に、一般の高校に転入することに。
しかし、身体に染みついた感覚が抜けず、キンジは居心地の悪さを感じてしまって……というお話。
キンジさん、すっかり武偵として調教されちゃってるじゃないですかー!やだー!

冒頭では、『AA』のキャラ、夾竹桃がちょろっとだけ登場。
それはそうと、さりげなく登場して、かつ挿絵にも出るなんて、流石ジャンヌさんやで!

キンジは一般人の女の子、萌と仲良くなっていく。萌の正統派ヒロイン力パネェな!普段出て来る美少女達は一癖も二癖もあるもからなぁ。
また、キンジの昔馴染みで、ヤクザの娘、菊代も登場。キンジって、昔から物凄い知り合いが居たんだな……。
勿論、2人ともフラグが立つよ!

すっかりデレたジーサードが心強いなーと思っていたら、速攻やられた件。いやいや、どうせ次巻への引きのためのインパクト作りだろ?玉藻が、もう駄目とか言ってたけど、アッサリ耐えてるんだろ?

にしても、どんどんパワーインフレしてないか……?孫悟空とか出て来ちゃいましたよ……。

気になるのは、緋巫女と璃巫女。それぞれ白雪とレキだけど、残る1人である瑠巫女は、いつか出て来るのだろうか……。
ってか殻金の話とか、最近出て来ないから忘れそうなんだけど……。

後書きによると、『緋弾のアリアちゃん』のネタも赤松さんが考えてるっぽいな。マジか……。

次は2012年8月にⅩⅢ巻『反撃の九龍』、12月に『緋弾のアリア リローデッド キャストオフ・テーブル』。後者は短編集的なアレかな?

燃:A 萌:A 笑:B- 総:A

シリーズリンク
緋弾のアリアⅩⅠ Gの血族(2011/12)
緋弾のアリアⅩⅢ 反撃の九龍(2012/08)

メディアワークス文庫,雑誌,電撃文庫

『とある魔術の禁書目録』

表紙。インデックスと劇場版オリジナルヒロイン、鳴護アリサが登場。アリサまで出るとは、えらい扱い良いな。

『アクセル・ワールド』

ゲーム版には、《災禍の鎧》に取り込まれた《シアン・ディザスター》が登場。タックンェ……。

『ソードアート・オンライン』

ゲーム版には、ストレアという謎の女剣士が登場するとか。中の人が黒雪姫先輩と同じだなんて物凄く意味深なんだが……。

『ビブリア古書堂の事件手帖』

月9ドラマの新情報が出る度にお通夜が加速する。

『はたらく魔王さま!』

2013年4月より放送開始。こりゃ来年の春は荒れそうだな……。

『境界線上のホライゾン』

アニメの特集でネイトカーチャンをクローズアップすんなw

『ロウきゅーぶ!』

電撃G’s Festival! COMICにてスピンオフコミカライズ『ロウきゅーぶ!は~ふたいむ』が連載開始。
作画は本編コミカライズと同じく、たかみさん。
慧心女バスの視点で描かれる夏休みの物語らしい。昴ェ……。

第19回電撃小説大賞受賞者8名直撃インタビュー!!

やたら糞真面目に回答してる人と、とんがったこと言ってる俺格好良いみたいなノリの人は何なの?
とは言いつつ、買おうかなと思う基準とは関係無いんだけどな。

気になったのは『アリス・リローデッド ハロー、ミスター・マグナム』『明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。』『塔京ソウルウィザーズ』『失恋探偵ももせ』だな。

『マグダラで眠れ』

ヤングエースでコミカライズ決定。って、フェネシスってケモノミミヒロインだったのか……。

『野崎まど劇場 Cafe Bleuetは元気です』

何で文庫化してから1発目が文庫に収録し難い内容なんだよw
最早、文字が全く無ぇじゃねーか!

文庫の宣伝もネタ、webのインタビューもネタって、野崎さん、まともに自分の話したことないんじゃ……。

『竹宮ゆゆこの鞭タイム』

いつになったら書籍化すんの?正直、『野崎まど劇場』が文庫化出来たんなら、もう何でも文庫化出来ると思うんだ。

電撃文庫MAGAZINE×うぇぶらじ@電撃文庫

読者及びリスナー参加型企画。作品内の様々な要素を読者と一緒に決めていこうという企画。
執筆するのは、おかゆさん。この人、最近ポンポン短命作品を量産してるけど、一体どうなることやら……。

新刊情報

1月は、何がビックリするって、『俺と彼女が勇者と魔王で生徒会長』で大騒ぎを起こした哀川譲が新作を引っ提げて復活することにビックリする。
編集部として、何か旨みがあるんだろうか。単なるお荷物な気がするんだけどなぁ。うーむ。
でも、イラストは、さくやついたちさんということで、かなり良い人を付けてもらったみたい。謎やわ……。

2月は、あの『連射王』が文庫化。そんなんあったこと、すっかり忘れてたわ……。当時は無かった、さとやすさんのイラスト付きで嬉しい限り。

燃:B+ 萌:A 笑:A- 総:A

雑誌リンク
電撃文庫MAGAZINE Vol.28(2012年11月号)
電撃文庫MAGAZINE Vol.30(2013年3月号)

電撃文庫

断章のグリムXVII 白雪姫・下 (電撃文庫)
著:甲田 学人 イラスト:三日月 かける

「……白野君、やっぱり私、あなたが嫌いだわ」

2012年5月の新刊。約7ヶ月1週間半の積み。5ヶ月振りの新刊。
いよいよ、最終巻。葉耶との過去を思い出す度に、蒼衣の悪夢は加速していく。

神狩屋は蒼衣が断章を使って自分を殺してくれるまで、引く気配を見せず、次々と蒼衣の周囲の人間を手に掛けていく。
特に、蒼衣の両親が始末されたときの絶望感は異常。お母さん、ラブコメイジり要員だったのに……(´・ω・`)

だから、描写がキツイっつーの!何やんねん、魚の口がびっしりとか!ある程度簡単に脳内で想像出来る絵面だから、余計に気持ち悪い。

最悪、蒼衣か雪乃さんのどっちかは死ぬかと思ったが、主人公と女の子達は何とか生存。
ただ、元から、ある程度力を持った断章は、何かをして解放に至るものではないので、暴発の危険は常に付き纏う。
将来的に蒼衣は、ロッジを作ることを目標とし、そこに雪乃さんを誘う。「雪乃さんがいる世界を『普通』にしたい」とか完全にプロポーズじゃないですかー!やだー!

総評

ってなわけで、かくして悪夢は現実のものとなる電撃文庫『断章のグリム』全17巻、これにて完結です。足掛け6年8ヶ月。そんなにやってたのか。まぁ、緩い刊行ペースで17冊も出せば、そうなるか。

上下巻構成のときも刊行ペースが上がらないのが難点かなぁ。エピソード毎のスパンを広げてでも、上下巻は隔月刊行くらいの勢いで出せば良かったと思うのだが。

前シリーズ『Missing』に童話と異能力バトルを混ぜたら、こうなりました、みたいな。
まぁ、異能力使って結局グロい展開するんだけどな。

そんな中で、クールビューティーの雪乃さんですよ。終盤は蒼衣に余裕が無くなって、雪乃さんをイライラさせることも減っちゃったけど、この2人のやり取りはもっと読みたかったような気がする。
新生ロッジで、2人が人知れずイチャイチャするアフターストーリー的なアレとか出ないですかね<絶対出ない

次は2012年12月に新シリーズ『ノロワレ』。全く路線変更する気無いのね……。いや、誰も求めてないだろうけどさ。

燃:C 萌:A- 笑:C 総:A

シリーズリンク
断章のグリムⅩⅥ 白雪姫・上(2011/12)
・時槻風乃と黒い童話の夜(メディアワークス文庫、2014/01)