映画,特撮


「尻文字、だと!?」

概要

年明け恒例のやつ。今度はアニーバーサリーイヤーだから、特別なVSになるとばかり思っていたんだが、普通のVSでしたね。

ガガガ文庫

七星のスバル 4 (ガガガ文庫)

著:田尾 典丈 イラスト:ぶーた

「何を馬鹿なことを。天地がひっくり返ってもあり得ない」
「じゃあ、天地ひっくり返るわ」

2016年10月の新刊。約2ヶ月2週間の積み。5ヶ月振りの新刊。
表紙はスバル最後の女性メンバーである希。表紙のキャラがリアルの姿で登場するのは初めてか。やだ、女子力高そう……。
毎巻、全然主張してない帯が良い雰囲気出していて良いな。

さて、一大イベント“フェスティバル”に参加する〝スバル〟。転装装置の購入資金のため、あちこちの賞金レースに首を突っ込んで荒稼ぎ。
一方、リアルで陽翔と咲月は希にコンタクトをとるが……。

特撮

「遂に揃った……レジェンドの力を持つガシャットが……!」

東映特撮YouTubeOfficialにて無料で配信されているネットムービー。昨年の『ゴースト』の展開が良かったからか、今年もやるようです。
冬映画から繋がるストーリーとなっていて、エグゼイド達がレジェンドガシャットの力で戦うことに。

GA文庫

伊達エルフ政宗 2 (GA文庫)

著:森田 季節 イラスト:光姫 満太郎

(たしかに、うんこ漏らした人とうんこ漏らして切腹した人だと後者のほうが圧倒的に目立つよな……)

2016年8月の新刊。約5ヶ月の積み。4ヶ月振りの新刊。
普通なら1巻で切っている内容なんだけど、森田さんの本となればスルー出来ない、どうも俺です。

東北を統一した伊達政宗は信長に対抗するべく東日本をまとめようとするが、各陣営をまとめるのは至難の業で……。

歴史に興味が無い俺でも、合間にギャグやサービスシーンを挟んでくれるお陰で何とか読み進められる。ギャグも荒唐無稽なネタかもあるが、歴史ネタを上手く織り交ぜているっぽいものもあって、これは真面目に読めば勉強になるのでは……。

著者紹介から後書きまで、徹底して大学の准教授っていうキャラを貫いてるの笑うわ。真面目さの発揮の仕方がおかしいw
次は2017年2月に3巻。

燃:C 萌:A- 笑:A- 総:A-

シリーズリンク
伊達エルフ政宗(2016/04)
伊達エルフ政宗 3巻(2017/02)

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コミカライズ,電撃文庫

ロウきゅーぶ! (11) (電撃コミックス)

原作:蒼山 サグ 作画:たかみ 裕紀 キャラクターデザイン:てぃんくる

「マジでじま?」

2016年7月の新刊。
表紙はもっかん。ウェディングドレス姿……と思いきや、これはお誕生日会のドレスらしい。まぢで……。

さて、慧心女バスチームの結束が固まる秋のすずらん祭り編。雅美を中心に展開されるシーンがハートフルでなぁ。こういう話ほんとすこ。

それにつけても花織さんの可愛さは異常。正ヒロインに昇格してほしいほどの可愛さである。
もっかんと結婚→攻略の流れでいこう(提案)

表紙と帯でハイパー最終巻感を醸し出しているくせに、まだ終わらないんだなこれが。後1冊かな。
最後の表紙は全員集合かしらん。

燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
ロウきゅーぶ! 10巻(2015/11)
ロウきゅーぶ! 12巻(2017/03)

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アニメ

思春期美少女合体ロボ ジーマイン(5) [DVD]

「この娘こそジーマインの中枢を握る存在なのだ」

お父さんが寝込んでしまったのは、さつきから立ち上る彼女の実母の姿に怯えたからだった。ジーマインがピンチになると現れるようだが、結局その理由は判らず。

一方、甲児がオーガピエンスに造られた人類社会潜入調査用のクローンと明らかに。それが人類に捕獲され、ジーマインとそのパイロットを守るように記憶を書き換えられたということらしい。
更には未来から送り込まれているような発言があったが……。

現在の記憶を失わなかった甲児は海中に沈んだマインアタッカーを追うが、全裸のため変質者チックな絵面になり過ぎている問題。ってか、何でこのタイトルで男の裸の方が画面に映っている時間が長いんだよw

あれ、全然話を畳めてなくない?後1回で収拾つくのかしら……。

燃:A- 萌:B+ 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
第4話「発見 謎の第4コックピット」
最終話「哀切 虚空に散りゆくひと」

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富士見ファンタジア文庫

災厄戦線のオーバーロード3<災厄戦線のオーバーロード> (富士見ファンタジア文庫)

著:日暮 晶 イラスト:しらび

「━━ここはあたしの絶対領域だ」
「たとえ何が相手でも━━絶対に防いでみせる!」

2015年8月の新刊。約1年4ヶ月1週間の積み。4ヶ月振りの新刊。えっ、この本出たの2015年なの!?16年の夏くらいじゃーねのかよ……。こわい。

ピンナップには勿論、劇中には全く無い温泉サービスカットが。この手法、どうなんだろうなー。明らかに劇中と関係無いとハッキリ判るサービスカットならまだしも、さも本編中にこういうシーンがありますよ的な載せ方はいかがなものかと……。

数万を超えるグラフが実体化、日本各地で襲撃が始まる。総力をあげて迎え撃つホワイトキャンバスだったが……。

一応、前振りはあったものの唐突過ぎるクライマックスで最終巻です。5巻くらいやった上でこの展開だったら、いよいよ大詰めか……と思えるんだが、いかんせんやるのが早過ぎる話なんだよなぁ。

群像劇テイストは今回も健在。健在どころか、この期に及んで、まだキャラ増やす気なのかよw
色々と脇役の設定、考えてあったんだろうなー、書きたくて仕方がなかったんだろうなーという感じがする。

ただ、最終巻である以上、銀と琴音の関係に焦点を絞った方が綺麗に終われたんじゃないかと思わないでもない。いや、ちゃんと2人の関係にも決着がついてるから、やるべきことはちゃんとやってはいるのだが。

タイトルになっている「オーバーロード」も劇中に登場し、最終巻としての要件はしっかりと満たしている。
それだけに3巻で終わってしまうのが惜しい。

総評

そんなわけで第27回ファンタジア大賞金賞受賞作、雑魚を最強に育てる『災厄戦線のオーバーロード』全3巻、これにて打ち切り完結でござる。足掛け7ヶ月。

近年の作品の中では割としっかり能力バトルをしていた方なのではなかろうか。銀の〈七式〉は非常に厨二臭い能力で大変よろしかったかと思います。
ただ、男性読者の感情移入先として銀は爽やか過ぎたかなー。

群像劇もキャラ数が多過ぎて、巻数を重ねないと活かし難い部分が多かったよな。スロースタートせざるを得ない構成だったのもキツかったか。

次は2016年11月に新シリーズ『この旅の果ては、約束と救済と嘘の場所』。

燃:A- 萌:A 笑:B- 総:A-

シリーズリンク
災厄戦線のオーバーロード <2>(2015/04)

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ガガガ文庫

不戦無敵の影殺師7 (ガガガ文庫)

著:森田 季節 イラスト:にぃと

小手毬が悩んだり苦しんだりするモノやコト。
それが俺が次に戦うべき敵だ。
もちろん、俺が勝つ。

かっけぇ。
2016年6月の新刊。約6ヶ月3週間の積み。5ヶ月振りの新刊。
さて、最終巻。表紙は朱雀と小手毬という実に最終巻らしい表紙。

小手毬を人間に戻すため、『天上』の仕事を続ける朱雀。しかし、その『天上』のトップである神代(こうじろ)の異能力を知ってしまい……。

ほんと乗り越えても乗り越えても襲ってくる絶望がしんどいのなんの。そんな中、必死に泥臭くあがく朱雀が格好良い。小手毬のためなら一気に強くなるところが特に良い。

結婚して妊娠した滝ヶ峰さんが完全に別人で辛い。誰だよwって言いたくなるくらい別人。親バカなのも可愛い。
子犬丸が本作のタイトルに言及するような台詞を。お前が言っちゃうのかよw

ほろ苦いエンドだったら嫌だなーと思っていたが、無事ハッピーエンドで本当に良かった。
朱雀と小手毬の息子が、字が違うとはいえMF文庫J『不堕落なルイシュ』の主人公の名前と同じなのは偶然なんだろうか。

総評

そんなわけで最強を突き詰めるガガガ文庫『不戦無敵の影殺師』全7巻、これにて完結。足掛け2年3ヶ月。

最初こそ現代に生きる異能力者のせちがらい懐事情みたいな話だったが、巻を重ねるにつれ朱雀の生き様を描いていく静かにアツいシリーズとなっていったのが面白かったですね。
後半、もうちょっとコメディ成分が欲しかったと思わないでもないが。

ガガガならアニメ化してくれるんじゃないかと思ったが、駄目だったか……。それなりにウケそうだと思うんだけどなー。
7巻終了なので森田さんの最長シリーズ記録は更新されなかったか。

後書きによると既に新作の構想はあると明言しており、2017年2月に人間の面倒臭さを描く『物理的に孤立している俺の高校生活』が発売予定。どんなタイトルだw

燃:A 萌:A+ 笑:A- 総:A+

シリーズリンク
不戦無敵の影殺師 <6>(2016/01)

著者リンク
物理的に孤立している俺の高校生活(2017/02)

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