ミカヅチ

3月 9, 2010 by
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ミカヅチ (MF文庫J)

著:榊 一郎 イラスト:中村 龍徳(たつのり)

『さあ、兄様━━お目覚めの時間ですよ』
「『のぞめるつはもの』」
「『たたかうもの』」
「『みなじんをはり れつをつくりて まえにあり』」

約1週間半の積み。2ヶ月の延期の末に発売。『イコノクラスト!』の完結から1年3ヶ月、MF文庫Jに榊さんが再登場。
『イコノクラスト!』が根底に巨大人型ロボットという要素を置いていたのに対し、今度は変身ヒーローです。
まぁ、フルスロットル鬱でロケットスタートなんだけどな!

何となく黒榊さん臭はしてたから別に驚きゃしないが、案の定のっけからグロシーンとかだと最早笑ってしまうなぁ。

普通を目指す高校生、神薙紅蓮はある日、ヤドリギと呼ばれる異形に襲われたとき、自らも異形へと姿を変えてしまう。
現れる謎の組織、自分の身体に隠された秘密、自分にしか見えない妹。壮大な物語が始まった、という感じ。
プロローグエピソードは上下巻構成らしく、普通に2巻へと続いてます。
紅蓮に想いを寄せる少女、由奈が紅蓮の成長の踏み台として、さっくり殺されそうな気がしてならない。

ザ・ジャグル』を読んだときは、普段の榊さんとは違うなぁという印象を受けたんだけど、これは本当にいつも通り。ストーリーテリングとか文体とかが。
組織名<御火槌(みかづち)>とか、名家の御杖代(みつえしろ)とか、どっかで見たなぁと思ったら、前者は『クラック・ハウンド』のコミカライズオリジナルキャラ、凜の姓だし、後者は『神曲奏界ポリフォニカ アフタースクール』にツエシロ・サーフェルスなんだな。
判っていてやってるのか、気付いたら被ってるのか。

また、<御火槌>に所属する大人達はラノベ作家がモチーフになっているそうで。どう見ても本人と大迫純一さんです。本当に有り難う御座居ました。

後書きによると、『イコノ』の反動で今度は頭の悪いエロコメを、という考えがあったらしい。榊さんが書いたら、どうせいつも通りになるんだろ?エロ要素1つ出すのにもガチガチに設定固めてきそうだw
それはそうと、懸想文と書いて「ラブレター」と読ませるセンスが好きだ。

そういうわけで、『ミカヅチ』でした。凄く安定して面白いんだな。
口絵のしまぱんはイメージイラストなのかよ!

燃:A- 萌:B+ 笑:C+ 総:A

イコノクラスト!〈1〉初陣 (MF文庫J)
イコノクラスト!〈1〉初陣 (MF文庫J)

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