富士見ファンタジア文庫

BIG‐4 4.続・四天王選手権! くそ、たまには、ぼくもちょっと本気出すか! ? (富士見ファンタジア文庫)
著:大楽 絢太 イラスト:ワダ アルコ

ただの高校生であるぼくに、第二形態など存在しないッッ!

 

2012年11月の新刊。約2ヶ月2週間の積み。4ヶ月振りの新刊。

 

さて、4巻。え、ローテーション的に今回の表紙は山田?んなわけねーだろ!的なアレで、水着姿のアディとヴォルフォレカでした。
帯の下に、山田とイグナレスも居ます。

 

白熱する四天王選手権。いよいよ、準決勝へと駒を進めた最強四天王だったが、次々とピンチが襲い掛かる。

 

ちょっとアツいかなーという展開だったんだけど、最後の山田とヴェルムドアの対決はアッサリ終わり過ぎじゃないか……?
何かこう、クライマックスな逆転劇があるのかと思ってたんだけど、普通に勝っちゃったし。

 

妙にラブコメっぽい展開まで挟んでくるしで、え、まさかこのまま完結かと思ったけど、取り敢えず5巻は出るようで。いや、まだ終わりそうな気配を払拭出来てないけども。

 

長編より、ダラダラした連作短編集の頃の方が面白かったと思うんだけどなぁ。うーむ。

 

燃:B+ 萌:A- 笑:B- 総:A-

 

シリーズリンク
BIG-4 3.四天王選手権?勝てるわけないだろ、ぼくはただの人間だぞ!?(2012/07)
BIG-4 5.ぼくの名前は山田。気づいたら四天王が好きになっていました。(2013/04)

 

 

このライトノベルがすごい!文庫

ドラゴンチーズ・グラタン (このライトノベルがすごい! 文庫)
著:英 アタル(はなぶさ) イラスト:児玉 酉(こだま・ゆう)

「バレロンさん……アナタの夢はこんなところで潰えて満足なんですか?」
「だったら……この程度で潰れる夢が悪い」

このライトノベルがすごい!文庫2013年2月の新刊。今月も献本を頂きました。有り難うございます。
第3回このライトノベルがすごい!大賞の編集長の隠し玉枠。

タイトルは何かの比喩というわけでもなく、本当に、そういう名前の料理が出てきます。
表紙の色合いが素敵。

舞台はファンタジー世界、街の食堂で働く少年レミオは食事で健康を保つ食療学を学んでいる。
偶然、病弱な少女クレアと出会ったレミオは、彼女にマンドラゴラを使った料理を食べさせるため、食材を求めて旅に出ることに。
しかし、その旅には思いがけない出会いが待っていて……というお話。

一昔前のファンタジア文庫等を思い出す作風。露骨に媚びてないところが。いやまぁ、最近ドギツイのが多い所為で、感覚が麻痺してる部分もあるかもしれんけども。

料理に焦点を当てるという発想は面白いと思うんだけど、あれ、中盤殆ど料理してなくね?
この世界の魔法にあたる風環は一応、料理って要素と噛んでるんだけど、そこまでピックアップするようなものではないしなぁ。
料理一本に絞って展開させた方がアピールポイントになると思うんだけども。
レミオが普通に戦闘も出来ちゃうのがマズイのかなぁ。

登場する料理はお腹空いてるタイミングで読んだからかもしれんが、美味しそうでしたね。巻末にレシピが載っているのは凝ってる。

そういうのを求める内容ではないと思うんだけど、ヒロインのアトラが可愛くねぇな……。折角イラストは良いんだから、もうちょっとこう、何とかならんかったのかと……。
一方、子竜が超可愛いので、もっと出番増やしてくらはい。アトラの耳噛んでる子竜可愛いれす(^q^)

シリーズ化するつもりはあるみたいだけど、その場合はタイトルは変わるのだろうか……。このレーベルはあまり、タイトル付けに捻りが無いって印象だが。

燃:C+ 萌:A- 笑:C 総:B+

イラストリンク
ヒーローお兄ちゃんとラスボス妹 抜剣!セイケンザー(GA文庫、2017/04)

第3回このライトノベルがすごい!大賞リンク
オレを二つ名で呼ばないで!(優秀賞、2012/10)

このライトノベルがすごい!大賞編集長の隠し玉リンク
星とハチミツの存在証明(不明、2013/01)
戦塵の魔弾少女 魔法強化兵部隊戦争記(不明、2014/05)

ノベライズ,特撮,講談社キャラクター文庫

小説 仮面ライダーファイズ (講談社キャラクター文庫)
著:井上 敏樹

━━こいつ、やっぱ牛乳瓶じゃ我慢できなくなったか……━━

講談社キャラクター文庫2013年1月の新刊。約2日の積み。『アギト』と同時発売。
著者はテレビシリーズのメインライターを務めた井上。
本作は、2004年にノベルスで刊行された『仮面ライダーファイズ正伝 異形の花々』の文庫落ちという形式となっており、新たに書き下ろしが追加されている。

ノベルスも買って読んだけど、今、改めて読んでも相当にえげつない内容だな。読者を精神的フルボッコにする感じ。
ちびっこへの配慮が必要無い媒体だからって、やりたい放題過ぎる。特に、草加のやることやられることが、えげつなくてえげつなくて。
勿論、根本的な設定が大分違います。

でも、このノベライズシリーズ、ニチアサにCMやってんだよな……。大型書店なら、普通に置いてあるし、何も知らない純真無垢な子供が買っちゃう恐れが……。

群像劇+心理描写にウエイトを置いているので、その分、戦闘描写やライダーに関する設定の説明は薄い。

まぁ、1回読んでるから、戸惑うこともなく、残酷な展開を味わうことが出来たわけだが。いや、黒い話も好きなんですよ?
ってか、何で、こういう黒い話が好きなのに、子供向け特撮の脚本なんぞ書いているのか……。

次は2013年2月に『龍騎』『キバ』、3月に『響鬼』『電王』、4月に『剣』『ディケイド』と続く……筈。

燃:C 萌:B- 笑:B- 総:A+

シリーズリンク
小説 仮面ライダーアギト(2013/01)
小説 仮面ライダー剣(2013/03)

このライトノベルがすごい!文庫,雑記

今月も献本を頂きました。ブツは、

・ドラゴンチーズ・グラタン 竜のレシピと風環の王

の計1冊。
来月は、何とZIGZAG NOVELSより刊行された直後に絶版となった吉野匠さんの『魔王降臨!』が『真・魔王降臨!』として復活するそうで。懐かし過ぎて胸が熱くなるな……!

MF文庫J,アニメ

「まるで白いうんこなのだ」

サブタイは、ずっとラノベのタイトルパロで行くつもりなのか。原作にも全部あったっけな?

さて、今回は前半はマリアの羽瀬川家お泊まり、後半は王様ゲームです。夜空と肉が居ないと面白さ減な気がするな……。キャラクター的な意味でもビジュアル的な意味でも。

エンドカードは、コミカライズ繋がりで、しらびさんか。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A-

エピソードリンク
第2話「ホモゲ部」
第4話「この中に1人、男がいる!」

ノベライズ,特撮,講談社キャラクター文庫

小説 仮面ライダーアギト (講談社キャラクター文庫)
著:岡村 直宏 監修:井上 敏樹

「この手は人を殺める手じゃない……人を守る手だ!」

講談社キャラクター文庫2013年1月の新刊。約1日の積み。『ファイズ』と同時発売。著者の岡村さんはアニメ脚本とかを書いてる人なんだけど、別に『アギト』のサブライターってわけでもなく。
まぁ、監修にメインライターだった井上がついてるけど。どういう人選なんだろうか……。

さて、おおまかな内容は、テレビシリーズとは設定の異なる世界で、オリジナルキャラを交えて繰り広げられる真魚を中心とした群像劇といった感じ。
まさかの恋愛ものっぽい雰囲気もちょろっと。

そのため、設定補完等を期待していると足元を救われると思われ。恐らく、井上が噛んでいるものは多分、全部こんな感じなのでは……。

とはいえ、テレビシリーズでは、あまり見られない内面描写があるので、そこは面白い。真魚の年上のお兄さんと同居することになってDOKIDOKIみたいなアレとか。

一応、ストーリーは完結しているが、別にアンノウンを全滅させたとなんてこともなく、涼が救われたわけでもなく。
これからもアンノウンとの戦いは続いていくという感じ。
1冊で終わらせないといけないので、大分色々オミットされてます。

次は同時発売の『ファイズ』。その後は『龍騎』『キバ』『響鬼』『電王』『剣』『ディケイド』と続く予定。
『龍騎』は、これと同時発売の予定だったんだけど、『ファイズ』と入れ替わったみたい。
また、『クウガ』は2012年12月に発売と一度アナウンスされたけど、すぐに発売日未定に変わりました。こりゃ一番最後になりそうだな……。

燃:B 萌:A- 笑:B 総:A

本編リンク
仮面ライダーアギト 最終話

シリーズリンク
小説 仮面ライダーオーズ(2012/11)
小説 仮面ライダーファイズ(2013/01)

講談社ラノベ文庫

アニメ化企画進行中(腐)!? (講談社ラノベ文庫)
著:我道 カケユ イラスト:白羽 奈尾

「ぶっちゃけ、コミックボ●ボンはすでに休刊しておるし、多少ガン●ムネタで遊んでも講談社から怒られることはなかろう」
「かわりに小●館に怒られるんじゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

いや、多分小学館も怒らないと思うw

2012年6月の新刊。約7ヶ月半週間の積み。5ヶ月振りの新刊。
表紙は1巻に続きトーハ先輩なんだけど、もうちょっと捻った構図には出来んかったのか……。

さて、新ヒロインを追加しながらも、基本的にやっていることは変わらない。やたら『ガンダムAGE』をディスるのは何なの?
ネタの全方位っぷりは相変わらずで。セクシーギャラクシーの下りは評価する。

ずっと屋上でダベっているだけかと思いきや、リックの自宅のエピソードがあったりもする。この辺はファンタジア文庫『生徒会の一存』シリーズよりもフレキシブルかなぁ。節操がないとも言えるが。

キャラが可愛くないのも相変わらずなのは問題か。一応、新ヒロインのハイジ姉は、ぽいっちゃーっぽいが……。

後書きによると、次の2013年2月発売の『アニメ化企画進行中(夏)!?』で一区切りらしいけど……?

燃:C 萌:B+ 笑:A- 総:A-

シリーズリンク
アニメ化企画進行中(仮)!?(2012/01)
アニメ化企画進行中(夏)!?(2013/02)

コミカライズ,富士見ファンタジア文庫

生徒会の一存 8 (ドラゴンコミックスエイジ)
原作:葵 せきな 漫画:10mo キャラクター原案:狗神 煌

「スク水美少女キタアアァァァ!」

2013年1月の新刊。
表紙は勿論、真冬。流石に、原作が終了しても続けるほどの人気は無かったのか、

さて、今回は、いきなり真冬のスク水キトゥアアアアアアアアアアッ!!けしからん!実にけしからん!!
ホントに、けしからなぁ。いやぁ、けしからん<しつこい
ちょろっとだけリリ姉もイメージ映像で登場。

その次は、杉崎と会長だけのエピソード。あ、このまま生徒会メンバーを1人ずつピックアップしていくのかな?と思ったら、唐突にコミカライズオリジナル最終回だったでござるの巻。
いや、よくよく思い返せば、深夏と知弦さんのエピソードは前巻でやってたわ。

ところで、モブ生徒が妙に可愛くね?

巻末には、MF文庫J『僕は友達が少ない』とのコラボ時にコミックアライブに掲載された番外編も収録。良かった、ちゃんと収録してくれて。

総評

そういうわけで、メディアの違いを理解するファンタジア文庫原作『生徒会の一存』本編コミカライズ全8巻、これにて終了。足掛け3年8ヶ月か。
結局、4巻で、もうちょっとだけ続くんじゃと言いながら、その倍の巻数出てるじゃねーかw

予想外にクオリティの高いコミカライズだった。キャラは可愛いし、ネタも原作通りのものを使いつつ、独自のネタを仕込んでくるという凝りようで。
原作通りの順場にエピソードをやるんじゃなくて、『議事録』と『黙示録』のオイシイとこ取りみたいな構成が良かったんじゃないかと。

10moさん、また何かのラノベのコミカライズやってくれないかなぁ。

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
生徒会の一存 <07>(2012/07)

アニメ,電撃文庫

「えっ、何それ……」

空太のプレゼン、七海のオーディション、優子のスイコー受験、そしてバレンタインと重要イベントが立て続けにやって来る。
プレゼンで合格を勝ち取った空太に、七海はオーディションの練習を手伝ってもらうことに。

恋愛ものの台本の練習相手とか95%くらい告白じゃないですかー!やだー!
にしても、眼鏡+ジャージの七海が無防備可愛い。

いざ、受験に向かう優子がちょっとヒロインっぽい振舞いで困る。ただのギャグキャラだと思ってたのに……。

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
#15「いつもの自分はどこにいる?」
#17「バレンタインはチョコの日よ」

MF文庫J,ゲーム,コミカライズ,スーパーダッシュ文庫,ファミ通文庫,ラノベ関連本,幻冬舎文庫,角川スニーカー文庫,角川ビーンズ文庫,講談社キャラクター文庫

色々と買ってきました。ラノベは、

・機巧少女は傷つかない10 Faicing “Target Gold"
・失敗禁止! 彼女のヒミツはもらさない! <2>
・覇道鋼鉄テッカイオー <3>
・犬とハサミと使いよう <6>
・小説 仮面ライダーアギト
・小説 仮面ライダーファイズ
・新妹魔王の契約者Ⅱ
・アニメ化企画進行中!?(夏)

の計8冊。
MF文庫Jでは、『機巧少女は傷つかない』が遂にアニメ化決定。開始当初のプッシュ具合の割には全然発表しないから辿りつけなかったんだとばかり……。映像化したら映えそうだし、何より動いて喋る和ゴスな夜々が見れると思うと胸熱。

スーパーダッシュ文庫では、3月に『アキカン!』の新刊が発売決定。しかもイラストは鈴平さんで据置っぽい。
何……だと……?復活しただけでも驚愕なのに、絵師がそのままだなんて、どうしたのスーパーダッシュ……。

ファミ通文庫では、『犬とハサミは使いよう』がアニメ化決定。確かに可能性はあったけど、まさか本当にやるとは……。上手く作らないとドン滑りする未来しか見えないが……。

スニーカー文庫では、『新妹魔王の契約者』が少年エースでコミカライズ決定。押す気満々だなぁ。
来月のラインナップには、MFからデビューし、一迅社で活動を続けていた早矢塚さんが登場。
スニーカーに他レーベルからの流入って、あんまりないよな。

ビーンズ文庫では、『少年陰陽師』の晴明編『我、天命を覆す』が角川文庫化だそうで。まぁ、妥当といえば妥当なのだが、そもそも、このシリーズの一般落ちって、どういう層が買ってるんだ……。
『マ王』も角川文庫化。『今日からマ王!』がシリーズタイトルになるのか。

新潮文庫では、2013年7月1日に『十二国記』の新作短編集の発売が発表された。てっきり既刊の新装版が出終わってからだと思ってたから、嬉しいんだけど、正直、冗談はよしこちゃんですよ、という気分。
ってか、完全新作長編を出すまで、読者を減らさないための措置のような気もする。
一般は、

・文庫版 植物図鑑

の計1冊。1ヶ月近く出ていたことにさえ気付かなかったぜ……。

コミカライズは、

・ポケットモンスターSPECIAL <43>
・魔法科高校の劣等生2 入学編〈2〉
・犬とハサミは使いよう <1>

の計3冊。
あと、朕とacoに冬コミで買ってきてもらった、

・パンチラバーズ しまぱんフレンズ
・パンチラバーズ ひもぱんフレンズ

の計2冊。