「そうだな。探偵をしよう」
2015年1月の新刊。約9ヶ月半週間の積み。『陰』と同時発売だけど、こっちは初の文庫化。
表紙は目競(めくらべ)。いつもとの雰囲気とは違い、数で勝負!って感じなんだけど、造るの大変だっただろうな……。
話数のカウントは『陰』から続いているのね。
さて、2巻になって、いよいよ知らない妖怪ばかりになってきた。1つもピンとこないぞw
『鬼童』が他人事と思えなくて辛い。俺も面倒臭くて色々な事先送りにしてるぜ!やったー!
何がビックリするって、まだ出てもいない『鵺の碑』の関連エピソードが2本収録されているということ。
そんな話が書けるということは本編自体もそこそこ完成してるんだと思うんだけど、何やら出版社が講談社から代わるみたいな話も見かけたし、揉めてるのかしら。
その関係もあって、今回は破滅しないエンディングもちらほら。まぁ、不穏な空気は漂ってるんだけども。
それにしても京極さんの文章のダッシュの使い方がクセになってきたな……。
燃:B- 萌:C 笑:C+ 総:A+
シリーズリンク
・文庫版 定本 百鬼夜行━陰(2015/01)
・今昔百鬼拾遺 鬼(講談社タイガ、2019/04)