MF文庫J,オーバーラップ文庫,ガガガ文庫,スマッシュ文庫,ソフトカバー,富士見ファンタジア文庫,雑記,MF文庫ダ・ヴィンチ

色々買ってきました。

・つきたま③ 公務員でも世界を救えます
・高校受験に必要な数学21分野が全部学べるスタディ・ノベル -天剣少女の方程式-
・高校受験に必要な英単語1200が全部学べるスタディ・ノベル -彼女は白紙の単語帳-
・高校受験に必要な漢字1607字が全部学べるスタディ・ノベル -コトのハのカタチ-
・鋼殻のレギオス25 アンド・ゼン・アフター・ザット
・デート・ア・ライブ08 七罪サーチ
・機巧少女は傷つかない12 Facing “Master’s Doll"
・今日も脱いでよ!二階堂さん!

の計8冊。
ガガガ文庫では、今月のラインナップがカテゴリーエラー過ぎるだろw
ガ報の一覧がえらい絵面になっとる……。

『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』がコミックブレイドにてコミカライズ連載決定。
作画は柚木N´さんって成コミ作家じゃねーかwwwwww
漫画界に「下ネタ」挿入開始!!じゃねーよw

ファンタジア文庫の話はドラマガを読んだときに。

MF文庫Jは、相変わらず新シリーズが殆ど一緒に見える。美少女バトルアクション多過ぎやないか……。
『剣神の継承者』はイメージソング制作決定だそうな。

ボーダーではアニメが良かったので、

・あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 上(MF文庫ダ・ヴィンチ)
・あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 下(MF文庫ダ・ヴィンチ)

の計2冊。
ソフトカバーは、

・ドラゴンズ・ウィル 完全版

の計1冊。

MF文庫J,コミカライズ,ノベライズ,ハヤカワ文庫JA,ファミ通文庫,漫画,特撮,角川スニーカー文庫,角川文庫,講談社キャラクター文庫

色々買ってきました。ラノベは、

・詠う少女の創楽譜 <7>
・小説 仮面ライダー電王 東京ワールドタワーの魔犬
・部活アンソロジー1「青」
・東京皇帝☆北条恋歌 <11>
・彼女がフラグをおられたら 電話ではこれ以上話せない。学園祭の詳しい話は会ってからだ
・桃音しおんのラノベ日記1 11歳の創作活動

の計6冊。
MF文庫Jでは、『星刻の竜騎士』『精霊使いの剣舞』『魔弾の王と戦姫』『ノーゲーム・ノーライフ』『魔法戦争』が一気にアニメ化決定。
5本同時発表とか、ふざけてんのかwwwww

蠱毒とか言われていて吹いたけど、実際に全然、別ベクトルのシリーズってわけじゃないんだよなぁ。要素的に結構被ってそう。まぁ、1冊たりとも原作読んだことないけどな。

『神さまのいない日曜日』はアニメ放送中だし、この勢いに講談社ラノベ文庫『クロックワーク・プラネット』が乗っかってきそうだよな。
著者の片割れ及び絵師のアニメ化作品が動いてる間に仕掛けたいところだとは思うが……。

メディアファクトリーは、新たにB6サイズのMFブックスというレーベルを立ち上げ。
webサイト「小説家になろう」掲載作品を書籍化するレーベルみたい。うーん、ヒーロー文庫みたいに文庫サイズだとを手を出し易いんだけど……。
まぁ、読みたい内容であればサイズなぞ関係無く買うけども。

スニーカー文庫は、背表紙リニューアル。余計なことを……。デザイン自体は悪くないんだけど、進行中のシリーズの背表紙が揃わなくなるじゃねーか!

『俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している』アニメはディオメディア制作で秋放送開始。だから秋開始が多過ぎるっつーの。

講談社ラノベ文庫では、『アウトブレイク・カンパニー』がfeel.制作で10月より放送開始。
『彼女がフラグをおられたら』はテレビアニメで確定。良かった、OVAじゃなくて本当に良かった……。
また、第3のコミカライズ『彼女がフラグをおられたら ~ルートラブ』がニコニコ静画に登場。

『好敵手オンリーワン』は5巻で完結か。
また、スニーカーで干された新井円侍さんが『巡幸の半女神』、ファンタジアで干されたいわなぎ一葉さんが『エンゲージ お嬢様と秘書契約』で、それぞれ登場。

ボーダーは、

・know

の計1冊。
一般は、

・文庫版 豆富小僧双六道中 おやすみ

コミカライズは、

・とらドラ! <6>(特装版)
・ビブリア古書堂の事件手帖 <3>(ナカノ版)
・魔法科高校の劣等生3 入学編<3>
・ポケットモンスターSPECIAL <46>

の計4冊。
漫画は、

・ONE PIECE 巻七十一 〝曲者達のコロシアム〟

の計1冊。

ソフトカバー

どうせ私は狐の子
著:森田 季節 イラスト:藤ちょこ

「苦しいのはわかりますよ。でも、そんなに苦しそうな顔をするのは不合格です。悩んでいるのはあなただけではないんですから。自分のつらさだけを表に出す人は、みんな尻ごみして近づかなくなってしまうんです。助けてほしい時ほど、笑いなさい。多少無理をしたっていいですから。幸せはいつだって笑顔のあとからついてくるものなのですよ」

2013年2月の新刊。約5ヶ月1週間の積み。
TOブックスが刊行しているソフトカバー。特定のレーベルではないみたいだな。ウチのブログとしては、ボーダーの扱いかな。
森田さんの本となれば、取り敢えず買わないとなぁ。

イラストの藤ちょこさんは、ガガガ文庫『猫にはなれないご職業』や電撃文庫『ミス・ファーブルの蟲ノ荒園』なんかの挿絵を描いてる人か。

さて、舞台が現代の京都。また京都か!京都好きだな、森田さん。
小学生の主人公、樟葉は、ある日突然、自分が人間ではないという感覚に襲われる。時を同じくして失踪した母、紫乃。
母の行方を追いながら、樟葉が自分が人なのか狐なのか迷っていくことに……。

イラストは表紙と口絵ピンナップのみ。ピンナップといっても、表紙イラストと同じなので、実質イラストは1枚しかない。

母、紫乃は人間なのか、それとも人間の父が化かされた狐なのか。結論な、なかなか出ないまま物語は進む。

表紙に描かれているのは、樟葉と彼女を導いてくれる不思議な少女、荊。小学生相手に敬語の女子高生とか、そこはかとなく萌えるけど、出番あんまり無いんだよな……。何故、表紙に出たし、というレベル。

喋る狐も登場し、不思議な世界観に突入していきながらも、終盤では、まさかの犯人当て展開に。
おいおい、何だか富士ミスっぽいじゃねーか……。

曖昧なまま終了するのが嫌いじゃなくて、かつ、京都の具体的な地名とか出て来るとテンションの上がる人は読んでみても良いんじゃね?

燃:C 萌:B+ 笑:C 総:A-

著者リンク
桜木メルトの恋禁術(MF文庫J、2009/09)
不堕落なルイシュ(MF文庫J、2010/06)
ともだち同盟(ハードカバー、2010/06)
不動カリンは一切動ぜず(ハヤカワ文庫JA、2010/09)
お前のご奉仕はその程度か?(GA文庫、2011/07)
エトランゼのすべて(星海社FICTIONS、2011/10)
神聖魔法は漆黒の漆原さん(MF文庫J、2012/01)
落涙戦争(ソフトカバー、2012/03)
ノートより安い恋(yhNOVELS、2012/03)
デキる神になりますん(ファミ通文庫、2012/03)
小説 いまいち萌えない娘(ソフトカバー、2012/09)
魔女の絶対道徳(ファミ通文庫、2012/11)
つきたま ※ぷにぷにしています(ガガガ文庫、2012/12)
ウタカイ(yhNOVELS、2013/01)
クラスメイト・コレクション -僕のクラスは生徒がいない-(GA文庫、2013/05)
烈風の魔札使と召喚戦争 <1>(オーバーラップ文庫、2013/08)
不戦無敵の影殺師(ガガガ文庫、2014/03)
アルケミストの終焉創造術(GA文庫、2014/04)
セントレイン戦記1 ~七戦姫と禁忌の魔剣士~(オーバーラップ文庫、2014/11)
封神演戯(ダッシュエックス文庫、2015/05)
伊達エルフ政宗(GA文庫、2016/04)
てらめぐりぶ?(ホワイトブックス、2016/04)
異世界作家生活 女騎士さんと始める ものかきスローライフ(ダッシュエックス文庫、2016/05)
チートな飼い猫のおかげでレベルアップ。 さらに獣人にして、いちゃらぶします。(GAノベル、2016/11)
スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました(GAノベル、2017/01)
赤ペン精霊の神剣ゼミでクラス最強の魔法剣士になれました(レッドライジングブックス、2017/01)
異世界お好み焼きチェーン 大阪のオバチャン、美少女剣士に転生して、お好み焼き布教!(アース・スターノベル、2017/06)
若者の黒魔法離れが深刻ですが、就職してみたら待遇いいし、社長も使い魔もかわいくて最高です!(ダッシュエックス文庫、2017/06)
織田信長という謎の職業が魔法剣士よりチートだったので、王国を作ることにしました(GAノベル、2017/07)
魔王です。女勇者の母親と再婚したので、女勇者が義理の娘になりました。(ガガガブックス、2018/09)
きれいな黒髪の高階さんと(無職)と付き合うことになった(GA文庫、2018/11)
女賢者の明智光秀だが、女勇者の信長がパーティーにいて気まずい(LINE文庫エッジ、2019/10)
昨日、助けていただいた魔導書です(ダッシュエックス文庫、2020/03)

角川文庫

クジラの彼 (角川文庫)
著:有川 浩 表紙イラスト:徒花 スクモ

「だから保育園のレジャーで娘の身元が判明しないほどのどんな大惨事に陥る気だよ!?」

L・O・V・E!

最近好きなフレーズだから、また使うけど、俺のテンションがプリキュア・ラブリンクでござる<気持ち悪い

角川文庫2010年6月刊行物。約2年半週間の積み。『角川文庫版 塩の街』からは5ヶ月振り。

野生時代で連載されていたシリーズをまとめた短編集。自衛隊3部作で扱われていた自衛隊員の恋愛要素を濃縮させたダダ甘イチャラブ構成だ!
中には『空の中』『海の底』の登場人物のエピソードも。

『クジラの彼』

『海の底』のイケメンコンビ片割れ、冬原のお話。流石に、ラブコメでいこうとしているところにSF要素を突っ込むわけにはいかないので、レガリスのことは、ぼやかされている。

本編で、ちょろっと存在が示唆されていた冬原の奥さんとの馴れ初めのお話。 キャー、冬原さんカッコイー!

『ロールアウト』

ウ〇コの話だと思ったら、最終的に甘酸っぱいラブコメだったよ!凄いや、有川浩先生!

『国防レンアイ』

最近、流行りの女王様系ヒロインか?そうなんだな!?
冷静に考えたら、流行りでも何でもないか<どうでも良い

8年も我慢するとかメンタル頑強だな。

『有能な彼女』

『海の底』より、夏木さんと望の歳の差カップルのその後編。何だコイツ等、イチャイチャし過ぎだろ……けしからん。

望さん、メンタルが頑強になったのか、元から地はこんな感じだったのか……。言葉尻をネチネチ捕まえるのは堪忍だな。

『脱柵エレジー』

自衛隊員の恋愛事情が厳し過ぎて、全俺が泣いた。ってか、一般人の相手側が身も蓋も無くてお腹痛くなるぜ……。

『ファイターパイロットの君』

『空の中』の主役カップル大人側編。今回の短編集の中で、一番コメディが利いてるエピソードだと思う。
時々、ノリが漫才みたいになって楽しいな、この2人。末永くお幸せに。

まとめ

そんなわけで、有川さんの本領発揮と言わざるを得ない珠玉の短編集でした。自衛隊要素が無いイチャラブ短編集とか出しても良いのよ。

次は2011年4月に『図書館戦争 図書館戦争シリーズ①』と、その2巻『図書館内乱』、5月に3巻『図書館危機』、6月に4巻『図書館革命』、7月に5巻『別冊 図書館戦争Ⅰ』8月に6巻『別冊 図書館戦争Ⅱ』、2012年6月に『文庫版 ラブコメ今昔』、2013年4月に『文庫版 県庁おもてなし課』。

燃:C 萌:A+ 笑:A- 総:A+

シリーズリンク
角川文庫版 塩の街(2011/01)
文庫版 ラブコメ今昔(2012/06)

著者リンク
図書館戦争 図書館戦争シリーズ①(2011/04)

新潮文庫

丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫 お 37-58 十二国記)
著:小野 不由美 イラスト:山田 章博

「目を逸らさないであたしを見て!家族を殺されて全部失くした。これが現実なの!」

2013年7月の新刊。約1日の積み。3ヶ月振りの新刊。
新作出すとか、どうせハッタリだろうと思っていたら、本当に出た……だと……?新作が刊行されるのは実に11年10ヶ月振りなのか。

このタイミングで新作を出すというのは、そろそろ新装版だけでは見限る読者が出て来ることを見越してるんだろうな。
ちゃんと新作を出しますよっていうアピール。まぁ、本編進行と全然関係無い短編集ですけどね!

収録されているのは、以前にyomyomに掲載された短編2本に書き下ろし2本を加えた、計4編。
yomyom掲載が2008年と2009年だから、復活を匂わせておいて、そこからもまた焦らしてるんだなw

さて、十二国の世界観を掘り下げる珠玉の短編集キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!と思っていたら、あれ、何だか様子が……?
挿絵は各短編の扉にあるのみ

これまでに登場した脇役が主役や重要な役回りになるエピソードを期待していたんだけど、そういったことは全然無く。
新登場の王や麒麟も居らず、他エピソードとの繋がりも特に見えず。アルェー?

どのエピソードも国の傾きから来る混乱に振り回される中で奮闘する人々を描いたもので、暗い話が多い。
1本くらい明るい話があっても良かったと思うのだが……。
特に『落照の獄』の鬱っぷりは酷い。一欠片の希望も無ぇのかよw
いやでも、やっぱり死刑は要ると思うよ。

それぞれの話が詰まらないわけではないんだけど、いかんせんバランスが悪い気がする。
次は2013年9月に『図南の翼』予定。

燃:B- 萌:C 笑:C 総:A

シリーズリンク
新潮文庫版 十二国記 風の万里 黎明の空(2013/04)
新潮文庫版 十二国記 図南の翼(2013/10)

HJ文庫,MF文庫J,ゲーム,コミカライズ,スーパーダッシュ文庫,ノベライズ,ファミ通文庫,富士見ファンタジア文庫,新潮文庫,講談社キャラクター文庫

色々買ってきました。ラノベは、

・パパのいうことを聞きなさい! <13>
・小説 仮面ライダークウガ
・犬とハサミは使いよう <7>
・おジャ魔女どれみ17 ドラマCD付き限定版

それから見送っていた、

・冠絶の姫王と召喚騎士Ⅲ(ファンタジア文庫)
・バロックナイト #3 Memory of Baroque:幻象都市(MF文庫J)

の計6冊。
スーパーダッシュでは、スーパーダッシュ&ゴーがwebオンリーに。早くもポシャってんじゃねーか!言わんこっちゃないwwwwww
と思ったけど、1年以上は続いたのか。

HJ文庫では『おれと彼女の絶対領域』が完結してるのに、ドラマCD化。しかも阿澄佳奈さんが1人で全ての音声を担当するという、よく理解らんコンセプト。
あれか、コンセプトありきで、オリジナルストーリーでやるのは手間が掛かるから、ラノベから適当な原作を拾ってくるかってことなのか。

講談社ラノベ文庫では、『クロックワーク・プラネット』がシリウスでコミカライズ決定。
シリウスとか、何とも中途半端なところだな……。

更に、MF文庫J『まよチキ!』でお馴染みのあさのハジメさんが、たにはらなつきさんと組んで新シリーズ『桃音しおんのラノベ日記』を開始するそうで。
いきなり単独サイトが作られていて吹く。
ラノベ文庫は流石、資金力が違うなぁw
まぁ、タイトルにラノベって入ってるから買うけども。
ボーダーは、

・十二国記 不緒の鳥

の計1冊。
一般は、

・文庫版 キケン

の計1冊。
コミカライズは、

・犬とハサミは使いよう <2>
・ポケットモンスターSPECIAL <45>
・冴えない彼女の育かた ~egoistic lily~ <1>

の計3冊。

角川文庫

塩の街 (角川文庫)
著:有川 浩 イラスト:白猫

何とかなるのどうかは分からない。だが、少なくとも自分が手を伸ばす自由はある。手は動くのだ。自分が伸ばそうとさえ思えば。
たとえ、それが届かなくても。

━━━━━━恋は恋だ。

角川文庫2010年1月刊行物。約1年11ヶ月1週間の積み。『文庫版 海の底』からは9ヶ月振り。

元は電撃文庫から刊行された有川さんのデビュー作。その後、『空の中』『海の底』に続いて、雑誌掲載短編を収録したハードカバー版が発売。またまた、その後、空海が角川へ文庫落ちしたため、これも続いて文庫化という流れ。ややこしいわ!
感想を何とリンクさせれば良いか悩む……。
電撃文庫版は持ってます。

さて、突如宇宙より飛来した塩の塊こと結晶。見ることで塩化してしまう性質を持つ結晶により人類は壊滅的な打撃を被ることに。
そんな中、とある高校生の少女、真奈と自衛隊の戦闘機乗り秋庭は出会う。2人の恋はやがて世界を救う鍵となっていって……というお話。
本編の後には、アフターストーリーも含む番外編が4本収録されている。

ライトSF的なストーリーがメインかと思いきや、全編通してLOVE寄せがメインなワナ。塩害はあくまでも舞台装置でしかないといった印象。
年の差カップルとか、俺の大好物じゃないですかー!やだー!

クライマックスには、まさかの挿絵が。憶えてないけど、電撃文庫版のときから、ずっとあるらしい。
あれ、記憶違いかもしれないけど、秋庭が出撃したときに複座に座っていたモブが一瞬で塩化するシーンなかったっけ?カットされてるのか?
ちょろっと調べたら、どうもハードカバーになったときに大幅改稿されているとか何とか。

巻末には初代担当のコメントが掲載されている。この人が『空の中』をハードカバーで出したのか。

次は2010年6月に『文庫版 クジラの彼』、2011年4月に『図書館戦争 図書館戦争シリーズ①』と、その2巻『図書館内乱』、5月に3巻『図書館危機』、6月に4巻『図書館革命』、7月に5巻『別冊 図書館戦争Ⅰ』8月に6巻『別冊 図書館戦争Ⅱ』、2012年6月に『文庫版 ラブコメ今昔』、2013年4月に『文庫版 県庁おもてなし課』。

燃:C 萌:A 笑:C+ 総:A

コミカライズリンク
塩の街 -自衛隊三部作シリーズ- 1巻(2022/04)

シリーズリンク
文庫版 海の底(2009/04)
文庫版 クジラの彼(2010/06)

新潮文庫

レインツリーの国 (新潮文庫)
著:有川 浩

『今度は誰も見てないところがいいです』

L・O・V・E!

あまりのLOVE寄せに俺のテンションも思わずプリキュア・ラブリンクやわ<意味不明
これはアカンでぇ……。

新潮文庫2009年6月刊行物。約1年10ヶ月1週間半の積み。2006年9月に新潮社から刊行されたハードカバーの文庫化。
ハードカバーで一度読んでます。

本作は出版社の垣根を超えたコラボ作品で、アスキー・メディアワークスから刊行された『図書館内乱』の中に本作が登場するという仕掛け。

ハードカバー時は、ほぼ同時刊行で『図書館内乱』の方が刊行が僅かに早かったが、文庫化は、こちらが圧倒的リード。

さて、主人公、向坂伸行は、ある日ふと思い立って、子供の頃に読んだラノベの感想をネットで検索してみる。
偶然見付けた書評サイトの管理人ひとみにメールを送ったことで、2人のやりとりが始まるが、実は彼女には、ある大きな秘密があって……というお話。

ネットで好きになっちゃったから、こういうのもネットラブって言うのかな?みたいなことを『獣装機攻ダンクーガノヴァ』のエイーダが言ってたよな。『スパロボ』知識ですけども。

ヒロインが聴覚障害者ということで、その辺の要素を扱ったりもしてるけど、油断するとLOVE寄せで殺されるから気を付けましょうという。
間に重めの話を仕込んでおいて、最後に問答無用でLOVE寄せでバコーン!と殴りにくる構成がアレ。

LOVE寄せは良いんだけど、1点だけ腑に落ちない点があってなぁ。耳が聞こえないから後ろから来た自転車がベルを鳴らしても分からないって言うけど、そもそもベルを鳴らさないと通れないような歩き方をしてるは問題じゃないの?と思う。
耳が聞こえる聞こえない以前の話だけど、チンタラ歩くなら道のど真ん中なんぞ歩くなよと。

どうでも良いが、待ち合わせ場所にリックドムが来たら逃げますよね。
次は2013年6月に『文庫版 キケン』。

燃:C 萌:A 笑:B- 総:A

オリジナルリンク
レインツリーの国(2006/09)

著者リンク
文庫版 キケン(2013/06)

PHP文芸文庫

書店ガール 2 最強のふたり (PHP文芸文庫)
著:碧野 圭

「私も書店員だから、本が売れるのは何より楽しい。久しぶりに本屋の楽しさというものを思い出しました」

2013年3月の新刊。1年振りの新刊。1巻と同じく、ゆずこさんから借りて来ました。
今回は文庫用に書き下ろしとなっている。
何か一昔前のバトルものラノベのサブタイみたいだな。

さて、新しい書店へと移籍した理子と亜紀。程なくして、亜紀の妊娠が発覚。新たなトラブルが2人に降り掛かって……というお話。

1巻の導入で反省したのか、今回は最初から、ちゃんと書店の話です。
前巻の鬱っぷりとは打って変わって、怖いくらい好調な滑り出し。しかし、それも亜紀の妊娠が発覚して陰りを見せ始めて……。

亜紀は妊娠を通して、職場での働き方に向き合っていくが、この下りが個人的には好きになれなかったなぁ。

経済的に困窮しているわけでもないのに、自己実現()のために働きたい。どうせ子供が出来るなら、もう少し経ってからの方が良かったって、超わがままじゃね?偶発的に妊娠したわけでもあるまいに。
仕事が楽しくなってきたところだったのにって、じゃあ、ちゃんと避妊しときゃ良かっただろーがと思う。

しかも、妊娠が発覚した後も不注意で高いところから落ちるとか考え無し過ぎるだろ……。グーパンされても文句言えないレベル。

男は子育てとか気にせずに働けて良いですよねー、女はこんなに色々考えてるんですよードヤッっていう風に感じるのは捻くれ過ぎか。

今回は、前半は亜紀、後半は理子を主人公として展開している印象。正直、亜紀パートは納得のいかないアレなんだけど、理子パートは好きです。

理子パートでは、副店長として彼女を支える田代さんが、中年かっけーな。
よし、LOVE寄せしたのでタイトルにガールと銘打つことを許そう<何様

ところで、俺、理子のビジュアルイメージが全く浮かばないんだが……。俺の中でアラフォーと言えば、GA文庫『のうりん』のベッキーだしなぁ。

粗筋には、痛快お仕事エンタテインメントって書いてあるんだけど、痛快か?ほろ苦いオチじゃね?

燃:B 萌:B+ 笑:C 総:A

シリーズリンク
書店ガール(2012/03)

PHP文芸文庫

書店ガール (PHP文芸文庫)
著:碧野 圭(あおの・けい)

「本屋はちゃんとお店があって、紙の本が並んで、店員とお客様がいるからいいんだわ。本屋は本のショールームだもの。本屋で売っているのが、一番素敵に見えるのだもの」

PHP文芸文庫2012年3月刊行物。
新潮社より刊行された『ブックストア・ウォーズ』を改題+大幅加筆修正した後に文庫化したもの。
何で新潮文庫ではないのか。大人の事情的なアレなのかなぁ。

元バイト先で妙に積まれていたので気になっててなぁ。
これがラノベだったら、タイトルの時点で奇声上げながら即買いするレベルなんだけど、流石に一般小説で、そんな買い方をしていたらキリが無いことは明白なので。
というところで、ゆずこさんが持っているとのことで借りて来ました。

さて、舞台はとある大型書店のチェーン店のひとつ。独身アラフォー副店長、理子と新婚ホヤホヤのアラサー社員、亜紀の奮闘を描く。

先に言っておくと、間違ってもタイトルから感じられるような、うふふきゃっきゃした内容ではない。
どう考えても改題前の方が内容に合ってる。いや、売れそうなタイトルは改題後だというのは理解出来るが。ガール要素、微塵も無いけどな!
はいはい、女性は何歳になってもガールなんですよねワロスワロス
女子ですドヤッみたいな感じは、どーかと思うの。

ダブル主人公制で、理子と亜紀、2人の視点で話は進むんだけど、これが人間の負の側面が出るわ出るわ。
会社内での、しょうもない足の引っ張り合いとか読んでると、ただでさえゼロな労働意欲がマイナスに落ち込むわ。

最初の70ページくらいは延々職場での女性同士のギスギスしたエピソードということで、この段階で折れる人も多いのではないかと思われる。
どう考えても、構成ミスってるだろ……。タイトルがタイトルなんだから、最初に書店ならではのエピソード入れとけよ……。
最後まで、醜い女の争いシーンばっかりかと思ってハラハラしたわ。

中盤からは、徐々に理子と亜紀がお互いの立場を知り、歩み寄っていく展開に。書店らしいエピソードも入ってきて、一気に盛り上がって来る。鬱要素が多いのは、そのままだけど。

書店だけでなく、版元の事情等にも触れられてるんだけど、こういうのを読んでると、あくまでも本は、今の俺みたいにゲヘゲヘ言いながら趣味で感想ブログを更新してる方が幸せかなーとも思う。

半年を条件に、売上増加を目指して大奮闘する理子達。その頑張りは実り、記録的な売上を達成するが、店舗閉店の決定を覆すには至らなかった。
おいおい、そりゃそんなご都合展開にならないのは理解ってるけど、エンターテイメントを謳っている割には苦いオチだな……。

全体的には面白いと思えるだけに、しょうもないとこが引っ掛かるというか何というか。
次は2013年3月に2巻『最強のふたり』。

燃:A- 萌:C 笑:C 総:A

シリーズリンク
書店ガール2 最強のふたり(2013/03)