電撃文庫

ゴールデンタイム〈1〉春にしてブラックアウト (電撃文庫)

著:竹宮 ゆゆこ イラスト:駒都 えーじ

「……だ、」
「大丈夫、って訊かないで。大丈夫だから」
「……で、」
「でもさ、って言わないで。大丈夫だから」
「……か、」
「加賀さんなにやってんの、って言わないで。ばかなんじゃないの、って言わないで。わかってるから。わかってるの。ばかなの私。はい大失敗。はいはいはい、やからしました。これでまた今日も嫌われた。途中から失敗したのはもうわかってた、でも止められなかった、引っ込みがつかなかった、何年も何年も同じこと繰り返してるのもわかってる、もう取り返しがつかない!そう、なぜなら私はばかだから!でもやらかしてしまったことはもうしょうがないの!なぜなら時間を巻き戻すことはできないから!」

約1ヶ月3週間の積み。電撃文庫。超人気シリーズ『とらドラ!』の完結から5ヶ月。竹宮ゆゆこさんが、同レーベル『イリヤの空、UFOの夏』やファンタジア文庫『まぶらほ』でお馴染みの駒都えーじさんとコンビを組んで復活。

正直、この組み合わせでアニメ化しないなんてことが有り得るのだろうか。と思わせるくらいにゴールデンコンビだと思う。

1年以上前の記憶が無い主人公、万里は大学の入学式で偶然仲良くなったヤナっさんこと柳澤をストーカーレベルで追い回す超絶美人、加賀香子(こうこ)と出会う。
基本はメインヒロインが主人公以外の男に恋をしているのに、何故か偶然が偶然を呼び、主人公と仲良くなっていく、という『とらドラ!』と同じパターンですが、注目したいのは年以上前の万里が幽霊として、登場人物達を見守っているという点。
このちょっと不思議設定が今後、どう活かされていくのか。
はっきりと1巻と銘打たれてるだけあって、今回は完全に導入編。

主人公が大学生というのは珍しい。別に高校でもある程度は成り立つ内容だと思うんだ。つーか、高校生以下の読者に大学への希望を持たせるというよりは、新興宗教による拉致監禁でトラウマを植え付ける気がするw
怖過ぎんだろwwwww

まだまだ、どう転ぶか判らないけど、先が読めなくて引き込まれた。少なくとも、通勤途中の空席を取り逃すくらいには面白かった。
惜しむらくはイラストが口絵と各章最初のキャラの立ち絵しかないことか。

後書きはいつも通りで安心した。エッセイ本出せば良いのにw
次は2011年春予定だそうで。妙に遅い進行なのは一体……?まぁ、いきなりコミカライズ決定!とか言われても驚かない。

萌:C 萌:A 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
ゴールデンタイム2 答えはYES(2011/03)

アニメリンク
ゴールデンタイム 第1話「スプリングタイム」

電撃文庫

さくら荘のペットな彼女〈3〉 (電撃文庫)

著:鴨志田 一 イラスト:溝口 ケージ

「ちっ、違うんだって!当番の仕事なんだよ!」
「客観的に、そうは見えないけど?」
「な、なら、客観的には、どう見える?」
「変態」
「蛹から蝶へ?」
「人間から人間のクズへ」

約2ヶ月2週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。表紙はやっぱりましろん。最後まで、ましろんで貫くと見せかけて、いきなり美咲先輩だったり七海だったりが表紙に出て来るパターンとみた。

さて、今回は学園祭の迫る中、イギリスから、ましろんの友人リタが彼女を連れ戻しにやって来る、というお話。
今まで自室に引き籠ったまま姿を見せなかったら赤坂も登場して盛り上がりを見せる。
って、赤坂って女顔の美
少年だったのかよ!

前半はリタを交えてのドタバタ劇、後半はましろんという圧倒的な存在との向き合い方について、とコメディとシリアスのバランスが絶妙な手堅い構成。
クライマックスで空太がましろんを抱き締めるシーンはとても良いシーン。オチがアレだがw

ましろんがぱんつをはくシーンは別にサービスカットがあるわけでもないのに、何だかやらしーです。御馳走様でした<気持ち悪い

電話越しなのに、空太の妹の存在感が凄い。来年から高校生らしいけど、そこまでシリーズが続けば、スイコーに入学してきそうだな。
その前にリタが転校してくるか。

人生で一度は言いたい台詞しりとりが、凄くやってみたい。盛り上がりそう。

電撃文庫MAGAZINEに掲載された短編に言及するシーンが。巻数が出れば、短編集も有り得るか……。

次は12月。
そう言えば、電撃文庫のフェアのポスターにインデックスと黒雪姫先輩とましろんが電撃3大ヒロインみたいな扱いで大きく描かれていたけど、破格の扱いじゃね?
今の人気からすると、最低でもコミカライズはいくと思うが。

燃:A 萌:A+ 笑:A- 総:A+

アニメ,電撃文庫

「ありがとね、アニキ」

3回目にして、早くもOPカットで開始。ちょ、まだ1回しかOP映像見てないってのに。

冒頭では黒猫と電話しながらエロゲに勤しむ桐乃の姿が見られる。原作は京介の一人称だから、彼が見ていないものは基本的に描写されない。つまり、アニメはそういうとこも楽しめるわけですな。『アスラクライン』のときにも書いたが。
黒猫の「下の妹」発言で和むなw

一方、麻奈実が可愛くて困る。

黒猫、沙織と共に秋葉原をエンジョイする桐乃。これだけ、そういった店とかに入ってるのに、一切電撃キャラ出て来ないな。不思議。

テンションマックスの桐乃だったが、帰宅直後にお父さんに遂に趣味がバレてしまい、さあ大変。
見るに見かねた京介は自爆覚悟の行動に。このとき、ギャルゲやエロゲよろしく選択肢が出る演出が面白い。

兄に救われた妹は最後にちょっとだけデレを見せるのであった。というわけで、ここでOPがかかって、メインタイトルとサブタイトルが同時コール、そしてそのままEDへ。
OPが飛ばされた時点で十分推測出来るんだが、ここしかないというジャストタイミングでOPが流れるから、もうテンション上がらざるを得ない。

ED映像はOP映像を再構成した特別仕様
クレジットには3話専用EDが書かれてるけど、使われてねーじゃん!公式サイトで公開されてるだけじゃん!

エンドカードは『リトルバスターズ!』や『Angel Beats!』のキャラデザでお馴染みNa-Gaさん。あれ、電撃文庫繋がりでいくんじゃないのか。

いやしかし、アニメでは桐乃が可愛く見えるけど、これ3次元だったら絶対ドン引きなビジュアルになるんだろうな。

今回は面白かった。今後へ期待も込めてランクアップ。

燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:S-

俺の妹がこんなに可愛いわけがない (電撃文庫)
俺の妹がこんなに可愛いわけがない (電撃文庫)

アニメ,電撃文庫

「じゃあ、とうまをメイドにする!」

メイドさんなインデックス可愛いな。

というわけで原作7巻、法の書編に突入。ローラ・スチュアートが本格登場。キャストは川澄さんということで、吉田さんとか朋美とか。
この人、見た目は可愛いけど、相当にハラグロなんだよなぁ。

今回は新章一発目ということで、キャラの顔見せとサービスシーン多めの構成。オルソラ、アニェーゼ、ルチア、アンジェレネ、建宮、五和と主だったゲストキャラは殆ど登場した。
って、アニェーゼ、くぎゅなのかよ!くぎゅぅぅぅぅぅうううううう
まさか『炎髪灼眼の討ち手』と手乗りタイガーが『禁書目録』に武力介入とはな……。

燃:B+ 萌:A 笑:B 総:A

とある魔術の禁書目録(インデックス)〈7〉 (電撃文庫)
とある魔術の禁書目録(インデックス)〈7〉 (電撃文庫)

電撃文庫

ロウきゅーぶ! 6 (電撃文庫 あ 28-6)
著:蒼山 サグ イラスト:てぃんくる

「本当によく似合ってるよ、それ。時代劇のお姫様みたいだ」
「……こんなお姫様じゃあ、誰も番組を視てくれませんよぅ」

約1週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。表紙は女バスの面々が1巡したからか、浴衣姿のもっかん。葵……。
帯に、またもや時雨沢さんからのコメントが。大御所、何してんすかw

さて、ドラマCD化も決定して絶好調。今回は電撃文庫MAGAZINE掲載の短編を収録した短編集。
と言っても、実質収録は2本だけで、後は書き下ろしショートショートと中編となっている。

おいおい、ピンナップの紗季可愛過ぎんだろ……。

『智花のいちごサンデー』

記念すべき電撃文庫MAGAZINE初登場短編。

説明しよう!『ロウきゅーぶ!』とは、

上半身裸の小学生のおにゃのこに

ぶっかけを敢行するチャレンジャースピリット溢れるライトノベルである!!

電車の中で挿絵のページ開いて、おったまげたわw
ガチやん。使えるレベルやん<何にだ
雑誌掲載時の俺の願いが、すっかり忘れた頃に聞き届けられた形ですね。生きてて良かった(ぉ
つまり書き下ろしでないエピソードにも挿絵が描き下ろされてます。

もうね、もっかんの可愛さ爆発なわけですよ。この頃から昴ともっかんのナチュラルなイチャつきっぷりは非常にアレでナニですよね。

『ふたりはプリキュアSplash☆Star』ネタには全力で食いつかざるを得ない。

『葵のぷちミッション≪前後編≫』

担当さんの一言が無かったら、存在しなかった書き下ろしショートショート。つくづく居なくて良くね?と思ってしまうなぁw

『愛莉のからだチェッカーズ』

電撃文庫MAGAZINE掲載。愛莉と紗季、どっちがメインなんだよと言いたくなるエピソード。
ほまほとひなたの裸ビブスの挿絵が新規描き下ろしです。もしかして雑誌だと載せられないレベルのイラストを新たに描き下ろしてるのか?
何だか先端部分的なものが認識出来る気がしないでもないのですが。

もっかんのスパッツ脱がしに挿絵が無いのは何故ですか。
紗季のお母さんの挿絵が無いのも正直不満。と言うか、20ページに1度くらいの割合で挿絵があれば良いと思うの。
コケるときの「ふにゃんっ!?」がとても可愛い件。

『みんなの願いと夏祭り』

書き下ろし中編。遂に、もっかんのお父さんとの直接対決の時が。お父さんとの激突は文庫1冊丸々使うかと思っていたが、予想よりはコンパクトにまとまった印象。

みんなの魅力的な浴衣姿がお披露目となるわけですが、そんなインパクトも、まほまほのしまぱんの前に、全部吹き飛びました。しまぱん!しまぱん
まほまほって結構自ら見せてくるイメージが強いので、恥ずかしがっている表情がとてもエロい新鮮。

ぶっかけがあったから、続いておもらしもあるかと思ったが、流石にそんなことはなかったんだぜ。しかし、悟りを開いている蒼山先生なら、いずれやってくれると信じています。
それと、ひなたのチョコバナナぺろぺろに挿絵が無いのは何故なんだし。

そして、もうね、昴ともっかんのイチャイチャっぷりが半端無くてね。正直、婚約レベル。お父さんの承認まで戴いちゃったもんな!
ラノベの中でも屈指のイチャイチャカップルだと思う。

最後の見開きイラストはある意味英断だと思う。どこに挿絵使ってんだって思いもあるんだけど。

次は「こっち方面」のエピソードになるとかならんとか。何だよ、「こっち方面」ってさ。

どうでも良いが、「ロリきゅーぶ」で検索したら、一番上にウィキペディアがくるけど、「ショタきゅーぶ」で検索したら、ウチのブログが一番上にきて吹いたw

燃:C+ 萌:S 笑:A- 総:A+

シリーズリンク
ロウきゅーぶ!⑤(2010/06)
ロウきゅーぶ!⑦(2011/02)

コミカライズリンク
ロウきゅーぶ! は~ふたいむ <1>(2013/08)

アニメリンク
ロウきゅーぶ!SS The 1st game「小学生・わ~るど!」

アニメ,電撃文庫

「今度からサイコガンダムかビグザムと名乗りなさい」

OP初お披露目。歌うのは中学生ユニットだそうだけど、え、声が凄ぇ大人びてね?本当に中学生なの?
映像は妙にお洒落なラブコメアニメみたいな感じでしたw

さて、冒頭では桐乃の学校での友人、加奈子とあやせが登場。京介とあやせの一歩間違えば通報しますたな掛け合いが今から楽しみです。

桐乃にオタ友達を作ってやろうと考えた京介はSNSサイトを紹介。そこで加入したコミュニティのオフ会に参加することに。
そこで出会うのが、今後重要な鍵を握ることになる沙織と黒猫である。

京介は沙織本人を見るまでは深窓の令嬢のような姿を想像していたが、実はそれは大当たりだったんだよなぁ。まぁ、登場当初から眼鏡取ったら、どうせ美少女なんだろ?的な雰囲気ではあったものの、それを凌駕するレベルとはなぁ。
キャストは生天目さんということで、電撃キャラで言うと、『弔詞の詠み手』マージョリー・ドーとか姫宮みらんとか綾瀬ルコとか寮監とか銀のマリアとか村野雪女とか。
いやしかし、グラハムがバジーナにツッコんでいると考えると、何やら意味深だ……。

黒猫は黒猫で最初から飛ばしてるなぁ。水銀灯って思いっきり桐乃が言ってたけど、良いんだろうか。
キャストは花澤花菜さん。杏里とか衿衣とか。最近、やたらこの人の声を聞く気がする。主な原因は『デュラララ!!』と『ゼーガペイン』なわけだが。

今回は劇中に、原作者である伏見さんが同じく電撃文庫から刊行した『ねこシス』の画像がちらっとだけ登場している。折角サブカルを扱うんだから、電撃キャラはもっとあちこちに出してほしいな。

またしてもEDに本編が食い込む。どうもEDは公募したものを1曲ずつ使っていくようだが、全部本編に被せて流すんだろうか。
エンドカードは『電波女と青春男』繋がりでブリキさん。

そう言や、『とある魔術の禁書目録Ⅱ』と色んなところでコラボしてるのね。主に宣伝で。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A+

HGUC 1/144 MRX-009 サイコガンダム (機動戦士Zガンダム)
HGUC 1/144 MRX-009 サイコガンダム (機動戦士Zガンダム)

電撃文庫

ソードアート・オンライン〈5〉ファントム・パレット (電撃文庫)

著:川原 礫 イラスト:abec

「━━決勝まで来るのよ。これだけ色々レクチャーさせたんだから、最後のひとつも教えておきたい」
「最後?」
「敗北を告げる弾丸の味」


約2ヶ月半週間の積み。4ヶ月振りの新刊。『アクセル・ワールド』5巻からは2ヶ月ということで、隔月刊行もついに第10弾。

今度の舞台は血と硝煙の世界≪ガンゲイル・オンライン≫。銃器マニアにとっては温く、僕みたいなファンタジー寄りの人間にはあんまり馴染みのない世界観。つーわけで、舞台としてはアルヴヘイム・オンラインの方が好きです。

表紙の凛々しい少女は一体誰か、キリトは遂に表紙から脱落かと思いきや、今度のキリトは女体化!!
と見せかけて、男の娘という予想の斜め上を行くアバターでした。一昔前だったら、普通に女体化だったのかなぁ。

まぁ、やることはいつも通り、データをコンバートしての俺TUEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE状態なのだが。
≪GGO≫上でまことしやかに囁かれる、撃たれるとリアルでも死に至る≪死銃≫、≪デス・ガン≫の調査を依頼されたキリト。
おま、ネーミング……。まんま過ぎんだろw

今回も出るよ、ゲストヒロイン。強烈な過去のトラウマを克服しようと奮起する少女シノン。
既に恋人が居るというのに、また新しいヒロインのフラグをおっ立てようとしているキリトさんパネぇ!
それよりも俺は和人の顔馴染みのナースのお姉さんの方が気になって仕方がないわけだが。何故イラスト無いし!?

ふと思ったんだけど、舞台が移った今でもメインタイトルが『ソードアート・オンライン』なのって、最後の舞台がもう一回SAOだからなんじゃなかろうか。

皇居に関する話がちょろっと出てるんだけど、これって『アクセル・ワールド』の方でも言われてなかったっけ?

次は2010年10月に『アクセル・ワールド06 -浄火の神子-』、12月に『ソードアート・オンライン006 ファントム・バレット』です。前者は既に発売済み。

燃:A- 萌:A 笑:C+ 総:A+

コミカライズリンク
ソードアート・オンライン ファントム・バレット <001>(2014/09)

アニメリンク
ソードアート・オンラインⅡ #1「銃の世界」

 

アニメ,電撃文庫

「無限の刻が鼓動を止め、人は音も無く炎上する。誰一人気付く者も無く、世界は外れ、紅世の炎に包まれる」

アニメシャワー枠にて、電撃文庫原作の燃えと萌えを融合させた学園異能美少女バトルの先駆けとなった作品が再放送開始。
どう見ても3期フラグです。本当に有り難う御座居ました。

J.C.STAFFということで、クオリティは折り紙つき。今回は主人公、悠二の日常が崩れていく様が描かれる。シャナさんはまだ怖いだけ。

いずれシャナさんが存在を乗っ取る平井さんが健在な姿が見れるのはアニメだけ……だった筈。平井さん可愛いよ平井さん。
彼女は池君のことが気になる様子だったが、そんな想いも空しく、燐子に喰われてしまう。今後の展開を思うと、池君オメガカワイソス
ちなみに台詞は無いが、オガちゃんも既に登場済み。佐藤と田中って原作でも1巻から出てたっけなぁ。

また、専門用語出過ぎワロタ状態。まぁ、1回目だから設定解説よりはインパクト重視だろうけど。
既に“天目一個”の名前も出ています。

EDの入り方が良いんだよなぁ。

今期のアニメシャワーは『とある魔術の禁書目録Ⅱ』→『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』→『探偵オペラ・ミルキィホームズ』→『灼眼のシャナ』というラインナップ。いや、『ミルキィホームズ』邪魔過ぎるだろ!!
後一歩で、スーパー電撃文庫タイムだったのに……。
『ミルキィホームズ』はJ.C.STAFFだったんだけど、あんまりクオリティが高いようには見えなかった。『禁書目録』の片手間なんだろうか。
後一歩で、スーパーJ.C.STAFFタイムでもあるなw

燃:A 萌:A 笑:C 総:A+

灼眼のシャナ (電撃文庫)
灼眼のシャナ (電撃文庫)

アニメ,電撃文庫

「同じものを何でこんなに買うんだよ!?」
「お布施よ!」

電撃文庫原作、妹、桐乃の人生相談に巻き込まれる兄、京介の騒がしい日常を描いた実妹ヒロインラブコメが満を持してアニメ化。
釣り過ぎるタイトルの時点でバカ売れは確実かと。売れるのが判り切ってるので、1巻から初版で買ってようとも、あまり優越感には浸れない。

ラノベ原作アニメというと、元絵の面影が無くなるのはよくあることだが、この作品はキャラデザを公式絵師が別名義でやっているので、相当な再現度。

第1回目はOPカットでスタート。今回は京介が、桐乃が妹モノのエロゲをコレクションしていることを知るところまで。
まさか、思いっきりはっきりと「エロゲ」って言うとはな……。遠慮一切無しか。カップヌードル吹いたわw

桐乃のキャストは竹達さんなんだけど、今クール、『えむえむっ!』のヒロインもやってるのよね。
桐乃が劇中で妹は黒髪ツインテでなきゃと言ってるが、あずにゃんのことか!

桐乃のコレクションの中には何だか見覚えのあるイラストがちらほらと。『夜明け前より瑠璃色な』のパロディっぽいのはあったけど、全部何かしら元ネタがあったりするんだろうか。早過ぎて、ちゃんと確認出来なかったけど。
ちょっと調べたら、実物も混じってたらしい。

コレクションの中には電撃文庫も。『ロボット妹』はきっとある筈w
あと、推薦文貰った『乃木坂春香の秘密』とかもありそうだ。

本編が長引いたため、EDも無し。流れていたのはOPか?
公式サイトでは未公開のEDが映像付きで公開中。映像っつってもエンドカードにエフェクト掛かってるだけですが。

そんなエンドカードを描くのはBUNBUNさん。どう考えても『ソードアート・オンライン』繋がりなんだろうけど、何故abec名義じゃないんだ……。
まさか『カレとカノジョと召喚魔法』繋がりでもあるまいし。

つーわけで、第1回目でした。まだヒロインも出揃っておらず、導入部でしかないので、ここで切るのは早計ですよ、皆さん。
取り敢えず、パパンとの直接対決までは視ないと。いや、俺は最終話まで録画保存確定ですが。
どうでも良いが、お父さんが着てる作務衣、一着欲しいな。

燃:C 萌:A 笑:A- 総:A+

カレとカノジョと召喚魔法 (電撃文庫)
カレとカノジョと召喚魔法 (電撃文庫)

電撃文庫

彼女(アイドル)はつっこまれるのが好き! (電撃文庫)

著:サイトー マサト イラスト:魚

「うんうん、やっぱりそうよね。こんなに気持ちいいの、初めてだわ。やっぱりツッコんでもらわないとね」

約3ヶ月の積み。電撃文庫。タイトルの「彼女」は「アイドル」と読みます。
どう見ても釣りタイトルです。本当に有り難う御座居ました。勿論、漫才とかで言うところの「ツッコミ」のことですよ。

普通のオタク高校生、常村良人(つねむら・りょうと)はひょんなことから、人気アイドル声優、音無まどかとコンビを組んでネットラジオのパーソナリティをすることに。まどかは自分のボケに的確にツッコんでくれる人を探していて……というお話。

イラストはHJ文庫『たま◇なま』『おれと天使の世界創生』、スーパーダッシュ文庫『ぱんつぁ・のーと』、MF文庫J『荒瀬はるか容赦なし!』なんかでお馴染みの魚さん。

タイトルありきのお話とも見れるが、どうなんだろうな。
で、最初からヒロインがわんさか出て来ると萎えちゃうわけで。まぁ、出て来てるだけで、今回は良人とまどかにスポットが当たってるシーンが殆どなんだけども。

ボケとツッコミに焦点を当てている割には、肝心の会話の応酬が今一つなんだよなぁ。テンポの良い会話劇を楽しみたいなら、同レーベルの『さくら荘のペットな彼女』何かの方が圧倒的に上だと思う。

また、声優ってやっちゃうと、これもやはり同レーベルの『スイート☆ライン』に見劣りしちゃうんだよな。別に、声優に拘る必要無い気がするんだけど……。
ラジオのパーソナリティをやるってネタ自体は面白いと思う。HJ文庫の『ぼいレコ!』とかが系統としては近いかな。

どうも不思議設定があるようだが、その辺が解説されないまま終了。その所為で終わり方が凄いふわっとしてるw

ギリで2巻には手を出すけど……ってレベルだなぁ。まぁ、2011年5月までは強制入手ですがw

次は2010年11月。

燃:C 萌:B+ 笑:B 総:B

シリーズリンク
彼女はつっこまれるのが好き! <2>(2010/11)

イラストリンク
ぱんつぁのーと(スーパーダッシュ文庫、2009/04)
荒瀬はるか、容赦なし!(MF文庫J、2009/07)

第16回電撃小説大賞リンク
ご主人さん&メイドさま 父さん母さん、ウチのメイドは頭が高いと怒ります(銀賞、2010/02)
[映]アムリタ(メディアワークス文庫賞、メディアワークス文庫、2009/12)
月光(最終選考、2010/09)
マリシャスクレーム -MALICIOUS CLAIM-(4次選考、メディアワークス文庫、2010/06)
ミネルヴァと智慧の樹 始原(4次選考、2010/07)
理想の彼女のつくりかた 第一稿 のはずがポンコツだなんて、そ、そんなバカなっ!(4次選考、2010/08)
官能小説を書く女の子はキライですか?(4次選考、2010/08)
ハロー、ジーニアス(4次選考、2010/10)
平安鬼姫草子 ~神ながら神さびせすと~(4次選考、2010/10)
恋する鬼門のプロトコル(3次選考、2010/06)