このライトノベルがすごい!文庫

魔法少女育成計画 (このライトノベルがすごい! 文庫)
著:遠藤 浅蜊 イラスト:マルイノ

「魔法少女ってやつは、本来ただの魔法使いじゃないぽん。『魔法の国』が毎度やってる、ぬるくさい選抜試験で選ばれるのは本物じゃないぽん。連中はヒーローでなくちゃならないぽん。アイテム追加ごときで不慮の死なんてのはヒーロー失格。脇役が死ぬべくして死んだってことで片付けて問題ないぽん」

このライトノベルがすごい!文庫2012年6月の新刊。約4ヶ月3週間の積み。『美少女を嫌いなこれだけの理由』でデビューした遠藤さんが9ヶ月振りに復活して贈る新シリーズ。
最初はスルーしてたんだけど、ネットでの評判を見て興味が湧いたので。

巷で人気のソーシャルゲーム「魔法少女育成計画」。プレイヤーの中から一握りの選ばれた人間は魔法少女となり、マジカルキャンディを集めるために日々活動する。
しかし、ある日、増え過ぎた魔法少女は減らされることになり……というお話。

デビュー作がデビュー作だけに、タイトル通りのポップでキュートな内容でないのは判り切ってたけども。
ドロドロとした策謀渦巻く展開になり、最終的には『バトルロワイヤル』みたいな様相に。
群像劇っぽいところも、『バトルロワイヤル』を彷彿とさせる。

救いの無い展開は面白いんだけど、いかんせん出版したタイミングがなぁ。魔法少女でダークな展開というと、どうしても『まどか☆マギカ』を思い出しちゃうよなぁ。
まぁ、パッケージングで騙すつもりが無い分、『まどか』よりは良心的と言えるかもしれない。

あと、あれだ。デビュー作読んだときも思ったけど、内容が内容なのに、女の子が全然可愛くないのは大丈夫なの?
見た目はともかく、キャラクターとして可愛くないと思うんだよなぁ。

次は2012年11月に『魔法少女育成計画 restart(前)』、12月に『(後)』。

燃:C 萌:B- 笑:C 総:A

シリーズリンク
魔法少女育成計画 restart(前)(2012/11)

アニメリンク
魔法少女育成計画 01「夢と魔法の世界へようこそ!」

著者リンク
美少女を嫌いなこれだけの理由(2011/09)

アニメ,電撃文庫

「嫌だ。俺が生きている間はパーティーメンバーの誰1人しなせやしない。それだけは絶対に嫌だ!」

大人数のパーティーの襲撃を受けたキリトさんとリーファは窮地に立たされる。だが、スプリガンお得意の幻惑魔法が炸裂。キリトさんは巨大な怪物へと変身し、大暴れするのであった。

完全にモンスターになってたけど、噛み殺されたプレイヤーとか、トラウマになっちゃったんんじゃないだろーか……。
まぁ、卑怯なプレイをした代償っちゃーそうなんだけど。

平然とリーファの手を食べたりするキリトさん、マジタラシ。

燃:A+ 萌:A 笑:B 総:A+

エピソードリンク
#18「世界樹へ」
#20「猛炎の将」

このライトノベルがすごい!文庫

千の剣の権能者(エクスシア) (このライトノベルがすごい! 文庫)
著:紫藤 ケイ(しどう) イラスト:キムラ ダイスケ

「だから……願いがある」

このライトノベルがすごい!文庫2012年11月の新刊。約1週間の積み。
編集部から献本頂きました。ありがてぇありがてぇ。
とは言うものの、オブラートに包んだ感想を書いても仕方が無いので、いつも通り書きます。

タイトルは「せんのつるぎのエクスシア」と読みます。「千の剣」と言えば、ファミ通文庫『千の剣の舞う空に』だよな。

著者の紫藤さんは第3回このライトノベルがすごい!大賞大賞受賞作家で、現在、デビュー作『ロゥド・オブ・デュラハン』から始まる3ヶ月連続刊行中。本作は、その第2弾に当たる。

イラストのキムラダイスケさんはガガガ文庫『憂鬱なヴィランズ』のイラストを描いてる人か。

さて、舞台は権能者と呼ばれる巨人に、人々が蹂躙されているファンタジー世界。権能者を倒せるのは、同じ権能を使える権能兵と呼ばれる戦士だけ。
魂を代償に権能を得た権能兵の少女クアディカと英雄を求める青年クオンが出会い、物語は動き出す……というお話。

ダークと言うほどではないけど、なかなかに重い世界観。権能者を倒すには、一部の人間を犠牲にして権能兵にしないといけないので、その時点で既に重い。
加えて、恐ろしく硬派。昨今の萌えを入れとかないといけない、みたいな空気をガン無視。
決して、女の子が出て来ないわけじゃないんだけど、萌えとは程遠い立ち位置。

今のご時世、下手したらカテゴリーエラーで弾かれるレベルなのだが、このレーベルは、そういうところを狙うのが趣旨なんだろうから、これでOKなのだろう。
というわけで、かちっとしたファンタジーが読みたい、かといって重厚過ぎるのはNGって人は好きなのではないかと。

次は2012年12月に新作『紅炎のアシュカ』だけど、特に買う予定はありません。

燃:C+ 萌:C 笑:C 総:B+

著者リンク
紅炎のアシュカ(2012/12)
クラッキング・ウィザード 鋭奪ノ魔神と魔剣の少女(2013/08)

電撃文庫

独創短編シリーズ 野﨑まど劇場 (電撃文庫)
著:野崎 まど イラスト:森井 しづき

学校の帰りに買ってきた『アクセル・ワールド12』を開くと電撃の缶詰が挟まっていたので、抜いてごみ箱に捨てた。

電撃文庫2012年11月の新刊。約1日の積み。
電撃文庫MAGAZINEで長期連載化している『野崎まど劇場』が遂に文庫化。まとめてほしいとは思っていたけど、まさかホントに文庫化にまで辿り着くとは……。
ちなみに、野崎さんは電撃文庫初登場です。

イラストを贅沢に使ったショートショートが延々続く構成となっている。内容はとにかくフリーダム。
連載分は全て収録した上、ボツ原稿+書き下ろしも収録で盛り沢山な内容。
海賊本に掲載されていたものまで収録。
文庫換算すると、意外とページ数あるんだな……。

要はメディアワークス文庫で、ちょこちょこやってるボケを全力で酷くしたら、こうなるといった感じ。

とにかく、ありとあらゆるところでふざけている。裏表紙、カバー下、粗筋、後書き、著者近影、帯……と。
竹宮ゆゆこさんから推薦文貰ってるんだけど、後書きにまで出すなよw
やりたい放題過ぎるわ!

つーわけで、『野崎まど劇場』でした。連載は続くらしいけど、2巻が出せるまで続けられるのだろうか……。

燃:C 萌:B 笑:A 総:A+

シリーズリンク
独創短編シリーズ 野﨑まど劇場(笑)(2015/02)

著者リンク
[映]アムリタ(メディアワークス文庫、2009/12)
舞面真面と仮面の女(メディアワークス文庫、2010/04)
死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~(メディアワークス文庫、2010/10)
小説家の作り方(メディアワークス文庫、2011/03)
パーフェクトフレンド(メディアワークス文庫、2011/08)
(メディアワークス文庫、2012/08)
なにかのご縁 ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る(メディアワークス文庫、2013/04)
know(ハヤカワ文庫JA、2013/07)
バビロン Ⅰ -女-(講談社タイガ、2015/10)
HELLO WORLD(集英社文庫、2019/06)
タイタン(ハードカバー、2020/04)

コミカライズ,雑記,GA文庫

アマゾンで予約していたブツが届きました。

・這いよれ!ニャル子さん コミックアンソロジー

の計1冊。

MF文庫J,ラノベ関連本

イラスト:ほんたに かなえ

文庫とコミカライズ同時購入キャンペーンということで、300名に当たる小冊子。
俺の経験上、こういう小冊子は、応募人数が大したことないからか、抽選でも大体当たる。

で、中身ですが、タイトル通りイラスト集なんだけど、書き下ろし及び描き下ろしゼロとか、どういうことなの……。
文庫収録イラストを中心に、ドラマCD絡みのイラストや店舗特典のイラストを収録。
まぁ、大きいサイズで見れるのが良いってことかもしれんけど。

燃:C 萌:A 笑:C 総:B+

本編リンク
おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その8 ハッピーエンドプロローグ(2012/05)

アニメ,雑記,雑誌,電撃文庫

予約していたブツを引き取ってきました。ラノベは、

・灼眼のシャナSⅢ
・独創 短編シリーズ 野崎まど劇場

の計2冊。

電撃文庫では、『ロウきゅーぶ!』と『とある科学の超電磁砲』のアニメ2期が決定。
前者の正式タイトルは『ロウきゅーぶ!SS』らしい。「セカンドシーズン」と「小学生は最高」のダブルミーミングだそうな。
後者は、やるとは思ってたけど、忘れた頃に発表された感じ。妹達編がメインになるらしいけど、2クールなのかなぁ。
1クールしかないと、美琴が悲惨な目に遭うシーンが大半になって、肝心のガールズトーク的展開が出来なくなっちゃうわけだが……。

あと、諸事情あってアニメージュ買ってきました。

講談社ラノベ文庫

神童機操DT-O phase02 (講談社ラノベ文庫)
著:幾谷 正 イラスト:御山 ロビ/井上 真有樹

「ついに【タグ付き同盟】の雄、天童氏が逝かれてしまうのか……」「彼を失ったら、我々はどうすればいいんだ!?」「あの人は元々、俺達の側じゃなかったんだよ……ほら。涙を拭いて祈ろうぜ。爆発しろって」

2012年5月の新刊。約5ヶ月2週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
1巻でスベッたら、どうしようかと思っていたんだが、2巻が出せて一安心。まぁ、講談社ラノベ文庫は打ち切りのラインがゆるゆるって可能性もあるが。

さて、今回は宣言通り女性キャラが増え、華やかかつラブコメ成分増量といった具合で。
しかし、天童姉妹は全然話に絡んでこないという。

今回の敵はSM-Ⅲサーディズム。一応、ロボットの名前には下ネタを仕込んでいく方針みたいだけど、いつまで続けられるか……。

新たに発動するドウテイオーの武装、【カイザー・ソード】と【カイザー・サーベル】。普段は肩部装甲になっていて、使用時には展開するとか燃える。
しかも合体して1本の大剣にもなるんだぜ!やっぱロボアクションはアニメで見てーなー。

そういや、1巻読んだときに指摘した姓と名の間の全角スペースは無くなってたな。
後書きでは、まさかの電撃文庫『天槍の下のバシレイス』の話をしていて吹いた。懐かし過ぎるだろ……。
次は2012年10月。

燃:A- 萌:A- 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
神童機操DT-O phase01(2012/01)
神童機操DT-O phase03(2012/11)

ファミ通文庫,ラノベ関連本

応募券2枚くらいを送ると必ず貰えた、ファミ通文庫のファンブック。抽選じゃないとか太っ腹だわ。

文庫未収録イラストをバックに、作家陣からのお祝いコメントが。一部の人、コメントハジケ過ぎだろw

でも、こういう形で文庫収録が難しいイラストをまとめてくれるのは嬉しい。いや、そりゃFBonline掲載の画像はダウンロード出来るけどもな。

燃:C 萌:A 笑:A- 総:A

KAエスマ文庫,アニメ

「無い無い無い無い無い無い無い!」

サブタイの「救世主」は「イノセント」と読みます。
さて、相変わらず騒がしい日常を送る勇太達。授業中なのに、丹生谷さんにスライディングで突っ込んでくる凸守に吹いた。この人、中等部では、どういう扱いなのだろうか……。

六花は同好会のメンバーのために文字プリント入りTシャツを作成。やべー、俺もTシャツ着て名乗りをあげてー。

今回は何と勇太のクラスメイト、一色誠が活躍的なものを。彼に、本性がバレてしまう直前の丹生谷さんがバラエティ番組のアクションゲーム装置みたいな動きをしていてワロタ

クラス内女子ランキングバレ事件の中で育まれる勇太と一色の友情。泣きながらバリカン振り上げるシーンとか、お腹痛いw

えっ、『Lite』は全6回で終了なの?

燃:A- 萌:A+ 笑:A 総:A+

エピソードリンク
EpisodeⅤ「束縛の…十字架」
EpisodeⅦ「追憶の楽園喪失」