コミカライズ,電撃文庫

灼眼のシャナ 10 (電撃コミックス)
作画:笹倉 綾人 原作:高橋 弥七郎 キャラクターデザイン:いとう のいぢ

「……悠二は、私の」
「なに……?」

2011年10月の新刊。
本編コミカライズ、VS愛染の兄妹編の決着をもって、いよいよ完結です。どうせなら、表紙のシャナさんは黒髪モードの方が良かったと思う俺は少数派なのか。

愛染の兄妹との決着も勿論なのですが、シュドナイ相手にハッタリをかます悠二や、死んだと思っていた佐藤と田中が生きていたことを知って、ポロポロ泣いちゃう姐さんの可愛さにも注目したい。
ってか、デザイン的にトーガってコミカルな動きをさせるのに合ってるんだなw

そして、悠二とシャナさんがお互いを意識し、その行く先を見据え始めたところで物語は幕を下ろす。
出番はもっと先になる貫太郎父さんや、まだ見ぬ徒やフレイムヘイズもワンカットだけ登場
予備知識無い状態で読んだら、確実に打ち切りだと思われる終わり方だよなw

総評

ってなわけで電撃文庫原作、電撃大王連載の本編コミカライズ『灼眼のシャナ』全10巻、これにて完結。単行本だけで足掛け6年か。
ラノベのコミカライズとしては相当長いよな。

シャナさんはメチャ可愛いわ、戦闘シーンのクオリティは高いわで、ラノベのコミカライズとしてだけでなく、漫画としてのクオリティも相当に高かったように思う。
ラノベのコミカライズとしては間違いなく最高峰。

実はリアルタイムなのは2巻からなんだよな。最初は興味無かったんだけど、ガイド本『灼眼のシャナノ全テ』で絵を見て購入を決意したんだった。確か、店頭で見付からなくてバイト先で注文したんだった気がする。
この頃から、コミカライズもチェックするようになったんだったと思う。

内容としては原作の起承転結でいうところの、「起」の部分、それも締めの過去編をカットした上での構成だけど、終わり時としては最適なタイミングだったか。
「転」の部分までは見たかった気もするが。実際、このまま続けるって選択肢は無かったのかな。

そりゃガチ戦力になるクオリティの漫画が出せるなら、これから売っていこうって作品のコミカライズ担当に回すわな。
ってなわけで、笹倉先生の次回作『アクセル・ワールド デュラル/マギサ・ガーデン』にご期待下さい!

燃:A+ 萌:A+ 笑:B 総:A+

シリーズリンク
灼眼のシャナ <Ⅸ>(2011/01)

電撃文庫

灼眼のシャナ〈22〉 (電撃文庫)
著:高橋 弥七郎 イラスト:いとう のいぢ

「今の貴女にこそ……この言葉は、相応しい」
「天下無敵の幸運を、『炎髪灼眼の討ち手』━━シャナ」

2011年10月の新刊。約2ヶ月4週間の積み。11ヶ月振りの新刊。
らめぇええええええええ、グズグズしてるとアニメでネタバレされちゃうのほおぉぉおおおおおおおおお!!ということで、優先消化しました。最悪、後期OPにネタバレが含まれてる危険があるしな。
表紙は笑顔の黒髪シャナさんということで、ようやくようやく最終巻です。
今更だけど、のいぢさんの絵のブレ具合凄いなw

およそ400ページあるんだけど、終盤まではとにかく戦闘に次ぐ戦闘。個人的に戦闘シーンが多過ぎてダレるんだけど、みんなはどうなの?
多分、日常話に噛んでるフレイムヘイズの戦いだったら、もうちょっと楽しんで読めると思うんだけど。
特に『大地の三神』とか、誰が誰やら全然判らへんしなぁ。

で、それぞれの目的を達成していく人達。よく、これだけ風呂敷を広げておいて、ちゃんと話を畳めたよなぁと思う。
『Ⅰ』『Ⅱ』辺りの時点で、決着に向けての伏線が張られ始めてたという衝撃。

そして最後まで、よく判らなかったんだけど、『無何有鏡(ザナドゥ)』には街等だけじゃなくて人間もコピーされてるってことなのか?

そして、再生される御崎市。まさか原作では名前しか出ていなかった平井ゆかりさんが復活するばかりか、少しだけとはいえ、出番があるとはな……。

何だかんだ言いながらも、終わり方が良かったのでオールオッケー的な雰囲気に。
このラストなら、これからいくらでもスピンオフ作れそうだよな。

遂に終わったか、感慨深いな……。
と思って、後書き見たら、次に出る外伝がラストだそうで。焦らしに焦らした挙句の発売だったから、もう出ないと思ってたわ。
のいぢさんの後書きでは、また画集が出そうな気配が……。

燃:B 萌:A- 笑:C 総:A+

シリーズリンク
灼眼のシャナⅩⅩⅠ(2010/11)
灼眼のシャナSⅢ(2012/11)

アニメ

THE ビッグオー SECOND SEASON volume 4 [DVD]

「間違った主人に仕えねばならなかった君には同情しよう!」

連続アンドロイド破壊事件が発生。ダストンさんが事件を追う一方で、ロジャーもまた依頼を受け、事件に関わることに。

40年前の出来事を思い出したアンドロイドのメモリーが狙われてるってことだったけど、目的は破壊であって入手ではないということなの?その辺がよく理解らんのだが。

最終的にオイル屋を思いっきり破壊することになったが、店主のおやじが直接関わっていたってことなの?それとも、とばっちり?

そして赤い風船を見たエンジェルは何かに気付いたようだったけど……。うーむ、どうにも煙に巻かれたというか……。

燃:B+ 萌:B+ 笑:C 総:A-

エピソードリンク
Act:18「The Greatest Villain」
Act:20「Stripes」

スーパーダッシュ文庫

ぱんつぁのーと 3 (ぱんつぁのーとシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
著:月見里 一 イラスト:魚

「脱ぎたて……と言ったよな?」
「脱ぎたてという以上……。俺の目の前で脱いでくれるんだろうな……?」
「も、もちろんよっ!決まってるでしょっ!!」
「それから……。お漏らしパンツの至高はお寝しょパンツだ。シミが広がる上、布団で蒸らされ熟成される。俺の原点だ……」

2010年1月の新刊。約1年11ヶ月2週間の積み。5ヶ月振りの新刊。
見よ、新刊で買ったのに、この見事なまでの積みっぷりを!このままでは永遠に読まない危険さえあると判断し、月に1冊は優先消化する理由の全く無いものを読んでいこうと思い立ちました。

さて、今回は記憶を失う前の自分、ジョウスケが自分の不死性を維持するため城介を殺しに来るという展開。
タイムパラドックス的な話もし出して、妙にSFチックな展開に。

211ページのアーカンサスの最期のシーンの挿絵なんだが、これはギャグのつもりで描いているのだろうか……。真面目なシーンとしては絵のクオリティが……。いや、ギャグとして面白いかと言えば、全然そんなことないんだけど。

結局、頑張ったら何とかなる!みたいなオチで第1部完!第2部は売上次第って後書きで言ってるけど、案の定売上が残念なことになったらしく、第2部どころか新シリーズさえ出ないという有様に。

総評

ってなわけで、ぱんつ穿けないヒロインのスーパーダッシュ文庫『ぱんつぁのーと』全3巻でした。足掛け9ヶ月か。安易な設定に釣られて買ったことを今では反省している。

この内容なら、アーカンサスだけじゃなくて、もっと変態をいっぱい出したら良かったのではないかと思う。
色んなぱんつに特化した変態達、みたいな。
自分でも何言ってるか、よく理解りません(ぉ

燃:C 萌:B+ 笑:B+ 総:B

シリーズリンク
ぱんつぁのーと <2>(2009/08)

アニメ

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) [Mobile Suit Gundam UC] 3 [Blu-ray]

「自分で自分を決められる、たったひとつの部品だ。失くすなよ」

今更気付いたけど、何でOP無いのん?このクオリティで作ったら、凄く良いものが出来そうなんだが。

さて、今回はバナージ&ユニコーン奪還作戦からなので、いきなり派手なMS戦からで、視聴者を圧倒。

クシャトリヤと相対したユニコーンはNT-Dを発動させるが、性能チート過ぎワロタ
相手のファンネルの制御奪うとかマジかよ……。ちょっと超能力バトルみたいになってるw

クシャトリヤをフルボッコにした結果、マリーダさんを捕虜としてゲット。バナージと彼女の会話を聞いていると、マリーダさんの方がヒロインっぽく思えてくる。
今回、バナージとミネバのシーンってモニター越しにしかないしな。
ついでに言えば、個人的にはマリーダさんの方が好みである(ぉ

後半は、バナージに心の大切さを説いたダグザさんや、捕虜になっていた間に世話になったギルボアさんが、がっちり死亡フラグを立てて、案の定死んでいく展開。うわぁあああぁあああああああぁああぁああぁあああぁあああぁぁあああああああああん!!

前半で、ユニコーンの変形シーンがあっさりしていたのは後半でもう1回変形するからだったのか。

ってな感じでアニマックス一挙放送はここまで。まぁ、後episode4一部先行公開が残ってるけど、それは多分感想書かないし。
全体的にクオリティ高過ぎて、スタッフの気が狂ってるとしか思えねぇ……。
そら、このクオリティならプラモ売れるわって出来ですよね。『AGE』ェ……。

はいはい、HGUCユニコーンデストロイモードとクシャトリヤとバンシィデストロイモード欲しくなってきた欲しくなってきた。ってか、もう既に買うつもりでいるw
アニメでは、かなり端折られてるらしいし、こりゃ原作も読みたくなってきたな。

燃:A+ 萌:B 笑:C 総:A+

エピソードリンク
episode2「赤い彗星」
episode4「重力の井戸の底で」

MF文庫J,アニメ

「ああ~ん、超拒否られてる~~~~!」

小鳩に興奮している肉がいちいち可愛くて困る。

さて、前回水着姿を披露しなかった夜空と理科は今回、部室でお披露目。まぁ、夜空は実に残念なアレだったが。メインヒロインェ……。

後半は羽瀬川兄妹が柏崎家へと招待されるエピソード。肉の父、天馬(ぺがさす)理事長と家令のステラが本格登場。

夜空は完全に蚊帳の外なんだけど、小鷹と肉からのメールを受信するシーンや何故か公園に居るシーン等があったりする。
夜空は携帯に、小鷹は「タカ」、肉は「肉」と登録しているようで。こういう部分は原作では見えない部分だから面白いよな。

そして、やっぱり理解らない「ユニバース」の意味w

燃:C 萌:A+ 笑:B 総:A

エピソードリンク
第8話「スクール水着は出番がない\(^o^)/」
第10話「合宿は皆が寝ないヽ(゜∀゜)ノ」

アニメ,電撃文庫

「どこ……どこ……どこにある……!?贄殿遮那ぁあああああああッ!!」

『天道宮』と『星黎殿』に隠されたギミックが明らかに。ここで“髄の楼閣”ガヴィダが初登場かな?アニメでは大戦編やってないしな。

力を取り戻す隙を待ち望むシャナさん。彼女を先導していた燐子を絶叫しながら、ナイフで倒すシーンはちょっと怖かったな。

で、シャナさんの求めに応じて、“天目一個”が復活、主の元へ駆けつける。かつての強敵が助けに来てくれる展開は燃えるよな。

燃:A+ 萌:A- 笑:C 総:A+

エピソードリンク
第8話「開戦」
第10話「交差点」

アニメ,ホビー

ってなわけで、てっきり第1部ではウルフの愛機になると思われていたのに、出番は僅か1話だけだったというジェノアスカスタムです。
何なんだろう、既存のジェノアスの金型流用で作れるから、そんなに売れなくても問題無いってことなんだろうか……。
いや、『AGE』は新規金型だろうが、売れるような話の作りじゃないけどさ。そもそも登場しないというのは……。

インストによると、運動性と武装が一般機よりも向上してる分、操縦性も難しくなっているらしいんだけど、ラーガンには乗りこなせないのだろうか。
それともGエグゼスって、ジェノアスカスタムを改造した代物なのか?
型式はジェノアスの型式の末尾に「CW」が追加されているが、何かの略なのかしら。

驚きの白さとか方々で言われているが、別に色分け不良とうわけではなく、設定からして、この白さ。
シールドのマーキングシールは2枚付いてるので、1回ミスっても大丈夫だ!

変更点は上半身と武装。フェイスパーツも一般機の青から緑に変更されている。
頭部の形状が変わった分、イケメンになったか。
色は白い部分は同じかと思いきや、一般機はややクリーム色がかっているのね。
一般機のランナーと見比べて、変更点を探すと楽しい。ランナーの構成を見て、キットのバリエーション展開を予想するのは、みんなやっていることなのだろうか……。

武装も一般機から発展する形。ビームスプレーガンがパワーアップして銃剣的なアレに。

ナイフは取り外して持つことも可能。
ヒートスティックも付いてるけど、絵面がショボいの割愛。

ビームサーベルは刀身は2本付いてるけど、柄が1本しかないので、結局1本分はオマケという……。
2刀のは一般機から借りてきたものです。

フリットとの模擬戦で使っていたマーカーショットが付属。平手が無くなったのはこいつの所為か……?
じゃあ、これも一般機から借りてきたらEじゃNAI!って思ったら、微妙に色が違うワナ。

ってな感じでジェノアスカスタムでした。これが第2世代になると、正式採用されてジェノアスⅡになるらしい。
キットは2月に出るけど、流石に2体作ったら十分かな……。ガフランのバリエーションだったら欲しいが。

燃:A 萌:C 笑:C 総:A

シリーズリンク
1/144SCALE HG 機動戦士ガンダムAGE 03 ジェノアス [RGE-B790]

アニメ

勇者警察ジェイデッカー DVD-BOX II

「みんな本当は自分だけの現実を見て生きてるのかもしれないんだ」

たまに凄い深い話になるから困る。

今回の犯罪者はゲームプログラマーのバブルガムシスターズ。ゲーム感覚で犯罪を行うキ印な人達。最後に逮捕されたときも何故逮捕されなければならないのかと不満を零していた。
何、この社会風刺的な人達……。

そんなバブルガムシスターズによって、パワージョーは旧型AIを積んだだけのロボットを美少女看護ロボット、ルーアだと思い込み、デレデレしてしまう。
いくらブレイブポリスが感情を持った超AIを搭載しているとはいえ、そのセンサーが騙されてしまってはどうしようもない。特にパワージョーの性格では。

ルーアと出会ったパワージョーは彼女を働いている病院まで連れていくが、あれ、このときって、パワージョーは現場へ向かっている途中だったんじゃ……。
どうでも良いが、パワージョーが見ている幻覚のルーアって、妙にボディラインがエロいよな……。
看護ロボットがあれではいかんだろ……<考え過ぎ

いやしかし、デュークの言った、人には、それぞれのの現実があるっていう意味の言葉は良い言葉だよな。

燃:A 萌:C+ 笑:B- 総:A+

エピソードリンク
第33話「小さな勇者」
第35話「勇者警察パワーアップ計画」

MF文庫J

魔法少女☆仮免許3 (MF文庫J)
著:冬木 冬樹 イラスト:H2SO4

「これが、和貴のご主人様?」
「いかにも。『フェンリルもふもふ』でおなじみ、田辺川涙だ」
「おなじみになるほどもふもふされてねぇよ!」

2011年6月の新刊。約6ヶ月1週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。『ふぉっくすている? 3本目』からは隔月刊行。
今回は口絵で頻尿フィーチャーないのか。

さて、田辺川や水粂さんが戦いの傷を癒している間、我等が主人公、和貴は魔法使いとは縁の無い少女、近藤操とイチャイチャデートをしていたため、修羅場が展開されることに。
時を同じくして、水粂家の現当主、水粂出雲が和貴のフェンリルとしての力に目を付けてきて……というお話。

今回は割とgdgdな会話が楽しかったですね。「人体パーン」の字面が何だかシュールで笑えてくるw

田辺川と水粂さん、2人の進路が定まり始めたなと思ったら完結でござる。
後書きには終了としか書いてないんだけど、打ち切り完結なのかな。内容的には紛うことなく打ち切り完結なのだが。

総評

そんなわけでデビューから、いきなり2シリーズ同時スタートとなった『魔法少女☆仮免許』全3巻でした。タイトルが好きだったな。
僅か7ヶ月で終了してるw

すぐgdgdになる会話は楽しかったんだけど、いかんせんシリアスに話を振り過ぎたかなぁ、と。
いや、何なんだろう。直接的にシリアスというより、未来に待ち受けているであろうシリアスが重い、というか。

属性の設定はなかなか面白そうだったんだが。メイン属性とかサブ属性とか。結局、九大属性の内訳が判らないままじゃないですかー!

次は2011年7月に『ふぉっくすている? 4本目』、11月に『5本目』、2012年1月に『無気力勇者と知りたがり魔王』です。
この間にGA文庫から『かんなぎ家へようこそ!』も定期的に出してるんだから執筆速度が凄ぇ。

燃:C 萌:B+ 笑:B+ 総:B+

シリーズリンク
魔法少女☆仮免許 <2>(2011/02)

著者リンク
ふぉっくすている? 3本目(2011/04)