アニメ,ガガガ文庫

「ただただ失語」

後編。今回は調停官さんが時間を繰り返していることが明確になり、画面右下に周回表示が。
どんどんSFチックな話が増えていくんだっけ?うーむ、SF寄りな話より、この間の同類誌的なノリの話の方が見たいが……。

いやしかし、調停官さん可愛いよ調停官さん。

燃:C 萌:A 笑:B- 総:B+

シリーズリンク
episode.07「妖精さんたちの、じかんかつようじゅつ」
episode.09「妖精さんの、ひょうりゅうせいかつ」

スーパーダッシュ文庫,雑記

見送っていた新刊とラノベ神からお告げが下った分を買ってきました。ブツは、

・覇道鋼鉄テッカイオー <2>(スーパーダッシュ文庫)
・サカサマホウショウジョ <2>(スーパーダッシュ文庫)

の計2冊。

ファミ通文庫

ココロコネクト キズランダム (ファミ通文庫)
著:庵田 定夏 イラスト:白身魚

「今に見てろ。腰砕けになるくらいアタシに惚れさせてやるよ」

稲葉ぁぁああああああああん!!

2010年5月の新刊。約4週間の積み。4ヶ月振りの新刊。シリーズ第2巻。
表紙は今回も文研部5人なんだけど、女子3人が目立つ構成。見切れ気味な太一と帯でほぼ隠れる青木、どちらの方が可愛そうなのか……。

さて、今回、文研部の5人に降り掛かるのは無意識下の欲望に従ってしまう『欲望解放』。
人格入れ替わりとは違い、周囲へ及ぼす影響が大きい上に、自分の醜い本性が曝け出されてしまうということで、5人はギスギスした雰囲気に。

そんな中、半ば引き篭もりと化した唯を救うべく、マジになる青木が格好良いな。何だろう、太一はあんまり格好良いと思わないんだけど、青木はかっけーと思えるんだよなぁ。ギャップ萌えかもしれん。

表紙、総扉辺りから、ある程度その気配はあるが、今回は稲葉んのターン。『欲望解放』によって、秘めていた太一への想いが剥き出しに。
予想外に行動が乙女チックな稲葉ん。

正々堂々と太一を取り合おうと言う伊織。綺麗事っちゃー綺麗事だけど、無難な着地点は、そこしかないだろうし、ドロドロするべき作風でもないから、こんなところだろうな。

最後に太一に宣戦布告する稲葉んが妖艶過ぎる。これがみゆきちの声で聴けると思ったら、そら俺の益荒男ゲージも急上昇するわ。

次は2010年9月に『カコランダム』、2011年1月に『ミチランダム』、5月に『クリップタイム』、11月に『ニセランダム』、2012年2月に『ユメランダム』、6月に『ステップタイム』、9月にも新刊有。

燃:B+ 萌:A 笑:B- 総:A

シリーズリンク
ココロコネクト ヒトランダム(2010/01)
ココロコネクト カコランダム(2010/09)

コミカライズ,富士見ファンタジア文庫,雑記

え、もしかして俺が思ってるより人気ある?と不安になったので、e-honで予約しようとしたら、予約期間が終了しており、仕方なくアマゾンで予約したブツが届きました。

・棺姫のチャイカ <Ⅱ>

の計1冊。

富士見ファンタジア文庫

生徒会の土産 碧陽学園生徒会黙示録7 (富士見ファンタジア文庫)
著:葵 せきな イラスト:狗神 煌

「現在のM〇文庫の勢いに対抗するためには、もっと色々必要なんだよ!」

2012年7月の新刊。約3週間半の積み。半年振りの新刊。『黙示録』は9ヶ月振り。
『黙示録』ラストの表紙を飾るのはチアガール姿の飛鳥。帯を外すと、けしからん。
よく考えたら、『黙示録』の方は表紙のフォーマット変わってないんだな。変なの。

カバー下には、期間限定で書き下ろしショートショートが付いている。主役は、まさかのあの人。
今回も、ドラマガ掲載時には無かった挿絵が全体的に追加されている。

『アレを継ぐもの』

ドラマガ掲載。ここにきて、まさかの新キャラ、新聞部部長を継ぐ少女、風見めいく登場。
ラノベ好きという設定で、色々と、ややマニアックなラノベのタイトルを出してくれるのでニヤニヤ。
ヒロインの名前に四季を配置すんのだせぇって、ナチュラルにGA文庫『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』がディスられてる!

ビジュアル初登場だけど、普通に可愛いな、おい。立場的には、新生徒会にも絡んできそうだし、楽しみだな。

『一年C組の告白 前後編』

ドラマガ掲載。一年C組編最終回。文庫全体で見ると、真ん中くらいなのに、クライマックス。
最後のリリ姉の挿絵が可愛くて辛い。

『続かない生徒会』

ドラマガ連載、一応のラスト。ある意味、初心に戻って、ドラマガ初掲載短編『生徒会の零話』をパワーアップさせたかのような内容。
会議の内容の生々しさが物凄いパワーアップしていて吹く。

『碧陽学園大二次会!』

書き下ろし。卒業式の後の宴。碧陽学園関係者大集合でござる。
ホントのホントに大集合で、まさかのキャラまで登場。ジェノさんとか幻のまま終わってりゃ良かったのにw

他にも《企業》関係者や東雲さん、椎名姉妹の母、香澄さん等々。
ってか、香澄さん、ちょっとしか出番ないのに、凄いエロイな!挿絵プリーズ!まぁ、前に登場したの、いつだったか思いだせないけど!

本編最終巻が涙腺爆発だった分、こちらは最後までお祭りという感じで。沢山、笑わせてもらった。

そして、最後に姿を現す、あの男。そう、その名は残響死滅。って、

ホントに存在したのかよ!

まとめ

『黙示録』は本当に、これでラストなの?と思っていたら、案の定、新生徒会とは別で、もう1冊くらい出そうな雰囲気らしい。もう1冊と言わず、何冊でも出して良いのよ。いや、今の面白さを維持出来るなら、ですが。
次は2012年秋に新生徒会の話。

燃:B+ 萌:A+ 笑:A 総:S-

シリーズリンク
生徒会の金蘭 碧陽学園生徒会黙示録6(2011/10)
生徒会の十代 碧陽学園生徒会議事録10(2012/01)
新生徒会の一存 碧陽学園新生徒会議事録 上(2012/11)
生徒会の祝日 碧陽学園生徒会黙示録8(通常版)(2013/07)

アニメ,スニーカー・ミステリ倶楽部,角川文庫

「こいつも大概失礼だな……」

今回は野生時代に掲載された単行本未収録短編中学時代の教師に不可思議を感じた奉太郎はちーちゃんを伴って図書館で調べ物をすることに。
って、これ完全に、ちーちゃんと図書館デートやないか!こんなシチュだと、俺の益荒男ゲージが急上昇せざるを得ない。
ってか、ちーちゃんの言動が魔性過ぎるだろ、もう……。

奉太郎が何かを気にする様子に慄く古典部員達。リアクション過剰でワロタ

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
第17話「クドリャフカの順番」
第19話「心あたりのある者は」

スーパーダッシュ文庫

覇道鋼鉄テッカイオー (覇道鋼鉄テッカイオーシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
著:八針 来夏(はちはり・きたか) イラスト:Bou

「……い、いきなり、乳首の辺りを指でツンってするだなんて……変態さんですのね!?」
「ば、馬鹿な!乳首から正確に外方一寸の天池の秘穴を正確に捉えたはずだ!!」
「い、言い換えると衣服の上から正確に乳首の位置を捉える眼力の持ち主ということになりますのね!?かなり業の深い変態ですわ!!怖いですわ!!」

スーパーダッシュ文庫2011年11月の新刊。約8ヶ月の積み。第10回スーパーダッシュ小説新人賞大賞受賞作。
応募タイトルそのまま。
最初はスルーしたんだけど、ネットの感想を見たら気になったので購入。

イラストはファンタジア文庫『俺の彼女は飼主様、妹はご主人様』やスニーカー文庫『サイハテの救世主』等の挿絵を担当していたBouさん。
口絵の水着は何ちゃってピンナップだから気を付けろ。

遥かなる未来、舞台は宇宙。童貞しか使えない『童子神功』を習得した主人公カザンが相棒の少女ルゥランと、らぶらぶちゅっちゅしながら、覇道鋼鉄『鉄塊凰』を駆り、悪党どもをぶっ飛ばすというストーリー。

ラノベでまさかのロボットもの+武侠小説とはな……。ロボットとSFと武侠とエロがごった煮になってるw
かと言って、カオスな印象はあまりなく、上手いことまとまっていると思う。

ってか、何なの、ラノベ界では童貞を強くアピールされる主人公のロボットものが流行りつつあるの?
出版順としては、こっちの方が先だけど、講談社ラノベ文庫『神童機操DT-O』も童貞ロボットだったしな……。
まぁ、ラノベでは一見ぶっ飛んでるように見えるアピールポイントが無いと、ロボットものなんぞ売れないのは重々承知だけども。

でも、個人的には、いかにもスーパーロボットなネーミングや設定がツボ。テッカイオーの「オー」を「王」や「皇」じゃなくて、敢えて「凰」と書くところとか、凄く厨二チックで好き。

『鉄塊凰』は『気合の入った金属(ガッツメタル)』で造られている。何だよ、「気合の入った」ってw
滅茶苦茶過ぎる。『ブレンパワード』のオーガニック的な何かを思い出したわ。

選考時、満場一致で読み難いと言われたらしいけど、そこまで読み難いか?文字密度は高いけど……。
まぁ、好みが極端に分かれる内容の所為か。

ってな具合で、存外面白かった『覇道鋼鉄テッカイオー』でした。これはサンライズ制作でアニメ化ワンチャン……ないか。
次は2012年7月に2巻。

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
覇道鋼鉄テッカイオー <2>(2012/07)

第10回スーパーダッシュ小説新人賞リンク
サカサマホウショウジョ(優秀賞、2011/10)
魔王な使い魔と魔法少女な(最終選考、2012/03)

富士見ファンタジア文庫

聖戦のレギオス 3 終わりなき夜光群 (富士見ファンタジア文庫)
著:雨木 シュウスケ イラスト:深遊

おお、我こそが純粋な怒りだ。

2012年1月の新刊。約6ヶ月3週間半の積み。隔月刊行。本編19巻『イニシエーション・ログ』からは連続刊行。つまり『レギオス』シリーズとしては3ヶ月連続刊行か。
サブタイの「夜光群」は「オーロラ」と読みます。

さて、最終巻。2巻でちょっと理解るようになったかと思ったけど、やっぱり3巻で理解らなくなったぜ!
だって、もう何処で戦ってるのかが、どんどん判んなくなっていくんだもの。

結局、最後もどうなったのか、よく理解んないしなぁ。うーむ。
書き下ろしパートはニーナ視点の話だったけど、これも抽象的で、よく理解らない。理解らない、ばっかり書いてるな俺……。

天剣ロストエピソードはリヴァース。まぁ、カウンティアもセットみたいなもんだけど。

総評

そんなわけで、文庫版『聖戦のレギオス』全3巻でした。文庫落ちして、深遊さんのイラストと書き下ろしが追加されても、地雷は地雷だったか……。

もっと、こうディクセリオがニルフィリアさんに虐げられる話にすれば良かったと思うの。こう、靴とか足をお舐め、みたいな具合で(ぉ

絶対、時間を飛び越えられる設定にしない方が良かったと思うんだ。脇役が飛び越えるのは良いとしても、抽象的な表現が多い中で、時間軸があっちこっちに移動すると訳理解んなくなる。

次は2012年4月に本編20巻『デザイア・リポート』、7月に21巻『ウィンター・フォール(上)』、11月に22巻『ウィンター・フォール(下)』。

燃:C 萌:B 笑:C 総:B

オリジナルリンク
聖戦のレギオスⅢ 終わりなき夜光群(2010/06)

シリーズリンク
文庫版 聖戦のレギオス2 限りなき幻像群(2011/11)

世界観リンク
鋼殻のレギオス19 イニシエーション・ログ(2011/12)
鋼殻のレギオス20 デザイア・リポート(2012/04)

富士見ファンタジア文庫

棺姫のチャイカV (富士見ファンタジア文庫)
著:榊 一郎 イラスト:なまにくATK(ニトロプラス)

「世の中にお前みたいな変態はそうそういねえよ」
「兄様。褒めてくれるのは嬉しいが……」
「いや。褒めてねえが」
「しかし、私の中で最大の変態は兄様だと決まっているのだ。そこだけはいかに兄様が相手とて譲れない」
「……お前、本当は俺の事、嫌いなんじゃねえのか?」

2012年8月の新刊。約1日の積み。5ヶ月振りの新刊。
表紙は、ヒロインのチャイカに戻り、その後ろにはジレット隊のヴィヴィの姿も。まぁ、ヴィヴィは大して出番無いわけですが。

帯には虚淵玄さんからの推薦文が。なまにくさん繋がりなのか。
また、ニトロプラスとのコラボキャンペーンって話だけど、どういう内容になるのか想像つかねぇ。

さて、今回はガズ皇帝の遺体を求めて、ガヴァーニ侯爵の管理する航天要塞(エリアルフォート)〈ソアラ〉に潜入することになったトール達。
そもそも潜入が困難なのもさることながら、何故航天要塞など動かしているのかという話で。

乗ってる人達も一筋縄ではいかなそうでなぁ。フードで顔を隠した女性レイラが、これまた怪しさ全開でなぁ。
そのフードの下からはチャイカと瓜二つの顔が出て来たり……しないかなぁ。

最早何でもアリな装鎧竜フレドリカですが、人の姿で脱皮するとか怖過ぎるw
目の前でやられたトラウマになること間違い無しだな……。

どうも棄獣が生まれた理由にも踏み込みそうな展開になってきたけど、どうなることやら。
ってなわけで、しれーっと次巻に続きます。
今回は謎が増えたばかりで、特に解答らしきものは無かったかなぁ。

キャンペーンやったりするところを見ると、そこそこ人気あるのかなぁ。今のご時世にウケる内容でもない気がするんだけどな。
あ、あれか、このままいくと、『東京レイヴンズ』ポジションになるのか。

燃:A- 萌:B+ 笑:B 総:A+

シリーズリンク
棺姫のチャイカⅣ(2012/03)
棺姫のチャイカⅥ(2013/01)

キャンペーンリンク
チャイカif(2012/12)

GA文庫

神曲奏界ポリフォニカ エイフォニック・ソングバード 2 (GA文庫)
著:榊 一郎 イラスト:カントク

「ユズリハルルカ・ナ・ダフニーフィラムたんだ!」
「いっ……?」
「市民登録番号02973!トルバス神曲学院の常駐精霊ながらも院外に出向く事が多いので学院生徒でもあまり出会う事が無いというレア度!精暦一〇〇五年 のトルバス精霊美人コンテストでは参加番号228番、身長は166、スリーサイズは上から87、58、88の隠れ巨乳ッ!!けしからん!萌えッ!」

2012年8月の新刊。約1週間の積み。3ヶ月振りの新刊。『アフタースクール』からは連続刊行。
通算63冊目ということで、『ポリフォニカ』最新シリーズの続刊が早くも登場。いや、ホント早かったよな。

表紙はコーネリア。こっちは巻毎にキャラを変えていくのかな。と思ってたら、次巻でまたウリルに戻るとか、ありそうだけど。

さて、今回は電子雑誌GA文庫マガジンでの連載分を収録。GAマガジン等に収録された短編はどこいったんだ……。

イラストは各短編毎の扉絵は既存のカラーイラストの流用、挿絵は分配の仕方から推察するに、文庫化に当たっての描き下ろしなのか。
ってか、挿絵少ないな……。

新キャラ、オーガスト&エイプリルのクシヅカ兄妹を加えて、新展開。
楽団という形で、ウリルに神曲を奏でさせることに成功したラグナス達だったが、現行の法制度では、合奏による神曲楽士の存在が認められていない。
それ以前に、3年への進級試験も控えていて……という導入。
冒頭で、いきなりユズリハが出て来て、テンション上がったのは俺だけではない筈。

注目すべきは勿論、オーガストさんだよな!トルバス神曲学院の生徒でもないのに、やたら出て来る質の良い変態で素晴らしい。
しかも、この変態、ただの変態だけじゃなくて、ストーリーの構成上、重要な要素を担っているというアレ。

ラグナス達は残された2年間で、神曲楽団の在り方を見付けるために、学院内で神曲楽団の便利屋を開くことを思いつく。
これで、ストーリーにかなりバリエーションを持たせることが出来るようになったな。それこそ何でもアリだよなぁ。

となると、少々無茶な展開でも出来るんじゃないかって話で、他のシリーズのキャラをゲストで引っ張ってくるってことも出来るんではないかと。

学院でのドタバタに主眼を置いたためか、ティアンは名前しか出て来ません。TRPG組の小説とか出しても良いのよ?

そんな感じで第2巻でした。サウンドドラマ化も決定したし、これはアニメ化ワンチャンあるで!
MF文庫J『変態王子と笑わない猫。』のアニメ化に便乗しようぜ!

燃:B+ 萌:A+ 笑:A- 総:A+

シリーズリンク
神曲奏界ポリフォニカ エイフォニック・ソングバード(2012/05)
神曲奏界ポリフォニカ エイフォニック・ソングバード <3>(2014/03 )

シェアード・ワールドリンク
神曲奏界ポリフォニカ アフタースクール(2012/07)
神曲奏界ポリフォニカ アフタースクール <2>(2012/10)