富士見ファンタジア文庫

スカイ・ワールド (富士見ファンタジア文庫)
著:瀬尾 つかさ イラスト:武藤 此史

「定石なんて自分でつくるものだろう。どのMMOも初期に遊んだプレイヤーが一個ずつ定石をつくっていったんだ」

ファンタジア文庫2012年4月の新刊。約3ヶ月2週間の積み。『調停少女サファイア』を凄い勢いで滑らせた瀬尾さんが7ヶ月振りに復活。
今度はMMORPGの世界が舞台だ!前から書きたかった題材らしいけど、何で電撃文庫『ソードアート・オンライン』全盛期のこの時期にわざわざ……と思わないでもない。今やった方が売れるなんてことあるのかなぁ。

イラストはMF文庫J『きゅーきゅーキュート!』『俺が彼女に迫られて、妹が怒ってる?』等でお馴染みの武藤此史さん。

さて、クエスト欄を埋めることに快感を覚える少年ジュンが飛び込んだ異世界、そこは謎のMMORPGの世界スカイワールドだった。
クエストをこなす内、ジュンは必死に上の世界を目指す少女かすみと出会う。なりゆきで、かすみを弟子にしてしまったジュンは暫く彼女と行動することになり……というお話。

ドラマガに先行掲載された冒頭部分が、そこそこ面白かったので買ってみました。
『サファイア』が残念過ぎたので、あまり期待していなかったんだけど、これが存外面白かった。
程良くMMORPG、程良くバトル、程良くラブコメ、みたいな。
内容が、とんがっていないので、ラノベ初心者にもオススメ出来る。

クエストリストを埋めていくのが、んぎぼぢぃいいいい!なジュンの気持ちはよく理解る。リストを埋めていく作業って超楽しいよな。

かすみはベッタベタなヒロインなんだけど可愛いんだよなぁ。正統派ヒロインは正統派ヒロインで良いものであると。

そんな具合で『スカイ・ワールド』1巻でした。丁寧に展開していったら、結構巻数かかりそうだけど、次巻で一気に話が進んでそうで怖いな。また2巻終了だったら切な過ぎるぜ……。
次は2012年8月に2巻。

燃:A- 萌:A 笑:C+ 総:A

シリーズリンク
スカイ・ワールド #02(2012/08)

著者リンク
宇宙をかける少女 上巻(一迅社文庫、2009/06)
調停少女サファイア <1>(2011/06)
調停少女サファイア <2>(2011/09)

イラストリンク
俺が彼女に迫られて、妹が怒ってる?(MF文庫J、2012/02)
まのわ 魔物倒す・能力奪う・私強くなる(このライトノベルがすごい!文庫、2014/08)

特撮

KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT VOL.10<FINAL> [DVD]

「ベンタラと」
『地球に!』

いよいよ最終決戦。ゼイビアックスの前に、13人の仮面ライダーが集結する。原作では13人のライダーが一所に揃うことも無ければ、全員が同じ相手を敵と認識して戦うということもなかった。
そういう意味では感慨深いよな。
リンクベントを使うシーンでこそ、主題歌を流せば良かったと思うのだが。

13人のライダーの内、12人はベンタラ人で、地球人はキットだけだったみたいだけど、クリスはどこいった。救出を後回しにされているのか……。

ゼイビアックスは倒したが、攫われたベンタラ人を救出するという大仕事が残っている。
アダムは異空間に囚われていたサラに自分の罪を話すことを決意した……というところで最終回へ続く。
次回予告無しとは、どういうことなのか。

燃:A 萌:C 笑:C 総:A+

エピソードリンク
第38話「滅亡へのカウントダウン」
最終話「キットの物語」

スーパーダッシュ文庫

迷い猫オーバーラン! 11 (集英社スーパーダッシュ文庫)
著:松 智洋 イラスト:氷川 へきる

「あたしが来るしかないじゃない!あんたなんていない方がずっと有利なはずの、あたしが言うしかないじゃない!!」
「……せ、芹沢?」
「婚約なんてやめなさいよッ!!あたしが許さないんだからっ!!」

2011年11月の新刊。約8ヶ月1週間の積み。3ヶ月振りの新刊。『パイコキ』8巻からは隔月刊行。
今回はドラマCD付き限定版が出てるけど、通常版を取りました。

今巻のイラスト担当は『ぱにぽに』でお馴染みの氷川へきるさんなんだけど、明らかにチョイスミスだろ……。ネームバリューはゴッツイだろうけど、作品の雰囲気に合ってないことこの上ない気がする……。
ラノベの挿絵を担当するのは初めてらしい。

さて、表紙は千世ということで、勿論彼女がメインのエピソード。18歳の誕生日が近付き、千世は梅ノ森家時期当主の義務を果たす日が迫っていることを感じていた。しかし、生来のプライドの高さから、巧達にそのことを話せないでいて……というお話。
同時進行で、生徒会長選挙も。

生徒会長選挙ということで、武襲大厳寺会長が登場。凄い久し振りな気がする。結構、良いキャラしてそうなのに、ビジュアルは不明なまま終わりか……。

不本意な千世の婚約を止めるため、梅ノ森家へと殴り込む迷い猫同好会。直球ど真ん中の展開だけど、これがアツいんだよなぁ。
特に文乃の説得がグッとくる。

案の定、優しい結末のハッピーエンドで、千世の婚約は一旦お流れに。
しかし、その一方で、ラストエピソードに繋がる不穏は気配が……というところで続く。

次は2012年1月に『パイコキ』9巻、2月にこっちの最終巻『護ってなんていってないんだからね!!』、5月に『パイコキ』10巻、7月に新シリーズ『オトメ3原則!』1巻、9月以降に2巻。

燃:A+ 萌:B- 笑:B 総:A+

シリーズリンク
迷い猫オーバーラン!10 ……護る?(2011/08)
迷い猫オーバーラン!12 護ってなんていってないんだからね!!(2012/02)

著者リンク
パパのいうことを聞きなさい! <8>(2011/09)
パパのいうことを聞きなさい! <9>(2012/01)

アニメ,ファミ通文庫

「何だよお前、アタシも惚れさせる気かよ……」

はいはい、OP好きになってきた好きになってきた。

さて、今回は太一が、伊織と稲葉んのフラグを立て続けに立てるお話。
何やかんやで稲葉んもチョロいから困る。

きっと稲葉んが太一を罵るシーンだけをリピートするMADがニコニコに投稿されていることだろう。

そんな具合で、次回で『ヒトランダム』はクライマックスかなぁ。
本編→次回予告→EDと途切れなく続く手法って結構良いな。

燃:C 萌:A- 笑:B- 総:A

エピソードリンク
#3「ジョバーとローブロー」
#5「ある告白、そして死は……」

ランキング,雑記

もう夏なんて概念、この世から消え去ったら良いのに。

小説関係本購入冊数
ライトノベル:30冊
ボーダー:3冊
コミカライズ:9冊
雑誌:1冊
漫画:3冊
一般:1冊
総計:47冊

読了冊数
ライトノベル:20冊
ボーダー:3冊
コミカライズ:11冊
ラノベ関連本:2冊
漫画:3冊
一般:1冊
総計:40冊

『ココロコネクト』を一気買いした所為で量が多いんだと思ってたけど、あれ、それを抜いても何か多くね?
まぁ、でも『ポケモンBW2』と新アニメの多さから考えたら、まだ読めてる方か。


「燃」部門

1位:GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅡ〈下〉

境界線上のホライゾン2〈下〉―GENESISシリーズ (電撃文庫)
燃:A+ 萌:A+ 笑:A 総:S-

設定燃えの極致。

2位:異能バトルは日常系のなかで

異能バトルは日常系のなかで (GA文庫)
燃:A 萌:A+ 笑:A 総:A+

覚醒する異能、マジかっけー。

3位:神曲奏界ポリフォニカ アフタースクール

神曲奏界ポリフォニカ アフタースクール (GA文庫)
燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

だって『ポリフォニカ』だもの。


「萌」部門

1位:異能バトルは日常系のなかで

異能バトルは日常系のなかで (GA文庫)
燃:A 萌:A+ 笑:A 総:A+

灯代は良いお嫁さんになりそうです。

2位:天使の3P!

天使の3P! (電撃文庫 あ 28-11)
燃:B+ 萌:A+ 笑:A- 総:A+

メインヒロイン達よりも妹ちゃんが可愛いです。

3位:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。⑤

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。5 (ガガガ文庫)
燃:C 萌:A+ 笑:A- 総:A+

あれ、平塚先生が可愛い……だと……?


「笑」部門

1位:異能バトルは日常系のなかで

異能バトルは日常系のなかで (GA文庫)
燃:A 萌:A+ 笑:A 総:A+

ニヤニヤしっ放し。

2位:GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅡ〈下〉

境界線上のホライゾン2〈下〉―GENESISシリーズ (電撃文庫)
燃:A+ 萌:A+ 笑:A 総:S-

これも鉄板だなぁ。

3位:天使の3P!

天使の3P! (電撃文庫 あ 28-11)
燃:B+ 萌:A+ 笑:A- 総:A+

時雨沢さんの推薦文がw


「新作」部門

1位:異能バトルは日常系のなかで

異能バトルは日常系のなかで (GA文庫)
燃:A 萌:A+ 笑:A 総:A+

迸る厨二のパッションが堪らないぜ!

2位:天使の3P!

天使の3P! (電撃文庫 あ 28-11)
燃:B+ 萌:A+ 笑:A- 総:A+

小学生は最高だから仕方が無い。

3位:デキる神になりますん

デキる神になりますん (ファミ通文庫)
燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A

ハートフル要素が好きなんですよ。


「総」部門

1位:GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅡ〈下〉

境界線上のホライゾン2〈下〉―GENESISシリーズ (電撃文庫)
燃:A+ 萌:A+ 笑:A 総:S-

2回読むくらいで丁度良い。

2位:異能バトルは日常系のなかで

異能バトルは日常系のなかで (GA文庫)
燃:A 萌:A+ 笑:A 総:A+

俺も二つ名考えたいです(^q^)

3位:十二国記 魔性の子

魔性の子 十二国記 (新潮文庫)
燃:A- 萌:C 笑:C 総:A+

シリーズ再動にwktk

4位:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。⑤

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。5 (ガガガ文庫)
燃:C 萌:A+ 笑:A- 総:A+

ネタのチョイスが絶妙なんだってば。

5位:天使の3P!

天使の3P! (電撃文庫 あ 28-11)
燃:B+ 萌:A+ 笑:A- 総:A+

パッケージングはふざけてるけど、中身はちゃんとしてるんだ。

最下位:美少女を嫌いなこれだけの理由

美少女を嫌いなこれだけの理由 (このライトノベルがすごい!文庫)
燃:C 萌:B+ 笑:C+ 総:B

捻くれてるだけというか……。


『ホライゾン』や『はまち』が面白いのは勿論として、新シリーズの『天使の3P!』『異能バトルは日常系の中で』を推していきたい。
映像化もし易い題材だしな。


今月の結論

みんなも異能バトル好きだよな!

感想リンク
2012年6月に読んだラノベまとめ
2012年8月に読んだラノベまとめ

アニメ,スニーカー・ミステリ倶楽部,角川文庫

「コスプレって言うな、バーカ!!」

いや、だってコスプレですやんw
仮想とでも言えば良いのだろうか……。

さて、各部活から小物が盗まれる事件がどうやら、一連の関係を持っているということが判り、古典部はその謎に迫る。

里志の動向が何やら、いつもと違うが……。この辺が青春は楽しいだけじゃないと言われる所以か。

今回はEDカット。また、そういうタイミングのよく理解らないところで……。
ってか、あのEDは折角素晴らしい出来なんだから、そっちを優先してほしかったぜ。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

エピソードリンク
第14話「ワイルド・ファイア」
第16話「最後の標的」

GA文庫

神曲奏界ポリフォニカ アフタースクール (GA文庫)
著:榊 一郎 イラスト:神奈月 昇

「…………『力』を持つ事には」
「それに釣り合うべき『資格』が必要になります」

2012年7月の新刊。約2週間半の積み。『クリムゾンS⑥』からは2年4ヶ月振り、『エイフォニック・ソングバード』1巻からは隔月刊行。通算62冊目ということで、案の定『赤』のキネティック第2弾が加筆修正の上、文庫化。
表紙は水着姿のコーティだけど、今巻の内容とは全然関係無いよ!

タイトルは変わってるけど、内容的には、ほぼ『クリムゾンS』の続編なので、新シリーズ扱いはしないです。

文庫化するのは良いんだけど、本筋の『赤』は一体どうなったんですか……。
奇しくも、この1年前の刊行から本編は停止してるんだな。いや、理解ってるねん。本編を完結させてまうと、スピンオフ系の売れ行きが落ちることは想像に難くないから、搾り取れるだけ搾り取ろうという魂胆は理解ってるねん。

さて、〈嘆きの異邦人〉動乱が集結し、平和な日常に戻ったフォロン達。奏世楽器演奏の弊害に戸惑いながらも、賑やかな学生生活を送るフォロン達の知らないところで、奏世楽器を軍事利用しようと暗躍する陸軍の影が……というお話。

イラストの描き下ろしは表紙のみで、後は全てキネティックからの流用。せめて、もう1枚くらい描き下ろしがあっても罰は当たらないと思うの。

明確に書き下ろしって気付けたのは、序章だけ。初登場は『プラス』のエリミアがちょろっとだけ契約精霊と一緒に登場している。
フォルテラントに加え、名前だけは出ていたジャックロフトとパルパートンも僅かながら登場。
ジャックロフトは変な個性付けされてたけど、今後再登場するんだろうかね。

このシリーズの良いところは何といってもイアリティッケとサーギュラントの再登場だよな!
イアリの可愛さもさることながら、サーギュラントも良い渋みを出してるんだよなぁ。

後書きによると、予定では3分冊らしい。まぁ、そんなもんだろうな。ネットの刊行予定等では、この巻が上巻と銘打たれていた気がするんだが。

次は2012年8月に『エイフォニック・ソングバード』2巻。凄ぇ!榊さん1人で月刊『ポリフォニカ』並の刊行ペースだぜ!

燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

キネティックリンク
神曲奏界ポリフォニカ アフタースクール

シリーズリンク
神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS⑥(2010/03)
神曲奏界ポリフォニカ アフタースクール <2>(2012/10)

シェアード・ワールドリンク
神曲奏界ポリフォニカ カーディナル・クリムゾン <8>(2012/07)
神曲奏界ポリフォニカ エイフォニック・ソングバード <2>(2012/08)

著者リンク
神曲奏界ポリフォニカ エイフォニック・ソングバード(2012/05)