MF文庫J

おれと一乃のゲーム同好会活動日誌その4 (MF文庫J)
著:葉村 哲 イラスト:ほんたに かなえ

「おまえなのかフェル━━おれが、捜していた最後の手札は、おまえなのか?」
「一乃じゃなく、おまえなのか?」

約1週間半の積み。3ヶ月振りの新刊。表紙は前巻の後書きで登場が告知されていたネコミミ少女フェル。やっぱり女だったか……。
ストーリー上、かなり重要な役回りっぽそうだが、キャラが全然好みじゃねぇな……。

帯には「ゲーム化!したいんだけどどう思う?」とデッカく書かれているが、どこまで本気で言ってるの?

一乃さんは相変わらずのエロ可愛さですね。
しかし、ストーリーが、と言うかラブコメ部分が今一つ盛り上がり切らないというか……。何でだろう。
ボケツッコミのノリが好みじゃないからか?

今回は電話越しに、宗司の父親の妻的存在の3人の内の1人が登場。雰囲気からすると、天音さんなのかなぁ。
ところで、帯に『天川天音の否定公式』1~4巻って宣伝してあるけど、これだとシリーズ続刊してるみたいじゃねーかw

ラストは一乃が異能を失ったところで終了するという、前巻よりも酷い引きとなっている。まさか、これからどんどん引きがズルくなっていくのだろうか。
ちょっと今回はランクを下げざるを得ないかなと思っていたんだが、この終わり方だと、なかなか切れないな……。

燃:C+ 萌:A 笑:C+ 総:B+

シリーズリンク
おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その3 エンドオフ・エンドレスエンド(2011/01)
おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その5 この夜に奏でられるフィナーレ(2011/07)

アニメ,映画,角川文庫

「手前は豆富小僧ですから一丁前ですぅ」

概要

京極夏彦さん原作の妖怪小説が日本初の3D長編オリジナルアニメ映画として登場。
予告映像見ても、残念ながら全然面白そうに見えなかったんだけど、T・ジョイ京都で上映してるし折角だしなぁと思い、観て来ました。
一体どういう層に向けた作品なのか知らんまま行ったんだが、親子連れだらけだった。

公開1週目なのに、午前中に上映が終わる回が無い不思議。そういうもんなのか?

キャラ

まず第一に、豆富小僧可愛くなくね?あれ、可愛く見えるように作ってあるんだよね?
にしても、豆腐のフレキシブルさは異常。どんだけ頑丈なんだw

三毛姉さんがまさかの二足歩行……だと……?記号的な造形にしてあるんだろうけど、何だか色気よりも不気味さが先立ってるような……。

キャスティング

メインどころは大体、俳優さんなんだけど、その中に平野綾がさらっと混じっていて、ちょっとイラっとしてしまった。
あの人は、どういうポジションになりたいのだろうかと、関連スレのまとめを見る度に思う。

ストーリー

豆腐小僧双六道中』だけでなく、ジュブナイル版の『豆富小僧』の要素も含んだ上でのオリジナルストーリー。
細けぇこたぁ良いんだよ!という感じの内容。あと、最後はお涙頂戴っぽく。

ラストバトルがデジクロスVSデジクロスだと思ったのは俺だけで良い。

映像

3D映像は確かに奥行き感はあるんだけど、それ以上は特に……。3Dって、こんなもんなのかなぁ。『アバター』とかだったら、もっと凄いのだろうか……。
そもそも、これって2D上映は無いのかな?

挿入歌

タイアップなのか何なのか知らんが、挿入歌がちょいちょい使われてるんだけど、内容に合ってなくないか……?しかも、すぐ終わるし。
唯一、狸達の宴の挿入歌だけは良かったと思う。

主題歌は内容と合ってるかどうかはともかく、曲単体として個人的には好き。と思っていたら、何故途中でED曲切り替えたし!?

パンフレット

ストーリー紹介が原作を意識して双六になってるのが凝ってる。前半は子供向け、後半はスタッフインタビュー等大人向けの構成。

まとめ

うーむ、ハードル低めにしといたんだけど、それでも駄目だったか……。
これは地雷認定かなぁ。

燃:C 萌:C 笑:B- 総:B

アニメ,ソフトカバー

「今の野球部に必要なのは、ずばり!イノベーションなのよ!」

今回は二階がメイン。選手としての実力に限界を感じた彼はマネージャーへの転向を決意する。
その絡みで、キャプテン星出もちょっとクローズアップされた。彼の登板回はもう少し後だっけ。

マネージャーとなった二階は他の部との連携を強め、野球部の強化を図る。
家庭科部がカップケーキ作ってたけど、カップケーキと言えば、ラッキースプーンですね、分かります。

ところで、今回は自室で、みなみが髪を下ろしているカットが。初出だっけな。

燃:B+ 萌:A 笑:C+ 総:A

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

漫画

ONE PIECE 62 (ジャンプコミックス)
作:尾田 栄一郎

「夢叶わず生き長らえるより…人魚達をエロい目で見て死にたい」
「最低か!!!」

あれ、また収録話数少なくなったぞ……。

さて、ずぅっと前から、その存在が明言されていた魚人島へ突入です。魚人と人魚の新キャラが多過ぎて、憶え切れねぇw
また、ケイミーやパッパグやモーム等、魚人関係の懐かしのキャラが登場。こりゃ、他にもまだまだ出て来るかもしれんな。

戦争編が盛り上がり過ぎだったから仕方ないんだろうけど、どうしても面白さが落ちた気がしてしまうな。
ただ、今巻の後半からは、また盛り上がりそうな気配が。
ってか、しらほし姫可愛いな、おい。

新しい扉絵連載が始まったけど、マキノさんが抱っこしてる赤ちゃんって、マキノさんの子供なの?

扉絵のビビにエロスを感じたのは俺だけではない筈だ。
まぁ、今回の一番の発見は、この世界の空に浮かんでいる雲は全て作者のオナラだったということですね。

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
ONE PIECE 巻六十一 “ROMANCE DAWN for the new world”(2011/02)
ONE PIECE 巻六十三 “オトヒメとタイガー”(2011/08)

ホビー

2010年のBGBクリスマスパーティーでK君から貰ったプレゼント。紙パイプを切って、折ったり刺したりするだけで、あら不思議、ユニークな姿に。というコンセプトのシロモノ。
それまで全く存在を知らなかったんだけど、公式サイトを見たら、結構な種類があるのね。パッケージにはミニストーリーまで付いているという凝りっぷり。
何やかんやで後回しにしていたら、もう5月だぜHAHAHA!

中身はこんな感じ。ほんとに紙パイプと、ごく簡単な説明書が入っているだけ。

で、完成形。構造上、差し込みになっている部分は可動するので、ポーズを変えることで多少は表情をつけることが可能。

惜しいのは、各パイプの長さを揃えるためなんだろうけど、余剰パイプが結構目立つこと。しょうもないもので良いから、何か小物が出来るようにでもしておいてくれたら良かったのにと思う。
もしかして、作り出せ、君だけのパイプロイド!ってことかもしれんけど。

燃:B- 萌:C+ 笑:C 総:B+

コミカライズ,角川ビーンズ文庫

彩雲国物語 第7巻 (あすかコミックスDX)
作画:由羅 カイリ 原作:雪乃 紗衣

「紅一族━━━それも紅本家を敵に回すと、どうなるか目にものみせてやる」

表紙は秀麗さんと胡蝶姐さん。何この不敵な笑み。
裏表紙側の帯の「紅家、始動。」で吹く。どんなアピールだよw
あと、黎深の顔w

いじめにめげず、奮闘する秀麗さんと影月。少しずつ2人を認める人達も現れて……というお話。盛り上がって参りました。

巻末には番外編『夢のつづき』を収録。原作でもそうだったが、邵可と薔君の夫婦漫才が素敵。「笑ってごまかせ!!」じゃねーよw

燃:B 萌:A- 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
彩雲国物語 <6>(2010/10)
彩雲国物語 <8>(2011/10)

コミカライズ,電撃文庫

狼と香辛料 6 (電撃コミックス)
作画:小梅 けいと 原作:支倉 凍砂 キャラクターデザイン:文倉 十

「ほれ、褒め言葉はまだかや?」
「ああ、見事な尻尾だ」

原作2巻、いよいよクライマックスです。クオリティの安定度合いが素晴らしいな。
あと、エネクさんの可愛さ。
ノーラとエネクの出番がコミカライズ本編ではもうないのかと思うと、残念でならない。確か、再登場する筈だけど、そこまで続けられるかなぁ。

最後には短編『狼と琥珀色の憂鬱』を収録。初出を見るに、普通に電撃マ王に連載として載ったみたいだな。
時系列が本編から繋がってるから、全然違和感無いけどね。

燃:C 萌:A+ 笑:C+ 総:A

シリーズリンク
狼と香辛料 <Ⅴ>(2010/10)
狼と香辛料 <Ⅶ>(2012/02)

コミカライズ,角川ビーンズ文庫

彩雲国物語 第6巻
作画:由羅 カイリ 原作:雪乃 紗衣

「お嬢様。もう駄目だと思ったら私のところへ来て下さい。お嬢様のためでなく━━━私のために」

静蘭格好良過ぎ惚れる。
さて、原作3巻『花は紫宮に咲く』編に突入。秀麗さん、遂に官吏デビューでござる。
初の女性合格者と何の後ろ盾も無い最年少合格者ということで、秀麗さんと影月は早速嫌がらせを受けてしまう。

原作でこの辺を読んでいた頃は、辛い展開だなと思ったけど、今のお腹痛い展開に比べたら、遥かにマシだな。

珀明が初登場かな。この人、ちょっとずつ出番増えて言って、その後ピタリと出て来なくなった気が……。

燃:C 萌:B+ 笑:B 総:A

アニメ,富士見ミステリー文庫,角川ビーンズ文庫,角川文庫

「確かにお前は馬鹿だな。だが、自由だ」

グレヴィール警部のドリルにたかる虫に吹いた。時間が無くて、砂糖水で固めたかららしいが、こうなることを予測出来なかったのか……。
平然としてるのは開き直ったのだろうか。

で、ヴィクトリカとアブリル、ご対面でござる。アブリルが一方的に、って感じだが……。

そう言や、現在刊行中のビーンズ文庫版って、ちゃんと富士ミス時代のカラー口絵も収録してるのね。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A-

エピソードリンク
第13話「愚者は己の代弁者を指名する」
第15話「二匹の怪物は心をかよわせる」

GOSICK IV-ゴシック・愚者を代弁せよ- (角川文庫)
GOSICK IV-ゴシック・愚者を代弁せよ- (角川文庫)

MF文庫J

神明解ろーどぐらす5 (MF文庫J)
著:比嘉 智康 イラスト:すばち

「真の下校道とは、松葉杖でも寄り道することにあり!」

約1ヶ月1週間の積み。何と隔月刊行です。表紙には留萌も含めたメインキャラクターが全員登場し、十勝さんのハーレムがパネぇことになってます。

「帰宅」と書いて「カンケツ」と読んだり、粗筋が壮大だったりと煽り方が無茶苦茶で吹くw

さて、最終巻。十勝さんの男前っぷりの急上昇が留まるところを知らない。下校バカは相変わらずだったけど、大切な女の子を守ろうと必死で戦う姿がアツいよね。

一方、倒すべき敵、東神楽の狂気が怖い。下手なバトルものの敵よりも怖い。まぁ、穏やかな日常の中に突如として現れたから、余計に怖いのかもしれない。

十勝さんのモテっぷりがえらいことになり、案の定、気持ちの良いハッピーエンドでした。最後にタイトルの意味が判ったのも良い。
いやしかし、開始当初はまさかこんな着地点になるとは夢にも思わなかったな……。

最後の見開き絵は何故口絵のものを使い回したし。

総評

ってなわけで、下校に生命を賭けるMF文庫J『神明解ろーどぐらす』全5巻でした。足掛け1年1ヶ月か。

下校に焦点を絞った発想が面白かった。最初は単なる日常ものかと思っていのに、3巻終盤からの変貌っぷりには目を見張るものがあった。
もう一度言うが、十勝さんパネぇ!

次のシリーズがあからさまなファンタジーとかバトルものにならない限りは買うわ。

燃:A 萌:A- 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
神明解ろーどぐらす <4>(2011/01)

著者リンク
泳ぎません。(2011/09)