GA文庫

聖剣使いの禁呪詠唱<ワールドブレイク>3 (GA文庫)
著:あわむら 赤光 イラスト:refeia

「私がなんのために親戚に頭を下げ、別荘を借りる段取りをとったと思っているのかッ。決まっている!灰村の生乳首や半ケツを舐るように鑑賞するためだ!」

2013年4月の刊行物。約1ヶ月の積み。隔月刊行。
さて、表紙からも何となく判るように今回は実戦部隊(ストライカーズ)の夏合宿。海にバーベキューに花火に猛特訓と夏をエンジョイする諸葉達。
一方、六頭領は諸葉をSランク認定するかどうかの六頭会議を開いていて……。
冒頭の見開きタイトルコールで乳比べすんなw
そういうのはもっと女性キャラが増えてからやるべきだと思うの。

六頭領の設定が続々出て来て俺歓喜でござる。こういう設定、大好物です(^q^)
一筋縄ではいかない奴ばかりでなぁ。エドワードが一番まともに見えるから困るw
アニメではマイルドだった駿河も結構我が強いみたいだな。

《異端者》が出現するのは日本、アメリカ、イギリス、中国、ロシア、フランスのみ。呼応するように現れた始まりの6人、ランクS。設定が開示されればされるほど、《異端者》の存在が胡散臭くなってきたな……。
やっぱり人為的な存在なんだろうか。今回、実戦部隊の合宿を狙ったかのよう現れた《異端者》も作為的なものを感じるし……。

破滅的な威力を誇る諸葉の第十三階梯闇術《摩訶鉢特摩地獄(コキュートス)》は使用すると辺り一帯を永久凍土に変えてしまうためマヤの作った結界の中でしか使用を認められていないんだとか。
そのマヤの結界もほいほい作れるものではないそうで、上手いことチート能力を制限してるんだな。
だから俺TUEEEEな無双ものって感じはあんまりしない。

そしてロシアから美しき暗殺者が……。
次は2013年6月に『あるいは現在進行形の黒歴史』10巻『比類なき天空の兄弟ゲンカ』、8月にこちらの4巻、11月に5巻、2014年2月に6巻、5月に7巻、8月に8巻、11月に9巻、2015年1月に10巻、2月に11巻、6月に12巻、8月に13巻。

燃:A 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
聖剣使いの禁呪詠唱 <2>(2013/02)
聖剣使いの禁呪詠唱 <4>(2013/08)

スーパーダッシュ文庫

パパのいうことを聞きなさい! 18 (スーパーダッシュ文庫)
著:松 智洋 イラスト:なかじま ゆか

ああ、信吾義兄さん。姉さん。渚さん。
見てますか。見てますよね。
あなたたちの娘です。こんなに綺麗で、そして心優しい娘に育ちました。
その素敵な女の子と、俺は今日結婚します。
一生大事にします。約束します。必ずです。
だからどうか安心してください。そしていつまでも見守っていてください。

心からの有り難うを。

2015年3月の新刊。約3ヶ月1週間半の積み。隔月刊行。
OVA付きの限定版もあったんだけどスルー。ただ冷静に考えたら動いて喋るサーシャさんが見れるんだったら買う価値はあったかもしれない。

さて、今回は丸々1冊が裕太と空の結婚エピソードに充てられている。裕太の気持ち、空の気持ち、そして彼等を取り巻く人々の気持ち。
キャラ紹介でサーシャさんがマジ凹みしてるとか書いてあって吹く。

時系列をシャッフルしながら、裕太と空が結婚に至るまでのストーリーが描かれていくんだけど、裕太と信好伯父さんの男だけの会話が沁みる。

結婚式の下りなんか、もう完全に親戚のおっさん目線で読んだからね、俺。勢い余ってご祝儀を包むまである。
いやしかし、ここまで丁寧に主人公の結婚を描いたラノベって他にあるのかしら。

ラストは勿論アニメのOP『Happy Girl』だよなぁ。空の片思いを歌っていたこの曲で締めと思うだけで涙腺がクライマックスですわ。

こんだけ良かった良かったって言ってるくせに、最後の集合写真で半分くらいしか誰か判別出来なかった俺です。

総評

そんな具合で裕太と3姉妹のドタバタアットホームラブコメ、スーパーダッシュ文庫『パパのいうことを聞きなさい!』全18巻、これにて感動の大団円。
5年3ヶ月も続いていたのか。

様々な苦難を乗り越えてきたからこその感動。人の絆の強さを教えてくれる素晴らしいハートフルシリーズでしたね。
ラブコメよりハートフルを前面に押し出した構成が良かったのではないかと思う。ハートフルだからこそキャラの可愛さが際立っていたのではないかと。
最早ハートフルという名の凶器。

次は2015年4月に『はてな☆イリュージョン』2巻。

燃:B+ 萌:A+ 笑:B+ 総:S-

シリーズリンク
パパのいうことを聞きなさい! <17>(通常版)(2015/01)
パパのいうことを聞きなさい!after1(2016/07)

著者リンク
はてな☆イリュージョン <2>(ダッシュエックス文庫、2015/04)

DVD・Blu-ray,特撮

轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊 [DVD]

「スーパー戦隊魂!それこそ我等のプレシャス!!」

30周年記念のスペシャルVシネマ。ファミリー劇場だかで放送されたので視聴。
例年やっているVSシリーズは5年毎にスペシャル編になるということで『マジレンジャー』は犠牲になったのだ……。
ただ、企画の初期段階では通常のVSシリーズとして考えられていたそうで、デザインの一部は『マジレンジャー』寄りのものとなっているとか。

突如現れた時の魔人クロノスによって異空間へと飛ばされてしまったボウケンジャーの5人。
映士は仲間達を助けるため、レジェンドの力を借りることになるが……。って何だよ、スーパー戦隊住所録ってw

登場するのはハリケンブルー、アバレブラック、デカブレイク、マジイエロー、マジシャイン。
当時としてはメチャンコ豪華なんだけど、レジェンド先生が当たり前のように出て来る最近だと、むしろ微妙な面子に感じてしまうから困るな……。
いやしかし、テツってこんなに滑舌悪かったっけ……。

何と本作は映士が主人公になっており、レジェンドとの絡みは殆ど映士が一手に引き受けている形になっている。その構成はどうなんだろうか……。

クロノスは3人の巫女を用意。内訳はツエツエ、フラビージョ、メイミーということで、どういうチョイスだw
『ガオレンジャー』のメンバー出てないのにな。
あれか、巫女って括りにすると意外と直近でチョイス出来る女幹部が居ないのか。

で、本作が初登場となるアカレッド。全てのレッドに変身出来るということで、この時点で既にゴーカイチェンジの礎は出来てたんだな。
アカレッドは名乗りまで再現してたけど。

巨大戦ではスーパー戦隊の力を得たダイボイジャーが追加パーツを装備し、バーニングレジェンドダイボイジャーに。
流石にレジェンドロボを出せるほどの予算は無かったか。

燃:A+ 萌:B+ 笑:B+ 総:A+

アニメ,コミカライズ,角川スニーカー文庫

「次は貴女の番」

元の長門が戻ってきた。しかし、アナザー長門から告白されたキョンは元の長門を意識してしまって……。
そんな折、七夕イベントに絡まってハルヒが実は昔、キョンと出会っていたことが明らかになる。

ここにきてハルヒがヒロインポジションを強固なものにしてきたかーと思いつつも、キョンは全然気付いてねぇなw
まぁ、残り話数がそんなに残ってない筈だからな……。
EDは元に戻ったっぽいですね。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

エピソードリンク
第13話「長門有希ちゃんの消失Ⅲ」
第15話「彼の迷い」

アニメ,ガガガ文庫

(何それお前可愛いな!)

あざとい流石いろはすあざとい。

お前等、そろそろ俺が書くのを期待し始めているだろう?んン?
さて、まさかの発売したばかりの原作11巻編に突入でござる。奉仕部に持ち込まれた新たな依頼。それはバレンタインにまつわるイベントで……。

あーしさんと川なんとかさんの威圧合戦怖過ぎワロタ
しかし、妹にデレデレの川なんとかさんのギャップが良いですね。

いやしかし、ここまでやってしまったら最終回何やるんだろう。オリジナルなのか、はたまた原作の先取り展開となるのか。
ここにきてEDが結衣のソロバージョンに。

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
#11「いつでも、葉山隼人は期待に応えている。」
#13「春は、降り積もる雪の下にて結われ、芽吹き始める。」

アニメ,電撃文庫

「土器で胸をかち割って死ねば良いのに」

『承』の終了から3ヶ月、事前に告知されていた通り『転』がスタート。主題歌は一新されているけど、OPの途中に早速これまでの粗筋が入ったり、話数のナンバリングが『承』から続いていたりと、全然新作の感じがしないw

よく考えたら、ヤスダスズヒトさんが挿絵を担当しているラノベが原作のアニメが9ヶ月ぶっ通しで放送されることになってるんだな。

OPを歌うのは帝人。『承』で一度キャラ紹介から外れた人が一部復活しているのが興味深い。帝人の紹介が一番最後になったのは何だか意味深だよな。
『承』のOPは流石ですお兄様のインパクトが尋常じゃなかったけど、今回はそういうのは無し。
例の痛バンは劇中にはちゃんと登場してましたね。

『承』のラストで刺された臨也だったけど、病院でピンピンしていてワロタ
自分を殺しに来た少女を見て、テンション爆上げとか、流石イカレてるぜ!

一方、波江さんエロいな……。
EDも勿論、これまでの構成を踏襲。何故か森厳とエミリアの扱いがやたらと良いw

燃:C 萌:A 笑:B- 総:A

シリーズリンク
デュラララ!!×2 承 第12話「艱難汝を玉にす」

エピソードリンク
第14話「邯鄲の夢」

アニメ,ダッシュエックス文庫

「俺の名はアドレット・マイア!地上最強の男だ!!」

タイトルの「六花」は「ろっか」と読みます。
レーベルの消滅に伴いスーパーダッシュ文庫からダッシュエックス文庫へ移籍した人気シリーズがアニメ化。
原作者の山形石雄さんは『戦う司書』シリーズに続いて2度目のアニメ化となる。

OPは可もなく不可もなくといったところか。
舞台はファンタジー世界。主人公アドレットは来るべき魔神の復活に備えて選ばれる六花の勇者になるべく武闘会に乱入するが……。

取り敢えずはクオリティ高めの戦闘シーンで掴みはOKかしら。
続いてメイドコスのナッシェタニア姫が可愛くて堪りません。キャストは日笠陽子さんなのか。この人、キャラによって声が全然別もんになるよな……。

今回は導入編といった感じでストーリーを楽しむための事前知識を準備といった感じか。EDもまぁ普通。
そんな具合でスーパーダッシュからのアニメ化は約3年振りということで期待が高まります。
ひとまずアニメ終了と共に原作の刊行がストップする事態だけは避けたいところだが……。

燃:A- 萌:A 笑:C 総:A

エピソードリンク
第二話「初めての旅」

スーパーダッシュ文庫

パパのいうことを聞きなさい! 17 (スーパーダッシュ文庫)
著:松 智洋 イラスト:なかじま ゆか

「私、お兄ちゃんが好き。ううん、ごめんなさい。私、本当は嘘つきなの。本当は、もうずっと前から、お兄ちゃんだなんて、思ってない。最初から、思ってなかったのかもしれない。だって、好きだったんもの。初めて会った時から、ずっと大好きだったんだもの」

2015年1月の新刊。約5ヶ月2週間の積み。7ヶ月振りの新刊。『はてな☆イリュージョン』からは隔月刊行。
ドラマCD付き限定版があったけど、特に興味が無かったのでスルー。

さて、更に月日が流れ、新しい春がやって来た。ひなは小学1年生に、莱香さんは小学校の先生に。
一方、裕太は就職活動に苦戦していて……。

今回も凄い勢いで時間が経過し、17巻だけでほぼ1年が経過している。裕太の大学卒業が近付き、少しずつ小鳥遊家の周囲の環境が変化していく。
そんな中、遂に訪れる決意の時。莱香さん、そして空の告白。17巻越しの空の想いが溢れ出していて、ぐっとくるどころの話じゃないですよ、奥さん。

空の出番は最終巻になるのかと思っていたけど、ここで決着をつけにきたか。いやしかし、暫定とはいえ彼女の想いが伝わって本当に良かった。
まぁ、先に最終巻の表紙を見てるから分かってたと言えば分かってたんだけど。

小学生になったひなの心の成長ぶりもいっそうでなぁ。おじさん、涙を抑えることが出来ないよ<どの立場から言ってるのか

巻末のおまけ漫画が完全に通報レベルで吹く。佐古先輩ェ……。って佐古先輩と歴女の幼馴染みの話は放置なんですかね?
次は2015年3月に18巻、4月に『はてな☆イリュージョン』2巻。

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:S-

シリーズリンク
パパのいうことを聞きなさい! <16>(通常版)(2014/06)
パパのいうことを聞きなさい! <18>(通常版)(2015/03)

著者リンク
はてな☆イリュージョン(ダッシュエックス文庫、2014/11)

このライトノベルがすごい!文庫

スクールライブ・オンライン 6 (このライトノベルがすごい!文庫)
著:木野 裕喜 イラスト:hatsuko

「行くって、どこへです?」
「オーガズムではないよ」

分かっとるわw
でも悔しい!こんなので笑っちゃうなんて!ビクンビクン
2015年7月の新刊。約2日の積み。5ヶ月振りの新刊。献本を頂きました。有り難うございます。
表紙は零央と穂香か。色遣いが綺麗ですね。

さて、無事沙耶の記憶を取り戻し、新たな仲間も迎えた《心の欠片》。次なるイベントは生徒会選挙と学園祭。
3Rの意識改革を目指すべく零央は生徒会長に立候補するが……。

相変わらずストーリーの盛り上げ方がクッソ上手いんだよなぁ。《無敵艦隊(アルマダ)》と《淑女の社交場(ソーシャルレディ)》が出撃するシーンの格好良さは異常。
剛田先輩と美作先輩の頼もしさが尋常じゃない。

時々、学内専用ネットワーク上のスレが描写されるんだけど、地味にここが楽しいから困る。ポニテスレのボルテージ高まり過ぎだろw
零央のポニテコラは挿絵があっても良かったのよ。

今回は《心の欠片》で協力して事に当たるというよりはギルドの垣根を越えて共闘といった感じでこれはこれで燃えるな。
会堂との和解の目も見えてきた……か?

今回も巻末にはこのライトノベルがすごい!文庫の公式サイトに掲載されていた瀧先輩と会堂の過去話を収録。
小学生時代の会堂、純真過ぎて逆に気持ち悪いなw
ただ、こういう形で瀧先輩が会堂を救いたいと思ってることを描写してるんなら、ただ一方的に会堂をぶっ飛ばして終わりにはしないつもりなんだろうか。

燃:A+ 萌:A 笑:A 総:A+

シリーズリンク
スクールライブ・オンライン5(2015/02)
スクールライブ・オンライン7 ラストマン・スタンディング(前)(2016/01)

MF文庫J,コミカライズ

ジーンメタリカ-機巧少女は傷つかない Re:Acta- 2 (MFコミックス ジーンシリーズ)
作画:釜田 みさと 原作:海冬 レイジ キャラクター原案:るろお

「…数が多すぎます!!男日照りさんも手伝ってください!!」
「日照ってないものーっ!!日本の夜明けはこれからだもの!!」

2014年5月の新刊。
さて、2巻にして完結巻。復讐と仲間達の間で揺れるヤマトの葛藤が描かれていく。あれ、白夜の出番あんまり無くね?ほまれさんの方がヒロインっぽくね?

盛り上がったのかそうでないのか、よく理解らないまま終わってしまった印象。結局、ヤマトの葛藤に答えが出たようなそうでないような。
どうせなら、もっと原作とリンクする要素が早い段階から出て来れば良かったのにな。

コミックス描き下ろしのエピローグでは硝子さん達が登場。どうやら原作の未来の話だったってことみたいなんだけど、今一つヤマトと本編キャラの関係性がよく理解らない。

どうも雷真が父親で、育てたのがいろりのようで。ただ、いろりらしき娘が夜々にすまないって言ってるってことは雷真と夜々の子供をいろりが世話したということなんだろうか……。

原作者後書き曰く、謎の一部は原作で明かされるらしいし、それ待ちか。憶えていられる自信は全く無いぜ!やったー!

燃:B- 萌:B+ 笑:B- 総:A-

シリーズリンク
ジーンメタリカ -機巧少女は傷つかない Re:Acta- <1>(2013/09)