吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる①
(どうして、この人は、いちいちエロいんだ!)
ファミ通文庫2014年5月の新刊。約1ヶ月半週間の積み。『ヒカルが地球にいたころ……』を完結させた野村さんが連続刊行で新作を開始。
イラストは当然のように竹岡さん。野村さんが竹岡さんでないと嫌だって言ってるんだろうか。まぁ、相性抜群だしな。
野村さんと竹岡さんコンビの作品で主人公がちゃんと表紙に出ている構図は珍しい気がする。他には『半熟作家と〝文学少女〟な編集者』くらいしか思い出せない。
また、胸の谷間が目立っているのも珍しいんじゃないかな。
さて、ふとしたことから吸血鬼となってしまったバスケ大好き少年、詩也。絶望した詩也が転校先で出会った先輩、綾音は演劇部所属の魔性の聖女と呼ばれる存在で……。
吸血鬼になってしまったことで大好きだったバスケを辞めるとか、それなんて電撃文庫『ストライク・ザ・ブラッド』の古城だよw
野村さんがありがちな吸血鬼ものなんぞ書く筈もなく、バトルは一切無しで演劇とかしちゃう。
吸血鬼、バスケ、演劇が上手いこと絡んで、そこに更に切なさとラブコメもぶっ込んで上手いこと成立してるから凄いな。
それにつけても、おっぱいの大きい先輩が正ヒロインとか捗らざるを得ない(ぉ
そんな具合で新シリーズでした。野村さんのシリーズは巻数を重ねるほど面白くなっていくタイプのようなので、今回も追いかけていきたいですね。
次は2014年6月に新作『陸と千星 ~世界を配る少年と別荘の少女』、8月に『吸血鬼』2巻。その後に『ドレ僕』6巻、加えて読み切りが2本あって、その内の片方は上下巻構成で同時発売を予定しているとか何とか。どんだけw
燃:C 萌:A 笑:B- 総:A
シリーズリンク
・Mizuki Nomura & Miho Takeoka Premium Book(2014/08)
・吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる②(2014/08)
著者リンク
・〝葵〟 ヒカルが地球にいたころ……①(ファミ通文庫、2011/05)
・〝藤壺〟 ヒカルが地球にいたころ……⑩(ファミ通文庫、2014/04)
・ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件(ファミ通文庫、2012/02)
・陸と千星 ~世界を配る少年と別荘の少女(ファミ通文庫、2014/06)
・アルジャン・カレール ~革命の英雄、或いは女王の菓子職人~〈上〉(ファミ通文庫、2014/10)
・親友の彼女を好きになった向井弘凪の、罪と罰(ダッシュエックス文庫、2014/11)
・下読み男子と投稿女子 ~優しい空が見た、内気な海の話。(ファミ通文庫、2015/06)
・SとSの不埒な同盟(ダッシュエックス文庫、2015/07)
・晴追町には、ひまりさんがいる。 はじまりの春は犬を連れた人妻と(講談社タイガ、2015/10)
・楽園への清く正しき道程 0番目は北国産のツンドラ王妃?(ファミ通文庫、2015/11)
・むすぶと本。 『外科室』の一途(ファミ通文庫、2020/06)
・記憶書店うたかた堂の淡々(講談社タイガ、2020/07)
イラストリンク
・蒼井葉留の正しい日本語(ファンタジア文庫、2014/05)
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