コミカライズ,講談社文庫

コミック版 姑獲鳥の夏(上) (講談社文庫)
原作:京極 夏彦 漫画:志水 アキ

「この私の呪いを解いてください。私を助けてください」

講談社文庫2015年10月の新刊。
一般作品はアンテナをロクに立ててないから、いつも唐突に新刊情報を知ってビックリする俺です。

百鬼夜行シリーズがコミカライズされているのは当然知っていたんだけど、知った時点で結構な冊数が出ていて、手を出すタイミングを見失ってたんだよな。
というところでの文庫化ということで奇声を上げながら飛びつくレベル。

まだコミックス最終巻が今年の1月に出たばかりなんだな。確かコミカライズの順番は原作通りじゃなかった筈だし、文庫化にあたって原作の刊行順に並べ直すってことか。
元々はコミック怪で連載されてたのね。

表紙は原作文庫でお馴染みの張り子と漫画のミックス状態。知らない人には何なのかよく理解らんだろうなw
「コミック版」と銘打ってはあるけども。

このシリーズがビジュアル化されたのは『魍魎の匣』のアニメで見たことがあるけど、あちらと比べるとCLAMP成分が抜けて、よりリアルっぽさが増したような印象。
ってか京極堂、顔怖ぇよw
木場修は思っていた以上にガチムチで快活なキャラだな。

原作の莫大な情報量をよく漫画に落とし込めるよな。
作画の影響もあって、よりホラー染みた雰囲気になっている。また、関口先生を主人公としているから、彼のテンションに引きずられるというか。

原作の内容は殆ど憶えていないので新鮮な気持ちで読めますね(ぉ
下巻は同時発売です。

燃:B- 萌:B+ 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
コミック版 姑獲鳥の夏(下)(2015/10)

MF文庫J,コミカライズ,ダッシュエックス文庫,富士見ファンタジア文庫,富士見L文庫,漫画,講談社タイガ,講談社文庫,GA文庫

色々買ってきました。ラノベは、

・聖剣使いの禁呪詠唱 <14>
・出番ですよ!カグヤさま
・超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!
・俺、ツインテールになります。 <10>
・デート・ア・ライブ13 二亜クリエイション
・甘城ブリリアントパーク #07
・オレのラブコメヒロインは、パンツがはけない。 <3>
・ここは異世界コンビニ デモン・イレブン お客様、回復魔法をかけながらの立ち読みはご遠慮下さい!
・SとSの不埒な同盟 <2>
・世界で2番目におもしろいライトノベル
・そんな世界は壊してしまえ -クオリディア・コード-

の計11冊。
GA文庫では『最弱無敗の神装機竜』のアニメが2016年1月放送開始決定。

ガガガ文庫では、折込チラシにて水沢夢さんのインタビューを企画したら川岸殴魚さんがインタビュアーを志願したそうで。何でだよw

ファンタジア文庫では『フルメタル・パニック!』新作アニメ製作決定。ようやっと来たか。

オーバーラップ文庫では『灰と幻想のグリムガル』が2016年1月よりA-1 Pictures製作でアニメ化決定。いきなり過ぎてクッソ吹いた。オーバーラップ、初のアニメ化ですね。
十文字さん、遂にアニメ化作家になるのか……。

ボーダーは、

・薔薇十字叢書 天邪鬼の輩
・薔薇十字叢書 桟敷童の誕
・晴追町には、ひまわりさんがいる。 はじまりの春は犬を連れた人妻と
・バビロン Ⅰ -女-

の計4冊。

コミカライズは、

・コミック版 姑獲鳥の夏(上)
・コミック版 姑獲鳥の夏(下)
・僕は友達が少ない <13>

の計3冊。

漫画は、

・愛蔵版 フルーツバスケット <3>

の計1冊。


誠に遺憾ながら『終物語』の視聴を諦めました。だって秋クールの新アニメ多過ぎるんだもの。
このペースだといつまでも続きそうだし、今が切り時かと判断しました。

講談社文庫,雑記

最近、普段行かない場所で本屋を見かけたときは京極夏彦さんの帯付き文庫の既刊が置いてないかなーと探してるんだけど、今回1冊見付けたので購入。

・分冊文庫版 ルー=ガルー2 インクブス×スクブス 相容れぬ夢魔(上)

の計1冊。

講談社文庫

文庫版 死ねばいいのに (講談社文庫)
著:京極 夏彦

「だからさ。あんたらさ、あんただけじゃねーけども。どうしてそんなに簡単なことが解んねー訳?どうにも出来ねーどうにも出来ねーって。そんなことそうある訳ねーって。必ずどうにかなるのに、どうにもしないだけだって」

講談社文庫2012年11月の新刊。約2年4ヶ月3週間の積み。『文庫版 邪魅の雫』からは3年5ヶ月振り。
小説現代にて連載されたものに書き下ろしを加えて刊行。
タイトルとこの表紙である。完全にホラー系の雰囲気なんだけど、そうではない。

アサミという女性が死んだ。何者かに殺害されたのである。ケンヤという青年はアサミと関係ある様々な人物を訪ね歩くが……というお話。

不平不満を垂れる大人達をケンヤがバッサバサ切り捨てていく様は痛快と見せかけて、読んでる自分自身がお説教されているような気持ちになる。

これはミステリーなんだろうか。トリックがあるわけでも、犯人探しが行われるわけでもないし。
それに結局、動機が何だったのかは有耶無耶なままに終わってしまうしなぁ。ミステリーとして押し出されるとキョトンとしてしまう。帯に書いてある「謎(ミステリー)」ってのは推理の対象になるような謎ではないってことかしら。

って、連載のときは物凄く中途半端なところで終わってるんだな。いや、続きが気になる終わらせ方にしておいた方が単行本を出したときに売れるんだろうけど。

燃:C 萌:C 笑:C 総:A+

著者リンク
文庫版 嗤う伊右衛門(角川文庫、2001/11)
文庫版 巷説百物語(角川文庫、2003/06)
文庫版 邪魅の雫(2009/06)
文庫版 豆腐小僧双六道中ふりだし(角川文庫、2010/10)
分冊文庫版 ルー=ガルー 忌避すべき狼(上)(講談社文庫、2011/09)

厭な小説 文庫版(祥伝社文庫、2012/09)
角川文庫版 幽談(角川文庫、2013/12)
文庫版 虚言少年(集英社文庫、2014/09)
文庫版 オジいサン(中公文庫、2015/02)
文庫版 書楼弔堂 破暁(集英社文庫、2016/12)
文庫版 虚実妖怪百物語 序/破/急(角川文庫、2018/12)
文庫版 ヒトでなし 金剛界の章(新潮文庫、2019/02)

ガガガ文庫,コミカライズ,富士見ファンタジア文庫,朝日ノベルズ,講談社文庫,雑記,電撃文庫,GA文庫

予約していたものやら何やら、ぞろぞろと。一般は、

・文庫版 死ねばいいのに

の計1冊。
ラノベは、

・完璧なレベル99など存在しない
・神曲奏界ポリフォニカ ディサイディング・クリムゾン
・魔法の材料ございます ドーク魔法材店三代目仕入苦労譚
・やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。⑥
・下ネタという概念が存在しない退屈な世界 <2>
・新生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録 上
・H+P⑬ -ひめぱら-
・いつか天魔の黒ウサギ11 悪魔と魔女と生徒会長の恋
・BIG-4 4.続・四天王選手権!くそ、たまには、ぼくもちょっと本気出すか!?
・冴えない彼女の育てかた <2>
・黒鎖姫のフローリカ
・アリストテレスの幻想儀典 1.禁忌の八番目

の計12冊。

何で今更電撃文庫を買ってきたかというと、大垣書店が電撃文庫を買った人にだけ目録を配っていたからです。
ケチケチすんなよ!普通に配布しろよ!と思わないでもないけど、ボリュームがボリュームだからなぁ。

GA文庫では、『IS〈インフィニット・ストラトス〉』を意識しまくりの新シリーズ『ハンドレッド -ヴァリアント覚醒-』なんてものが出ましたが、はてさて人気作となれるのか。
個人的には『IS』ほどタイトルが格好良くないなぁ、と。
『魔材』は積み過ぎて完結したっぽいでござる。

第5回GA文庫大賞では、「ボッチの帝王学 -経営学を極めた俺様が女ばかりの異世界では家畜扱いなんですけど!?-」と「安心と信頼の全裸率―18%」が気になりますね。

ガガガ文庫では、新シリーズ『セックス・バトルロワイヤル!』のタイトルが酷過ぎて萎えた。何の捻りも無く、ただただ下ネタじゃねーか!
来月は森田季節さんの新作が登場。遂にガガガにまで来たか……。

『はまち』アニメは2013年4月からだそうで。『ささみさん』はシャフト制作で1月から。
『GJ部』も1月からということで、流石に同レーベルアニメ3本同時スタートとはならんか。

暫くガガガ文庫を買ってなかったから、メディアミックスの話をしないままだったんだけど、その間に、『寄生彼女サナ』がコンプエースで、『GJ部』がサンデーGXで、『ささみさん』がサンデーで、それぞれコミカライズ。
週間漫画誌でラノベのコミカライズが連載されるのは初めてなんじゃないかしら。

ファンタジア文庫の話はドラマガ読んだときに。

ボーダーは、

・フェアリィフィールド 妖精戦陣

の計1冊。
コミカライズは、

・なれる!SE Vol.2
・涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 <07>
・長門有希ちゃんの消失 <5>

の計3冊。

講談社文庫

文庫版 邪魅の雫 (講談社文庫)

著:京極 夏彦

「西田さん。貴方は━━実菜さんが好きだったのでしょう」
「好き━━だったのでしょうか」
「世間ではそう云うんです。それは別に特殊な感情じゃない。好きな人、大事な人が居なくなると、淋しく哀しいものです。でも、それは世界の終わりとは何の関係もない、迚も日常的な、ごく当たり前の感情なんです」

講談社文庫2009年6月の新刊。発売日ではないにしても、発売直後に買ったから1年3ヶ月くらい積んでた計算になるなw
最近は通勤電車の中での読書時間が読了冊数に効いてきてるわけだけど、これは流石に分厚過ぎて持ち運べないから、読み終わるまでに1週間もかかってしまった。
分冊版は表紙が格好良くないし、この分厚さで読むからこそ楽しいって部分もあるし。

今回は連鎖する毒殺事件の話。登場人物が阿呆みたいに多いのはいつも通り。メモりながら読んでも、相当混乱しましたw

バラバラだった事件が繋がっていくシーンはやっぱりwktkするよな。wktkするだけで、詳細には置いてけぼりだった気もするが。
どんどん被害者が増えていく絶望感もいつも通りで安心する。

京極堂の書評は読み物という話は興味深かった。確かに、僕はあんまり面白いかどうかを確かめるために、書評を見ようとは思わないしなぁ。

解説は何と西尾維新さん。どんな捻くれたことが書いてあるのかと思ったら、普通でした。でも本編に言及してなくね?

燃:B+ 萌:C 笑:B+ 総:A+

著者リンク
分冊文庫版 ルー=ガルー 忌避すべき狼(上)(2011/09)
文庫版 死ねばいいのに(2012/11)

スポンサーリンク



 

アニメ,講談社文庫

「此処は久保の中なんだよ」

関口先生の挙動不審っぷりと久保の中発言が否応なしに最終話へと物語を盛り上げていく。
アバンの関口先生の作品「目眩」では黒衣の男役で京極さんが出演。この人、自分の作品が映像化されると、ちょくちょく出演するらしいな。

ところで、アニメでは伊佐間が序盤で出て来ていないが、どうやって最後の伏線回収するの?

燃:B+ 萌:B+ 笑:C 総:A+

反復リンク
2回目

エピソードリンク
第十一話「魔窟の事」
最終話「魍魎の匣、あるいは人の事」

スポンサーリンク