著:榊 一郎 イラスト:usi
「……〈眠り鼠〉」
「お前の戦争は━━終わったのか?」
約3週間の積み。隔月刊行第4弾。オフィールを政情不安定に陥れようとする民間軍事会社〈ワルキューレ〉の行動が本格化し出し、遂に〈手品師〉に欠員が。
フィリップの戦死シーン
は涙を誘う。
で、本シリーズは間違いなく黒榊さんなんだけど、これまでは『ストレイト・ジャケット』や『イコノクラスト!』に比べると、黒くないという印象だった。
ところが、ブリジットがメインの『復讐者』ですよ。もうね、ブリジットの過去がえげつなくてね。まさに本領発揮って感じで。読んでて、お腹痛くなりそうだった。
最後も最後で、まさかの発狂エンドかとヒヤヒヤしました。
キャロルはジェイドの正体に気付き始めたし、佳境っぽくなってきた。
キャロルの上司はレイナード局長という名前だが、この人、シーンの途中から名前がメイナードに変わってます。そりゃ『ポリフォニカ』のメニス帝国の帝都の名前だろ!
疲れてんだなぁ、榊さん。
次は10月に最終巻です。最後の最後で隔月刊行じゃなくなるのか。
燃:B 萌:C+ 笑:C 総:A