ファミ通文庫

すずみんは肉食系火竜 (ファミ通文庫)

著:西野 吾郎(せいの) イラスト:あなぽん

「……おかしい。今のシチュエーションで告白が効かないなんて……ありえない。穂村さんは、恋愛物の基本構成が全くわかっていない。まるで、素人」

ファミ通文庫2013年5月の新刊。約1ヶ月4週間の積み。『SUSHI-BU!』でデビューした西野さんが1年振りに復活して送る新シリーズ。
イラストはファンタジア文庫『おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ!』でお馴染み、あなぽんさん。
勿論、イラスト買いですが何か?

さて、舞台は現実とは違う歴史を辿り、いくつかの国に分かれた日本。遥か昔に人と竜が交わったことで、ごく少数の人間が竜として目覚めるようになった世界の、竜ばかりが集められる学校に入学した幼馴染みコンビの騒動を描く。

竜といっても、超上位能力者が身体の一部を竜っぽく変化させることが出来る程度で、あくまでも異能力といった扱いに留まっている。

執筆開始当初のコンセプトは、バトルものっぽい設定で、バトルをせずにラブコメる、だったらしいけど、え、どっちも中途半端になっとる……(´・ω・`)

ってか、あなぽんさんの可愛いイラストを全然有効活用出来てないじゃないですかー!やだー!
サービスカット、ほぼゼロって、どういうことなの……。

内容の軽さの割には、文字密度が高いのもマイナスかなぁ。竜の設定自体は悪くないと思うんだけど……。
出だしは特に問題無かっただけに、後半のバトルがなぁ。
次は2013年9月に2巻だけど、もう買いません。

燃:B- 萌:A- 笑:B- 総:B+

イラストリンク
おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ!(ファンタジア文庫、2011/07)
マルクスちゃん入門(ダッシュエックス文庫、2016/01)
だからお兄ちゃんと呼ぶなって!(ファミ通文庫、2016/08)
聖剣転生してギャルと…!?(MF文庫J、2016/11)

アニメ,ファミ通文庫

「どいて和兄、そいつを殺せない!」

いきなり現れた円香に訳も理解らぬまま監禁されちゃう春海。やだ、円香さん、サイコ……。

夏野さんのマンションに窓ガラスをぶち破って突撃してくる円香。絵面凄ぇなw
ってか、あそこ何階なんだよw

円香の背負ってるギターケースの中身が何かを知っている原作既読組みとしては、次回の展開が楽しみなような、不安なような……。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
第参話「飛んで火に入る冬の犬」
第五話「虎穴に入らずんば犬を得ず」

ファミ通文庫

クズがみるみるそれなりになる「カマタリさん式」モテ入門 (ファミ通文庫)
著:石川 博品(ひろし) イラスト:一真

「うわ感触キモイ。若干押しもどされています」
「かまわず押してくださいナ。特大の座薬を入れるイメージで」
「イメージできねーよ。どんだけ寛大なアヌスだ」

思わず声出してワロタ
ファミ通文庫2011年11月の新刊。約1年7ヶ月の積み。デビューシリーズ『耳刈ネルリ』を3巻で完結させた石川さんが11ヶ月振りに復活して送る新シリーズ。
イラストの一真さんは電撃文庫『魔王のしもべがあらわれた!』の挿絵描いてる人か。
確か、ネットでの感想を見たら興味が湧いて買ったんだと思う。

未来からやって来た謎の少女カマタリさん。彼女が未来での破滅を回避するため、クラスメイトの曽我野笑詩(そがの・えみし)を攻略する使命を与えたのは、とあるクズな少年タイチだった……というお話。

タイチの一人称で話は進んでいくんだけど、いちいち言葉のチョイスがファンキーというか独特というか。
そのままのノリで最後までいけたら良かったんだけど、ストーリーが進むにつれて、タイチが成長しちゃって、真っ当な青春小説になってしまった。
オチとしては綺麗なんだけど、イカレたノリを貫いてほしかったな。

3冊くらいのシリーズになりそうな気配を漂わせつつ、これ1冊で終了なんだぜ
次は2013年7月に新作『ヴァンパイア・サマータイム』。

燃:C 萌:A- 笑:A 総:A

著者リンク
後宮楽園球場 ハレムリーグ・ベースボール(スーパーダッシュ文庫、2013/12)
先生とそのお布団(ガガガ文庫、2017/11)

アニメ,ファミ通文庫

「会いたかったよ、和兄」

OPにアリシア出てるとか気のせいだったわ……。よく見たらマキシじゃねーか。
さて、原作2巻に突入。満を持して、美人敏腕変態編集者、鈴菜さんの登場だ!本性を隠していると、本当に美人編集者にしか見えない!凄いや!

ってか、アニメになったら、普通の美少女アニメに見えないこともない……。マキシも黙ってれば、ただの美少女だしな……。
そういうわけで、原作よりも大分早く、マキシの素性が明らかに。同時に姫萩紅葉の名前も出てる。
あ、でも、主題歌歌ってる面子の中には紅葉は入ってないんだな。

本を餌に、春海を捕えのは、誰あろう、彼の妹、円香だった……というところで続く。円香も普通の美少女に見える……。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
第弐話「犬は熱いうちに打て」
第四話「溺れる者は犬をも掴む」

コミカライズ,ファミ通文庫

犬とハサミは使いよう -2 (カドカワコミックス・エース)
原作:更伊 俊介 漫画:大庭 下門(おおば・かもん) キャラクター原案:鍋島 テツヒロ

「メンタル何で出来てんの?アダマンタイト?」

2013年6月の新刊。
原作1巻後半戦。アニメよりも細かいネタをちゃんと拾ってる印象。原作1冊をコミック2冊で終わらせる尺は、まあ順当なところか。

作画のクオリティが、そこそこあるので登場人物が増えて賑やかになれば、また違った面白さが出るかもしれないとは思う。
鈴菜がどんなことになるのか楽しみである。

描き下ろしのエピローグがハートフル過ぎて辛い。

燃:B 萌:A- 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
犬とハサミは使いよう <1>(2013/01)
犬とハサミは使いよう <3>(2013/08)

ファミ通文庫

犬とハサミは使いよう6 (ファミ通文庫)
著:更伊 俊介 イラスト:鍋島 テツヒロ

「春海和人さん。これは、何ですか?」
『女の子だよ!』
「成程、女の子型のアトラクションということですか、初めて見ました。それで、これはどこから入るのですか」
『入らねぇよ!生きている人間だよ!!』

2013年1月の新刊。約5ヶ月2週間の積み。5ヶ月振りの新刊。本編進行は8ヶ月振り振りか。

さて、夏野さんと春海の暮らすマンションに越してきた姫萩紅葉と愉快な仲間達。紅葉は春海に自分を監獄島から連れ出した責任を取ってほしいと言い出してきて……というお話。

今回、夏野さんは、ほぼ置いてけぼりで、紅葉とマキシがメインとなるエピソード。おいおい、新キャラ達が頭角を現し過ぎだろ……。
まぁ、春海のボケ→夏野さんの折檻っていう流れをやり過ぎると、すぐさまマンネリ化するからかもしれんが。

相変わらず話の方向性が見えねぇw
最後の方、ちょっと良い感じのバトルものみたいになっていてワロタ
合体奥義じゃねーよw

夏野さんと紅葉は何で犬相手に普通のラブコメみたいなことしてんの?ってか、そもそも春海は、いずれ復活出来るんだろうか……。

次は2013年6月に7巻、8月に『Dog Ears』3巻。

燃:A- 萌:A- 笑:A 総:A

シリーズリンク
犬とハサミは使いよう <5>(2012/06)
犬とハサミは使いよう Dog Ears <2>(2012/09)
犬とハサミは使いよう <7>(通常版)(2013/06)

アニメ,ファミ通文庫

「夏野霧姫専用用語集、キリペディアよ」

生前、春海が住んでいたアパートで、殺人犯、中原と再遭遇することに。
その後、程なくしてバトル展開に突入。凄ぇ、アニメなると、ちょっと何言ってるのか理解んないです感が半端無ぇ!!

春海が心の声で喋っている間は、画面に動きが無くなるからか、彼の頭の毛がピコピコ動くんだな。可愛いれす。
回想シーンに出ていた女の子って誰よ?原作の俺が積んでる分には出てるのか?

あれ、あれよあれよという間に、原作1巻の話終わっちゃったぞ……。
デレた夏野さん、声がめっちゃ可愛いな!
そして春海の死を悼む妹、円香……というところで続く。墓前にカレー供えんなw

今回もマキシ、紅葉、森部等が先行登場。森部は台詞まである。

燃:A- 萌:A 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
第壱話「犬も歩けば棒に当たる」
第参話「飛んで火に入る冬の犬」

HJ文庫,MF文庫J,ゲーム,コミカライズ,スーパーダッシュ文庫,ノベライズ,ファミ通文庫,富士見ファンタジア文庫,新潮文庫,講談社キャラクター文庫

色々買ってきました。ラノベは、

・パパのいうことを聞きなさい! <13>
・小説 仮面ライダークウガ
・犬とハサミは使いよう <7>
・おジャ魔女どれみ17 ドラマCD付き限定版

それから見送っていた、

・冠絶の姫王と召喚騎士Ⅲ(ファンタジア文庫)
・バロックナイト #3 Memory of Baroque:幻象都市(MF文庫J)

の計6冊。
スーパーダッシュでは、スーパーダッシュ&ゴーがwebオンリーに。早くもポシャってんじゃねーか!言わんこっちゃないwwwwww
と思ったけど、1年以上は続いたのか。

HJ文庫では『おれと彼女の絶対領域』が完結してるのに、ドラマCD化。しかも阿澄佳奈さんが1人で全ての音声を担当するという、よく理解らんコンセプト。
あれか、コンセプトありきで、オリジナルストーリーでやるのは手間が掛かるから、ラノベから適当な原作を拾ってくるかってことなのか。

講談社ラノベ文庫では、『クロックワーク・プラネット』がシリウスでコミカライズ決定。
シリウスとか、何とも中途半端なところだな……。

更に、MF文庫J『まよチキ!』でお馴染みのあさのハジメさんが、たにはらなつきさんと組んで新シリーズ『桃音しおんのラノベ日記』を開始するそうで。
いきなり単独サイトが作られていて吹く。
ラノベ文庫は流石、資金力が違うなぁw
まぁ、タイトルにラノベって入ってるから買うけども。
ボーダーは、

・十二国記 不緒の鳥

の計1冊。
一般は、

・文庫版 キケン

の計1冊。
コミカライズは、

・犬とハサミは使いよう <2>
・ポケットモンスターSPECIAL <45>
・冴えない彼女の育かた ~egoistic lily~ <1>

の計3冊。

アニメ,ファミ通文庫

「読まずに死ねるかぁぁああああああああああッ!!」

(∪^ω^)わんわんお!

ファミ通文庫の不条理コメディが、まさかのアニメ化。原作既読組みだけど、正直、アニメ化するとは思わんかったわ……。
制作はGONZOということで、正直どう転ぶか全く理解らない。GONZOがラノベ原作アニメを主導で作るのって、2007年のファンタジア文庫原作『風の聖痕』以来なんだな。

さて、本が好きで好きで仕方ない主人公、春海和人は強盗に撃たれて死んでしまう。本への未練で復活したのは良かったが、次の彼の魂の器はミニチュアダックスフンドで。
かくして彼の第2の人生は、飼い主であり、ハサミを振り回す凶暴な作家、秋山忍に振り回されていくことに……。

OP、電波気味だな!まぁ、普通の女性ボーカル曲だと、それはそれで違和感ありそうだが。
歌うのは主だった女性キャラ達か。春海の合いの手も入ってるw
結構、先まで出番が無いキャラも出てるけど、何巻までやるつもりなんだ。アリシアまで出てない?
いや、そりゃ1エピソードをチンタラ何話もかけてやるような内容じゃないけども。
こりゃ積んでる原作の優先消化が必要か……?

コミカライズでは、はっきりと描かれていた春海の人間のときの顔だけど、アニメでは前髪で目元が隠れているので、どんな顔か理解らない。ギャルゲー主人公かw

春海の回想やらテレビに映ってるという形で、原作では、この段階で登場していないキャラもちょろちょろ登場。
マキシなんてキャラソンまで流してもらってるしな……。

早くも夏野さんにハサミでお仕置きされまくってる春海だけど、これ、動物愛護団体とから苦情来ないか……?

EDを歌うのもマキシ。やだ、普通の美少女アイドルみたい……。黒服ダンスは斜め上だがw

ってな具合で、一般的にウケるのか何なのか、よく理解らない『犬とハサミは使いよう』スタートです。
本田書店には同レーベル『四百二十連敗ガール』のポスターが貼ってあったけど、こんな感じで他のタイトルもじゃんじゃん出していこうぜ。

燃:C 萌:A- 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
第弐話「犬は熱いうちに打て」

原作リンク
犬とハサミは使いよう(ファミ通文庫、2011/02)

コミカライズ,ファミ通文庫

犬とハサミは使いよう (1) (カドカワコミックス・エース)

原作:更伊 俊介 漫画:大庭 下門(おおば・かもん) キャラクター原案:鍋島 テツヒロ

「馬鹿犬のー♪ちょっと胃とか見てみたい~♪」
「ちょっとで済むかあ!腹圧で全部飛び出すわ!!」

(∪^ω^)わんわんお!

2013年1月の新刊。
ファミ通文庫の不条理コメディがコミカライズ。掲載誌は少年エース。
作画の大庭さんはスニーカー文庫『ムシウタ』の著者、岩井恭平さんと組んで、オリジナルコミックの連載なんかもやっていたのね。

表紙の春海の顔いかついなw
さて、犬になってしまった本狂いの少年、春海と作家、夏野霧姫が繰り広げる不条理コメディ、原作に忠実にコミライズか。

春海の人間時代のビジュアルって初公開かな。外見は人畜無害系かと思ったら、変人オーラが溢れ出してるじゃねーかw

基本的には原作に忠実な展開だと思うけど、わんわんがビジュアル化されているので、動物萌えで和みますね。
コミカライズで夏野さんの可愛さアップだ!やったー!ってなるかと思ったら、全然そんなことなかったでござるの巻。

流石、少年エースやで、そこそこのクオリティのコミカライズを出してこられる。まぁ、一部黒歴史的なアレもあるが。

燃:C 萌:A- 笑:A- 総:A

シリーズリンク
犬とハサミは使いよう <2>(2013/06)

原作リンク
犬とハサミは使いよう(ファミ通文庫、2011/02)