魔法使いは巨乳好き。語呂がよすぎてこわい。
スニーカー文庫2012年8月の新刊。約5ヶ月半週間の積み。『薔薇のマリア』17巻からは4ヶ月振り。
タイトルの「聖断罪」は「アダムヘッド」と読みます。
『薔薇のマリア』の刊行ペースが落ちているのに新シリーズ開始という不条理なアレ。
スニーカー文庫では、十文字さん3番目のシリーズ。
イラストはファミ通文庫『ぜんぶ彼女に「視」られてる?』の、すぶりさんか。
舞台はファンタジー世界、故郷を失った魔王の娘ドロシーと、そのお付きの少年カルアの旅を描く。
各章開始時に、描かれるシーンがどういった場所での出来事なのか明記する手法は『薔薇のマリア』と共通だけど、テンションが全然違う。
あっちは油断すると、すぐ人が死ぬけど、こっちは全然死なない。世界観自体は、そこそこハードではあるのだが。
テンション的にはMF文庫J『いつも心に剣を』辺りが近いか。そう、ぶっ飛んでイカレてるキャラが居ないんだよなぁ。
で、問題は時折出て来る『マリア』との共通ワード。あっちの世界観と、どう繋がるのか全然判らん……。
気になるのは気になるんだけど、ただ、これ単品で見たときに買い続けるだけの面白さがあるかと言われると……うーむ。
まぁ、既に2巻買っちゃってるんだけども。
次は2012年12月に2巻『魔神と少年とかわいそうな魔法使い』。
燃:C+ 萌:B+ 笑:B- 総:B+
シリーズリンク
・聖断罪ドロシー02 魔神と少年とかわいそうな魔法使い(2012/12)
著者リンク
・いつも心に剣を①(MF文庫J、2009/02)
・ぷりるん。 ~特殊相対性幸福論序説~(一迅社文庫、2009/07)
・純潔ブルースプリング(ソフトカバー、2009/08)
・ばけてろ 成仏って、したほうがいいですよね?(角川スニーカー文庫、2009/10)
・ぼくのうた(幻狼ファンタジアノベルズ、2010/07)
・黒のストライカ(MF文庫J、2010/10)
・シャギーロックヘヴン(幻狼ファンタジアノベルス、2010/10)
・メガクルイデア(幻狼ファンタジアノベルス、2011/01)
・全滅なう(一迅社文庫、2011/08)
・薔薇のマリア 17.この痛みを抱えたまま僕らはいつまで(2012/04)
・一年十組の奮闘 ~クラスメイトの清浄院さんが九組に奪われたので僕たちはクラス闘争を決意しました~(MF文庫J、2012/08)