深見の『眼鏡っ娘』に妹をとられて、『眼鏡っ娘』は『コンタクト』に成った。
MF文庫J2011年10月の新刊。約3ヶ月2週間の積み。第7回MF文庫Jライトノベル新人賞審査員特別賞受賞作品。
イラストは近年、マイナーラノベの挿絵をそこそこの数担当している八重樫南さん。
タイトルから判る通り、野球ものなんだけど、本作の売りは内容の殆どが2ページで終わるショートショートで構成されているところにある。そこに釣られて買いました。
ガガガ文庫『GJ部』は4ページなので、更にその上をいっている。エピソードの合間毎にミニコーナーを入れているのは両者共通。
流石に、淡々とショートショートを連発するのはマズいとの判断なのか。
ラノベではスポーツものは売れないという法則はあまり適用されなそうだな。殆どまともに野球やってないしな!いや、やってると匂わせる記述はあるんだけど、直接描写されてないんだよな。
取り敢えず読んで思ったのは、篠原さんって男なんかい!ってこと。この作品は三人称文体で、性別に関係無く登場人物をさん付けで記述しているからなんだけど、超紛らわしい!
みんなも表紙の女の子が篠原さんだと思ったよな?
2ページでショートショートをやってやろうという構成はチャンレジ精神溢れるとは思うけど、正直1冊どころか半分くらいでお腹一杯になってしまった。
ストーリーが無いから、後半に行くに連れて盛り上がっていくわけじゃないんだよなぁ。
いや、粗筋の時点で、そうであることは判り切ってるが。一応、後半に向けて、盛り上げようとはしてるみたいだけどなぁ。
ギャルゲ将棋の下りはもっと長くても良かったのよ?
次は2012年1月だけど、もう買いません。
燃:C 萌:B+ 笑:B 総:B+
イラストリンク
・放課後限定勇者さま。(電撃文庫、2009/05)
・くりぽと すくすく☆魔法少女塾(GA文庫、2009/10)
第7回MF文庫Jライトノベル大賞リンク
・Tとパンツとイイ話(2011/10)
MF文庫Jライトノベル大賞審査員特別賞リンク
・ごくペン!(第5回、2009/10)
・-異能-(第15回、2020/01)