ガガガ文庫

俺、ツインテールになります。5 (ガガガ文庫)
著:水沢 夢 イラスト:春日 歩

「いい感じに蒸れてるかもしんねえ、そのブーツを脱いで、足の指と指の間をくんかくんかさせてくれや!!」

夏の劇場版。

2013年12月刊行物。約1週間の積み。5ヶ月振りの新刊。
このタイミングでアニメ化が発表されたっぽいな。
表紙はテイルレッド再び。これはライザーチェインかな?

ビートルギルディが一時休戦を宣言したため、夏休みに突入していたツインテイルズは強化合宿を行うことに。
合宿場所として異世界へと赴いたツインテイルズを待っていたのは、異世界のツインテールの戦士だった……。

夏休み、異世界が舞台、普段戦っているのとは違う敵、ダークグラスパーとの協力と、スペシャル感が満載で劇場版っぽ過ぎる。
ピンナップも告知ポスターみたいになっとるw

総二に自分のツインテールを褒められて1人で喜ぶ愛香可愛い。そんな彼女の姉、恋香が登場。
お姉ちゃんがツインテールにしたら総二を取られるからと、ツインテールに絶対しないという約束をしているらしい。何それ超可愛い。

このお姉ちゃん、一件清楚可憐な出で立ちなんだけど、どうやらとんでもない下ネタ爆弾を内に秘めてそうだぞ……。

ネタで出て来ただけの巨大ロボ双房合体トゥアールオーだけど、その内本当に起動しそうだから困る。ってか起動してくれ。

で、属性力変換機構の上位装備、属性玉多重変換機構(エレメアディッション)が登場。2つの属性玉の力を組み合わせて様々な効果を発動出来る装備ということで、良いねぇこういうギミック。
しかも1日1回までという回数制限があるのが、また良い。

そして姿を現すポニーテール属性を持つエレメリアン、フェニックスギルディ。どうやらレギュラーになるっぽい。
封印されていたのはエレメリアンの中で唯一、究極の最終闘体=人間の姿へ至ったかららしいけど、え、エレメリアンもヒロインになり得るのか……?

次は2014年6月に6巻、2014年9月に7巻、12月に8巻。

燃:A+ 萌:A+ 笑:A 総:A+

シリーズリンク
俺、ツインテールになります。 <4>(2013/07)
俺、ツインテールになります。 <6>(2014/06)

富士見ファンタジア文庫

コンプリート・ノービス (4) 覚醒せし妖精 (富士見ファンタジア文庫)
著:田尾 典丈 イラスト:籠目

「イチノは、私の戦友だあああああああああああああああああああああああああああああっ!」

2014年10月の新刊。約2週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。
さて、謎の転校生、月見紅葉の出現で気が気でない咲良。一方、アストラルイノベーター内ではイチノの元相棒シオンがサクラの前に現れて。
自分の立ち位置が揺らぎまくったサクラは……というお話。

だから新ヒロインとかいいから、ひばりさんの出番を増やせと何度言えば分かるんだ!!
この新ヒロインのシオンの装備が非常に痴女っぽい。サクラも結構露出度の高い装備だけど、それに輪をかけて露出度が高い。うーん、そういうことじゃあないんだよなぁ。

更には技術者の少女プリシラも登場するわ、情報屋のアレスも実は女の子フラグを出すし、最強〈リザルターナイン〉獅子聖(サンオブザリオン)エリゼも女の子だしで。
もうちょっと男キャラが出て来ても良いのよ。

既存ヒロイン達も負けじと活躍。ヒルトさん本人嫌っている二つ名って一体何なんだろうな。
そろそろ各ヒロインにスポットを当てた短編集とか出しても良いと思うんだ。特に、ひばりさんとヒルトさんをクローズアップしていただきたい。

〈八咫烏〉と繋がっていたシオン。彼女が手にしていたのはイチノが求めるメモリーフラグメントだった。しかもチュートリアルダンジョンにある筈だったアレ。
おいおい、イチノのレベル1の最強剣士というシリーズ根幹に関わる設定を揺るがす展開じゃねぇか……。

燃:A 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
コンプリート・ノービス03 不審なプリースト(2014/06)
コンプリート・ノービス05 魂の革新(2015/02)

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「その身を道具として、運命の鍵を開く」

皇帝の遺産を、自身の出自の謎を求めて、謎の島へと辿り着いたチャイカ達。そこで明かされるのはチャイカという存在の意味。
まだ、ロクな出番が無いけど、カプセルの中に入っている形でニーヴァも出て来ましたね。

そんな中、フレドリカが可愛い。身体の一部を装鎧竜に変化させて攻撃するのは映像映えするよな。
手首や翼パーツなんかを沢山付けてフィグマとか出そうぜ。

一方、ジレット隊は昔、ガズ帝国国境付近に航天要塞らしきものが浮かんでいたという情報をゲット。その時代に航天要塞はまだ造られていなかったみたいだけど……?
がっつりオリジナル要素が入ってくるのかしら。

燃:A 萌:A 笑:B- 総:A

エピソードリンク
第3話「迷夢憶えし港」
第5話「皇帝の遺産」

ガガガ文庫

俺、ツインテールになります。4 (ガガガ文庫)
著:水沢 夢 イラスト:春日 歩

「俺は負けない。明日を見ていないお前なんかに、俺のツインテールが負けるはずがない!俺は、明日もツインテールを見るために、今日ツインテールを綺麗に結ぶんだ!!」
「多くの人たちに支えられて、今日の俺のツインテールがある!」

「俺のツインテールは━━━━絆だ!!」

俺自身がツインテールになることだ。

2013年7月刊行物。約3日の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙はトゥアール。やっぱり黙ってると美少女なんだよなぁ。

さて、ダークグラスパーとの戦いを何とか終えて帰還した総二達。しかし、総二は何故か変身を解くと、テイルレッドを高校生に成長させたような美少女になってしまっていて……。

女体化とか完全に出オチなのに、エレメリアン側の男の娘属性(ガールズボーイ)と相まって、自然にクソアツい展開へと持っていく構成が見事としか言いようがない。
このノリ、何かで感じたことあるなと思ったら、アレだ。ファンタジア文庫『ハイスクールD×D』に通ずるものがあるんだ。
あと、特撮ヒーローそのものというより、『非公認戦隊アキバレンジャー』とかな。

ツインテイルズもエレメリアンも阿呆な台詞をいちいちクソ格好良く言い過ぎなんだよなぁ。

日常生活の中にツインテールを得た総二は、その髪型に隠された苦労をも知っていく。そんな彼にツインテールの扱い方を教える愛香が頼もし過ぎる。
彼女がツインテールを極めているのは偏に総二のためなんだよなぁ。そう思うと、愛香がメチャクチャ可愛く見えるから困る。

総二はツインテールをほどくと擬似賢者タイムになるのか……。
ここで、まさかエクセリオンショウツのネタを拾ってくるとは思わなかったw

自身のツインテール属性をテイルギアとしてしまったトゥアールが二度とツインテールになることはないと再三言われているけど、これは最終決戦で彼女もテイルオンして激アツの展開になるんじゃない?

で、ツインテールをより深く理解したテイルレッドはトゥアールから託された髪留めを、パワーアップアイテム、プログレスバレッターへと進化させる。
到達するは強攻形態ライザーチェインと超速形態フォーラーチェイン。ただ超強いフォームってわけじゃなく、時間制限があって都度ノーマルチェインに戻らないといけないってのが良い。

更に進化した必殺技ライジングブレイザー発動時にプログレスバレッターがブレイザーブレイドと合体するとか、もう失禁レベルですわ。

もうね、このパワーアップの流れからネーミングセンスから何から何まで、俺のツボ過ぎてね。
どれくらいツボかと言うと、あれ、これ書いてるの俺じゃね?と錯覚するくらいツボ。
ああ、ここまでアニメやってほしいな……。

そして次なる敵はツインテールと双璧をなすポニーテール……ってことで、うぉぉおおおおおおおお、そうきたか!!これはまた盛り上がりそうだぞ……。
次は2013年12月に5巻、2014年6月に6巻、2014年9月に7巻、12月に8巻。

燃:S- 萌:A+ 笑:A 総:S-

シリーズリンク
俺、ツインテールになります。 <3>(2013/03)
俺、ツインテールになります。 <5>(2013/12)

コミカライズ,講談社ラノベ文庫

銃皇無尽のファフニール(1) (アフタヌーンKC)

漫画:サブロウタ 原作:ツカサ キャラクター原案:梱枝 りこ

「だってあたしの後に使わせたらバスタブをペロペロしたり、お湯を飲んだりするでしょ?」

2014年10月の新刊。
講談社ラノベ文庫の人気シリーズがコミカライズで登場。掲載誌はgood!アフタヌーン。シュリンクされているのかと思いきや、この本の想定してビニールコーティングがされているのか。価格とバーコードを書いたシールがコーティングの上に貼られている。
何、アフタヌーンコミックスの仕様なのかしら。

さて、順当に原作1巻のコミカライズなんだけど、作画、もうちょっと何とかならんかったのか……。
レーベルも掲載誌も同じ『アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者』のコミカライズのときも思ったけど、美少女ありきの内容なのに何故作画方面でこのチョイスなのか……。
この絵で乳首券発行されてもなぁ。

ドラゴンの生態説明のシーンで、何故か番を求めるドラゴンのイメージ映像が触手陵辱っぽくなっていて吹いた。全部のドラゴンがあんな触手持ってるわけじゃないだろw
うーん、これは特に続きは要らないかな……。

燃:B- 萌:A- 笑:B- 総:A-

原作リンク
銃皇無尽のファフニールⅠ ドラゴンズ・エデン(講談社ラノベ文庫、2013/07)

MF文庫J,アニメ

「何というか、芽の伸び切ったじゃがいものような女だ!」

原作2巻突入ということで、他の戦姫達がぼちぼち登場。サブタイは「ミーチェリア」と読みます。

7人の戦姫全てが仲良しこよしというわけではなく、当然反りの合わない相手も居るわけで。
エレンの気の合わない筆頭リュドミラが登場。

更に同じ戦姫ソフィーヤも2人の諌め役として登場。台詞は無かったけど、他にも戦姫2人が出てましたね。

暗殺者に狙われたティグル達。戦姫が強過ぎて、あまり脅威に感じられなかったけど、リムが毒を食らってしまう。
非常事態だから仕方ないとはいえ、ティグルがリムのおっぱいを平然と鷲掴みにしていて吹いた。いや、体勢的に丁度良かったんだろうけど。

ってか女性陣のあの乳袋は何とかならんのか。いや、悪いものではないんだけど、バラスがどうもピンとこないというか。だから俺はティッタ派です(ぉ

燃:B+ 萌:A 笑:C+ 総:A

エピソードリンク
第三話「甦る魔弾」
第五話「タトラ山攻略戦」

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「このトリケン、思わず前かがみ」

支配人となった西也の秘書を務めることになったいすずだったけど、彼女が動くより先に行動している西也のスペックの高さに圧倒されてしまう。
それどころか、キャストと関われば、すぐ銃で脅す始末。まぁ、アレはアレなんだけど、西也のスペックが高過ぎるんだよなぁ。

お肉のマスコットはデザインとキャラに無理があるだろw
語尾が「肉」てw

今回は脚本が原作者である賀東さんということで、1巻の内容をベースにしているものの、オリジナル展開となっている。
四大精霊を何とか出そうとしている感が凄ぇw
実質、ミュースが1人居れば、萌え以外の面では事足りるからなぁ。

そして目覚めるドラゴン……というところで続く。このドラゴンは2巻の話なので、どうやら原作を再構成して、1巻のラストを最終回に持ってくるつもりっぽいな。
まぁ、原作は他に最終回に相応しそうなところ無いしな……。

燃:B+ 萌:A 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
第3話「テコ入れが効かない!」
第5話「お金が足りない!」

コミカライズ,富士見ファンタジア文庫

おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ! 5 (コミックアライブ)
作画:葵季 むつみ 原作:村上 凛 キャラクター原案:あなぽん

「サマーエンジェル!!!」

2014年10月の新刊。
夏休み編後編なんだけど、帯煽り過ぎだろw

よし、原作3巻突入!ムラサキさんが出て来る!これで勝つる!と思っていたら、コミケへ行く展開がバッサリカットされた……だと……?

長谷川さんとのデート編が終わった後は、オリジナル展開に突入。聖地巡礼編はドラマガ連載分をベースにしているが、あくまでも桃がヒロイン扱いとなっている。

どうも今回の構成の感じだと、途中でバッサリ終わらせるほど人気が無いわけではない。かといって原作通りに最後まで連載を続けるほどのものでもない。ならオリジナル展開で重要な要素だけ拾って完結させちゃおう!という魂胆なんだろうか。
確かにムラサキさんは超エロいけど、居なくても何とでもストーリーを進めることは出来るんだよなぁ。

長谷川さんの天使感がヤバい。男の願望の塊みたいな外見で最早引くレベル。
それにしてもデート中、直輝の失態コンボがらめぇええええええええ!!って感じでなぁ。漫画で読むと更に精神的にクる。いや、そりゃこんな天使が目の前に居たらテンパるのも致し方ないが……。
長谷川さんのオタクは嫌い発言で砂になる直輝の絵面にワロタ

オリジナル展開が悪いかというと、そんなことはなく原作には無かった水着回で俺の益荒男ゲージが留まるところを知らない。
しかし、水着回があるなら、なおさらムラサキさん不在が悔やまれる……。

長谷川さんが天使とか言ってハシャいでいたら、聖地巡礼編の桃の可愛さがえらいことになっていて、うぎゃぁあああああああああああ!!

今回は特別編として桃の妹、柚子との遭遇も収録されている。原作とは過程が大幅に変わっているけど、オチは同じなのね。

コミカライズだと、ちょいちょい桃の視点もあるのが嬉しい。
ふと思ったんだけど、原作の段階では敢えて主人公だけの視点にしておいて、メディアミックスのときに他のキャラの視点を交えることで媒体の違いを明確に押し出すって1つの戦略なのかしら。
個人的にはテンションの上がる手法なんだけど。

燃:B+ 萌:A+ 笑:A- 総:A+

シリーズリンク
おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ! <4>(2014/03)
おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ! <6>(2015/02)

メディアワークス文庫,雑誌,電撃文庫

電撃文庫 MAGAZINE (マガジン) 2014年 11月号 [雑誌]

『デュラララ!!』

表紙&巻頭特集。
アニメ2期は何と分割3クールだそうで。タイトルは『デュラララ!!×2 承』『デュラララ!!×2 転』『デュラララ!!×2 結』で、それぞれ2015年1月、7月、2016年1月放送開始。

原作ラストまでやるということで、このような形になったらしい。これは相当珍しい放送形態なのではなかろうか。
俺が原作既読組だったら失禁してるぞ……。

『ソードアート・オンライン』

スピンオフシリーズ『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』がスタート。
手掛けるのは何と時雨沢さんと黒星さんというゴールデンコンビ。時雨沢さん、銃器監修だけじゃ満足出来なくなったかw
ってか『男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。』の続きは……?

『魔法科高校の劣等生』とのコラボ小説は今回は川原さんが書く番。あれ、佐島さんのときと比べて随分ページ数が少ないような……。
『劣等生』のキャラは最後にちょろっと達也が出て来るだけだし……。

『ガールズオプス』はナイス触手。しかし、作画がもう少し良ければコミックス即買いだったのにな……。
ってかALOの倫理規定どうなってんだ……。

『へヴィーオブジェクト』

鎌池和馬10周年10大展開最後の10番目でテレビアニメ化決定。予想通り過ぎて何の驚きも無いな……。

更にwebでは10周年記念PVが公開中。これまでの鎌池さん作品の主要キャラが勢揃い。『禁書目録』からもアニメに登場していないキャラが登場していたり。
勿論、最新作の『未踏召喚://ブラッドサイン』も。

ってか、こんな映像を作るってことは『オブジェクト』の製作はJ.C.STAFFなんだろうか。

『進化宣言!電撃文庫FIGHTINGフェア記念コラボコミック』

後編。今回は前回よりページ少なめで、その分『AW』の連載があります。流石に2号連続で休載するのはマズいという判断かしら。

『戦闘機少女クロニクル』

電撃文庫作家と絵師陣が戦闘機を擬人化。おま、これはアカンやろ……。何ぼなんでも『艦これ』の波に乗っかり過ぎやろ……。それでなくても、個人的には戦闘機とか鼻くそほどの興味も無いけどさ……。

『ワールドエンドエクリプス』

セガのオンラインRPGらしいんだけど、ノベライズを渡瀬さんがやるらしい。え、何で遅筆な渡瀬さんにこんな仕事やらすんだよ……。
固定ファンが付いてるんだから、オリジナル作品で十分売れるだろ……どういうことなの……。

『アイドライジング! ~オリンの“女王”への道~』

コミカライズも終わっちゃったのに、何故この企画は終わらないのか不思議でならない。まさか人気あるのかしら……。

『ガーリー・エアフォース』

夏海公司さんの新作。このタイミングで新シリーズということは『なれる!SE』はやっぱりそろそろ終わるんだな。
完結間際でアニメ化ワンチャンあるかな……。

第21回電撃大賞受賞作品

取り敢えず現時点で気になるのは「ちょっと今から仕事やめてくる」だけかなぁ。

新刊情報

気になるのは11月の『GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン ガールズトーク 狼と魂』。DVD特典のまとめかと思ったんだけど、粗筋を見ると、どうも単純に書き下ろしの過去話っぽい。川上さん、特典で味を占めたのかしら……。

また、『明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。』の新刊が登場ということで目を剥いた。どうもボーナス的に1冊だけ出るみたいだけど……。

燃:A- 萌:A 笑:A- 総:A

雑誌リンク
電撃文庫MAGAZINE Vol.39(2014年9月号)
電撃文庫MAGAZINE Vol.41(2015年1月号)

富士見ファンタジア文庫

オレと彼女の萌えよペン (富士見ファンタジア文庫)
著:村上 凛 イラスト:秋奈 つかこ

「キャッホオオオォォォ━━━━━━ウ!りりねさんのおっぱああぁぁぁぁい!」

ファンタジア文庫2014年10月の新刊。約2週間の積み。『おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ!』を10巻で完結させた村上さんの新作。『オタリア』10巻と同時発売。
『オタリア』が面白かったので、そりゃこちらも買うでしょと。
帯には島本和彦さんからコメントが。どういうチョイスだw

イラストの秋奈つかこさんは電撃文庫『C^3 -シーキューブ-』のコミカライズを描いていた人か。全然気付かなかったわ。

元々はドラマガ誌上のお祭り企画、龍皇杯(ドラゴンカップ)の優勝作品で、現在は誌上で連載されている。

漫画家を目指す少年、君島泉(きみじま・せん)はある日、出版社に漫画を持ち込んだことで、プロ作家のアシスタントをやってみないかと持ちかけられる。
紹介された作家、生駒アギトは何ととんでもない美少女で、泉は彼女と共に合作で漫画を描くことに……というお話。

主人公が思い込みで空回ったり、ハチャメチャな行動でヒロインを救ったりというノリは完全に『オタリア』そのままです。

キャラの可愛さは特筆するレベルではないけど、今巻のラストで生駒先生がデレたので、その辺は2巻以降に期待したいところ。
既にヒロイン化しそうなキャラは結構は数出て来てるしな……。

劇中でも泉達がドラゴンカップで漫画の面白さを競うという構造は面白いな。ドラマガ誌上で来年以降も龍皇杯やるつもりなのかしら。

で、泉と生駒先生のライバルとして、ムラサキさんキトゥアアアアアアアアアアッ!!うぉぉおおおおおおおおおおおお、まさかこんなところで繋がってくるとはぁあああああああああああ!!

口絵ピンナップが折りたたまれている状態でも、何だか見慣れた髪飾り付けてる人が居るなーと思っていたらですよ。
泉曰く、二十歳そこそこっぽいそうなので、『オタリア』からさほど時間は経っていない様子。
やはり、これは『おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ! ムラサキエンド』を出してもらうしかない!!

それにつけても劇中作「俺が主で王女が僕(しもべ)で」の語呂悪過ぎだろ……。リズムが悪過ぎて、途中から視覚的に認識しても頭の中で文字列を思い浮かべられなくなったわw

頑張って漫画を描いて大ヒットや!これで勝つる!ってだけじゃなくて、将来的な収入の話や一度打ち切りを食らった作家は風当たりが強くなる等、結構シビアなことも書いてある。
それはそうと、同期作家の直純から物凄い実は女の子臭がするんだけど……。

アンケート結果が出ないことには話が進まない構成になっているので、劇中での時間の経過が非常に早い。このペースで行ったら高校3年間が凄い勢いで消化されてしまいそうだが……。
まぁ、泉達の漫画の連載が決まったから多少ペースダウンは出来ると思うが。連載が始まったことによるトラブルとかも出て来るだろうし。

連載分は龍王杯の分を含めても3話分しかないから、どうするのかと思ったら、序盤はその連載分で、その後が書き下ろしという変則構成だった。次のドラマガの内容はどうなるんだろうか……。

そんな具合で『俺と彼女の萌えよペン』スタートです。既に単独CMも始まっており、完全に『デート・ア・ライブ』パターンなのでアニメ化すると思われます。
あっちも固定ファンの付いたデビューシリーズ『蒼穹のカルマ』を10巻程度で畳んで、それとオーバーラップしながらスタートしたしな……。

ただ、売り出し方がガチ過ぎて、龍皇杯自体が箔をつけるための出来レースだったんじゃないかと思ってしまうわ。

燃:A- 萌:A 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
オレと彼女の萌えよペン <2>(2015/01)

コミカライズリンク
オレと彼女の萌えよペン <1>(2015/02)

著者リンク
おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ!(2011/07)
おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ! <10>(2014/10)
同棲から始まるオタク彼女の作りかた(2018/11)

イラストリンク
C^3 -シーキューブ- <1>(電撃コミックス、2011/10)