MF文庫J

緋弾のアリアXV (MF文庫J)
著:赤松 中学 イラスト:こぶいち

「ジャンヌ。君がもし重荷を背負う事に疲れたなら……ためらわず、俺に分けていいよ」
「━━『女の荷物を持つのは男の義務であり名誉』、なんだろう?」

やだ、イケメン……。
2013年8月の新刊。約7ヶ月3週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙はこのタイミングで孫か。でも出番全然無いよ!相変わらず表紙に抜擢されるタイミングがよく理解らない……。
サブタイは「コンステラシオン」と読みます。

さて、香港編が終わったと思ったら速攻、ドイツの『魔女連隊』の奇襲を受けるキンジ達ということで、気の休まる暇が無い。

以前にキンジが一般高に通っていた頃に関わった萌と菊代が案の定、武偵高へ転入してきましたね。
正直ヒロインが増え過ぎて、今後まともに活躍の機会があるのか判らんけども。

様々な勢力の思惑に絡め取られていくキンジ。その結果、一時的にキンジはジャンヌのチームの修学旅行の補講に付き合うことに。
また、美少女だらけのチームじゃねーかw

ジャンヌのチームということはつまり中空知さんが居るということで。やった!中空知さんと一緒に行動出来る!これで勝つる!と思っていたら、中空知さん達他のチームメンバーは極東戦役には関係無いからということで、別行動だったでござる。どういうことなの……。
しかし、ちゃっかり単独で挿絵に登場するなんて、流石俺達の中空知さんやで!

すると、今度は残ったジャンヌが凄い勢いでヒロイン力を発揮してきた件。仲間になってからというもの、じわーっと扱いの良かった彼女だけど、ここにきて一気に最前線に出て来た感じですね。
これはグッとくる。

そしてキンジの前に姿を現す謎の男━━《妖刕》。うぉぉおおおおおおお、『アリスベル』にはアリアが現れ、こちらには静刃が乱入してくるのか!

後書きによると『アリスベル』の方で、未来のキンジが静刃にやり返しに行くらしいし、『アリア』の未来に『アリスベル』があるってことかしら。

にしても相変わらず引きがえげつない。ってか、段々どっちも読んでることが前提になりつつある気が……。いや、その方が面白くて好きですけど。
次は2013年12月にⅩⅥ巻『星の砦の人狼』、2014年4月にⅩⅦ巻『緋弾の叙唱』。

燃:A- 萌:A+ 笑:C+ 総:A

シリーズリンク
緋弾のアリアⅩⅣ 招かれざる海霧(2013/04)
緋弾のアリアⅩⅥ 星の砦の人狼(2013/12)

世界観リンク
やがて魔剱のアリスベルⅢ 熾る不死鳥(電撃文庫、2013/05)
やがて魔剱のアリスベル ヒロインズ・アソート(電撃文庫、2013/09)

アニメ,電撃文庫

「今暴走しなくてどうすんだよぉぉぉおおお!!

さて、本来の記憶を取り戻し、実家へと帰ってきた万里。リンダも居る日常を取り戻すが、そこへ香子が現れて……。

結局、万里は新しい記憶を取り戻すことに。また、本来の万里は消えたってことなの?香子にとってはハッピーエンドなんだろうけど、万里の家族やリンダからしたらどうなの?ってオチにも見えるが。

過去の万里とリンダが抱き合うシーンって時空どうなってんだよ、ねじ曲がってんのかw

ここにきて二次元君がアツい。最後の最後で大活躍じゃないか。
初めて彼の二次元っぽさを見た気がするw
イマイチすっきりしない部分もあるけど、最後に前期OPを流されると、凄ぇ良いエンディングに思えてくるから困るw

最後の提供バックは駒都え~じさんの描き下ろしなんだけど、何故万里と香子の他に万里母まで居るのかw

総評

そんなわけで完璧なシナリオを描く電撃文庫原作『ゴールデンタイム』全24話、これにて終了。

うーむ、『とらドラ!』のときほど盛り上がらなかったな。やっぱり大学が舞台だったこと、ドラマ寄りの内容だったことがマイナスだったのかなぁ。
ヒロイン像が妙にリアルっぽかったのも問題だったのかもしれん。というか、香子がエキセントリック過ぎたか。

アレか。『とらドラ!』の出来が神懸かり過ぎていただけかもしれん。あれと比べるのは酷か。

それはそうと、一番可愛いのはしーちゃん。異論は認める。
すっかり忘れた頃にドラマ化決定!とか言い出しそうw

燃:A 萌:A 笑:B 総:A

エピソードリンク
第23話「ラストスマイル」

HJ文庫

前略。ねこと天使と同居はじめました。四匹目 (HJ文庫)
著:緋月 薙 イラスト:明星 かがよ

「ノーパン美少年が居ると聞いてやって来ました!」

2011年9月の新刊。約2年7ヶ月2週間の積み。3ヶ月振りの新刊。
HAHAHA、積み過ぎて本が変色してやがったぜ!
帯を外すと綾人が登場。

さて、今回は人化出来るようになったにゃんこ達に変身術をより深く教えるために京都から化狐の女の子、久遠がやって来る。
久遠はテレパシーで綾人と通じ、悟と澪に負けず劣らずのイチャイチャぶりを見せるようになって……。

あれ、口絵が2ページしかないぞ?同時期に明星さんがイラストを担当したガガガ文庫『最弱の支配者、とか。』も確か全然イラストが無かったんだよな。
既にこの本の時点で兆候はあったってことか……。

内容的にはいつも通りイチャイチャ。ギャグはやっぱり必殺技文字離し配置が炸裂していないときの方が面白いな。

にゃんこ達が人化出来るようになったことでショタにも対応出来るようになったと考えるとアレ。

次は2012年2月に5巻、6月に6巻、2013年12月に新シリーズ『勇者と魔王のバトルはリビングで』1巻、2014年4月に2巻。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A-

シリーズリンク
前略。ねこと天使と同居はじめました。 三匹目(2011/06)
前略。ねこと天使と同居はじめました。 五匹目(2012/02)

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「さあ私達の戦争(デート)を始めましょう」

1期の終了から9ヶ月。ファンタジア文庫人気シリーズのようやく2期がスタート。分割方式だった割にはえらい時間がかかったな。

制作会社がプロダクションアイムズとかいうところに変更されているけど、最近AICから独立した会社だそうで、実質変わってないってことなのかな。
1期のDVDがそれなりに売れたからなのか、放送局が増えている。いや、1期が少な過ぎたのだが。

今シリーズはキービジュアルや原作のストーリーから推測するに、原作5巻から7巻までが描かれると思われる。
取り敢えず今回は導入編ということで、キャラと設定のおさらい的オリジナルエピソード。
多少、原作の要素も入っている。

OP映像は無いけど、曲自体はBGMとして流れている。映像と合わせて聴けば良さそうな感じ。

修学旅行の準備をする士道だったが、偶然見たドラマから得た知識で、十香は士道が自分の前から居なくなってしまうのではと不安にかられることに。

スピンオフコミカライズの主人公、美紀恵がちょろっと出たり、殿町が美九の曲を聴いていたりと今後に繋がる要素がチラホラ。
いや、美紀恵は繋がらないか。

折紙さんが安定の痴女行動でなぁ。流石、折紙さんやで!
美衣はやっぱりアニメでは「マジ引くわー」しか言わせてもらえないのかw

そして思わせ振りな発言をする狂三。今後への布石っぽく描かれてるけど、原作通りの展開なら何も判らないまま終わっちゃうんじゃね……?

EDは1期に比べて動きのある映像になったか。士道さんは何でやたらと〈鏖殺公〉をキメているのかw
って歌ってるのタマちゃん先生なのか。

燃:B 萌:A 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
デート・ア・ライブ 第十二話「譲れないもの」

エピソードリンク
第二話「颶風の御子」

原作リンク
デート・ア・ライブ05 八舞テンペスト(2012/08)

電撃文庫

さくら荘のペットな彼女 10.5 (電撃文庫)
著:鴨志田 一 イラスト:溝口 ケージ

「彼氏が彼女の両親に会うのは、常識の範囲内よ」
「確かにそうだね!」
「会うだけで、深い意味はないわ」
「底なしに深いわ!」

2014年3月の新刊。約1ヶ月半週間の積み。8ヶ月振りの新刊。
さて、泣いても笑ってもこれが最後のさくら荘。電撃文庫MAGAZINE掲載の短編で文庫未収録となっていたエピソードも収録。

それもあって、半分くらいは伊織と栞奈の話になってる。面倒臭い2人の関係性は面白かったけど、最終巻がそんなウエイトで良いのか……という気がしないでもない。
この2人の話が終わってから本編完結で良かったのにな。

まぁ、空太を中心とする三角関係が決着した後にダラダラ巻数を出すのは商業的にはあまり良くないのかもしれん。

書き下ろしの残りはそれぞれのその後が描かれる。とは言っても、皆がどうなっているかは前巻のラストで明らかになってるから、それの補足みたいな形。
時系列的にそれより後のエピソードはラストにちょこっとあるだけ。そう思うと、前巻の時点で大学卒業を描いたのは失敗だったか。

いや、しかしそうすると今度は空太とましろんがよりを戻さないまま終わってしまうな……。
そのくせ、おまけという扱いの今巻でよりを戻していることが発覚したら、それはそれで冷めるしなw

総評

そんなわけで、それぞれのなりたい色を描く青春ストーリー、電撃文庫『さくら荘のペットな彼女』全13巻、これにて完結。足掛け4年2ヶ月か。

いやぁ、ギガント切なかったり甘酸っぱかったり漫才だったりで良いシリーズだったよな。
ラブコメでありながら、油断すると容赦無く現実を突き付けてくる展開は胃が痛くなるけど、先が気になるところでもあった。

ってか、どいつもこいつも自分の夢に対して全力全開で眩し過ぎるったらない。もっと人生ぐーたらに過ごそうぜ!って思う。

アニメの出来も良かったし、恵まれた作品だったなぁ。完結記念として1クールで完結編アニメ作っても良いのよ。

次は2014年4月に新シリーズ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』。

燃:C 萌:A 笑:A- 総:A

シリーズリンク
さくら荘のペットな彼女 <10>(2013/07)

著者リンク
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない(2014/04)

アニメ,ガガガ文庫

「無限の夏空へ。終わらない恋の歌を歌う」

OPカットで最終回開始。
本筋は前回で終わっており、今回はほぼ完全にエピローグとなっている。
イスラの旅を追え、成長したカルエル達は故郷へと帰還。次はクレアを奪還するための旅へ出ることに。

またアリーの失恋シーンあんのかよw
報われないキャラだな……。髪下ろしたアリー可愛かったのにな……。あれはギャップでやられるわ……。

クレアの最後のシーンで、イグナシオと一緒に居た思わせ振りなキャラはシリーズ第4弾『誓約』のミオらしいですね。

最後にカルエルの出撃と共にOPが流れるのは良い終わり方。各キャラの後日談も少しずつではあるが描かれ、最終回としては非常に綺麗にまとまっていたと思う。

総評

ってなわけで、君と一緒に空の果てを目指すガガガ文庫原作『とある飛空士への恋歌』全十三話、これにて終了。
原作5冊分を1クールに収めるために色々と省いていたようだけど、原作既読組からの評価はどうなんだろう。『追憶』よりは良いと思うのだが。

そういうカットされているかどうかの判断がつかないため、個人的には可もなく不可もなくといった出来だったように思う。
だって空戦とか特に興味無いもの(ぉ

次は『とある飛空士への夜想曲』だけど、これは文庫2冊しかないこともあって単純にアニメ化するのは難しいかな。
すっ飛ばして『誓約』をやるかだけど。

燃:B 萌:A 笑:C 総:A

エピソードリンク
第十二話「空の果て」

KAエスマ文庫,アニメ

「2号どころじゃない。7号まで居るぞ!」

サブタイの「上級契約」は「ハイヤーエンゲージ」と読みます。
さて、最終回。周囲の後押しもあり、悠太と上級契約=キスを交わそうとする六花。しかし、いざその場になるとどうにもひよってしまって……。

全然出番の貰えなかった一色は何故かチヒロとかいうイケメン男子に告白されているのであった。何か『Free!』みたいな人キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

相変わらず相手となる悠太が落ち着き過ぎている気が。いや、厨二を卒業したからなのかもしれんけど。
結局、合成獣大量増殖によって有耶無耶に。

総評

そんなわけで、安定したクオリティ『中二病でも恋がしたい! 戀』全12話でした。完全に1期の再来って感じの内容でしたね。
シリアスになると、失速するところまで一緒だったか。智音が恋心を再燃させちゃうところは面白くなるかと思ったんだが、結局奮わず。

ギャグはお昼寝対決の回が一番面白かったな。毎回、ああいうノリだったら良かったのに。
それにつけても丹生谷さんが良い女過ぎて困る。

悠太と六花の関係がなかなか進展しないので、3期をやろうと思えばやれるんだろうけど、流石に終わりかなぁ。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
EpisodeⅩⅠ「青き月の…最終決戦」

アニメ,ファミ通文庫

「いつの間にか俺の手が神の領域に!!」

ファミ通文庫の人気シリーズがアニメ化。ラノベ原作アニメとしては初のノイタミナ枠での放送となる。
タイトルの「龍ヶ嬢七々々」は「りゅうがじょうななな」と読みます。
ちなみに俺は原作1巻で折れてます。

制作はA-1 Pictures。これで勝つる!かと思いきや監督が亀井幹太さんということで、あっ……(察し)
この組み合わせと言えば、GA文庫『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』のアニメを鳴かず飛ばずで終わらせた組み合わせじゃないですかー!やだー!

実はA-1 Picturesは原作1巻が出たときにPVの制作もやってるんだよな。その頃から着々とアニメ化を狙っていたのだろうか……。

親に勘当されて学生の島、七重島へとやって来た主人公、重護は島の創設者の1人、龍ヶ嬢七々々の地縛霊と出会うことに……。

アバンには回想シーンとして女子高生アクションを投入。まぁ、こんなところで動き入れとかないと、この後地味なシーンばっかりだしな……。

OPはまぁ、そこそこ可もなく不可もなく。
七々々との出会いが重護の学園生活を不思議な出会いへと導いていく。彼自身にも秘密があるのは、よくよく見ると判るようになっているわけか。

今回はまだまだ導入編って感じだけど、七々々可愛いな!こんな可愛い幽霊と同じ部屋で同居とか、24時間と経たない内に好きになってしまうな……。
ちなみに七々々がプレイしているゲームは実在するものが多いみたい。わざわざEDでクレジットされてましたね。

燃:B- 萌:A 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
第2話「七重島第三高等部・冒険部」

原作リンク
龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 <1>(ファミ通文庫、2012/01)

MF文庫J,アニメ

「空と白、2人で空白だ。俺達に勝てる奴が居るか、見せてもらおうじゃねぇか」

本文と挿絵を1人で担当していることで有名なMF文庫Jの人気シリーズがアニメ化。
MF文庫J5本同時アニメ化発表作品第3弾。

制作はマッドハウス。前期の『魔法戦争』がアレだったのでどうなることかと思っていたら、これがなかなかどうして良い出来じゃないの。
サブタイは「ビギナー」と読みます。

廃人ゲーマー兄妹、空と白は今日も引き篭もってゲーム三昧。そんな2人は何者かの手で、ゲームによって全てが決まる世界と跳ばされてしまう。
早速、世界のルールに順応した2人は圧倒的ゲームセンスで勝利していくが……。

OPカットで開始。
何といっても、原作絵の再現率よ。榎宮さんが挿絵を書いてるラノベのアニメ化はファンタジア文庫『いつか天魔の黒ウサギ』に続いて2度目だけど、再現度合いに天と地ほどの開きがある。

ゲームによって全てが決まるとは言っても、正々堂々という言葉は存在しない。バレたら即敗北ではあるが、バレなければどんなイカサマもOKということで、空の駆け引きセンスが光る。

現状、ゲームって言ってもポーカーくらいしか出てないから、どんな類のゲームが出て来るかってのもあるけど、今後面白くなりそうな気配がビンビンする。
ってか、一昔前の俺なら、これ見て原作買ってるわ。

EDの代わりにOP映像を流して終了。これは良い滑り出し。

燃:A 萌:A 笑:B 総:A

エピソードリンク
第2話「挑戦者」

アニメ,電撃文庫

「もやしが一袋6円なんだよ━━━━!!」

まったく、小学生は最高だぜ!!

電撃文庫の近未来アクションがアニメ化。まーた、小学生礼讃小説かw
制作はキネマシトラス。ここも全く聞いたことなかったんだけど、近年ちょくちょく名前が出て来てるのね。

ガストレアと呼ばれる寄生生物によって生存圏を著しく狭められた未来。ガストレアを倒す民間警備会社に所属する主人公、里見蓮太郎とその相棒イニシエーターである少女、延珠の戦いを描く。

あれ、OP、エフェクトで誤魔化してるけど、実は劇中のシーンの抜粋ばっかりなんじゃね?

開始早々思うのは、また梶か!!ということ。この人、何回電撃主人公やるつもりなんだ……。4回目だぞ……。
しかも延珠役の日高里菜さんもよく梶さんと一緒に電撃アニメに出ているという。

いきなりショッキングなシーンがあったり、戦闘が始まったりするのはバトルものとしては良い傾向かと。
ってか、蛭子影胤のキャストが小山力也さんとか勝てる気が全くしねぇw

かと思えば、ようじょを白いものでべとべとにしたりするから油断も隙もあったもんじゃないな。

今回は取り敢えずキャラの顔見せと簡単な世界観の説明といった感じで。
ED曲は流れたけど、本編映像の後ろだったので、ちゃんとしたのは次回からか。

燃:A 萌:A 笑:B 総:A

エピソードリンク
#02「狂気の仮面」