MF文庫J

ただし、彼はヤンデレにさえモテません (MF文庫J)
著:伊藤 ヒロ イラスト:ゆき恵

副担任「リピートアフターミー、不意勃起」
女生徒たち「「不意勃起」」

不意勃起じゃねーわwww地下鉄の駅で吹いただろうがwwww

MF文庫J2013年8月の新刊。約3ヶ月2週間の積み。ネットの評判を見て気になったので買ってきました。

著者は一迅社文庫『アンチ・マジカル』やガガガ文庫『魔王が家賃を払ってくれない』等でお馴染み、伊藤ヒロさん。

帯には大きく「アニメ化企画」と書いてあり、ひょろっと「希望中」と書いてある。あー、この手法、大分前に同レーベルの『えむえむっ!』で見たわー。
更に、その下には「冷やしラブコメ、始めました」の文字が。どういう意味だよ、完全に勢いで書いただろw

モテたくてしょうがない主人公シンイチは、ヤンデレな幼馴染みの少女サチに悩まされていた。
サチが彼の友人の長政の専属ストーカーになれば、彼女から解放されると考えたシンイチはストーキングの協力を申し出るが……。

シンイチはサチを可愛くないと評するが、え、凄ぇ可愛いんですけど?黒髪ロングに黒ストってだけで益荒男ゲージが余裕で振り切れる勢い。
シンイチは気付いてないけど、ちょこちょこ好き好きアピールしてくるところが、また可愛くてなぁ。
甘ロリ私服も可愛い。サチ可愛いよサチ。ってか、そもそもこれはヤンデレって言うのかしら。

一応、他のヒロイン候補も居るけど、そこはシンイチとサチの関係性をメインに展開させていってほしいところか。

サチが可愛いだけでも楽しめるんだけど、コメディとしても面白い。不意勃起が不意打ち過ぎるw

やっぱMFはバトルやファンタジーよりラブコメを主軸に展開した方が良いと思うんだけどなぁ。
いや、メディアミックスを考えるとラブコメより作り易いってのは理解るんだが。

って、伊藤さんって、打ち切りになったファンタジア文庫『緋色のルシフェラーゼ』の著者、伊藤イツキさんの別名義なのかよ!

燃:C 萌:A+ 笑:A 総:A+

シリーズリンク
ただし、彼はヤンデレにさえモテません <2>(2013/12)

著者リンク
アンチ・マジカル ~魔法少女禁止法~(一迅社文庫、2010/07)
女騎士さん、ジャスコ行こうよ(MF文庫J、2014/09)

電撃文庫

アクセル・ワールド (15) ―終わりと始まり― (電撃文庫)
著:川原 礫 イラスト:HIMA

━━サーベラス。
━━君は強い。純粋な才能だけを比べるなら、僕は君に遠く及ばないのかもしれない。
━━でも、君がそうやって苦しみや悲しみだけを握り締めた拳で戦っている間は、僕には、勝てない!

2013年10月の新刊。約1ヶ月3週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。『ソードアート・オンライン013 アリシゼーション・ディバイディング』からは隔月刊行。
表紙はまさかの大天使メタトロン。

サブタイはこれまで短編集を除いて、「〇〇の〇〇」で統一されていたのに、ここにきて何故かフォーマット崩しでござる。
新章開始のタイミングとかなら理解るんだけど、何故今のタイミングで変えたし……(´・ω・`)

シリアスな展開が続くため、口絵では黒雪姫先輩とエレメンツがイメージ映像として丸裸にされていて吹いた。何という強引なサービスシーンw

さて、《ブラック・バイス》に攫われた《スカーレット・レイン》を取り戻すため、《シルバー・クロウ》は新たな翼を着装して飛ぶ。
いよいよ加速研究会の本拠地へ突入するときがきた。

ハルユキに力を貸してくれるメタトロンは《四聖》の1体らしい。また、しれっと新しい固有名詞が……。
前から出てたっけ?

そんなメタトロンは力を貸してくれているとはいえ、すぐにハルユキの行動を愚かと罵ってくる。
俺もメタトロン様にクールに罵られたいです(^q^)

二手に別れて行動することになったネガ・ネビュラスとパドさん。黒雪姫先輩達の前に現れたのは加速世界から去った筈の《レッド・ライダー》だった。

また、ハルユキ達の前には、《ウルフラム・サーベラス》の3番目の人格として、能見が現れる。
どうやらオリジナルではなく、魂の複製とでも言うべき存在のようだけど、それって『SAO』で言うところのフラクトライトのコピーってことだよな。

そして加速研究会の計画は成り、誕生する災禍の鎧マークⅡ。流石に、また倒すのに何巻も掛かるってことはないだろうけど、既に今回のエピソードは結構続いてる状態なんだよなぁ。
ってか、次で一区切りって2巻連続くらいで言ってなかった?

今回は後書きの代わりにアクセル弁当が載ってました。何でだよw後書き書けよwwwww

次は2013年12月に『ソードアート・オンライン プログレッシブ』2巻、2014年2月にこっちの16巻『白雪姫の微睡』。

燃:A+ 萌:A 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
アクセル・ワールド14 -激光の大天使-(2013/06)
アクセル・ワールド16 -白雪姫の微睡-(2014/02)

著者リンク
ソードアート・オンライン013 アリシゼーション・ディバイディング(2013/08)
ソードアート・オンライン プログレッシブ <002>(2013/12)

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「お前、今日で一生分の青春やってね?」

さて、『cHImAirA DanCE』編クライマックス。迫力ある映像と、格好良い大人達の登場で盛り上がります。
十二神将の1人、禅次郎がバイクを式神として動かしていたけど、仮面ライダーギルスのバイク、ギルスレイダーを思い出したのは俺だけで良い。

戦闘はハイクオリティで、原作ファンはフルボッ〇状態ではないかと思われ。まぁ、原作未読組が面白いと思っても、既読組は……ってパターンはよくあるけども。

これで冬児の問題は解決かと思いきや、まだ何か爆弾を抱えてるっぽいな。

燃:A 萌:A 笑:C+ 総:A+

エピソードリンク
#08「cHImAirA DanCE -生成-」
#10「GIRL RETURN -神童-」

ガガガ文庫

とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫 い)
著:犬村 小六 イラスト:森沢 晴行

「シャルルにとって、空が宝物なのね」

ガガガ文庫2008年2月刊行物。中古。このラノで上位にランクインしたことで興味を持ち買ったんだったと思う。
優先消化する理由が無く、放置していました。しかし、つい最近ケーブルテレビで映画の放送があったのと、年明けから『とある飛空士への恋歌』が始まることもあり、重い腰を上げることに。

深い地層に眠っていると錯覚していて、散々発掘した後に浅い地層から発見したよ!やったー!

著者の犬村さんは元々はゲームのシナリオライターか。
イラストの森沢さんはファンタジア文庫『蒼穹のカルマ』なんかの挿絵を描いていたな。

さて、舞台は飛空機が空を翔けるファンタジー世界。流民出身の少年シャルルは、ある日、次期皇妃となる少女ファナを乗せて敵地を突破する任務を課せられる。
共に死線を潜り抜けていく中で、シャルルとファナの間には恋心が芽生えて……というお話。

切なさ+空戦ということで、空戦の描写が高く評価されたんだったと思うけど、生憎、俺は特に空戦に興味は無いという。じゃあ、何で買ったって話ですが。

最後はハッピーエンドが良かったなぁ。まぁ、2人にとってはこれが最良の形なのかもしれんけど。
ラストシーンが、そのまま表紙になっているのは心難い演出。
あ、後書き無いのが、じわっと残念です。

燃:B- 萌:A- 笑:C+ 総:A

映画リンク
とある飛空士への追憶(2011/10)

イラストリンク
妖精狙撃 エルフ・ウィズ・サイレントアサシン(ファンタジア文庫、2019/08)
BabelⅠ 少女は言葉の旅に出る(電撃の新文芸、2020/06)

 

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「……ったく、いい年して青春しちまったじゃねぇか。バカ冬児」

サブタイの「生成」は「なまなり」と読みます。
さて、1人街を彷徨う冬児を追い掛ける春虎。冬児がイケメン過ぎて辛い。鬼化の予兆として角やら長い爪やらが出てるんだけど、何だか妙にデジタルっぽいんだよな。
鬼っていうと、もっと生物的な感じで、皮膚を突き破って角が生えてくるとか、そういうイメージなんだけども。

一方、少しずつメンバーが明らかになってきた十二神将。国家公務員が名乗るには、あまりに中二ネーミングだと思うんだけど、まぁ、この世界では普通なんだろうなぁ。
原作では全員明らかになってるのかしら。

燃:A- 萌:A 笑:C 総:A

エピソードリンク
#07「cHImAirA DanCE -鬼喰-」
#09「cHImAirA DanCE -修祓-」

メディアワークス文庫,雑記,雑誌,電撃文庫

電撃文庫MAGAZINE買ってきました。


榊一郎さんの同人時代の作品『英雄衍義(えいゆうえんぎ)』が電子書籍で登場したらしい。Kindleとか持ってねーわw
だから俺は本の形で読みたいんだっつーのに。

このライトノベルがすごい!文庫

終末領域のネメシス 2 (このライトノベルがすごい! 文庫)
著:吉野 匠 イラスト:木村 樹崇

「二人とも、どうかお幸せに!」

2013年12月の新刊。約5日の積み。3ヶ月振りの新刊。献本を頂きました。有り難うございます。
今回の表紙はおっぱいだけど、おっぱいとかいいから黒ストを出せよ!

さて、冬輝達の通う学園に編入されてきた新たなナイト達。その中の1人、レティシアは冬輝と同じく記憶を失っていて……。

ビックリするくらいの勢いで、ヒロインの筈の玲奈の存在感が消えて吹いた。2巻で新ヒロインが登場するラノベは数あれど、ここまで存在感薄まる人は、そうそういないと思うのだが……。

本筋はやはり軽いんだか重いんだか、よく理解らないノリ。
個人的には漢字に片仮名ルビを振ってほしいんだよなぁ。〈汚染体〉でネメシスって読むくらいの単純さでも良いからさぁ。

燃:C 萌:B+ 笑:C 総:B

シリーズリンク
終末領域のネメシス(2013/09)

著者リンク
ユート 拉致から始まる異世界軍師(2014/06)

このライトノベルがすごい!文庫

魔法少女育成計画 limited (後) (このライトノベルがすごい! 文庫)
著:遠藤 浅蜊 イラスト:マルイノ

「泣くのは練習しなくてもできる。なんでだろう」

2013年12月の新刊。約4日の積み。連続刊行。献本を頂きました。有り難うございます。
さて、後半戦。血祭りじゃー!魔法少女が血祭りじゃー!まぁ、血祭りという表現が正しいかはさておき、概ねみんなが期待している方向の展開です。
最早、魔法少女なのか何なのか、よく理解らんけどなぁ。

あれだ、ただただ殺伐とした展開だから駄目なんだ。『無印』『restart』はちょっと希望を抱いちゃうような展開がありつつ、絶望に落っこちていく感じだけど、今回は最初から足を突っ込んでる感が強いのが良くないのかもしれん。

一応、エピソードは完結しているが、今後更なる不穏な展開を呼び寄せそうな終わり方だな……。

燃:C 萌:C 笑:C 総:B

シリーズリンク
魔法少女育成計画 limited(前)(2013/11)
魔法少女育成計画 JOKERS(2014/08)

アニメ,電撃文庫

「何だか紙みたいな顔色になってるぞ」

絃神市の上を飛び回る謎の存在を捕まえるため、一計を案じる那月ちゃん。一般市民の目を逸らすため花火を打ち上げるが、それに合わせて浴衣姿に。
あれ、那月ちゃん、いつものゴスロリより浴衣姿の方が可愛くね?
それに、たこやきをむぐむぐしてるアスタルテ可愛い。

謎の存在が凪沙の友人である夏音だと知った古城と雪菜は調査に乗り出すが、ハメられて無人島に隔離されてしまう。
雪菜が〝雪霞狼〟を器用に使ってヤシの実を調理していて吹いた。完全に包丁扱いじゃねーかw

一方、その頃、浅葱とチョロ坂さんは凄い勢いで恋の鞘当てを開始しているのであった。2人とも、古城さんが好きなことバレバレじゃないですかー!やだー!

そして、もう1人のゲストヒロイン、ラ・フォリアクル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

燃:A- 萌:A 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
第9話「天使炎上篇Ⅰ」
第11話「天使炎上篇Ⅲ」

このライトノベルがすごい!文庫

神☆降臨! ロンギヌスの槍は銃刀法にひっかかりますか? (このライトノベルがすごい! 文庫)
著:谷 春慶 イラスト:崎由 けぇき

「我、思う。故に我あり(コギト・エルゴ・スム)」
「ぎゃぁぁぁ!ちんこが喋ったぁぁぁ!」

このライトノベルがすごい!文庫2013年12月の新刊。約4日の積み。デビューシリーズ『モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣)』を完結させた谷さんが3ヶ月振りに復活して送る新シリーズ。
献本を頂きました。有り難うございます。

平凡な生活を望む高校生、山田白金(プラチナ)はある日、ギリシャ神話の神ゼウスに召喚され、パシらされることに。
そのパシりは悪化し、やがて冥府に落とされたゼウスのチ〇コ回収大作戦に発展し……。

小学生レベルの下ネタ大好きな俺参上!ということで、意気揚々として読み始めたんだけど、アルェー?
いや、確かにギャグは面白いんだけど、何故かイマイチ乗り切れない。

言葉のチョイスは良い具合にふざけていて面白いんだけど、無駄に文字密度が高いのか。
しょうもない内容だから、テンポ良く読みたいのに、やたら文字数が多くて時間がかかるのがフラストレーションになってるのかな……。
極端な話、1ページ丸々チ〇コで埋まってるシーンがあっても良かった。

最終的に神のチ〇コとバトって、危うく掘られそうになる展開は面白かったけど、どうせなら、もっとハジケたら良かったのに。神のペ〇スケースで封印するとかさ。

今回もやっぱり本筋から逸れている部分の方が面白い気がする。つまりリーチの出番をもっと増やせってことだよ!

後はヒロインがなぁ。アテナとオピスのダブルヒロイン、一歩引いて幼馴染みの優羽って感じなんだけど、アテナとオピス、可愛いかなぁ?
ビッチな年上のお姉さんとか最高な筈なのに、俺のセンサーに全然引っ掛からん。あれか、口調が好みじゃないのか。

うーむ、これは一発ネタで終わっておいた方が良いような気がするが……。やればやるほど失速しそうじゃね?
ファンタジア文庫『ハイスクールD×D』みたいにお馬鹿のインフレ起こすなら良いのだが。

ところで劇中で度々登場しているアニメ「まじかるプリンセスMOMO」って『モテ泣』にも出てなかったっけ?
だとしたら、世界観が繋がってるんだろうか。どうにも初めて見たタイトルって気がしないんだが……。

燃:C 萌:A- 笑:A- 総:A-

著者リンク
モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣)(このライトノベルがすごい!文庫、2011/09)
モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣) <7>(このライトノベルがすごい!文庫、2013/09)
筆跡鑑定人・東雲清一郎は、書を書かない。(宝島社文庫、2015/09)