電撃文庫

やがて魔剱のアリスベル (電撃文庫)
著:赤松 中学 イラスト:閏 月戈

「この━━超弩級鈍感男!ツンデレの文法ぐらい知っとけ!腹切って死ね!」

電撃文庫2012年9月の新刊。約3ヶ月2週間半の積み。
タイトルの「魔剱」は「まけん」と読みます。
MF文庫J『緋弾のアリア』でお馴染みの赤松中学さんが電撃文庫に殴り込み。他レーベルでデビューした作家さんが電撃に入ってくる事例は極めて稀だと思う。

イラストはMF文庫J『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』等でお馴染み、閏月戈さん。

舞台は異能力者を育成する学園、居鳳(いのう)高校に、何も知らず入学した主人公、静刃(せいじ)。
異能力者として目覚めた彼は、64個揃えたときに何でも願いを叶えてくれる鳳の欠片(カラット)を巡る鳳凰戦役(フェニケ・ロワイヨ)に巻き込まれていくことになる……というお話。

『アリア』の後書きで明言されていた通り、あちらと世界観を共有しており、ちょこちょこ共通ワードや人名が出て来る。
時系列は、どうなってるのか、よく理解らん。静刃の妹、祈が言っていた「ちょっとした国難」くらいしか特定出来そうな要素が無い。
その辺は、いずれ判ってくるみたいだけど……。

まぁ、キリコがどうもレキから師事を得ているみたいだから、『アリア』とはかすりもしない時間ってことはなさそうだな。

基本的なノリは『アリア』と一緒。あっちが駄目なら、こっちも駄目だと思う。ただ、あっちがずっと主人公キンジの一人称であるのに対し、こちらは登場人物の視点が入り乱れている。
視点が切り替わる度に、わざわざ誰の視点か明記してあるのは、ライトユーザーを意識してのことなのか。
やっぱり、視点の切り替わりが理解り難いって理由で読まなくなる層が居るんだろうなぁ。

『アリア』は巻数を重ねる内に、異能力やら化け物要素が増えてきたけど、こっちは最初からクライマックスにてんこ盛り。
もしかして……とは思っていたけど、クライマックスな引きまで同じなのかよ!

ハーレムっぽいキャラ配置になっていく展開に、ある程度の理由付けがあるのも同じか。こういうのは強引にでも説明があった方が状況を納得し易いよな。

問題は閏さんのイラストが、いまひとつピンとこないことだな。別に悪いわけじゃないんだけど、あんまり可愛いって感じのイラストじゃないんだよなぁ。『おにあい』で見たときは、それなりに可愛いと思った気がするのだが……。

後書きによると、いずれ『アリア』とガッチリリンクしそうですが……。
次は2013年1月に2巻『蒼穹の戦線』。

燃:A- 萌:B+ 笑:B 総:A

シリーズリンク
やがて魔剱のアリスベルⅡ 蒼穹の戦線(2013/01)

コミカライズリンク
やがて魔剱のアリスベル <Ⅰ>(2104/10)

世界観リンク
緋弾のアリアⅩⅢ 反撃の九龍(MF文庫J、2012/08)
緋弾のアリア キャストオフ・テーブル(MF文庫J、2012/12)

著者リンク
チアーズ!(MF文庫J、2017/09)

イラストリンク
お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ(MF文庫J、2010/12)
魔術師たちの言想遊戯Ⅰ(ファミ通文庫、2011/01)
俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件(一迅社文庫、2011/11)

電撃文庫

平安鬼姫草子―神ながら神さびせすと (電撃文庫 く 7-1)
著:黒狐 尾花(くろきつね・おばな) イラスト:さらち よみ

「鈴城。焦って一番大切なことを忘れるなよ」
「一番大切なこと?」
「最初の気持ちだよ。誰を守りたいと思ったのか、どういうふうに守りたいと思ったのか、それがきちんと実行できているか、常に問いかけ続けろ」

電撃文庫2010年10月の新刊。約2年2ヶ月3週間半の積み。
どこにも書いてないけど、電撃大賞からの拾い上げ。確か3次選考通過タイトルの中にあった筈。

イラストはファンタジア文庫『カナクのキセキ』等のさらちよみさん。この人は、結構少女向けでも描いてるよな。

さて、タイトル通り歴史+妖怪ものです。鬼の血を継ぐ少女、結鹿(ゆいか)と、彼女を取り巻く人々が都を騒がせる“姫殺し”事件に挑む。
何でメディアワークス文庫から出さなかったのだろうか……。萌え萌えした内容でもないし、向こうで出した方が雰囲気が合ってると思うんだけどな。

まぁ、それ以前に凄ぇ少女小説っぽい。主人公の女の子の周りにはイケメンだらけ。でも主人公も守られてるばかりじゃなくて時には戦っちゃう的なアレ。
見事に、男性向けでウケる要素から逆送してるよな……。まぁ、こういうのもレーベル全体から見れば必要なのは理解るんだけど。

黒狐さんは、これ以降電撃では出さず、メディアワークスで1冊だけ出してるけど、その後、消息不明。消えたか……?

燃:C 萌:B+ 笑:C 総:B

イラストリンク
カナクのキセキ <1>(ファンタジア文庫、2011/01)
ダブルバインド 黄昏に獣は踊る(C★NOVELSファンタジア、2011/09)

第16回電撃小説大賞リンク
ご主人さん&メイドさま 父さん母さん、ウチのメイドは頭が高いと怒ります(銀賞、2010/02)
[映]アムリタ(メディアワークス文庫賞、メディアワークス文庫、2009/12)
月光(最終選考、2010/09)
マリシャスクレーム -MALICIOUS CLAIM-(4次選考、メディアワークス文庫、2010/06)
ミネルヴァと智慧の樹 始原(4次選考、2010/07)
理想の彼女のつくりかた 第一稿 のはずがポンコツだなんて、そ、そんなバカなっ!(4次選考、2010/08)
官能小説を書く女の子はキライですか?(4次選考、2010/08)
ハロー、ジーニアス(4次選考、2010/10)
恋する鬼門のプロトコル(3次選考、2010/06)
彼女はつっこまれるのが好き!(2次選考、2010/07)

GA文庫

彼女の恋が放してくれない! 2 いまだに手錠で繋がってるけど健全な友達です。 (GA文庫)
著:海空 りく イラスト:有河 サトル

「戌亥さん風に言うなら、病気で弱っている女の子の口に自分の体液つきの棒を入れた変態ということになります。これはもうちょっとした事件ですね」
「やべえ。すげえ変態じゃん俺」

2012年9月の新刊。約3ヶ月2週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。
さて、再び手錠で繋がってしまった慎太郎とつぼみ。幼馴染みの美咲と委員長は何とかして、手錠を外そうと奮闘するのだが……というお話。

重い内容は大体1巻で片付いて、今回は結構ラブコメらしい内容になっている。一応、美咲と委員長のウエイト高めで。

そんな中、ドSとして覚醒しつつあるつぼみさんにZOKUZOKUですよね。俺も、つぼみさんにおへそをグリグリされたいです(^q^)
取り敢えず、「ギガうんこバカ」は流行らせよう(提案)

次は2013年1月に3巻『手錠が外れてもずっと一緒です。』。サブタイで嫌な予感がしたら、案の定最終巻じゃねーか!

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A-

シリーズリンク
彼女の恋が放してくれない! 俺たちは手錠で繋がっているだけの健全な友達です。(2012/05)
彼女の恋が放してくれない!3 手錠が外れてもずっと一緒です。(2013/01)

 

HJ文庫

はぐれ勇者の鬼畜美学 5 (HJ文庫 う)
著:上栖 綴人 イラスト:卵の黄身

「最近、耳でイクのが俺の周りの女達の間じゃ密かなブームでな……乗り遅れんなよ」

2011年5月の新刊。約1年8ヶ月半週間の積み。3ヶ月振りの新刊。
積みに積みを重ねてやったぜ!

さて、アレイザード再訪編後半戦。和平を望む魔族と何が何でも侵略を進めようとするディスディア。
その中で、勇者レオンに隠された真実が明らかになる……というお話。

まさかレオンが復讐に心を支配された鬼畜だったとはな……。それでも上手いこと話をまとめてしまう暁月がチート。

一応、問題は解決し、元王女リスティをお土産に元の世界へ帰還することに。涙涙のお別れにならないのかよw
だが、アレクラスタ皇国では、教皇ヴォルクが何やら不穏な言動を。また、アレイザードが舞台になるときがくるのか……。

いやしかし、教皇はアニメで西村知道さんが声をあてたから、必要以上に腹に一物あるように思えてくるw
まぁ、その配下のミランダの方が怪しいけど。

次は2011年8月にⅥ巻、11月にⅦ巻、2012年2月にⅧ巻、6月にⅨ巻、9月にⅩ巻。

燃:A 萌:A- 笑:B 総:A+

シリーズリンク
はぐれ勇者の鬼畜美学Ⅳ(2011/02)
はぐれ勇者の鬼畜美学Ⅵ(2011/07)

ランキング,雑記

まずは購入冊数と読了冊数の集計。

購入
ライトノベル:300冊
ボーダー:10冊
コミカライズ:103冊
児童書:2冊
雑誌:14冊
ラノベ関連本:3冊
一般:6冊
漫画:14冊
ムック:3冊
攻略本:1冊
その他:3冊

総計:460冊

読了
ライトノベル:298冊
ボーダー:14冊
コミカライズ:105冊
児童書:2冊
雑誌:14冊
ラノベ関連本:16冊
一般:1冊
漫画:21冊
ムック:3冊
その他:6冊

総計:480冊

2011年の読了冊数はラノベが295、総計が476だったので、よっしゃ!ギリギリとはいえ、去年より多い!
ゲームをやるときは必ず、その前に読書の時間を設けるようにした成果が出たな。

ランキングは別ページを設けています。あまりにもラノベ原作アニメが多いので、今年からアニメ部門を新設しました。
基本的に、各月のランキングを元に年間順位を作成。
「総」部門はトップ20とワースト1、アニメ部門はトップ5、それ以外はトップ10までを出しています。コメントも含めて別ページで。

「燃」部門
「萌」部門
「笑」部門
「新作」部門
「総」部門
「コミカライズ」部門
「アニメ」部門

この1年で印象深かったことと言えば、

・倉庫に再び蔵書を預けた。
・このライトノベルがすごい!2013にweb協力者として参加+コメント採用。
・『スマイルプリキュア!』怒濤のハイクオリティ。

あたりでしょうか。あれ、今年って、あんまりインパクトあるニュースが無い気が……。

2012年の目標を振り返ると、

・このライトノベルがすごい!2013にweb協力者として参加しつつ、コメントも採用してもらう。
・ラノベを400冊以上読む。
・読了物を600冊以上にする。
・黄金週間までを目途に倉庫に蔵書の一部を預ける。
・ブログのアクセス数を月50万アクセスにまで増やす。
・クビにならない程度に仕事を頑張る。

正直、このラノ関係の目標が達成出来たので大分満足。とはいえ、読了冊数は増やしたいところ。
これを踏まえて、2013年の目標は、

・このライトノベルがすごい!2014にweb協力者として参加しつつ、コメントも採用してもらう。
・ラノベを350冊以上読む。
・読了物を600冊以上にする。
・クビにならない程度に仕事を頑張る。
・間違えて同じ本を2冊買わない。

としたいと思います。優先順位は記述順です。
今、3DSで出る『ドラクエⅦ』がちょっと気になってるんだよな……。
それでは皆さん、今年も宜しく御願い致します。

感想リンク
2012年12月に読んだラノベ
2013年1月に読んだラノベまとめ

ランキング,雑記

就職してからというもの、年末の実感を得られないままに年越しを迎えるようになってしまったな……。

小説関係本購入冊数
ライトノベル:35冊
ボーダー:1冊
コミカライズ:10冊
雑誌:1冊
その他ラノベ関連本:1冊
漫画:1冊
その他関連本:1冊
総計:50冊

読了冊数
ライトノベル:32冊
ボーダー:1冊
コミカライズ:6冊
雑誌:2冊
ラノベ関連本:3冊
漫画:1冊
その他関連本:1冊
総計:46冊

今月は大分頑張って読んだなと思ったけど、買った冊数の方が多かった件。どういうことなの……。


「燃」部門

1位:小説 仮面ライダーW ~Zを継ぐ者~

小説 仮面ライダーW ~Zを継ぐ者~ (講談社キャラクター文庫)
燃:A+ 萌:A- 笑:B+ 総:S-

これがノベライズだ!

2位:アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者 <5>

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者5 (講談社ラノベ文庫)
燃:A+ 萌:A 笑:A- 総:A+

そりゃロボットに変形したらテンション上がらざるを得ない。

3位:ソードアート・オンライン プログレッシブ <001>

ソードアート・オンライン プログレッシブ1 (電撃文庫)
燃:A+ 萌:A 笑:B 総:A+

設定燃え。


「萌」部門

1位:パパのいうことを聞きなさい! <10>

パパのいうことを聞きなさい! 10 (パパのいうことを聞きなさい! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
燃:B+ 萌:A+ 笑:B 総:A+

年上のお姉さんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

2位:彼女がフラグをおられたら ここは俺に任せて、お前は夏休みを満喫しろ

彼女がフラグをおられたら ここは俺に任せて、お前は夏休みを満喫しろ (講談社ラノベ文庫)
燃:B 萌:A+ 笑:B+ 総:A

お菊姉にダダ甘やかされたい。

3位:おジャ魔女どれみ16 TURNING POINT

おジャ魔女どれみ16 TURNING POINT (講談社ラノベ文庫)
燃:A 萌:A+ 笑:B 総:A+

おんぷちゃん凛々し過ぎ。


「笑」部門

1位:のうりん <5>

のうりん 5 (GA文庫)
燃:B+ 萌:A 笑:A+ 総:S-

ウ〇コしてみろ。

2位:小説 仮面ライダーオーズ

小説 仮面ライダーオーズ (講談社キャラクター文庫)
燃:A- 萌:A- 笑:A 総:A+

ゴリさんwwwwww

3位:アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者 <5>

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者5 (講談社ラノベ文庫)
燃:A+ 萌:A 笑:A- 総:A+

『天空のエスカフローネ』だった件。


「新作」部門

1位:オレを二つ名で呼ばないで!

オレを二つ名(そのな)で呼ばないで! (このライトノベルがすごい! 文庫)
燃:A- 萌:A- 笑:B 総:A

もっとZOKUZOKUする二つ名の登場に期待。

2位:茉建寺エリノアの非主流科学研究室

茉建寺エリノアの非主流科学研究室 (ファミ通文庫)
燃:C 萌:A 笑:B 総:A

LOVEがちょっと足りない。

3位:紅炎のアシュカ

紅炎のアシュカ (このライトノベルがすごい!文庫)
燃:B+ 萌:A- 笑:B- 総:A-

どういう方向に伸ばしていくかだが……。


「総」部門

1位:のうりん <5>

のうりん 5 (GA文庫)
燃:B+ 萌:A 笑:A+ 総:S-

イラストを使った演出が上手過ぎる。

2位:小説 仮面ライダーW ~Zを継ぐ者~

小説 仮面ライダーW ~Zを継ぐ者~ (講談社キャラクター文庫)
燃:A+ 萌:A- 笑:B+ 総:S-

構成上手過ぎワロタ

3位:アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者 <5>

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者5 (講談社ラノベ文庫)
燃:A+ 萌:A 笑:A- 総:A+

おふざけが堪らない。

4位:小説 仮面ライダーオーズ

小説 仮面ライダーオーズ (講談社キャラクター文庫)
燃:A- 萌:A- 笑:A 総:A+

短編毎に作風をガラッと変えているのが面白い。

5位:ソードアート・オンライン プログレッシブ <001>

ソードアート・オンライン プログレッシブ1 (電撃文庫)
燃:A+ 萌:A 笑:B 総:A+

終わりが見えない濃密な展開。

最下位:星とハチミツの存在証明

星とハチミツの存在証明(テスタメント) (このライトノベルがすごい!文庫)
燃:C+ 萌:B- 笑:C+ 総:B

個人的にノリが合いませんでした。


今月は仮面ライダーのノベライズが存在感を主張したな。まさか、ここまで良い仕上がりのものが出て来るとは思わなんだ。
『おジャ魔女』のノベライズもあるし、講談社には今後、どんどんニチアサ作品のノベライズを出してもらいたいな。特に『プリキュア』シリーズの大人向けノベライズをですね……。


今月の結論

みんなもノベライズで変身!!

今年の更新はこれで締め。皆さん、良いお年を。

感想リンク
2012年11月に読んだラノベまとめ
2012年読了物総括

MF文庫J

緋弾のアリアXIII (MF文庫J)
著:赤松 中学 イラスト:こぶいち

「━━だいしゅきホールドとか言うんだろ?これ」

2012年8月の新刊。約4ヶ月の積み。3ヶ月振りの新刊。
表紙はジャンヌ。やっぱり前回とは武装が違う。
サブタイは「ガウロン・リバース」と読みます。

さて、藍幇(ランパン)の孫悟空によって倒れたジーサードだったが、案の定耐えてました。死んだ振りやったんかい。

で、弟の仇討ちということで、修学旅行Ⅱを利用して、藍幇の本拠地である香港に向かったバスカービル。
仲間達をはぐれたキンジを待っていたのは新たな出会いで……。

って、表紙はジャンヌなのに、別行動なんかい!でも、ちゃっかり挿絵には出るなんて、流石ジャンヌさんやで!
そういや、最近、中空知さんが出てない気がするな……。
一方、レキの扱いが何だか良い気がするぞ。

見知らぬ土地で無一文になったキンジを救ってくれた少女ユアン。出会って、すぐに別れる形になったけど、まだ出番あるんだよね?このままで終わりとも思えないが……。
それに、萌と菊代も武偵を目指すとか何とかで。

次は2012年12月に短編集『キャストオフ・テーブル』。本編の続きは赤松さんがレーザービームの対抗手段を思いついたらってマジかよw

燃:A- 萌:A 笑:C+ 総:A

シリーズリンク
緋弾のアリアⅩⅡ 狼狗に降る雪(2012/05)
緋弾のアリア キャストオフ・テーブル(2012/12)
緋弾のアリアⅩⅣ 招かれざる海霧(2013/04)

世界観リンク
やがて魔剱のアリスベル(電撃文庫、2012/09)

ファミ通文庫

茉建寺エリノアの非主流科学研究室 (ファミ通文庫)
著:榊 一郎 イラスト:ちり

『論理的ではなくとも、結果は出た。興味深い。まるで━━魔法だな』
「そうだよ。魔法なんだよ。友達っていうのはね」

ファミ通文庫2012年12月の新刊。約1日の積み。『その男、魔法使い〝A〟』を2巻で完結させた榊さんが9ヶ月振りに送る新シリーズ。
タイトルはの「茉建寺」は「まつけんじ」、「非主流科学研究室」は「フリンジ・ラボラトリィ」と読みます。
随分と漢字漢字したタイトルになったな。

さて、主人公の高校生、太宰駆流(かける)は転校初日に、白衣をまとった少女エリノアに全身を爆破され、生身の身体が再生されるまでの間、アンドロイドの身体で過ごすことになる。
同時に、科学で友達を作ろうとするエリノアの研究を助手として手伝うことになって……というお話。

ファミ通文庫での前シリーズ『まじしゃんず・あかでみい』が魔法でやんちゃをやっていたのに対し、こちらは科学でやんちゃをするという構図になっているのが面白い。
とはいえ、『まかでみ』に比べると、随分とおとなしめといった印象。

イラスト含みでヒロインが可愛いから、もっとラブコメ寄りにすれば良い感じになると思うのだが。
ってか、現時点ではラブコメとは呼べるような内容じゃないしなぁ。

いつもの榊さんなんだけど、かっちりし過ぎていて、ライトユーザーにはウケずに、3巻くらいで終了って展開になりそうだぜ……。いやまぁ、長々とやるような内容でもないんだけどさ。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

著者リンク
ザ・ジャグルⅠ 汝と共に平和のあらんことを(ハヤカワ文庫JA、2010/01)
ミカヅチ(MF文庫J、2010/02)
棺姫のチャイカⅠ(ファンタジア文庫、2010/12)
ダブルバインド 黄昏に獣は踊る(C★NOVELSファンタジア、2011/09)
その男、魔法使い“A” <1>(2011/11)
その男、魔法使い“A” <2>(2012/03)
アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者 <1>(講談社ラノベ文庫、2011/12)
タタリ・ブレイカー弑子(HJ文庫、2012/04)
神曲奏界ポリフォニカ エイフォニック・ソングバード(GA文庫、2012/05)
アーク・ブラッド A.D.5000のアダム(C★NOVELSファンタジア、2012/09)
フェアリィフィールド 妖精戦陣(朝日ノベルズ、2012/11)
仮想天使は魔術を詠う(スマッシュ文庫、2013/03)
蒼穹騎士 -ボーダー・フリークス-(ハヤカワ文庫JA、2013/06)
ドラゴンズ・ウィル 完全版(富士見書房ソフトカバー、2013/09)
機関鬼神アカツキ <1>(2013/12)
神鎧猟機ブリガンド(ダッシュエックス文庫、2014/11)
熾天使空域 銀翼少女達の戦争(C★NOVELSファンタジア、2015/03)
蒼鋼の冒涜者(HJ文庫、2015/05)
カタナなでしこ(講談社タイガ、2016/01)
ウィッチ・アームス 魔法少女は素敵なお仕事(ダッシュエックス文庫、2016/06)
永き聖戦の後に ストレイ・シープ(スニーカー文庫、2016/11)
パラミリタリ・カンパニー 萌える侵略者 1巻(講談社ラノベ文庫、2017/05)
誰が為にケモノは生きたいといった(ファンタジア文庫、2018/02)
Zの時間(HJ文庫、2018/04)
終末のアダム(講談社ラノベ文庫、2018/10)
嫁々いみぐれーしょん(講談社ラノベ文庫、2018/11)
メイドな狐と監禁コン!(美少女文庫、2019/04)
妖精狙撃 エルフ・ウィズ・サイレントアサシン(ファンタジア文庫、2019/08)
いつか仮面を脱ぐ為に ~嗤う鬼神と夢見る奴隷~(スニーカー文庫、2019/09)
竜姫のヴィオラ 生贄は最強の魔物と恋に落ちて(美少女文庫、2019/09)
覇逆のドラグーン1 ~落伍竜機士は運命の姫と、暁の極光世界を翔け上がる~(HJ文庫、2019/10)
奴隷志願なエルフさん ~お買い上げありがとうございます、ご主人様!~(美少女文庫、2020/01)
引き籠もり魔王が奴隷エルフを買ったら(美少女文庫、2020/07)
吸血姫譚アストリッド(美少女文庫、2020/11)
おお魔王、死んでしまうとは何事か ~小役人、魔王復活の旅に出る~(講談社ラノベ文庫、2020/12)
けいたん。 ~ライトノベルは素敵なお仕事。多分?~(講談社ラノベ文庫、2021/01)
殺し屋志願の奴隷エルフさん(美少女文庫、2021/01)
絶対魔剣の双戦舞曲1 ~暗殺貴族が奴隷令嬢を育成したら、魔術殺しの究極魔剣士に育ってしまったんだが~(HJ文庫、2022/07)
聖戦勇戯 ~魔王が死んで100年後~ 1巻(漫画、2022/12)
仁科くんの編集冒険記 ~ラノベはダンジョンで創られる~ vol.1(漫画、2023/09)

MF文庫J,コミカライズ

おれと一乃のゲーム同好会活動日誌2 (アライブコミックス)
作画:森 みさき 原作:葉村 哲 キャラクター原案:ほんたに かなえ

「ちょっと待て!!おまえまさか自分を『普通で一緒にいて安心できる女の子』にカテゴライズしてんの!?」

2012年12月の新刊。
表紙は原作準拠でキリカ。やはり原作の表紙と酷似してるw

さて、内容もやはり原作2巻通りの展開……の筈。宗司の妹リリスが登場。とはいえ、この頃はまだまだ、一乃さんとキリカメインといった感じで。
お風呂で戯れる一乃さんとキリカが実にけしからん。これは良いコミカライズ。

と思っていたら、『道化師の栄光』の代償が明らかになって、そのまま終了みたいです。えー、折角クオリティの高いコミカライズなのになぁ。
これでアニメ化の芽は潰えたか……(´・ω・`)

さりげなく、落書きコーナーに葉村さんの別シリーズ『バロックナイト』の京耶とバロックが登場してますね。

燃:B 萌:A+ 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
おれと一乃のゲーム同好会活動日誌(2012/05)

HJ文庫,MF文庫J,コミカライズ,スーパーダッシュ文庫,ファミ通文庫,メディアワークス文庫,富士見ファンタジア文庫,雑記

色々買ってきました。ラノベは、

・つきたま ※ぷにぷにしています
・デート・ア・ライブ06 美九リリィ
・僕は友達が少ない CONNECT
・緋弾のアリア リローデッドキャストオフ・テーブル
・おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その9 最後の一年より
・〝朝顔〟 ヒカルが地球にいたころ……⑥
・茉建寺エリノアの非主流科学研究室
・うちのクラスの頼りないラスボス

それから買い逃していた、

・レンカク -告白決闘カードゲーム-

の計9冊。
MF文庫Jでは、『この中に1人、妹がいる!』が9巻で完結。アニメ終了に合わせて終わった感じだな。

『魔法戦争』がコミックジーンでコミカライズ。ジーンにラノベコミカライズが載るのって初めてだっけ?

『この部室は帰宅しない部が占拠しました。』は「帰宅しない部、家へは帰らず京都へ行く!」で吹いたw

HJ文庫では、『魔王なオレと不死姫の指輪』がコミカライズ。掲載誌はコミックダンガンってことでいいのかな?

コミカライズは、

・パパのいうことを聞きなさい! <3>
・生徒会の一存 乙 <2>
・ストライク・ザ・ブラッド <1>
・緋弾のアリアAA <Ⅴ>
・〝葵〟 ヒカルが地球にいたころ…… <2>
・僕は友達が少ない <7>
・おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 <2>
・ビブリア古書堂の事件手帖 <1>

の計8冊。
一般は、

・十二国記 東の海神 西の滄海

の計1冊。
関連本は、

・麻宮 騎亜 仮面ライダーフォーゼ デザインワークス

の計1冊。

で、また同じ本買っちまった……。しかも、今回は注文した本リストを確認した上でミスったという奇蹟。
スーパーダッシュが年末で21日発売になってたから、25日らへんの注文分を見て、注文してないと勘違いしちゃったわけでなぁ。

で、2013年4月にオーバーラップ文庫なるレーベルが創刊されるそうで。目玉は復活を遂げた『IS〈インフィニット・ストラトス〉』。
創刊ラインナップに最新8巻が登場し、既刊も随時新装版が登場予定だとか。
絵師は交代しているものの、キャラデザ自体は引き継ぎっぽい。メディアファクトリーは権利を放棄したのかな?
でも、ここまで来たらアニメ2期も十分狙える状態になってきたよな……。復活と同時に問題発言でポシャったら、おもろいのに(ぉ

その他の作家陣も、なかなかに豪華で、様々なところか引っ張って来ている。ここ数年でデビューした若手もちょくちょく混じっていて面白いことになりそうだ。


ニンテンドー3DSで『スーパーロボット大戦UX』が発売決定。かなりとんがった参戦作品で、ボイス有。
昔、どっかで携帯機のスパロボは声無しで予算抑えて作れるから、色々と実験的なことが出来る、みたいな話を聞いた気がするのだが……。


2013年4月からはサンライズ制作のオリジナルロボットアニメ『革命機ヴァルヴレイヴ』が放送開始予定。
タイトルは視聴決定レベルの格好良さなんだけど、宇宙を舞台にしたリアル系臭いんだよなぁ。しかもロボがCGっぽいし。
4月から視聴確定も多いし、どうしようかと。うーむ。