特撮

「傑作だな。泥棒が泥棒されたのか!」

 

 新たな世界へとやって来た士達。烏賊折神を入れたクーラーボックスを持った海東が現れ、ここはライダーの居ない世界だと言う。

 ライドブッカーにはいつの間にか力を失っている状態のアタックライド烈火大斬刀のカードが。

 この世界での士の役割は黒子。目立つのが大好きなので、かなり不満な様子。

 

 世界の探索を始めた彼等の前にナナシ連中が現れる。応戦しようとする士だったが、そこへシンケンジャーが現れる。ということで、戦隊及びライダー史上初のコラボ回前編。サブタイトルもちゃんと『シンケンジャー』に合わせてある。

 BGM向こうのものを使用。しかし、変身シーンは新規映像で驚いた。凝ってるなぁ。

 

 夏みかんはライダーの居ない世界では士が居てはいけない世界と言われていると感じるようで、御立腹。栄次郎爺ちゃんは宥めようとクッキーを見せたりするけど、あの態度はいらついている人間にとっては鬱陶しいだけですよw

 士なら、「放っておけ。生理だろ」とか言いそうだ。

 

 源太は烏賊折神を盗んだ海東を絶賛追跡中。彼のしつこさにうんざりした海東はシザーズとライアをカメンライド。既に『ディケイド』で一度登場しているライダーを出したのは予算の都合だろうか。海棲生物モチーフ繋がりってのもあるんだろうが。

 

 現世の様子を探っていたシタリはライダーの出現に不穏なものを感じ、チノマナコを偵察として送り込む。

 ディエンドとシンケンゴールドの戦いに乱入したチノマナコ。ディエンドは烏賊折神に固執するあまり、ディエンドライバーを奪われてしまう。

 それを見て、鳴滝は嗤う。って、アンタ、また他力本願かよ!

 

 その頃、丈瑠は腰を痛めた彦馬に病院に行くよう怒っていた。殿萌え。

 士と丈瑠の絡みには何だか感慨深いものがあるな。

 

 傷ついた海東を見た士は大笑い。ひでぇよ、主人公w

 電王にカメンライドし、チノマナコと激突するが、ディエンドライバーの所為で苦戦。コンプリートフォームで電王ライナーフォームを召喚。ファイナルアタックライドは二人で一緒に電車斬りでした。

 だが、さくっとかわされて、そのままチノマナコは逃走。

 電王ばっかり出て来るのはやはり小林さん脚本だからなんだろうか。

 

 シタリは異常に気付く。チノマナコが水切れを起こさないことに。加えて、ディエンドライバーを手にして以降、どんどん口数が減っていってるんだよな。

 そして、遂にチノマナコはディエンドへと変身を遂げる。カメンライドした瞬間に、ディエンドの紋章の形が歪むシーンのワクワク感は異常。

 ディエンド怪人体、禍々しくて凄い格好良い。

 ディエンドの隙間からナナシ連中がわさわさーっと出て来て続く。

 

 うぉぉぉおおおおおおおおおお、テンション上がってきやがったぁぁぁああああああああああああ!!

 というわけで、シンケン世界前編でした。ちゃんとシンケンジャーは見せ方がライダーっぽくなってるのね。

 

 最後に『ダブル』の話を。ヒートメタルは赤と銀で武器はメタルシャフト。ルナトリガーは金色と青で銃トリガーマグナムが武器。

 動いているのを見てないから、そう思うんだろうけど、物凄い色合いだ……。

 

 玩具の発売予定表からメモリーガジェットというアイテムがスタッグフォン、スパイダーショック、バットショットの三種類あると判明。スタッグはともかく、スパイダーとバットと言えば、ライダーの敵のモチーフ代表みたいなもんだが、どういった扱いになるんだろう。

 

 更に、回転換装ベース・リボルキャリーという商品が。基地が商品化されるということ自体が驚きだが、何を換装するんだろうか。

 

燃:A+ 萌:A- 笑:A- 総:S

特撮

「おい、何処に行く」

「決まってる。新しいお宝を探しに」

 

 ディエンドの世界後編。前回、ビートルアンデッドが出て来たって書いたけど、あれはビートルのスーツを改造して作られたコーカサスビートルアンデッドのスーツを更に黒く塗り直し、バックルをローチのストーンバックルに取り換えた個体だったそうな。

 バックルが変わってるとか気付けねぇ……(´・ω・`

 

 かつて自らの意志でフォーティーンに仕えていた海東は自分の考案した教育プログラムで人々が更生しているのだと思っていた。しかし、それは偽りで人々がフォーティーンの洗脳を受けており、兄達がライダーとして戦っていたと知った海東は逃げ出した。

 どうせなら、ディエンドの力を手に入れるに至った経緯も説明してくれたら良かったのに。

 同様に新世代ライダーの力の出所も不明なまま。フォーティーンに反攻する地下組織みたいなものがあって、そこがローチを参考にして開発したとかかな。

 

 珍しく士が海東に協力的。弱みを見せた相手には調子良いなこの人。まぁ、自分の過去を聞き出そうという目的があるってのも理由だろうけど。

 

 で、フォーティーンとの激突。でけー。かっけー。

 でもコンプリートフォームと装甲響鬼の前にあっさりと破れ去る。ファイナルアタックライドは普通の斬撃でした。音撃要素は無かったと思う。

あれ、ブレイドキングフォームは?

 

 フォーティーンを倒したことで、ユウスケや夏みかんの洗脳は解けたが、純一はそのままだった。彼もまた、自らの意志でフォーティーンに従っていたのだ。ライダーとして戦っていたこと自体が反乱分子を集めるための芝居だったそうな。実は敵だった、というのはオリジナルと同じ設定なんだな。

 

 ディエンドとグレイヴの戦いはお互いにとどめの一撃を放てずに終わる。

 純一が洗脳されていないのなら、海東が見せられた洗脳の映像は何だったのか。弟をフォーティーンの元から遠ざけようとしたのかなぁ。よく理解らんなぁ。

 ネガ世界に続いて、ハッピーエンドとはなりませんでした。

 

 次の世界はシンケンジャーの世界。鳴滝さんはディケイドの悲鳴が聞こえると笑っておられます。もう、そのネタ飽きたよw

 やっぱり次回予告に『シンケンジャー』の面子が出てるとwktkするな。

 

 ってことで、ディエンド世界編でした。ネガ世界は各シリーズから要素が集まって構成されていたけど、今度は劇場版『剣』からばっかりだったので、違和感が残りました。

 新世代ライダーは三人ともオリジナルキャストだったけど、そもそもの印象が薄いので、出て来てもあまりテンションは上がらなかったな。

「士」って文字には「侍」って意味もあるけど、ただの偶然か?

 

 販促の縛りがあるから仕方ないとは言え、コンプリートフォームばっかり使うのもどうかなぁと。とどめはそれでも良いけど、各ライダーにカメンライドしながら戦うのがアツいのに。最強フォームで即FARではどうにも盛り上がりに欠ける。

 ディエンドも未登場ライダーをカメンライドで出すわけでもなし。

 

 最後に『ダブル』の話を。六種のガイアメモリは翔太郎とフィリップがそれぞれ三つずつ持っており、ドーパントもガイアメモリの力で怪人化するとか何とか。

 

燃:A+ 萌:B+ 笑:C+ 総:A

特撮

「はあぁ?仮面ライダー?何じゃそりゃぁぁああああああ!?

 

 丈瑠達はことはに内緒で彼女の誕生日パーティーを企画するが、その最中、アヤカシ、ウタカサネにことはの魂が奪われてしまう。

 取り返すにはウタカサネを倒すしかないが、彼は三途の川に引っ込んで出て来ない。

 

 二十四時間というタイムリミットを前に焦る丈瑠達の前にドウコクにやられた傷の癒えた十蔵が現れる。元気になったので、丈瑠と戦いに来たらしいが、取り込み中だったので生きながら三途の川に入る方法があると情報を落として撤収。

 しかし、それは生きながら外道衆となることを意味していた。

 

 ここで源太が活躍。ウタカサネに刻んでおいた「海老」の文字と海老折神の文字をリンクさせ、三途の川から引きずり出すことに成功。

てっきり、このまま三途の川に突入することになるかと思ったが。まぁ、いずれ行くことになるんだろうけど。

 

 現世に引きずり出した後はさくっと撃破。尺の都合なんだろうけど、ホントにあっさりだったな。

 

 で、シンケンオーが出撃不可能なので、海老折神がダイカイオーに侍変形。ヒガシ、ミナミ、ニシの三モードをお披露目。モードによって使う武器が違うって認識で良いのかな。

 

 ウタカサネを撃破して、ことはの誕生日を祝って本編終了。

 CMを挟んで、『仮面ライダーディケイド』の海東に奪われる烏賊折神。『ディケイド』っぽくディケイドライバーがガショーンってなってEDへ。

 

 来週はまた休みです。ファッキン。次回はが登場するようです。

 

燃:A+ 萌:B+ 笑:B- 総:A

特撮

「何を驚いている。ちくわには穴が空いているのと同じくらい当然のことだ」

 

 コンプリートフォームが登場したためか、OPが二番になりました。でも映像は特に変わっていないという。

 

 今度の世界は大分前から噂が出ていたディエンドの世界。ここでは人々がとても親切だが、それはフォーティーンとその配下ダークローチによって、そう定められた社会だった。

 仮面ライダーは社会の敵であり、その中でもディエンドは指名手配されていた。

 

 そんな社会に叛旗を翻すのは仮面ライダーランスこと禍木慎(まがき・しん)と仮面ライダーラルクこと三輪春香。かつては仮面ライダーグレイブこと海東純一も共に戦っていたが、今は洗脳され、フォーティーンの手下になっている。

 この三人は『剣』の劇場版『MISSING
ACE
』からのオリジナルキャスト。純一は海東の兄という設定になったため苗字が、三輪は名前が「夏美」で、字は違うものの夏みかんと被るので変更されている。

 

 以前は海東がフォーティーンの手下だったらしいが、今は兄である純一が手下となっている。禍木と三輪は海東の所為で純一が洗脳された思っているようだが。

 また、二人は海東がディエンドの力を手に入れたことを知らなかった。と言うことは海東はこの世界出身だけど、ディエンドの力の出所は別なのか。

 

 ランスとラルクの変身シーンでは「Open Up」のボイスが無かったし、ラウズ時も音声無しだったので、何のカードを使ったか判らなかった。チェンジケルベロスのカードが出て来たときはテンション上がったけど。

 

 ところで、ダークローチって喋れたっけ?

 

 鳴滝さんはこの世界では社会全体がお前の敵だ、みたいなことをのたまって姿を消されましたが、また他力本願か!

 

 ローチを率いたビートルアンデッドとの戦いではディエンドがまたもやライオトルーパーをカメンライド。三回目にして、やっと役に立ったな。

 

 ディケイドはコンプリートフォームでキバエンペラーフォームをカメンライド。ファイナルアタックライドはキックじゃなくてザンバットソードでの攻撃。

 フォームチェンジ時の演出があからさまに前回よりしょぼくなっていて全俺が泣いたw

 でも何でアンデッド相手にキバなんだろう。次回はアームド響鬼みたいだし、ブレイドキングフォームの出番は?

 

 そういうわけで、ディエンド世界前編でした。海東がお宝を狙う理由って兄を助けられるだけの力を得るためなのかな。

ネガ世界ではダークライダーって括りがあったけど、今回はよく分らんな。どうせなら劇場版オリジナル要素の世界って括りにしてくれたら良かったのに。

 

 以下はネタバレを。

 ディエンド世界の次はまさかのシンケンジャーの世界。コラボ企画自体は大いに結構なんだが、結局尺足りなくなって伏線回収しきれなくなるんだろ?

 この世界ではアヤカシ、チノマナコがディエンドライバーを奪い、ディエンド怪人体に変身するそうな。わざわざスーツ新造ですよ。

 このディエンド怪人体はライダーの敵をカメンライド出来るらしい。

 また、『シンケンジャー』の方にも『ディケイド』の面子が顔見せするとか。

 シンケン世界の次はBLACKRXの世界。だから話を畳む尺は残っているのかと……。

 

 劇場版ではGacktライダーマンになるとか何とか。

 また、ディエンドのファイナルフォームライドでディケイドがジャンボディケイドライバーに変身し、巨大化したJがディケイドコンプリートフォームに変身するらしい。これまた、とんでもない巨大戦を……w

 

 で、かねてから噂されていた劇場版で新ライダー御披露目というが確定。その名は『仮面ライダーダブル』。片仮名で書くのが正しいみたい。英語表記も「MASKED RIDER」から「KAMEN RIDER」になるんだとか。

 

 私立探偵、左翔太郎(ひだり・しょうたろう)がガイアメモリ〈サイクロン〉を、相棒のフィリップがガイアメモリ〈ジョーカー〉をそれぞれダブルドライバーにセットして、ダブルに変身。右半身が碧、左半身が黒の超竜神的配色。

 ガイアメモリは他にも〈ルナ〉、〈ヒート〉、〈メタル〉、〈トリガー〉というのが噂で出ており、メモリを組み合わせて九種類のフォームになるとか。となると、当然、てんこもりフォームがあることが予想されるわけだが。

 またダブルのガイアメモリを持つのは翔太郎とフィリップだけなのか、それともそれぞれのメモリに持ち主が居て、状況に応じて、ダブルに変身する人物が変わるのかも謎。

 二人で一人のライダーになるってのは『カブト』が始まる前にも言われていたよな。

 

敵は魔人ファミリー、ドーパント。そのファミリーの婚約者が二人目のライダーなんだとか。敵がドーパントというのだけが確定情報。

 

 九月の第一週からスタート。何だかんだで毎回楽しみだなぁ。

 

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特撮

「参ったねぇ、侍が生命を預けるってこういうことか」

 

 源太が加入したことでOP映像も変化。ってダイカイオーキタ出すの早過ぎだろ……。もうちょっと待てよ……。

 

 今回は流之介が源太を侍として認めるエピソード。シタリが現世の枯れ井戸を三途の河と繋げようとしているのを防ぐ。

 シタリは今後もこういう手段を採ってくるんだろうか。今回使おうとした井戸は吹っ飛んだけど。

 ドウコクは水切れが酷いから、こういう拠点が無いと現世に出て来れないらしい。

 

 今回のアヤカシはオイノガレ。体中が油塗れで物理攻撃を滑らせて回避するが、レッドの炎攻撃との相性が悪過ぎてあっさり撃破される。切ない……。

 

 どうでも良いけど、最後のは一本締めじゃなくて一丁締めじゃね?

 

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特撮

「やはり俺は通りすがりの仮面ライダーだ!」

前回、ライドブッカーが龍騎のソードベントに変わったって書いたけど、完全に気のせいでした。何も持っていないところに剣が現れたというのが正しい。目腐ってた……orz

OPのナレーションが若干変わりました。「9つの世界」が「いくつもの世界」に。
前回に続き、井上脚本が自由過ぎる……。士がアイドルとしてスカウトされる下りとか要るか?

それとTGクラブの思い出も内容もアレなら演出もアレ。『555』や『キバ』みたいに一貫して井上脚本なら楽しめるんだけど、やっぱり他の人の脚本とは相性悪いと思うなぁ。
サングラスをしている士のファッションはGacktを意識しているんだろうか。

夏みかんはこの世界本来の夏みかんと会い、この世界がダークライダーに支配されているネガの世界であることを知ってしまう。この世界にTGクラブは存在せず、青柳達とはダークライダーから逃げ回っている仲間だったのだ。

ネガの世界では人間は生きていることを許されず、怪人達はダークライダーに管理されているらしい。って、オルタナティヴは管理される側なのかよ!
ネガの世界の千夏はこの世界の宝を夏みかんに託した後、死亡していた。
その宝こそが、ファイナルカメンライド端末ケータッチ。

ディエンドの乱入により、音矢達にケータッチが渡ることは阻止出来た。そしてそれはディケイドの手の中に。
ケータッチに関係無く、ライダーの力は取り戻せたみたいだけど、これは士がネガの世界を自分の世界に定めようとしていたから、一時的に失っていたのかな。

いよいよ放送開始直後にネタバレしていたコンプリートフォームが登場。ケータッチ専用のカードを挿入し、ライダーの九つのエンブレムをタッチして変身。ケータロスみたいだな。ディケイドライバーのスロットは右腰に移動。

まずは龍騎サバイブの力を発動。胸の9枚のライダーカードが全て龍騎サバイブになり、龍騎サバイブが現れる。ディケイドと同じ動きをして、一緒にファイナルアタックライドを発動し、リュウガを撃破。ドラグレッダーが出て来るかと思ったけど、普通に物凄い斬撃を飛ばしただけでした。

続いて、ファイズブラスターフォームでオーガを撃破。ファイズブラスターフォームはファイズブラスターをちゃんと持っており、ディケイドはライドブッカーからFARを発射。カブトハイパーフォームでダークカブトを撃破。
前回、リュウガが鏡無しで変身出来るのはおかしいと書いたけど、よく考えたらダークカブトも直接ライダーフォームに変身してたな。

オルタナティヴとレイドラグーンはディエンドが撃破。
音矢は逃走したようだが、若干安っぽい敵になってしまったのがちょっと残念。
この世界の夏みかんはネガの世界で生きていくことを士達に告げる。

次の世界は噂通り、ディエンドの世界……らしい。どうやら指名手配されているようだが……。
次回は超有害番組ゴルフの所為で、ニチアサキッズタイム全滅です。死ねば良いのに……。

燃:A+ 萌:B+ 笑:C+ 総:A+

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第20話「ネガ世界の闇ライダー」
第22話「ディエンド指名手配」

特撮

「お前がシンケンジャー六人目の侍だ!」

 

 源太は丈瑠の幼馴染みだった。彼の家は寿司屋で志葉家の近所に店を構えていたが、夜逃げをして、それっきりだったらしい。

 

 丈瑠は源太と別れる前に、烏賊折神と秘伝ディスクを渡していた。それを頼りに、源太は独自に電子モヂカラのシステムを作り上げ、ようやく形になったので、参上したんだそうな。

 

 最初、丈瑠は源太を巻き込みたくないと拒絶するが、彼の覚悟を知り、六人目の侍として認めることに。

 ゴールドの力も加わり、アヤカシ、ヒャクヤッパの一の目を撃破。イサギツネの昔馴染みって設定に何の意味があったんだろう……。

 

 二の目は侍武装イカシンケンオーで撃破。名前はともかく、デザインはなかなか格好良かった。楯と槍のデザインがイカす。

 

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特撮

「紅音矢。えら~い人だ!」

 

 偉くはないだろうw

 

 さて、遂に元の世界へと戻ってきた士。鳴滝は生きるべき世界へと辿り着いた彼を祝福する。でも、あの感じからすると、鳴滝にとって都合が良いだけで、士にとっては良くない世界の気がするなぁ。

 

 続いて、音矢が現れる。茶髪になり、ファッションも今風になっているので、何だか違和感。中身は相変わらずだったがw

 

 タイミング良く夏みかんにかかってくる高校時代の友人からの電話。彼女は退学クラブの仲間や先生との再会を喜ぶが、ただ一人、千夏という少女だけが待ち合わせの場所に来なかった。

 

 この世界では士の写真がちゃんと撮れるらしい。これは何かを意味するのかな?井上脚本だし、単に今居る世界が士の世界だとミスリードさせるための演出程度に考えておいた方が無難だろうなぁ。

 

 海東は単に「お宝」って言葉に反応してるだけの気がしてきたw

 

 士はふと立ち寄ったレストランで一万人目の客に当たり、破格の待遇を受ける。この辺の展開とかユウスケのいじられっぷりとかがいかにも井上脚本臭くて、ちょっとぐんにょりした。

 

 その極端展開の勢いで三人の女性とお見合いすることになる士。だが、その女性達は『龍騎』の終盤に出て来たレイドラグーンだった。この後の流れからすると、この世界の人間は全て何かしらのライダーか怪人なんだろうか。

 

 時折挿入される、何かから逃げ回っている夏みかんの友人達の描写。ワームに擬態された人みたいに自分の居場所を奪われているってことなのかな。

 

 先生がオルタナティブに変身。って、カードデッキも鏡も無いのに変身してたぞ!まぁ、その辺は世界が違えば設定も違うと思うしかないんだろうなぁ。

 

 再び士の前に現れた音矢は彼の力を試そうとダークキバに変身。続いて、夏みかんの友人達がリュウガ、ダークカブト、オーガに変身。彼等は変身アイテムは使っていたけど、リュウガはやっぱり鏡無しで変身してたな。

 ファイズ世界で色々ギアが出て来たのは今後出て来ることを示唆していたのだろうか。

 これまでに登場したゲストライダーはなるべく被らないようにしている傾向にあったが、ここにきて、リュウガが重複。今回はボスっぽいライダーが登場って括りだから良いとして、じゃあ何でファイズ世界で出したんだろう。

 

 流石に一対四は不利過ぎる。ディエンドが加勢に現れるものの、依然として苦戦。龍騎にカメンライドするが、すぐに変身解除。響鬼世界での牛鬼戦と言い、龍騎が役立たず過ぎて泣ける……(´・ω・`)

 龍騎にカメンライドしたときにライドブッカーソードモードがソードベントに変わったが、ベルトにはライドブッカーが釣ったままだった。カードの取り出しだけは可能とかそんなんだろうか。

 つまりライドブッカーソードモードを持ったままでカメンライドすると、各ライダーに対応した武器に一緒に変わるってことなのかな。タイタンソードとかフレイムセイバーとかファイズエッジとかブレイラウザーとかカブトクナイガンとかデンガッシャーとかザンバットソードとか。流石に最後のはないか。

 

 そして奪われるライダーの力。どうもディケイドへの変身も出来なくなったようだが……。

 

 ボロ布を纏って逃げ回る夏みかんらしき人物が登場して続く。本来この世界に居る筈の夏みかんなんだろうか。

 

 結局、旅の出発点はポジ世界で、今居るのは一見同じに見えるネガ世界なんだろうな。

 

 音矢の登場は撮影目撃情報により事前に判っていたが、その流れでいくと、『剣』劇場版の新世代ライダーがオリジナルで登場ってのも本当なのか。でも彼等って存在感薄かったから全然憶えてないんですが……。

ダークローチも出て来るとか何とか。

 他にも始や翔一が出るって噂もあるけど……。

 

 劇場版は本当に真の完結編になるのかな。テレビシリーズとは異なるラストで、『W』に繋がるとかだったりしないのかな。

 

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特撮

「俺が六人目のシンケンジャー、シンケンゴールドだ!!

 

 毎年のことながら、ジャンクションで早くもイカシンケンオー登場とか……。

 

 さて、アヤカシ、イサギツネの術で常に視線を感じるようになった丈瑠。イサギツネの目的は封印の文字の正体を調べること。

 

 時を同じくして、志葉家に「近日見参」と書かれた矢文が結界を破って撃ち込まれる。

 流之介達は矢文の主が寿司の屋台を引いている青年、梅盛源太だと突き止める。

 

 丈瑠はイサギツネをおびき出すことに成功するが、純粋な戦闘力でも苦戦。そこへ駆けつけたのが源太。彼は「一貫献上」の一言でシンケンゴールドに変身。放送開始前に流出したゴールドが遂に登場。

 ナナシ相手に軽く無双モードを繰り広げた後、レッドのサポートを得て、イサギツネの一の目を撃破。

 

 二の目はテンクウシンケンオーと烏賊折神の協力プレイで撃破。烏賊をモチーフに使ってくるところが凄いが、動くと特にダサくは感じない不思議。

 烏賊折神は普段は屋台の水槽の中に居るが、その横には海老折神の姿も。ぴくりとも動いてなかったが。ダイカイオーの登場はまだもう少し先なのかな。

 

 丈瑠が源太について何かを思い出したところで続く。

 

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仮面ライダーアギト VOL.12 [DVD]

「人の運命がお前の手の中にあるなら……俺が……俺が奪い返す!!」

激突するアギトバーニングフォームと地のエル。一度撃破するものの、地のエルは謎の青年の力を得て復活。

追い掛け、第2ラウンドへと突入するが、風のエルも現れ、苦戦。遂にシャイングカリバーが折れてしまう。
やっぱり戦隊やライダーで武器が壊れたときの絶望感って凄いものがあるよね。

氷川は香川県警へと帰る飛行機に乗らなかった。このまま帰ることなど自分には出来ない、と。
小沢さんと共にアギトを倒しに向かうGトレーラーを襲い、強奪。何だかんだで、黙認してくれる北條が好きだw

変身が解けてしまった翔一の前に駆け付けるG3-Xとギルス。ここで氷川は大量自殺者の原因が青年にあることを知る。青年の口ぶりだと、いずれ蠍座以外の人間も自殺することになるみたいだな。

ここで1stED。2体のエルとの激突。風のエルはG3-Xとエクシードギルスが撃破。地のエルはアギトが撃破。
青年にもライダーキックをぶち込み、空がえらいことに。

青年は沢木の前に現れ、もうしばらく人間を見守ることにすると残し、去っていく。
沢木は与えられた力を失い、眠りについた。

そしてエピローグ。1年後。G3ユニットは発展し、G5ユニットとなっていた。指揮を執るのはちょび髭を生やした尾室。完全にネタ扱いw
人員も大幅に増え、小沢さんと氷川は殆ど英雄扱いらしい。氷川は捜査一課に、小沢さんはロンドンの大学で教授をやっている。
焼肉を食べに行くのは恒例行事となっているようだが、あの人数に奢るのは相当の出費なんじゃ……。

ロンドンの大学で小沢さんは好き放題やっている様子。三十分も授業に遅れちゃ駄目だろw
仕事で挨拶に寄った北條と嫌味の押収。何だかんだで、この2人って仲良いんじゃ……。別れ際に2人が浮かべる笑顔が印象的。

久し振りに登場した真島は医大を目指して勉強中。その傍ら、真魚に勉強を教えたりしている。

涼は相変わらず。偶然出会った子犬を胸に入れてバイクで走り出す。走行中にすっぽ抜けたらやばくね?

エルを倒した後、行方不明になっていたように思われた翔一だったが、全然そんなことはなく、レストラン「アギト」を経営していた。1年で自分の店を持てるようになるのか!
彼の満面の笑みをラストカットにして終了。非常に綺麗な終わり方でした。

可奈の出番が無かったのが残念。翔一を手伝っているシーンがワンカットでも良いからあれば良かったのに。

総評

そういうわけで、平成ライダー第2作『仮面ライダーアギト』全51話+劇場版1本+テレビスペシャルでした。

『クウガ』とはかなり作風が変わり、この時点で既に現在の平成ライダーの基礎は出来ていたのだな、という印象。最近のシリーズに比べて、放ったらかしの伏線が少なかったのは好印象。皆無ってわけではなかったのが心残りだけど。

やっぱり井上脚本がメインだと特に気にならないんだよなぁ。他の脚本家さんとの親和性が最悪なだけで。

結局出て来なかった火のエル。『ディケイド』でン・ガミオ・ゼダやパラドキサアンデッドが出た時点で、みんな期待した筈なのに何故か出て来なかった不思議。何故バッファローロードを火のエルにしなかったんだ……。
今後『ディケイド』で出て来たりするのかな……。

謎の青年は沢木には人間を見守ると言ったけど、他の人には何も言わずに消えたわけで、翔一達はアンノウンが出なくなった理由を知らないんじゃね?
何や知らんけど、アンノウン出なくなって平和だな、らっき!みたいな状態なんだろうか。

燃:S- 萌:B 笑:B+ 総:S

エピソードリンク
第50話

ノベライズリンク
小説 仮面ライダーアギト