スーパーダッシュ文庫

パパのいうことを聞きなさい! 9 (パパのいうことを聞きなさい! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
著:松 智洋 イラスト:なかじま ゆか

「前島、また音を外したら、かつてあまりにも危険なので封印した技エメラルド・フロージョンをお見舞いするわよ」

2012年1月の新刊。約6ヶ月1週間の積み。4ヶ月振りの新刊。『迷い猫オーバーラン!』11巻からは隔月刊行。

さて、表紙は水着姿の空と莱香さんということで、水着回だぜいやっほおおおおおおおおお!!と思いきや、全然そんなことなかったんだぜ。
アニメ放映中の新刊ということで、キャッチな表紙にする必要があったための判断らしい。
一応、口絵がヒロイン勢の水着姿+エピローグで温水プールに行ってるけど、これはちょっとアレだな……。
せめて、本編のプールシーンがもうちょっと長くないとなぁ。

さて、今回は空と栞がメイン。部活に、恋に悩む少女達の苦悩が描かれる。
もしかして、清美部長ってカラーイラストに登場したの初めてか?

空はともかく、栞は祐太と一番接点の少ないポジションだから大変だよなぁ。家が近いというのはアドバンテージの筈なんだけど、みんな、結構小鳥遊家に入り浸ってるからなぁ。

でも、栞メインのエピソードがあるなら、その内、菅谷さんメインの巻とか出て来たりするんだろうか……。

次は2012年2月に『迷い猫オーバーラン!』最終巻『護ってなんていってないんだからね!!』、5月にこっちの10巻、7月に新シリーズ『オトメ3原則!』1巻、9月にそれの2巻。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
パパのいうことを聞きなさい! <8>(2011/09)
パパのいうことを聞きなさい! <10>(2012/05)

著者リンク
迷い猫オーバーラン!11 護らせてあげてもいいわよ!?(通常版)(2011/11)
迷い猫オーバーラン!12 護ってなんていってないんだからね!!(2012/02)

アニメ,コミカライズ,雑誌

スマイルプリキュア! おはなしブック! まるごとスマイル! (講談社 Mook)
原作:東堂 いづみ 漫画:上北 ふたご 編:なかよし編集部

「友チョコとちがって━━ハートは100倍返しや!!」

まさかの表紙がプリンセスフォームという。トばしてんなぁ。
さて、今年もおはなしブックの季節がやって参りました。作品紹介で、れいかさんの道がクローズアップされていて吹いた。
ってか、最初の数話はアニメ放送開始前に描かれているからか、れいかさんのキャラというか言葉遣いがブレ気味。

内容的には、いつも通り本編の圧縮展開でありながら、オリジナル要素も含みつつ。レインボーヒーリングの下りは、れいかさんだけじゃなくて、5人とキャンディの話になっていたり。

サニーはコミカライズでもマイジケメンだから困る。ふたご神の絵と一番相性が良いデザインなんではなかろうか。

1話毎のページがもうちょっとあれば、色々と出来るだろうに。そこが残念でならない。

燃:C 萌:A+ 笑:B- 総:A

新装版リンク
プリキュアコレクション スマイルプリキュア!(2015/03)

シリーズリンク
スマイルプリキュア!&スイートプリキュア♪おはなしブック!(2012/02)
ドキドキ!プリキュア&スマイルプリキュア! おはなしブック!(2013/03)

原作リンク
スマイルプリキュア! 第1話「誕生!笑顔まんてんキュアハッピー!!」

アニメ,コミカライズ,雑記,雑誌

例のアレがアマゾンから。

・スマイルプリキュア! おはなしブック まるごとスマイル!

の計1冊。

アニメ,スニーカー・ミステリ倶楽部,角川文庫

「さあ、来るなら来い、十文字!」

『クドリャフカの順番』編の佳境。思わぬところから、「夕べには骸に」が出て来ることに。
ってか、奉太郎のお姉ちゃんは何で顔が映らないの?何かのトリックなの?

それはそうと、好奇心が強過ぎて全体的に無防備なちーちゃんが色々とヤバい。学校が学校なソッコでアレでナニなことになるレベル。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

エピソードリンク
第15話「十文字事件」
第17話「クドリャフカの順番」

ファミ通文庫

ココロコネクト ヒトランダム (ファミ通文庫)
著:庵田 定夏 イラスト:白身魚

「変っっっっっっっっっ態!」
「ド変態、エロ犬、鬼畜、変質者、下衆野郎、ひとでなし、畜生、発情猿」

稲葉んに罵られたい踏まれたい。

ファミ通文庫2010年1月の新刊。コミカライズに手を出した以外は、今まで、ずっとスルーしてきたんだけど、元バイト先にアニメ化セットが入ったら、そりゃ買えと、ラノベ神からお告げも下るってもんで。

第11回えんため大賞特別賞受賞作。応募時タイトルは「ヒトツナガリテ、ドコヘユク」。
実は、これで第11回の受賞作は全部読んだことになる。

イラストは電撃文庫『扉の外』やガガガ文庫『赤鬼はもう泣かない』、MF文庫J『豚は飛んでもただの豚?』等でお馴染みの白身魚さん。
まぁ、アニメ『けいおん!』のキャラデザの人と言った方が通りが良いだろうが。

さて、本作は、とある高校の文化研究部、通称文研部に所属する5人の少年少女の精神が入れ替わるという謎めいた現象を描いた青春コメディである。
人格の入れ替わり現象は、あくまでも青春ストーリーのためのガジェットに過ぎず、最後まで、その詳細が語られることはない。

文章がラノベにしては結構かっちりしていて、文字密度が高め。装丁を工夫すれば、普通に角川文庫からでも出せそうです。
思っていたよりも、青木が格好良かった件。

シリーズ一気買いして、これで好みに合わなかったら最悪だな……と思ってたんだけど、取り敢えずは大丈夫そう。
次は2010年5月に『キズランダム』、9月に『カコランダム』、2011年1月に『ミチランダム』、5月に『クリップタイム』、11月に『ニセランダム』、2012年2月に『ユメランダム』、6月に『ステップタイム』。

燃:C 萌:A- 笑:B- 総:A

シリーズリンク
ココロコネクト キズランダム(2010/05)

コミカライズリンク
ココロコネクト <1>(2011/05)

アニメリンク
ココロコネクト #1「気づいた時には始まっていたという話」

著者リンク
15歳でも俺の嫁! 交際0日から始める書店戦争(МF文庫J、2018/04)

第11回えんため大賞リンク
B.A.D.1 繭墨は今日もチョコレートを食べる(優秀賞、2010/01)
空色パンデミック①(優秀賞、2010/01)
U.F.O. 未確認飛行おっぱい(東放学園特別賞、2010/01)

えんため大賞特別賞リンク
表裏世界のソーマキューブ パンツは誰のもの?(第12回、2011/01)
〇×△べーす ①ねっとりぐちゃぐちゃセルロイド(第12回、2011/01)
魔よりも黒くワガママに魔法少女は夢をみる(第12回、2011/02)
魔術師たちの言想遊戯Ⅰ(第12回、2011/02)
キュージュツカ!①(第13回、2012/01)

富士見ファンタジア文庫

鋼殻のレギオス19 イニシエーション・ログ (富士見ファンタジア文庫)
著:雨木 シュウスケ イラスト:深遊

「死ね、電波障害でぐちゃぐちゃになって死ね」

2011年12月の新刊。約7ヶ月2週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。文庫版『聖戦のレギオス2 限りなき幻像群』からは連続刊行。
セリナさん、そこまで出番が多いわけでもないのに、表紙で良い扱いだな。

さて、今回はドラマガ連載分を収録した短編集第4弾。どうせなら、学園祭絡みの短編だけで統一出来たら良かったのにな。

本編が殺伐とした展開を続けているので、お気楽な短編に癒されるわ。本編も、もうちょっと、こっち側のノリに戻って来たら良いのにな。

書き下ろしはgdgdのまま上映された「念威少女魔磁狩フェリ」。もっとはっちゃけても良かったのよ。
ロストエピソードはカナリス。バーメリンもちょろっと出てる。

次は2012年1月に文庫版『聖戦のレギオス3 終わりなき夜光群』、4月に本編20巻『デザイア・リポート』、7月に本編21巻『ウィンター・フォール(上)』、11月に本編22巻『ウィンター・フォール(下)』。

燃:B- 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
鋼殻のレギオス18 クライング・オータム(2011/08)
鋼殻のレギオス20 デザイア・リポート(2012/04)

世界観リンク
文庫版 聖戦のレギオス2 限りなき幻像群(2011/11)
文庫版 聖戦のレギオス3 終わりなき夜光群(2012/01)

アニメ,コミカライズ

魔法少女おりこ☆マギカ (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
原案:Magica Quartet 漫画:ムラ 黒江

「何度繰り返したの?あと何度繰り返すの?」

2011年6月の新刊。2巻にして完結巻。やっぱり、ほむほむが繰り返した周回の内の1回が舞台になってるのね。
要は、まどかを魔法少女にさせないという狙いは同じほむほむと織莉子だけど、その手段が絶望的なまでに噛み合わないというアレ。

しかも普通だったら、まどかは助かって、織莉子は自分の過ちに気付く、みたいなオチだと思うんだけど、織莉子はまどかの殺害という目的を達成し、ほむほむはワルプルギスの夜の登場を待たずして、時間を巻き戻す羽目になる。

案の定、殺伐とした結末だったでござるの巻。ってか、1巻で目立っていた杏子とゆまは何だったのかというくらいに脇役になってるな……。

燃:A- 萌:B+ 笑:C+ 総:A+

シリーズリンク
魔法少女おりこ☆マギカ <1>(2011/05)

世界観リンク
魔法少女まどか☆マギカ <3>(2011/05)

アニメ,コミカライズ

魔法少女まどか☆マギカ (3) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
原作:Magiga Quartet 作画:ハノカゲ

「あきらめるのはまだ早いよ」
「魔法少女はさ、夢と希望を叶えるんだから!ほんの少しなら本当の奇跡が起こるかもしれない」

2011年5月の新刊。1巻毎にアニメ3話分を収録ということで、これで最終巻です。
表紙で、まどかとほむほむが並んで、桜の弓を渡しているのが感慨深いな。

さて、お腹痛くなる展開クライマックスといった具合で。ほむほむの時間遡行ネタバレの下りは内容を知っていても、鬱になるよな……。

まどかのリボンを引き継いだほむほむはアニメの方が可愛かった気がする。というか、ほむほむのツインテ凄ぇ違和感だな。

燃:A 萌:A- 笑:C 総:A+

シリーズリンク
魔法少女まどか☆マギカ <1、2>(2011/02、03)

世界観リンク
魔法少女かずみ☆マギカ <1>(2011/05)
魔法少女おりこ☆マギカ <2>(2011/06)

アニメ,コミカライズ

魔法少女かずみ☆マギカ ~The innocent malice~ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
原案:Magica Quartet 原作:平松 正樹 作画:天杉 貴志

「物語の中ではね、御飯を粗末にあつかう奴は生きてエンドロールを迎えることはできない、本当の悪人なんだよ!」

2011年5月の新刊。まんがタイムきららフォワード連載の『まどか☆マギカ』もうひとつのスピンオフ。
作画の天杉さんは俺の中では、電撃文庫『獣吾ドキドキプロジェクト!』の人なので、悪い印象しかないw

『おりこ☆マギカ』が本編と密接に関係しているのに対し、こちらは基本的な設定は共通であるものの、あまり関係性は感じられない。
どの辺が、そうなのかよく判らんけど、実際に本編とは設定が異なっている部分があるらしい。
ああ、人間がそのまま魔女になるってのは違うか。

記憶喪失の少女かずみは、何故か魔法少女に変身出来る。かつて仲間だった魔法少女達と共に、魔女と戦っていくことに……というお話。
その裏では、何やら蠢く存在が……。キュゥべえと関係のありそうな不思議生物もちらっと顔見せしている。

うーむ、こういうスピンオフは本編と、どれだけ上手いことリンクしているかが肝だと思うんだよなぁ。
だから、あまり関係性を感じられないのは残念かなぁ。2巻以降関わってくるのかもしれんが、生憎部室に置いてあったのが、この巻だけなんだよな。

燃:B 萌:B 笑:C+ 総:A-

世界観リンク
魔法少女おりこ☆マギカ <1>(2011/05)
魔法少女まどか☆マギカ <3>(2011/05)

イラストリンク
獣吾ドキドキプロジェクト!(2011/02)

アニメ,コミカライズ

魔法少女おりこ☆マギカ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
原案:Magica Quartet 漫画:ムラ 黒江

「…甘ったれるな」
「文字通り命懸けなんだよ」
「同じ命を懸けるなら、まっすぐに生きることに懸けな」

2011年5月の新刊。アニメ本編と同時進行で刊行されたスピンオフ。もうひとつのスピンオフ『かずみ☆マギカ』1巻と同時発売。
こちらも全編描き下ろしの刊行形態。

魔女と戦う杏子はあるとき、魔女に両親を殺された少女ゆまと出会う。自分と似たような境遇の彼女の面倒を見る内に、杏子は魔法少女狩りや織莉子という名の魔法少女に関わっていくことになる……。

主に、杏子とゆまの視点で描かれているのに、タイトルに冠されているのは織莉子の名前なんだよな。
作画はクセのある絵というか何というか。若干のグロ描写あり。

杏子の他にも、マミさんやほむほむも登場。まどかがほむほむを一緒に帰ろうと誘っていることからすると、アニメと同じ周回ではないんだろうか。

今の雰囲気からすると、殺伐とした結末を迎えそうで怖いが……。

燃:A- 萌:B+ 笑:C+ 総:A

シリーズリンク
魔法少女おりこ☆マギカ <2>(2011/06)

世界観リンク
魔法少女まどか☆マギカ <1、2>(2011/02、03)
魔法少女かずみ☆マギカ The innocent malice <1>(2011/05)