ガガガ文庫

花咲けるエリアルフォース (ガガガ文庫)
著:杉井 光 イラスト:るろお

「わ、わたしがっ、呼び捨てでいいと言っているのにっ」
「なんだおまえは。ちょっとはありがたいと思え!」
「うう、つまり、桜子って呼び捨てにしてほしいわけ?」
「してほしいなんてだれが言ったんだッ」
「でもっ、わたしが許したんだぞ、ありがたく呼び捨てにしろ!」
「わかったよ。……桜子」
「や、やっぱりなんだか腹立たしいっ」
「どうすりゃいいんだよ!」

杉井さんの「っ」と「ッ」と「!」の使い分けの基準が理解らない。順に強くなっていくのか?

ガガガ文庫2011年2月の新刊。約7ヶ月の積み。
電撃文庫『神様のメモ帳』等でお馴染みの杉井さんがガガガ文庫に進出。綺麗な表紙に釣られそうになりつつも、シリアスな杉井さんは合わないからなぁと思って、発売日にはスルーしたんだけど、天皇陛下がヒロインと聞いて。
イラストは加速度的に担当作品が増えている気がする、るろおさん。

さて、舞台は東西に分かれて内戦を続けている日本。桜とリンクする戦闘機《桜花》のパイロットに選ばれた主人公、祐樹は否応なく戦争に巻き込まれていく……というお話。

基本シリアス、たまにラブコメ、みたいなバランス。ヒロイン、桜子のツンデレっぷりがもげそうなほど、ベッタベタ。
このテンション、MF文庫J『剣の女王と烙印の仔』で見たことあるわw
しかし、桜子可愛いよ桜子。

のっけから親切にしてくれた先輩と戦うことになるというハードな展開だけど、この先、更なる鬱が待ち受けていそうで怖いよなぁ。

後書きでは、この本が出る頃には続刊を待たれている色々が大体全部出てるって書いてるけど、GA文庫『ばけらの!』ェ……。

ってなわけで、映像かしたら映えそうな『花咲けるエリアルフォース』でした。
続刊は決定しているけど、まだ発売日は未定です。

燃:B 萌:A 笑:B+ 総:A

著者リンク
剣の女王と烙印の仔Ⅰ(MF文庫J、2009/04)
シオンの血族1 魔王ミコトと千の花嫁(一迅社文庫、2010/03)
生徒会探偵キリカ <1>(講談社ラノベ文庫、2011/12)

イラストリンク
機巧少女は傷つかない1 Facing “Cannibal Candy”(MF文庫J、2009/11)
俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる(GA文庫、2011/02)
薔薇十字叢書 ヴァルプルギスの火祭(講談社ラノベ文庫、2015/11)
パパ!パパ!好き!好き!超超愛してる(ファンタジア文庫、2018/07)

アニメ,電撃文庫

「二十六番機構・貫式閉鎖態《鋼鉄の処女(“Iron Maiden”)》━━禍動(curse/calling)!」

春亮の悲鳴を聞き、スイッチの入ったフィアは、その本質を解き放つ。立方鎖で繋がれた拷問処刑器具を次々と展開。
成程、ああいう風になってたのか……。原作では、その辺が今一つ、よく理解らんかったが……。

ピーヴィーの左腕をチョン切って撤退させるが、春亮さえも傷つけようとしたフィアはショックを受けて、立ち去ってしまう。
一方、人間の姿に戻ったこのはさんは全裸なのだが、シーンカットされて、一言も触れられず、次のシーンへ移るという。でも、この後、フィアのサービスシーンはバッチリあるんだぜ。このはさんェ……。

街を彷徨うフィアを発見するも、危うくドリルで殺されそうになったいんちょーさんのリアクションが薄いのは伏線なので憶えておくように。

一方、ミイラ屋の怪物繃帯(チュパカブラン・バンテージ)で治療されるピーヴィーのシーンが飛ばしてるよなぁw

このペースだと、え、まさか、原作1巻で5話使うのか?
エンドカードは、えれっとさんか。

燃:A+ 萌:A+ 笑:C+ 総:A+

エピソードリンク
第二章「どこに、なにを、なにか When contents of the cube are exposed」
・第四章「夜には母親と抱き枕を Voice, a termination, not a termination, her, her」

アニメ,電撃文庫

「ニートはレッテルじゃない。生き様なんだよ」

生き様かっけぇw

さて、墓見坂の居場所を突き止めるため、自らエンジェルフィックスをキメちゃうナルミ。
クスリに呑まれそうになってたけど、描写的にマズくないの?まさか、時系列入れ替えたのって、やり逃げするためじゃなかろうな……。

最後に彩夏の真意を知ったナルミはEDをBGMに涙を流す。
そして、眠り続けていた彩夏の瞳が開かれ……というところで終了。何だかハッピーエンドみたいな終わり方してるけど、原作では彩夏が記憶喪失になるらしいんだよな。

総評

ってなわけで、死者の代弁者となる電撃文庫原作『神様のメモ帳 It’s the only NEET thing to do』全12Pageでした。

結論から言うと、絵が綺麗なだけのJ.C.STAFFでした。作画は文句無しだったけど、ストーリーをどう楽しんだら良いのか、よく理解らなかった。
初回を1時間枠にするといった試みは面白いと思ったけど。
メオがレギュラーだったら、評価変わってたかも。

原作が売れてるという話も聞かず、ひっそりと終わったな……。
後番は『境界線上のホライゾン』。

燃:C 萌:A- 笑:C 総:B+

エピソードリンク
Page.11「ぼくのかけら」

後番組リンク
境界線上のホライゾン 第1話「境界線前の整列者達」

ガガガ文庫,一迅社文庫,富士見ファンタジア文庫,雑記,GA文庫

今月は発売日通りに発売。ブツは、

・生徒会の金蘭 碧陽学園生徒会黙示録6
・棺姫のチャイカⅢ
・カナクのキセキ <3>
・土属性はダテじゃない! <7>
生徒会の金蘭 碧陽学園生徒会黙示録6 (富士見ファンタジア文庫)棺姫のチャイカIII (富士見ファンタジア文庫)カナクのキセキ3 (富士見ファンタジア文庫)

それから、見送っていた、

・お前のご奉仕はその程度か? <2>(GA文庫)
・RIGHT∞LIGHT01 僕の妹は神様で、空飛ぶ少女は泣き虫で――。(ガガガ文庫)
お前のご奉仕はその程度か?2 (GA文庫)RIGHT∞LIGHT 1 (ガガガ文庫)

の計6冊を購入。

ファンタジアでは、『影執事マルクの契約』が完結巻か。
影執事マルクの契約 (富士見ファンタジア文庫)

新シリーズ『十六夜聖域1 イザヨイサンクチュアリ』はスルー。
十六夜聖域1 イザヨイサンクチュアリ (富士見ファンタジア文庫)

来月の新刊で気になるのは、大楽さんの新作『BIG-4 ぼくの名前は山田。目覚めたら四天王になってました。』。ちょっと内容に惹かれる。

『ハイスクールD×D』のアニメはぼちぼちキャストが発表され始めたけど、イッセー役は梶裕貴さんだそうで。またお前か。これで9ヶ月連続で、この人が主役のアニメを視ることになったぜ……。

一迅社では『土属性』が積み過ぎて完結してしまいましたw
新シリーズ『クーデレな彼女とキスがしたい』『結成!聖☆アリア電脳活劇部』はスルー。後者は口絵が釣りイラスト過ぎて吹いた。
クーデレな彼女とキスがしたい (一迅社文庫)結成! 聖☆アリア電脳活劇部 (一迅社文庫)

ところで、『アネかみ!』と『神焔のカグラ』って、シェアードワールドらしいね。

ガガガ文庫

RIGHT×LIGHT 11 (ガガガ文庫)
著:ツカサ イラスト:近衛 乙嗣

「私の怒りは……私の全ては、あなたになんか渡さない」
「憎しみも、嘆きも、全部、あなたにはあげない」
「私が想いを託すのは、一番大事な人にだけ」

2011年1月の新刊。約9ヶ月の積み。3ヶ月振りの新刊。
さて、由衣を融合したことで、パワーアップした啓介の魔術。これまでの魔術をモードとして発動出来るようになるとか、正統派なパワーアップで良いな。

今回はVS八朔連大に決着が。憎しみを超えて掴む大勝利が王道で、実に盛り上がる。

最終巻直前という、このタイミングで友月さんがガチ告白とか、アリッサ大勝利フラグとしか思えない。
まぁ、どっちつかずのオチなんだろうけど。

そして、アリッサの恋心が絶望を呼ぶ鍵となってしまう――ってところで最終巻へ続く。これは最後のLOVE寄せに期待せざるを得ない……か?

次は2011年5月に最終巻『繋がる声と届く指先』、7月に新シリーズ『九十九の空傘』、10月に新章『RIGHT∞LIGHT01 僕の妹は神様で、空飛ぶ少女は泣き虫で――。』。

燃:A- 萌:A 笑:C+ 総:A

シリーズリンク
RIGHT×LIGHT10 ~たゆたう方舟と泣かない英雄~(2010/10)
RIGHT×LIGHT12 ~繋がる声と届く指先~(2011/05)

ガガガ文庫

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。2 (ガガガ文庫)
著:渡 航 イラスト:ぽんかん⑧

おい、爽やかスポーツマンなのに本読むとか勘弁しろよ。お前セル完全体かよ。

2011年7月の新刊。約2ヶ月4週間の積み。4ヶ月振りの新刊。3巻のドラマCD付き特装版を予約するべか見極めるために優先消化。

帯にはGA文庫『這いよれ!ニャル子さん』の逢空万太さんからの推薦文が。やはり面識は無いらしいが。
表紙はゆきのんに続いて、もう1人のヒロイン、由比ヶ浜。

2巻目にして早くも、略して「はまち」、通称「俺ガイル」という呼び方が定着してしまったようだが、略すのと通称って、どう違うんだろう……。

さて、今回は奉仕部が初めて、悩み解決らしいことを行うエピソード。
やべぇ、由比ヶ浜が可愛過ぎる……。どういうことなの。バカ可愛い……。

相変わらずネタがフリーダムだわ。オニドリルさんディスってんじゃねーぞw
まずい、これ、電車の中で読んだら吹き出しそうなるのを堪えて、気持ち悪い顔になっちゃうよ!元々気持ち悪いだろとか思った奴は正座な。

はがない』との明確な差異は、外へ人間関係が広がっていくところ。あっちって、巻数進んでも外部の生徒との絡みって殆ど無いよな。
対して、こちらは奉仕部外の生徒とも接点が増えていっている。イケメンリア充の葉山とは、もう友達と言っても良いレベルになってる気が……。

あと、ぼっち体験談が生々しい点。バリヤーの話とかな。

次は2011年11月なんだけど、まだアマゾンでもe-honでも予約始まってないみたいなんだよな。
タイミングが合えば、直接書店で予約してしまおう。こういうとき、ホント書店でバイトしといて良かったと思います。

燃:C 萌:A+ 笑:A+ 総:A+

シリーズリンク
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(2011/03)
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。③ ドラマCD付き限定特装版(2011/11)

ガガガ文庫,雑記,電撃文庫,GA文庫

いつの通りフライングも無く、18日発売か。ブツは、

・羽月莉音の帝国9
羽月莉音の帝国 9 (ガガガ文庫)

と、見送っていた、

・死想図書館のリヴル・ブランシェⅣ(電撃文庫)
死想図書館のリヴル・ブランシェ〈4〉 (電撃文庫)

の計2冊を購入。
GA文庫『お前のご奉仕はその程度か?』2巻も買わないといけないんだけど、そもそも京都駅の三省堂にはGA文庫が置いてないんだぜ。

新シリーズ『RIGHT∞LIGHT01 僕の妹は神様で、空飛ぶ少女は泣き虫で――。』は、まだ既刊を読んでいないので見送りました。
RIGHT∞LIGHT 1 (ガガガ文庫)

それ以外の新シリーズ『昼も夜も、両手に悪女』『魔王っぽいの!』は完全スルー。
昼も夜も、両手に悪女 (ガガガ文庫)魔王っぽいの! (ガガガ文庫)

『きぜんと撤収!!邪神大沼8』は、タイトルと表紙でジョジョ立ちみたいになってる大沼に吹いたw
きぜんと撤収!! 邪神大沼 8 (ガガガ文庫)

『人類は衰退しました』はIKKIとコミックアライブでコミカライズ連載だとか。だから、アライブにそんなに入らないのほぉおおおおおお!

『寄生彼女サナ』は早くもドラマCD化だとかで。

ガガガ文庫

RIGHT×LIGHT10 (ガガガ文庫)
著:ツカサ イラスト:近衛 乙嗣

「でも、大丈夫。あなたは歪んでいるかもしれないけれど、間違ってはいない。主人を愛した私が、保証するわ」

2010年10月の新刊。約1年の積み。5ヶ月振りの新刊。
口絵ピンナップは、お風呂場で「もっと、ゴシゴシしていいよ」とか、友月さんけしからんな!
裏面は裏面で、友月さんにはいてない疑惑。

さて、大ピンチのまま方舟へとやって来た啓介と友月さん。今回はアリッサが、ほぼ出番無しということで、ずっと友月さんのターン!
とはいえ、最早ラブコメしている場合でもなく。

まぁ、そう言いながらも、アリッサのお母さんが可愛かったりするのだが。何で、ここで巫女さんなんだよw

案の定、右腕は再生しましたね。
次は2011年1月に11巻『黄昏の王と深緑の巨臣』、5月に最終巻『繋がる声と届く指先』、7月に新シリーズ『九十九の空傘』、10月に新章『RIGHT∞LIGHT01 僕の妹は神様で、空飛ぶ少女は泣き虫で――。』ってことで、おいおい新章も始まっちまったよ……。

燃:B 萌:A 笑:C 総:A-

シリーズリンク
RIGHT×LIGHT9 ~終わる宴と緑翼の宣告者~(2010/05)
RIGHT×LIGHT11 ~黄昏の王と深緑の巨臣~(2011/01)

アニメ,スーパーダッシュ文庫

「礼儀を持ちて、誇りを賭けよ」

そういえば、白粉ってラノベ研究会所属だったんだよな。それがきっかけで原作に手を出しただもんなぁ。ラノベ、何一つ関係無かったけどな。

さて、今回はHP同好会に入会した佐藤が狼としての誇りを得ていくお話。
スーパーの食玩コーナーに、マジゴーカイオーとデカゴーカイオーの食玩があったのが細かい。

狼が豚と呼んで蔑む近所のおばちゃん、大猪(おおじし)の足音が何でモビルスーツみたいなSEなんだよw
戦闘が真面目過ぎて笑けてくるなw

《魔導士(ウィザード)》との共闘を経て、初めて半額弁当をゲットした佐藤は勝利の味を噛み締めるのだった。
セガだけじゃなくて、どん兵衛も全面協力なのか。

燃:A 萌:A- 笑:A- 総:A+

エピソードリンク
#01「ネバれ、納豆オクラ丼ぶっかけチーズトッピング弁当 440kcal」
・#03「大盛りチーズカツカレー 1080kcal」

MF文庫J,コミカライズ

僕は友達が少ない+ 1 (ジャンプコミックス)
原作:平坂 読 漫画:田口 囁一(しょういち)
脚本:春川 三咲 キャラクター原案:ブリキ

「これは部活だ。調子に乗るな、肉!!」

2011年10月の新刊。季刊誌ジャンプSQ.19で連載されている、アニメも始まったMF文庫Jの人気シリーズのスピンオフ。
ジャンプコミックスなので新書サイズなのだが、ラノベのコミカライズが新書サイズで刊行されるのは比較的珍しい。
今、ぱっと思い出せるのはスーパーダッシュ文庫のコミカライズ作品と『神曲奏界ポリフォニカ エターナル・ホワイト』くらいだわ。

タイトルの「+」は素直に「プラス」と読みます。しかし、『はがない』だったら、普通に「たす」と読んでも、おかしくない気がする。

表紙は額に「肉」の一文字を刻んだ肉。知らん人が見たら、凄いシュールな表紙に見えるのでは……。

さて、本作のコンセプトは、もし主人公、小鷹が夜空より先に星奈と出会っていたら、というもの。
つまりIFの世界というわけで、帯にも書いてある通り、肉ルートという認識で良いらしい。

ただ、夜空も勿論登場する。マリアと小鳩も登場したが、幸村と理科が全く出て来ないのは、まさか存在ごとカットか……?
ちなみに冒頭から、ケイトが登場している。

今巻のラストは肉が、小鷹と夜空が幼馴染みであることを問い詰めるところで終わっている。
何か盛り上げて引っ張ったように見えるが、きっと大したことないだろw

そんな感じで『+』でした。全体的に少女漫画っぽい絵柄な気がするな。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A-

シリーズリンク
僕は友達が少ない+ <2>(2012/08)

原作リンク
僕は友達が少ない(MF文庫J、2009/08)

コミカライズリンク
僕は友達が少ない <1>(2010/07)
僕は友達が少ない ショボーン!(2012/08)

僕は友達が少ない はがない日和(2013/03)
僕は友達が少ない 公式アンソロジーコミック(2011/10)