ガガガ文庫,コミカライズ,富士見ファンタジア文庫,幻冬舎文庫,角川スニーカー文庫

色々買ってきました。ラノベは、

・妹さえいればいい。 <3>
・おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ!13 大学生編
・冴えない彼女の育てかた <9>
・ロクでなし魔術講師と禁忌教典 <5>
・ゲーマーズ!3 星ノ守千秋と初子ニューゲーム

の計5冊。
ガガガ文庫では『妹さえいればいい。』がサンデーGXにてコミカライズ決定。
ファンタジアの話はドラマガを読んだときに。

コミカライズは、

・長門有希ちゃんの消失 <9>
・やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。@comic <06>
・植物図鑑 <2>

の計3冊。

漫画は、

・愛蔵版 フルーツバスケット <4>
・荒川アンダーザブリッジ <15>
・聖☆おにいさん <12>

の計3冊。

最近、『ラブライブ!』の劇中ユニットが『HEART to HEART!』という曲を出したようですね。勇者警察かな?
それはさておき、μ’sってユニット名考えた奴、天才じゃね?ひとりひとりはちっぽけなμだけど、集まって複数形になれば音楽の女神ミューズになるってことだよな。

コミカライズ,講談社文庫

コミック版 姑獲鳥の夏(上) (講談社文庫)
原作:京極 夏彦 漫画:志水 アキ

「この私の呪いを解いてください。私を助けてください」

講談社文庫2015年10月の新刊。
一般作品はアンテナをロクに立ててないから、いつも唐突に新刊情報を知ってビックリする俺です。

百鬼夜行シリーズがコミカライズされているのは当然知っていたんだけど、知った時点で結構な冊数が出ていて、手を出すタイミングを見失ってたんだよな。
というところでの文庫化ということで奇声を上げながら飛びつくレベル。

まだコミックス最終巻が今年の1月に出たばかりなんだな。確かコミカライズの順番は原作通りじゃなかった筈だし、文庫化にあたって原作の刊行順に並べ直すってことか。
元々はコミック怪で連載されてたのね。

表紙は原作文庫でお馴染みの張り子と漫画のミックス状態。知らない人には何なのかよく理解らんだろうなw
「コミック版」と銘打ってはあるけども。

このシリーズがビジュアル化されたのは『魍魎の匣』のアニメで見たことがあるけど、あちらと比べるとCLAMP成分が抜けて、よりリアルっぽさが増したような印象。
ってか京極堂、顔怖ぇよw
木場修は思っていた以上にガチムチで快活なキャラだな。

原作の莫大な情報量をよく漫画に落とし込めるよな。
作画の影響もあって、よりホラー染みた雰囲気になっている。また、関口先生を主人公としているから、彼のテンションに引きずられるというか。

原作の内容は殆ど憶えていないので新鮮な気持ちで読めますね(ぉ
下巻は同時発売です。

燃:B- 萌:B+ 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
コミック版 姑獲鳥の夏(下)(2015/10)

文春文庫

定本 百鬼夜行 陽 (文春文庫)
著:京極 夏彦

「そうだな。探偵をしよう」

2015年1月の新刊。約9ヶ月半週間の積み。『陰』と同時発売だけど、こっちは初の文庫化。
表紙は目競(めくらべ)。いつもとの雰囲気とは違い、数で勝負!って感じなんだけど、造るの大変だっただろうな……。
話数のカウントは『陰』から続いているのね。

さて、2巻になって、いよいよ知らない妖怪ばかりになってきた。1つもピンとこないぞw

『鬼童』が他人事と思えなくて辛い。俺も面倒臭くて色々な事先送りにしてるぜ!やったー!

何がビックリするって、まだ出てもいない『鵺の碑』の関連エピソードが2本収録されているということ。
そんな話が書けるということは本編自体もそこそこ完成してるんだと思うんだけど、何やら出版社が講談社から代わるみたいな話も見かけたし、揉めてるのかしら。

その関係もあって、今回は破滅しないエンディングもちらほら。まぁ、不穏な空気は漂ってるんだけども。
それにしても京極さんの文章のダッシュの使い方がクセになってきたな……。

燃:B- 萌:C 笑:C+ 総:A+

シリーズリンク
文庫版 定本 百鬼夜行━陰(2015/01)
今昔百鬼拾遺 鬼(講談社タイガ、2019/04)

MF文庫J,コミカライズ,ダッシュエックス文庫,富士見ファンタジア文庫,富士見L文庫,漫画,講談社タイガ,講談社文庫,GA文庫

色々買ってきました。ラノベは、

・聖剣使いの禁呪詠唱 <14>
・出番ですよ!カグヤさま
・超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!
・俺、ツインテールになります。 <10>
・デート・ア・ライブ13 二亜クリエイション
・甘城ブリリアントパーク #07
・オレのラブコメヒロインは、パンツがはけない。 <3>
・ここは異世界コンビニ デモン・イレブン お客様、回復魔法をかけながらの立ち読みはご遠慮下さい!
・SとSの不埒な同盟 <2>
・世界で2番目におもしろいライトノベル
・そんな世界は壊してしまえ -クオリディア・コード-

の計11冊。
GA文庫では『最弱無敗の神装機竜』のアニメが2016年1月放送開始決定。

ガガガ文庫では、折込チラシにて水沢夢さんのインタビューを企画したら川岸殴魚さんがインタビュアーを志願したそうで。何でだよw

ファンタジア文庫では『フルメタル・パニック!』新作アニメ製作決定。ようやっと来たか。

オーバーラップ文庫では『灰と幻想のグリムガル』が2016年1月よりA-1 Pictures製作でアニメ化決定。いきなり過ぎてクッソ吹いた。オーバーラップ、初のアニメ化ですね。
十文字さん、遂にアニメ化作家になるのか……。

ボーダーは、

・薔薇十字叢書 天邪鬼の輩
・薔薇十字叢書 桟敷童の誕
・晴追町には、ひまわりさんがいる。 はじまりの春は犬を連れた人妻と
・バビロン Ⅰ -女-

の計4冊。

コミカライズは、

・コミック版 姑獲鳥の夏(上)
・コミック版 姑獲鳥の夏(下)
・僕は友達が少ない <13>

の計3冊。

漫画は、

・愛蔵版 フルーツバスケット <3>

の計1冊。


誠に遺憾ながら『終物語』の視聴を諦めました。だって秋クールの新アニメ多過ぎるんだもの。
このペースだといつまでも続きそうだし、今が切り時かと判断しました。

文春文庫

定本 百鬼夜行 陰 (文春文庫)
著:京極 夏彦

私はいったい何を厭うているのだ。

文春文庫2015年1月の新刊。約8ヶ月3週間半の積み。文春文庫に京極さんが登場。本当は先に読むべきものが何冊かあるんだけど、早く『薔薇十字叢書』シリーズに手をつけたいので優先消化することにました。

元々は講談社ノベルスで刊行されたものが講談社文庫へ文庫落ち、その後、『定本』の名を冠し文芸春秋から刊行、それがまた文庫落ちという流れ。

講談社文庫版を持ってるんだけど、表紙が荒井さんの張り子となればスルーするわけにもいかず。それに初の文庫化となる『陽』とセットになっていることを考えると買わないのは据わりが悪いしな。
それにしても表紙の小袖の手の気味の悪さといったら。

定本っていうけど、何か講談社版と変わっているんだろうか。巻末の妖怪イラストが新しく追加されてるっぽい。ってか京極さんが描いてるのかよ、多才過ぎんだろw

内容的には主に『百鬼夜行』シリーズの脇役達にスポットを当てたサイドストーリー集。登場人物達はいずれも心に闇を抱えているが、京極堂が登場しないので、その闇がはっきりと妖怪として現れることなく、最後は破滅を迎えてしまう。

つまり大体、後味が悪いオチが待っている。徐々に病んでいく主人公達が不気味な世界観を醸し出している。エピソードによっては一旦持ち上げてから叩き落すものもあるので質が悪い。

本編ではロクな出番も無いまま死亡した人物が主人公に抜擢されていたりするので、こいつ誰だ……?と思うこともしばしば。
色々調べながら、この感想を書いてるんだけど、しれっと『ルー=ガルー』と繋がっているって、ウィキペディアに書かれていて吹いた。

京極さんの作品の世界観が全部繋がってるらしいとは聞いていたけど、そんなところで繋がってるのかよ……。

いやしかし、これを読むと本編が読みたくなってくるから困る。
次は同時発売の『文庫版 定本 百鬼夜行━陽』。

燃:B- 萌:C+ 笑:C+ 総:A+

シリーズリンク
文庫版 定本 百鬼夜行━陽(2015/01)

アニメ,角川文庫

「人間は頭の中に蝶を飼ってるんだ」

小説投稿サイトE★エブリスタに投稿された後、角川文庫より刊行されているキャラクター文芸がアニメ化。

以前から年上のお姉さんヒロインオーラが漂っていたので気にはなっていたんだけど、ラノベレーベルでないところから出ている本まで、そんな感度で買うと収集がつかなくなるので見送ってたんだよな。
そんなわけで取り敢えずどんなものか視てみようと。
製作会社はトロイカという新しいところか。

OPカットで本編開始。
舞台は北海道。高校生である主人公、館脇正太郎は骨を愛する変わり者の美女、九条櫻子さんに振り回される形で様々な事件に関わっていく……というお話。

淡々とした展開になりがちな謎解きシーンを幻想的な光景を挟むことで、上手い具合に映像として惹き込まれるものに仕上げてる感じ。このクオリティが今後も維持出来るのか分からんけど。

櫻子さんは確かに年上のお姉さんヒロインなんだけど、俺のセンサーが反応するタイプのキャラではなかったですね。喋り方が男口調なところが主に反応しない理由だと思われる。
拾った人骨を警察に渡したくないと駄々をこねる様子は可愛かったけどなぁ。

ED代わりにOPを流して終了。黒背景だったのでOP映像は次回へお預けの様子。
そんな感じで、また新たなキャラクター文芸のアニメがスタートです。個人的には視聴継続するほどではないかなぁ。
いや、時間があれば視続けても良いんだけども、いかんせん秋アニメの本数が多過ぎるんだよな……。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A

宝島社文庫

筆跡鑑定人・東雲清一郎は、書を書かない。 (宝島社文庫)
著:谷 春慶 イラスト:カズアキ

「……そもそも文字はなにかを誰かに伝えるための道具だ。可児盛徳も『文字は伝わらなければ意味がない』と言っていた。思いや願いを捧げる相手がいなければ、ただの記号でしかないんだよ」

宝島社文庫2015年10月の新刊。約3日の積み。献本を頂きました。有り難うございます。このライトノベルがすごい!文庫ですっかり見なくなった谷さんが唐突に宝島社文庫にライトミステリで推参。

一昔前はバトルものとかを書いていた作家さんが萌え萌えなラブコメやら美少女異能バトルやらを書かされていて、魔改造だ……と思ったけど、最近はキャラクター文芸のライトミステリを書かすのが魔改造なのか……w

主人公の女子大生、美咲はある日、祖父が遺した祖母宛ではない恋文を見付けてしまう。祖父の真実を求めて、美咲は同じ大学に通う変人、東雲清一郎に恋文の筆跡鑑定を頼むが……。

そんな具合で筆跡鑑定のスキルを持つ変人イケメン東雲が一般人の美咲を振り回しながら謎を解決していく連作短編集です。
最近流行りのライトミステリなんだけど、俺、こういう一般人の主人公と変人の探偵役が謎を解いていく展開が好きなんだと気付いたわ。
ってか前作でゼウスのチ〇コとか書いていたのと同じ人が書いたとは思えんなw

自分の中に確固たる信念を持ち、その生き方を貫く東雲が格好良い。牙を剥いてくる者には容赦ないのがまた良い。
そのくせ、方向音痴だったり照れ隠しが下手だったりと、これは女子受けしそうですわ。俺もこういうキャラ好きですしね。

美咲と東雲の何だかんだで良いコンビっぷりがもっと見たいので、是非続きを出していただきたい。回収されず仕舞いの要素もチラホラあることだし。

燃:B+ 萌:A 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
筆跡鑑定人・東雲清一郎は、書を書かない。 鎌倉の猫は手紙を運ぶ(2016/06)

著者リンク
モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣)(このライトノベルがすごい!文庫、2011/09)
神☆降臨! ロンギヌスの槍は銃刀法にひっかかりますか?(このライトノベルがすごい!文庫、2013/12

宝島社文庫,雑記

献本を頂きました。有り難うございます。

・筆跡鑑定人・東雲清一郎は書を書かない。

の計1冊。

角川文庫

県庁おもてなし課 (角川文庫)
著:有川 浩 イラスト:ウチダ ヒロコ

あなたが納得するかどうか知らない。ただ俺たちは、誰がいてもいなくても自分たちの全力で踊るだけだ。
それがどんなに無様でも、滑稽でも。でたらめに、がむしゃらに。
だからあんたはそこで見ていろ。踊れと突きつけたあんたは見届けろ。

角川文庫2013年4月の新刊。約2年5ヶ月1週間の積み。『文庫版 ラブコメ今昔』からは10ヶ月振り。

各地方紙で連載されていた新聞小説。舞台は高知県県庁にあるおもてなし課、観光立県を目指す職員達とそれを取り巻く人々の奮闘を描く。
元々、有川さんの体験をベースに組み立てられているらしいので何割かはノンフィクション的要素を含んでいる。

ザ・お役所仕事で遅々として進まないプロジェクトが少しずつ改善されて前を向いていく過程が面白い。
その中で進行する2つの恋の物語。最初に主人公とヒロインを出して、こいつ等でLOVE寄せするよ?いいね?と思わせておいて、もう1組カップル出してくるとかズルいw

やっぱりラブコメがガチのメインじゃなくて、別にストーリーの軸がはっきりとあった上でLOVE寄せしていた方が面白いな、有川さんの場合。

惜しいのは最後の盛り上がりが弱いかなぁというところ。新聞連載という形式上、仕方ないことなのかなぁ。
もうちょっと最後に大きなインパクトがあると良かったんだけど。

結局アレだよな。クソな上層部って新しいことをしろだの何だの言うけど、必要なリソースやリスクはとことんケチるから下が何にも出来なくなるんだよな。
あー早く俺も出世して非効率化の推進してたらお金貰える立場になりたーい。

次は2015年9月に『角川文庫版 レインツリーの国』。

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A

著者リンク
レインツリーの国(ハードカバー、2006/09)
文庫版 空の中(角川文庫、2008/06)
三匹のおっさん(ハードカバー、2009/03)
シアター!(メディアワークス文庫、2009/12)
文庫版 阪急電車(幻冬舎文庫、2010/08)
文庫版 ラブコメ今昔(角川文庫、2012/06)
文庫版 フリーター、家を買う。(幻冬舎文庫、2012/08)
文庫版 植物図鑑(幻冬舎文庫、2013/01)
新潮文庫版 キケン(新潮文庫、2013/06)
新潮文庫版 ヒア・カムズ・ザ・サン(新潮文庫、2013/09)
文庫版 ストーリー・セラー(幻冬舎文庫、2015/12)
文庫版 空飛ぶ広報室(幻冬舎文庫、2016/04)
文庫版 旅猫リポート(講談社文庫、2017/02)
文庫版 キャロリング(幻冬舎文庫、2017/12)
文庫版 明日の子供たち(幻冬舎文庫、2018/04)
文庫版 アンマーとぼくら(講談社文庫、2020/08)
文庫版 イマジン?(幻冬舎文庫、2022/08)
文庫版 みとりねこ(講談社文庫、2024/04)

宝島社文庫

絵本作家・百灯瀬七姫のおとぎ事件ノート (宝島社文庫)
著:喜多 南 イラスト:やじるし

「たしかに、星の王子様は童話の王子様イメージとはまた違う気がする」
「ぶっちゃけエイリアンですよね」

サン=テグジュペリに呪い殺されるぞw
宝島社文庫2015年9月の新刊。約3日の積み。献本を頂きました。有り難うございます。著者の喜多さんは第2回このライトノベルがすごい!大賞でデビューした人なので、多分その繋がりで献本が貰えたんだと思う。開封したら、いつもと違う装丁の本が出て来たから「!?」ってなったわ。
タイトルの「百灯瀬七姫」は「ももとせ・ななひめ」と読みます。

元々宝島社文庫は一般っぽい小説からラノベっぽいものまで色々出してるレーベルなのね。最近話題になった『響け!ユーフォニアム』の原作もここから出ていた筈。
イラストは表紙だけとなっています。

主人公、園川智三(そのかわ・ともぞう)はクラス委員長である責任感から、とある事件を起こして不登校となったクラスメイト、百灯瀬七姫を訪ねる。
メルヘンオタクの七姫と交流する内に、智三は周囲で起こる事件の謎に迫っていくことに……。
いわゆる最近流行りのキャラクター文芸、ライトミステリというやつか。

事件を童話になぞらえて答えを導き出す連作短編集のスタイルで、童話を扱っているという点で電撃文庫『断章のグリム』を思い出しますね。
おとぎ話の薀蓄はもっと沢山あっても良かった。まぁ『断章のグリム』で耐性が出来てるから、そう感じるのかもしれんけど。

『おとぎ事件ノート』とかスーパーメルヘンなタイトルが付いてるけど、劇中で起こる事件は日常ミステリとは言い難い、なかなかにハードな内容となっている。流石に死人が出たりするわけではないけど、事件が解決しても当事者達が幸せハピネスになるわけではない感じのアレ。
個人的にはハートフル路線の方が好きなのだが。

ところで一見デキる美人なんだけど、実はへっぽこなお姉さんって良いよね。うぉぉぉおおおおぉぉおおお、へなちょこなお姉さん可愛いな!と思っていたら、最後の最後で引っ繰り返された俺の純粋な気持ちを返してほしい。
というわけで次はホントにあんな感じのお姉さんオナシャス

燃:C 萌:A 笑:A- 総:A

著者リンク
きみがすべてを忘れる前に(2017/03)