原作:米澤 穂信 構成:山崎 風愛(ふうあ) 作画:おみおみ
「これはね、わたしのこの夏の運命を左右する」
「運命……」
「小山内スイーツセレクション、夏。」
Gファンタジーで引き続き連載中のコミカライズ。何故、作画交代したし!?
いや、こっちのさっぱりした画風もそれはそれで良いんだが。
むちゃんこ面白いってほどではないが、まぁ上下巻完結なら下巻も買おうかなぁ、と。
小山内さんに冷笑を浴びせられたい(ぇ
燃:C 萌:B+ 笑:B 総:B+
ラノベやニチアサその他諸々の感想。改名しました。毎日更新!わんだふる~!
原作:米澤 穂信 構成:山崎 風愛(ふうあ) 作画:おみおみ
「これはね、わたしのこの夏の運命を左右する」
「運命……」
「小山内スイーツセレクション、夏。」
Gファンタジーで引き続き連載中のコミカライズ。何故、作画交代したし!?
いや、こっちのさっぱりした画風もそれはそれで良いんだが。
むちゃんこ面白いってほどではないが、まぁ上下巻完結なら下巻も買おうかなぁ、と。
小山内さんに冷笑を浴びせられたい(ぇ
燃:C 萌:B+ 笑:B 総:B+
人生は死にたいと思わせること以上に死ぬ気もなくさせるようなもののほうが多いのだ。そいつらはよってたかってちっぽけな自分たちに寄りかかって、人生を老いて死ぬまで走らせようとする。それが幸せだと思わせようとする。
角川書店2011年6月のハードカバー。書店で実物見たことねぇw
e-hon使いました。
MF文庫Jから『ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート』でデビューして以降、びっくりするくらい売れ線を外した作品、しかし一部の人からは熱狂的な支持を受ける作品を世に送り出し続けている森田さんが一般小説に登場。MFでデビューした作家さんが外に出ること自体が珍しいのに、この早さで、しかも一般というのは異例の事態だと思う。
カバー下のデザインは何だか仏教関係の本みたい。完全に偏見ですが。
で、内容ですが、びっくりするくらい、いつも通りのスーパー森田季節ワールドでした。何で、一般やのに女体化とか出て来んねん。
全体的に、ふわっとしてる印象です。
うーむ、説明し難い内容だな。歪んだ青春小説かと思いきやファンタジー、かと思えば、やっぱり青春?うーむ。
燃:C 萌:B 笑:C 総:B+
著者リンク
・桜木メルトの恋禁術(2009/09)
・不堕落なルイシュ(MF文庫J、2010/06)
・不動カリンは一切動ぜず(ハヤカワ文庫JA、2010/09)
・お前のご奉仕はその程度か?(GA文庫、2011/07)
・エトランゼのすべて(星海社FICTIONS、2011/10)
・神聖魔法は漆黒の漆原さん(MF文庫J、2012/01)
・落涙戦争(ソフトカバー、2012/03)
・ノートより安い恋(yhNOVELS、2012/03)
・デキる神になりますん(ファミ通文庫、2012/03)
・小説 いまいち萌えない娘(ソフトカバー、2012/09)
・魔女の絶対道徳(2012/11)
・つきたま ※ぷにぷにしています(ガガガ文庫、2012/12)
・ウタカイ(yhNOVELS、2013/01)
・どうせ私は狐の子(TOブックスソフトカバー、2013/02)
・クラスメイト・コレクション -僕のクラスは生徒がいない-(GA文庫、2013/05)
・烈風の魔札使と召喚戦争 <1>(オーバーラップ文庫、2013/08)
・不戦無敵の影殺師(ガガガ文庫、2014/03)
・アルケミストの終焉創造術(GA文庫、2014/04)
・セントレイン戦記1 ~七戦姫と禁忌の魔剣士~(オーバーラップ文庫、2014/11)
・封神演戯(ダッシュエックス文庫、2015/05)
・伊達エルフ政宗(GA文庫、2016/04)
・てらめぐりぶ?(ホワイトブックス、2016/04)
・異世界作家生活 女騎士さんと始める ものかきスローライフ(ダッシュエックス文庫、2016/05)
・チートな飼い猫のおかげでレベルアップ。 さらに獣人にして、いちゃらぶします。(GAノベル、2016/11)
・スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました(GAノベル、2017/01)
・赤ペン精霊の神剣ゼミでクラス最強の魔法剣士になれました(レッドライジングブックス、2017/01)
・異世界お好み焼きチェーン 大阪のオバチャン、美少女剣士に転生して、お好み焼き布教!(アース・スターノベル、2017/06)
・若者の黒魔法離れが深刻ですが、就職してみたら待遇いいし、社長も使い魔もかわいくて最高です!(ダッシュエックス文庫、2017/06)
・織田信長という謎の職業が魔法剣士よりチートだったので、王国を作ることにしました(GAノベル、2017/07)
・きれいな黒髪の高階さんと(無職)と付き合うことになった(GA文庫、2018/11)
・女賢者の明智光秀だが、女勇者の信長がパーティーにいて気まずい(LINE文庫エッジ、2019/10)
・昨日、助けていただいた魔導書です(ダッシュエックス文庫、2020/03)
・異世界エルフと京大生(星海社FICTIONS、2024/07)
今月は最終日が日曜のため、フライングして土曜発売か。ブツは、
それから、元バイト先の方で、
・もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
・死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~
の計3冊を購入。はいはい負け組負け組。
スニーカーでは『“菜々子さん”の戯曲』2巻の帯に「早くも新展開、高校編」とか書いてあって吹いた。
どうやら菜々子さんだけが引き続き登場で、他のキャラは入れ替わりっぽい。スルーしましたが。
新人デビュー『子ひつじは迷わない 走るひつじが1ぴき』と『丘ルトロジック 沈丁花桜のカンタータ』はスルー。
『子ひつじ』の方は早くもコンプエースでコミカライズとドラマCD化決定。いや、早過ぎるだろ!!何なの、その自信?
『妄想少女』5巻の表紙が吸引力高過ぎて困る。来月に6巻発売ということで、連続刊行。
サブタイトルは『だって私は二次専だから』。もしかして完結かと思ったら、本当にそうらしいです。
『R-15』がアニメ企画進行中。スニーカー、どうした?最近、えらい勢いづいてるじゃないか。
いやしかし、ここまできても林トモアキさんの作品がアニメ化されないとなると、やっぱり本人が拒否してるとしか思えんな。
元バイト先でコミカライズ色々買ってきました。
・灼眼のシャナX Eternal song -遥かなる歌- <2>
・彩雲国物語 <6>
・狼と香辛料 <Ⅴ>
・ダンタリアンの書架 <1>
等々。
スーパーダッシュはいつも通り25日発売。ハヤカワは未だに公式発売日がよく理解らんので、発売日に行ってません。と言うか、店先で思い出した。まさに土壇場。ブツは、
・不動カリンは一切どうぜず
・パパのいうことを聞きなさい! <4>
それと、ゆずさんにメディアワークス文庫の『六百六十円の事情』貸してくださいって言ったら、あまりに面白くなかったのであげるって言われました。らっき!
でも、借りものじゃないとなると、優先消化対象でも何でもないので、確実に積み本の山に埋もれますね。年内に読めたら良いんじゃね?
元バイト先には、このライトノベルがすごい!文庫が大量に入荷してたんだけど、流石に買おうとは思いませんでした。今、むやみやたらと積み本増やすわけにもいかんしなぁ。一昔前だったら全買いしてたかもしれんが。
スーパーダッシュの新人デビュー2作、『ニーナとうさぎと魔法の戦車』と『オワ・ランデ! ヤレない貴族のオトシ方』はスルーで。
本田透さんの新シリーズ『あねもね☆ろわいやる』は『がく×ぶる』から引き続き、相音うしおさんとのコンビ。何か関係があるのだろうか。
『神権アオイ』は3巻にして完結巻。打ち切りなのか?
来月の新刊で気になるのは新人デビューの『ライトノベルの神さま』と『二年四組 交換日記 腐ったリンゴはくさらない』。買います。
『ドラゴンクライシス!』は次で完結との噂。『戦う司書』みたいに2クールで本編を最後までやるのかな?
アニメ放映中は短編集や番外編を出してお茶を濁すタイプになるのだろうか。
それから注文していたコミカライズを引き取ってきました。
・大正野球娘。 <4>
・ゼロのちゅかいま よーちえんnano! <1>
・夏季限定トロピカルパフェ事件 <上>
・迷い猫オーバーラン! <2>
・図書館戦争 LOVE&WAR <6>
・学校の階段 <1>
・えむえむっ! <4>
また、がっつり溜め込んだなぁ。
店長に、3連休はポケモンやってたん?って訊かれて吹いた。何故バレてるし!?
自転車運転しながら煙草吸ってる奴何なの?灰を後方に流しながら走ってるとかキチガイとしか言いようがないな。
著:京極 夏彦
「西田さん。貴方は━━実菜さんが好きだったのでしょう」
「好き━━だったのでしょうか」
「世間ではそう云うんです。それは別に特殊な感情じゃない。好きな人、大事な人が居なくなると、淋しく哀しいものです。でも、それは世界の終わりとは何の関係もない、迚も日常的な、ごく当たり前の感情なんです」
講談社文庫2009年6月の新刊。発売日ではないにしても、発売直後に買ったから1年3ヶ月くらい積んでた計算になるなw
最近は通勤電車の中での読書時間が読了冊数に効いてきてるわけだけど、これは流石に分厚過ぎて持ち運べないから、読み終わるまでに1週間もかかってしまった。
分冊版は表紙が格好良くないし、この分厚さで読むからこそ楽しいって部分もあるし。
今回は連鎖する毒殺事件の話。登場人物が阿呆みたいに多いのはいつも通り。メモりながら読んでも、相当混乱しましたw
バラバラだった事件が繋がっていくシーンはやっぱりwktkするよな。wktkするだけで、詳細には置いてけぼりだった気もするが。
どんどん被害者が増えていく絶望感もいつも通りで安心する。
京極堂の書評は読み物という話は興味深かった。確かに、僕はあんまり面白いかどうかを確かめるために、書評を見ようとは思わないしなぁ。
解説は何と西尾維新さん。どんな捻くれたことが書いてあるのかと思ったら、普通でした。でも本編に言及してなくね?
燃:B+ 萌:C 笑:B+ 総:A+
シリーズリンク
・文庫版 鵼の碑(講談社文庫、2024/09)
著者リンク
・分冊文庫版 ルー=ガルー 忌避すべき狼(上)(2011/09)
・文庫版 死ねばいいのに(2012/11)
スポンサーリンク
今回の雑記は盛り沢山ですよ。
角川ビーンズ文庫の『ユヴェール学園諜報科』が最終巻である3巻発売直前に、同レーベルの『アネットと秘密の指輪』シリーズからの盗作が発覚。絶版、回収騒ぎになりました。京都新聞にも載ってたよ!
既に2巻まで出ていることから考えると、今までは編集部も盗作疑惑自体は知っていて黙っていたけど、『俺と彼女が勇者と魔王で生徒会長』騒ぎを受けて、まずいと判断したのかな。
電撃文庫、ちゃんと発売日に送ってきたよ!フライングは1日くらいしてたのかなぁ。ブツは、
・学園キノ④
・GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅢ<中>
・乃木坂春香の秘密⑫
・しにがみのバラッド。リバース。
・オオカミさんと〇人間になりたいピノッキオ
・ラッキーチャンス! <7>
・烙印の紋章Ⅵ いにしえの宮に竜はめざめる
・ご主人様山猫姫5 辺境中堅英雄編
・~覚醒遺伝子~ めぐりあう鼓動
・隙間女(幅広)
・多摩湖さんと黄鶏くん
・ヴィークルエンド
・ミネルヴァと智慧の樹 始原
・彼女はつっこまれるのが好き!
の計14冊。
『学園キノ』4巻の帯には『デュラララ!!』のセルティ、静雄、臨也の顔が印刷されていて、「この顔を切り取ってキャラの上に載せると、この作品は『デュラララ!!』になります。」って書いてある。どういうことだよw
『しにがみのバラッド。リバース。』は電撃がよくやる、本編完結後に未収録短編をまとめて文庫で出すパターンでした。
『みずたまぱにっく。』が『しにバラ』のスピンアウトだったなんて初めて知ったぜ……。
『オオカミさん』は次で本編完結だそうで。後日談が出るらしいけど、その後は『先輩とぼく』等、無かったかのように新シリーズが始まるに違いないw
『乃木坂春香の秘密』はイラストをぱらぱら見ていたら、椎菜がイカに絡まれていて吹いた。すじ!すじ!
もうすぐ終わるみたいだね。
それと、ダウンロード版のみだったゲーム第2弾がUMDで出るそうです。最初から出せよ!まぁ、採算取れるって判ったからなんだろうけど。
『俺妹』アニメの監督が代わるって噂を目にしたんだけど、まぢなの?期待してるから、そのままであってほしいんだが……。
来月の新刊予定にあった『花×華②』は延期しました。電撃で発売延期は珍しい。
注文していたコミカライズやら何やらを買ってきました。取り敢えず、森田季節さんの一般文芸、
それからコミカライズ、
・いつか天魔の黒ウサギ <1>
・とある科学の超電磁砲 <05>(儀典・超電磁砲付属特装版)
・ミスマルカ興国物語 <Ⅱ>
・戦闘城塞マスラヲ <02>
・紅 <5>
溜めこんだなぁ。
そうそう、流石に家のキャパを超えそうなんで、コミカライズなんかのラノベ関連本の中で地雷認定したものは処理し始めてるんですよ。どうせ、コミカライズは持ってる冊数把握してないしね。
店に行く途中、道端で亀が死んでました。怖いモノ見たさで通り過ぎてからもっかい見に行ったけど、気持ち悪かったです。ペットが捨てられた、とかかな。スーパー深読みすると、『けいおん!』厨が勢いで買ったは良いけど、育てるの面倒臭くなったとかだろうか。
BGBの先輩である彩野さんがいつの間にか結婚していたワナ。4月半ばに入籍したんだとか。おいおいおいおい、まぢかよ、折角結婚式にはBGB全員で突撃しようと思っていたのに、計画が台無しだよ。おのれディケイド!
何はともあれ、ご結婚おめでとうございます。
「飲みすぎますわよ」
「やめる。あしたから、一滴も飲まない」
「ほんとう?」
「きっと、やめる。やめたら、ヨシちゃん、僕のお嫁になってくれるかい?」
「モチよ」
「ようし。ゲンマンしよう。きっとやめる」
そうしてあくる日、自分は、やはり昼から飲みました。
色んな意味で駄目過ぎるw
角川文庫。この本、初版が昭和25年10月なんだそうで。道理でボロボロなわけだ。ハドむ氏が大分前から部室に置いていたもの。最近、アニメ『青い文学』のDVDのCMを見て、興味が湧いていたところだったので、借りてきました。
収録作品は表題作の2編を含む6作品。面白かったのは以下の2本。
表題作、その1。主人公のクズっぷりが素敵。クズの最上級、estを付けて、クズェストやな。
でも、やたらと女にモテる不思議。母性本能を直撃するのだろうか……。
喜劇名詞、悲劇名詞の当てっこゲームは面白そうでした。作品のネタ出しとかにも使えそうだよな。
これ、すげーどっかで読んだ記憶あるんだけど、どこで読んだか全然思い出せん。教科書だったのかなぁ。
最終的に嫁が絶世の美人になる勝ち組シナリオだけど、手の平を返したように態度を改める嫁はどうかと思うんだ。こっちから許すんならともかく。
たまには、こういう昔の文学作品を読むのも悪くないですね。
燃:C 萌:C 笑:B 総:B+
著:京極 夏彦
「情けにしても怨みにしても、受ける方にその気がなきゃア成り立たねェんです。哀れみを受ける方ってのはね、それが真実(ホント)は蔑みだったとしても、蔑まれてるたあ思わねえ。それが世間の約束ごとで。それを破っちまっちゃ始まらねえ。想いってのはねお岩様、どんな想いでもそのまンま相手に通じることなんかねエんです。想われる方が勝手に作り出すもので御座居ましょうよ。ですからね、いずれ━━喜ぶも怒るも━━お前様次第で」
中古。角川文庫。画像は映画に合わせたバージョンだと思うけど、俺が買ったのは格好良い方です。
図書館で借りれば良いような本を何故買ったかというと、古本市場の500円券の使い道が無かったからです。どうせ買うなら、もうちょっと状態の良い物が良かったんだが。
さて、京極さんの怪談シリーズです。題材はお岩様が有名な四谷怪談。これは時代小説なんだろうかなぁ。解説にはミステリでもある、みたいなこと書いてあるけど。
複数のキャラクタ―の視点から物語を描きだしていく手法はいつも通りか。この各要素が繋がっていく様が好きなんだよなぁ。油断すると内容についていけなくなるけど。
最初は価値観の違いによる些細なすれ違いなんだけど、そこに悪意が介入して、坂を転がり落ちるように絶望展開に進んでいく様はぞくぞくする。
以前に京都新聞夕刊で連載されていた『数えずの井戸』が全滅エンドだったから、もしやとは思ったんだが、案の定全滅エンドでした。
終盤、登場人物がざくざく死んでいくときの絶望感は異常。
やっぱり、この人の作品は面白いなぁ。いや、「面白い」という表現が適切かは難しいところだが。
燃:C 萌:C+ 笑:C+ 総:A+
映画リンク
・嗤う伊右衛門 Eternal Love
シリーズリンク
・角川文庫版 覘き小平次(2008/06)
著者リンク
・文庫版 嗤う伊右衛門(角川文庫、2001/11)
・文庫版 巷説百物語(角川文庫、2003/06)
・文庫版 豆腐小僧双六道中ふりだし(角川文庫、2010/10)
・分冊文庫版 ルー=ガルー 忌避すべき狼(上)(講談社文庫、2011/09)
・厭な小説 文庫版(祥伝社文庫、2012/09)
・文庫版 死ねばいいのに(講談社文庫、2012/11)
・角川文庫版 幽談(角川文庫、2013/12)
・文庫版 虚言少年(集英社文庫、2014/09)
・文庫版 オジいサン(中公文庫、2015/02)
・文庫版 書楼弔堂 破暁(集英社文庫、2016/12)
・文庫版 虚実妖怪百物語 序/破/急(角川文庫、2018/12)
・文庫版 ヒトでなし 金剛界の章(新潮文庫、2019/02)
買うもの無いなら古本市場の五百円券が無駄になるのも致し方ないかと思っていたんですが、月末の使用期限が近付くと、やっぱり惜しくなってくるワナ。
で、もう一度行ってみました。何とか+百二十円で券を使い切ることに成功。
・嗤う伊右衛門(角川文庫)
・ぬらりひょんの孫 浮世絵町綺譚(JUMP j-BOOKS)
の二冊を購入。『伊右衛門』は結構ボロボロだったんだけど、券を使うんだったら良いかなと。
さて、新刊の話。今月は25日が月曜のため、スーパーダッシュは公式発売日自体が22日に。MFは25日のままだが、土日補正で金曜発売。一昔前のMFなら、この日程で水曜か木曜には出ていた筈。ブツは、
・ザ・ジャグル 汝と共に平和のあらんことをⅠ
・ぱんつぁのーと <3>
・ゼロの使い魔18 <滅亡の精霊石>
・天川天音の否定公式Ⅲ
・まよチキ! <2>
・ごくペン! <2>
・ダブルアクセス
と、タイトルを見て気になっていた一迅社文庫アイリスの、
を購入して、計十冊。おっと、一気に積み本が増えやがったぜ……。まぁ、毎月のことだが。
『パティシエ』は二十日発売だったんだけど、完全に存在を忘れてました。少女小説は新刊台に並ばないからなぁ。
一迅社アイリスの折り込みチラシは各作品のジャンルが明記されているところが面白いな。これは良い手法だと思う。普通の人はきっと興味無い作品の粗筋まで読んだりしないだろうから、アイコンっぽくジャンルを明記して興味を抱き易くしてると思われ。
スーパーダッシュは今月は『ベン・トー』の新刊があるためか、先月は『ベン・トー』とセットだった『カンピオーネ!』の宣伝が丸々一ページに。
『ベン・トー』は初回限定栞か何かが付くらしいし、勢い凄いな。
そう言や、『初恋マジカルブリッツ』って未だにアニメ化発表されないけど、もしかして完結を待ってのことなのか?
『戦う司書』は最終巻が登場。『BOOK10』って巻数のカウントが付いてるんだけど、こんなん今まで付いてたか?多分、アニメ化に際してナンバリングしたんだろうな。『フルメタ』とかもそうだけど、最初からナンバリングすりゃ良いのに……。
ナンバリングしないのは何巻目から読んでも楽しめるって意味らしいけど、本当にそれで売り上げに影響すんのかな。まぁ、続きものと知らずに途中の巻から買っちゃうって可能性はあるか。
『魂振』シリーズの北沢さんの新作『一天四海(いってんしかい)のマーガレット』は名作の翻案らしい。それってガガガの跳訳的なこと?最近、ガガガは出してないみたいだけど。
来月の新刊で気になるのはファンタジア文庫『RPG W(・∀・)RLD』の吉村さんとスニーカー文庫『薔薇のマリア』のBUNBUNさんのコンビで送る麻雀ラノベ『アスカ ~餓狼伝~』とHJ文庫『くじびき勇者さま』の清水さんの新作『どらごん・はんたぁ』一巻。
スーパーダッシュに余所から、そこそこ知名度のある人が来るって珍しいんじゃね?
MFの方では『ゼロ使』の新コミカライズの情報が。タイトルは『ゼロの使い魔 シュヴァリエ』で、作画は緋賀ゆかりさん。新しい切り口のコミカライズなのかと思いきや、単純に望月さん版コミカライズの続きだそうで。何で作画担当交代したんだろう。
つーか、こういうことされると、コミックス買わんといかんのか判断に困る……(´・ω・`)
何にせよアニメ四期フラグですよね。
『かのこん』の粗筋で、ちずるさん留年クソ吹いたwwwwwww
なんちゅーヒロインだ。
『剣の女王と烙印の仔Ⅳ』では表紙からミネルヴァが降板。代わって登場したのはフラン。
同じく『いつも心に剣を④』では今までユユ単独だった表紙にレーレが登場。
奇しくも同じ巻数で表紙に変化が出るというのは面白い。ただ、個人的には三巻までメインヒロイン一人という構成にしたのなら、最後までそれで貫いてほしいです。
来月の新刊は二巻多過ぎワロタ状態。記載されてるだけでも八冊あるw
これは下手な鉄砲数撃ちゃ当たる方式のMFのレーベルカラーをよく表してるな。
公式サイトでは十二月発売から延期された『ミカヅチ』がラインナップに入ってるんだけど、チラシには記載無し。『銃姫』最終巻も記載されていなかったし、MFは結構ギリでラインナップに押し込んでくる傾向があるな。
新刊予定から消えるのはぐんにょりするけど、現れるのは嬉しいから良いんだけど。
著:十文字 青
「ちゃんと気合い入れて、勝ってこないと、許さないから」
第7回角川学園小説大賞特別賞受賞作品が何とびっくりイラスト無しのソフトカバーで登場。
角川は結構、受賞作品でデビューさせずに新作を書かせてデビューさせるってパターンがあるけど、デビューから数年後に、受賞作品が書籍化されるのは異例の事態だと思う。
受賞当時の03年ではラノベ界における、こういった作品を受け入れる体制が整ってなかったから、十文字さんのお得意の心理描写を残した上で、ファンタジーというオブラートに包んで『薔薇のマリア』を書かせたのかな。
それで、ここ一二年で十文字さんのネームバリューが一気に上がってきたから出してみようって流れか。
面白いことに、帯に「『薔薇のマリア』の十文字青」って煽りが無いんだよな。これはラノベを読まない層へ売り込んでいく戦略なのかな。
で、ストーリーですが、そう遠くない未来、月が落下してくると言われる世界に生きる、個性的な六人の高校生の青春を描く。
びっくりするくらい、いつも通りの十文字青さんでした。心理描写のノリとかキャラのイカレ具合とか。
これまでに出た十文字さんの作品の中で言えば、一番近いのは『ぷりるん。』かな。あれからラノベ要素を抜いた感じというのが近いか。
確かにこれ、ラノベの形式でデビュー作として出したら売れなそうだな……。
燃:C 萌:B+ 笑:B 総:A-
著者リンク
・いつも心に剣を①(MF文庫J、2009/02)
・ぷりるん。 ~特殊相対性幸福論序説~(一迅社文庫、2009/07)
・ばけてろ 成仏って、したほうがいいですよね?(角川スニーカー文庫、2009/10)
・ぼくのうた(幻狼ファンタジアノベルズ、2010/07)
・黒のストライカ(MF文庫J、2010/10)
・メガクルイデア(幻狼ファンタジアノベルズ、2011/01)
・全滅なう(一迅社文庫、2011/08)
・聖断罪ドロシー01 絶対魔王少女は従わない(スニーカー文庫、2012/08)
・一年十組の奮闘 ~クラスメイトの清浄院さんが九組に奪われたので僕たちはクラス闘争を決意しました~(MF文庫J、2012/08)