アニメ,富士見ファンタジア文庫

「お前はその運命を動かす単なる歯車に過ぎない」

ファンタジア文庫の人気シリーズが満を持してアニメ化。ってか、原作1巻発売時点から着々と準備を進めていた感じ。
タイトルの「棺姫」は「ひつぎ」と読みます。
原作者の榊さんは通算7度目のアニメ化か。

制作は天下のボンズ。確か榊さんが自著『スクラップド・プリンセス』のアニメの出来に感銘して、今回も希望を出したんだっけ。
なのに放送局少ないな……。何故『東京レイヴンズ』の枠でやれなかったのか……。まあ、あっちはイケメンと美少女ワンサカな内容だしなぁ。

アバンも無く、いきなりOPから開始。野水いおりさんが歌うとか、格好良い曲に決まっているから困る。
登場キャラは結構多い筈なんだが、OPに出ているメンバーは驚くほど少ないフレドリカさえ出てないんじゃね?あ、出したらある意味ネタバレか。
ってか、アキュラ兄妹が敵に見えるw

一番最初のシーンで描かれるのは、何とレイラが大海魔(クラーケン)に己の運命を知らされるところ。
いきなりしっかりした構成を感じさせるシーンで嬉しい。

さて、主人公トールとヒロイン、チャイカの出会い。俺は片言属性無いから、原作ではあまりチャイカを可愛いと感じることは無いんだけど、やっぱりビジュアルが付くと強いな。

棄獣(フェイラ)の1種、独角馬(ユニコーン)に襲われる2人。デザイン怖過ぎワロタ
あんなのに山中で遭遇したら失禁するわw

これにチャイカの魔法で対抗することになるわけだが、機杖(ガンド)って棺の中にあんな感じで入ってたのか……。
魔法の発動エフェクトは流石ボンズといったところかしら。『すてプリ』のときの魔法陣もあんな感じだったような……。

アニメでは漢字に片仮名のルビを振れないからか、詠唱がちょっと変更されてるっぽいな。「顕れよ」って言ってなかった気がする。

チャイカの目的はバラバラにされて持ち去られた父の遺体を集めて弔うこと。遺体って実際にはどんなビジュアルかと思っていたら、割とガチで人体そのままだったな。

今回は、設定説明やトールの過去話はカットされて話が進んでるんだけど、その辺は2話以降のどこかで拾うんだろうか。

EDを歌うのは白、紅、蒼の3色チャイカ。藏合紗恵子(ぞうごう・さえこ)さんってのが恐らく紅役なんだろう。流石に白と蒼がメンバーに居て、紅だけが居ないってことはないだろうし。

そんな感じで待望のアニメスタートです。
アニメスタッフは既に最終巻までのプロットは受け取っているらしいので、2クールだと思って良いんだよね?

燃:A 萌:A 笑:B 総:A+

エピソードリンク
第2話「怠け者の選択」

原作リンク
棺姫のチャイカⅠ(ファンタジア文庫、2010/12)

MF文庫J,アニメ

「これから生まれてくる私を貴方に託すために」

MF文庫J原作の美少女ファンタジーがアニメ化。MF文庫J5本同時アニメ化発表作品第2弾。
タイトルは「せいこくのドラグナー」と読みます。
制作はC-Stationとかいうところ。全然聞いたことないなと思ったら、制作元請をやるのは初めてなのか。

機巧少女は傷つかない』に続いて、富士見書房デビュー作家が他レーベルに移籍したらアニメ化作家になったでござるの巻。

さて、舞台はファンタジー世界。何故かあらゆる竜を乗りこなせる主人公アッシュの学園生活と戦いが描かれる。
OPでいきなり特撮ヒーローみたいな変身をしていて驚いたわ。

アバンでは、アッシュの運命を決定づけたシーンが描かれてるんだけど、そこで登場したマザー・ドラゴンのキャストが平野文さんだった。最近この人、よく見かける気がするな。
『東京レイヴンズ』『IS〈インフィニット・ストラトス〉2』『プリキュアオールスターズNS3』とか。

今回はアッシュが相棒となるドラゴン、エーコと出会うところまで描かれる。もっとバトルが激化してからが本番かなぁ。
現状は学園内での生徒同士の小競り合いって雰囲気が強いけど。
とはいえ、魔法陣を展開させながら竜を駆って動き回る姿は映像映えするな。

ゼファロス帝国のミルガウスのキャストが子安さんだから、一部の人にはウケそうだなw

EDではヒロイン達がアイドル風衣装に身を包む。キャラデザがもうちょい良ければ……と思わないでもないが……。

そんな具合で、あまり特筆すべきところの無い滑り出しか。『星刻の竜騎士』と言えば触手みたいな風潮があった気がするのだが。

燃:B- 萌:A- 笑:C 総:A-

エピソードリンク
第2話「二人の絆・星精路」

アニメ,講談社ラノベ文庫

「ぬぎゃー!ポエム言うにゃ━━━━!!」

がをがを~(公式挨拶)
講談社ラノベ文庫原作アニメ第2弾。ようやく放送開始か……。長かった、本当に長かったわ……。公式略称は『がをられ』。
発表は1番最初だったのに、後に発表された『アウトブレイク・カンパニー』に先越されたしな……。

制作はフッズエンタテインメント。聞いたこと無い印象だったけど、『聖痕のクェイサー』とか『ファンタジスタドール』とか作ったとこなのか。
CUTEGさんが挿絵を担当するラノベのアニメ化はMF文庫J『この中に1人、妹がいる!』に続いて2度目か。

さて、舞台は現代日本。人の頭上にあらゆるフラグが見える主人公、颯太と彼を取り巻く美少女達を描いたラブコメ……の筈。

OPカットで本編開始。まずは颯太とメインヒロイン菜波の出会いから。原作絵よりもやや幼くなっているようなキャラデザ。

この時点で既に、街中の巨大モニターにせりきゃんこと吟遊院芹香が映っており、キャラソンも流れている。
また、背景にちょろっと出ている生徒会長、美森が幻となりつつある挨拶「旗ヶ谷がくえんわ」って言っていて吹いた。

原作とは時系列をシャッフルし、今回は主だったキャラは颯太、菜波、茜の3人しか登場せず、茜の死亡フラグ回避に焦点が当てられている。

どっちが良いんだろうな、こういう作品ですよって視聴者に理解させるためには、この方が良いんだろうけど、先に大量の美少女を出しておいた方が良い気もする。
まぁ、EDを見ればヒロインが大量に居ることは一目瞭然なのだが。

EDを歌うのはヒロイン達。菜波、茜、お菊姉、恵、凜くん、瑠璃の6人。原作2巻までに登場するヒロインってことかしら。いや、恵はヒロインじゃないけどw
しかし、既に原作では6巻で初登場となる筈のせりきゃんの登場まで確定してるんだよな。

取り敢えずなるべく早くヒロインを全員出してから、ラブコメをゆったりやって、最後にシリアス設定をちょろっと出して締めって感じになるのかな。

そんな感じでようやく始まりました。『アウトブレイク・カンパニー』がMBSで放送出来たんだから、こっちももっと放送局多く出来たんじゃないの……?ジャンル的に厳しいか。
お菊姉が出て来たら本気出す(ぉ

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
2話「この寮に姉たちがいる。だが、今はまだ言えない。明日まで待ってくれ」

原作リンク
彼女がフラグをおられたら 俺、この転校が終わったら、あの娘と結婚するんだ(講談社ラノベ文庫、2011/12)

新潮文庫

黄昏の岸 暁の天 十二国記 (新潮文庫)
著:小野 不由美 イラスト:山田 章博

「天にとって━━王は━━私たちは一体、何なのです!?」

2014年3月の新刊。約2週間の積み。3ヶ月振りの新刊。
サブタイの「天」は「そら」と読みます。

さて、これまで描かれてきた陽子と泰麒の物語が合流し、新たな長編へと繋がっていく。
ようやくエピソードゼロにあたる『魔性の子』の謎が明らかに。

行方不明になった泰麒を捜すため、各国の王と麒麟が続々と集まる。やだ、燃える……。
新たに氾王と氾麟が登場か。ロリババア!ロリババア!(ぉ
2人のフリーダムな振舞いは主役として描かれれば面白そうだな。

泰麒捜索にあたって、舜にも声が掛けられているが、拒否されてるんだよな。柳は国が傾いており、それどころじゃないだろうから断るのは理解るんだが、にも何か理由があるんだろうか。
この国だけ、全然内情が見えないんだよなぁ。
やっぱり王と麒麟がわんさか出て来ると面白くなるな。

問題なのは阿選の謀反の理由か。その振る舞いは国を乗っ取ろうとしているようではなくて……。
彼に賛同する者も多いというし、何か秘密がありそうだな……。もしかして世界のシステムの一端を知ってしまい暴走しているとか……?

今回、かなり世界のシステムに突っ込んだ話をしてるんだけど、今後もその秘密に迫っていくんだろうか。

そんなわけで待望の書き下ろし長編は案の定発売時期未定だよ!やったー!
期待せずに気長に待とう……。

燃:A 萌:A- 笑:B 総:A+

シリーズリンク
新潮文庫版 十二国記 華胥の幽夢(2013/12)
十二国記 白銀の墟 玄の月 一巻(2019/10)

MF文庫J,アニメ

「立て!立つんや武ー!」

狼神と蛍の助けを得て、月光の元から脱出した五十島さん。しかし、2人ともはぐれてしまい……。
何故、五十島さんはやたら可愛く見えるのか……。

特訓を終えた武は六達と共にトレイラーの拠点へ。武、スク水姿の五十島さんの写真ずっと持ってたのかよw

立ち塞がるのは狼神と蛍。
ガチでバトルを開始したかと思いきや、戦いが終わった後の穏やかな会話は何なんだ……。
負けたからって潔く武達を通し過ぎなのでは……。というか、狼神達が何をしたいのかよく理解らん。

燃:A- 萌:A 笑:C+ 総:A-

エピソードリンク
10話「消された境界」
最終話「世界からの消失」

このライトノベルがすごい!文庫

スクールライブ・オンライン3 (このライトノベルがすごい!文庫)
著:木野 裕喜 イラスト:hatsuko

「新藤君、難しく考えるな。要は彼女の水着姿を見たいか見たくないか、ただそれだけのこと。君はどっちだ!?」
「み、見たいです!他の用事なんて後回しでいいから見たいです!」
「よく言った!ならば往かん、妖精たちの戯れる泉の園へ!」

2014年4月の新刊。約5日の積み。5ヶ月振りの新刊。献本を頂きました。有り難うございます。

さて、今回は夏休み編。今度はちゃんと宣言通り、がっつり水着回です。だからこそ、イラストのいまひとつさが目立つ……。絵が絵なら楽勝でA+だったのに……。
何故、触手に挿絵を用意しなかったのかと小一時間。

しかし、ちゃんと水着回で良かった良かった。これでまた肩透かしだったら絶対に許さないところだったわ……。命拾いしたな<何様

城主ギルド《淑女の社交場(ソーシャルレディ)》と《無敵艦隊(アルマダ)》と交流を深めることになる《心の欠片》。

って今回、7割くらいギャグじゃねーかw
導入でギャグをやることによって読み易くしてるんだなーと思ってたら、いつまで経ってもギャグが終わらなくてワロタ
でも、このギャグセンス、嫌いじゃないわ!

このままギャグで押し切るのかと思ったら、最後の最後で学園の裏で蠢く陰謀が見え始める。
失われた記憶と生徒達に迫る危機。予想外の事態に《心の欠片》は……というところで続いている。
おいおい、盛り上がってきたじゃないの。

燃:A- 萌:A 笑:A- 総:A

シリーズリンク
スクールライブ・オンライン <2>(2013/11)
スクールライブ・オンライン <4>(2014/09)

アニメ,電撃文庫

「俺、NANA先輩とデキちまった!」

過去の自分と今の自分の板挟みになり、どんどん精神不安定になっていく万里。
そんな中、1人蚊帳の外になりつつある二次元君が良い奴過ぎる。この人、渾名の割には二次元感が全然無いよな。主役の外伝でもリア充だし。

そして、ある種悟りを得た万里は今の記憶を手放し、かつての多田万里へと……というところで最終回へ。
え、どっちかは消滅するしかないのか……?

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

エピソードリンク
第22話「パラダイスロスト」
最終話「ゴールデンタイム」

オーバーラップ文庫

烈風の魔札使(マージ)と召喚戦争 3 (オーバーラップ文庫)
著:森田 季節 イラスト:クロサワ テツ

「さあ、おいでませ、愛甲商店へ。お売りできるのはダメージだけだけどな」

2014年3月の新刊。約2週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。
さて、ネオアルカディアへと召喚された2人目のカードバトラー愛甲漣雅(あいこう・れんが)の登場により、戦いは激化する。
エイジのデッキは多少のカードの変更はあれど、大幅に変わることはないのかと思ってたんだけど、早くもガラッと構成を変えてきたな。

ゲームとしてのカードを知っている者だからこそ出来るコンボという概念が牙を剥く。
無限魔力とか、そんなんアリかと思ったけど、実際のカードゲームでもあり得るんだな。
カードゲーム寄りの話が一気に増えたので、読んでいて非常に楽しい。あー、カードゲームやりたくなってきたわー。

で、漣雅に敗北したエイジが目を覚ましたのは元の世界。舞台はずっとネオアルカディアだと思っていたから、これは驚きである。
ここでエイジには、ひたきという可愛い幼馴染みが居たことが判明する。なのに異世界からの召喚に二つ返事で応えたエイジェ……。

ゲームのルールに則ったバトルが増えたので、挿絵の一部は戦場のカード展開状況を図解する感じでも良い気がするな。

今回もまたフラグが立つわ立つわ。その内、芹香先輩のフラグも立つんじゃないか……。
ちょっとずつ世界の秘密にも迫ってきたし、これは面白くなってきたぞ。2つの世界を行き来する展開だと、なお面白いんだが。

燃:A 萌:A+ 笑:C 総:A+

シリーズリンク
烈風の魔札使と召喚戦争 <2>(2013/11)
烈風の魔札使と召喚戦争 <4>(2014/07)

アニメ

「全部丸ごと受け入れる!だから━━な?」

新型カップリング機を奪うため、ハワイ基地へと潜入してくるヒナ達。その攻防の中で重傷を負ったリャザン少佐は、ヒナに自分が本当の父親でないことを告げることに。

スレの感想まとめ見るまで全く気付かなかったんだけど、ヒナがリャザン少佐に拾われるシーンで彼女が着ているのはブカブカの学校の制服なんだな。
つまり1話のフォルトナで未来へ跳ぶシーンの直後に、そこへ記憶を失った状態で落ちたってことなのか。

気が動転したヒナは偶然、青葉と再会。勿論、青葉は彼女にこちらに来るように言うが、そこへビゾンが追いついてきたから、ややこしいことに。
いよいよビゾンがヒナへの疑いを露わにし、どんどんヤバい雰囲気に。徐々に1話の狂気に近付いて来たな……。

そして奪われるルクシオンとブラディオン。青葉とディオは旧型カップリング機、スカイナイトとファイアブランドで出撃、カップリングするが異常が2人を襲う。これは過去の記憶まで共有したってことなのかしら。
それにつけても、旧型の勇者ロボっぽさよ。

燃:A 萌:A 笑:C 総:A

エピソードリンク
第10話「父と子」
第12話「ふたりの絆」