コミカライズ,富士見ファンタジア文庫

デート・ア・ストライク 4 (ドラゴンコミックスエイジ お 5-1-4)
原作:橘 公司 作画:鬼八頭 かかし キャラクター原案:つなこ

「いきますよベル!!アシュクロフト『チェシャー・キャット』最後の仕事です!!」

2014年3月の新刊。
最終巻ということで、遂に美紀恵が表紙に登場。折紙とセットだけども。いや、美紀恵としては、そっちの方が嬉しいか。

さて、〈アシュクロフト〉を巡る戦いは最高潮に。って、いくら顕現装置で怪我が治るからってメタメタに傷つき過ぎだろ……。すぐ腹部を何やかんやが貫通してるやん……。

今巻は殆どバトルに次ぐバトルといった感じですね。最後まで精霊の介入といったサプライズ的な展開は無しか。しょぼーん(´・ω・`)

最終的にはハッピーエンドだったし、美紀恵以外のキャラも本編に逆輸入しても良いのよ。

総評

ってなわけで、折紙さんとオリジナル主人公の活躍を描くスピンオフコミカライズ『デート・ア・ストライク』全4巻、これにて完結。単行本だけで言うと、足掛け1年半か。

折角、作画担当に恵まれたのにサービスシーン控えめで流血バトル盛り沢山とかどういうことなの……。
まともなサービスシーンってドラマガの出張版くらいでしか見た記憶が無ぇ……。

それからスピンオフというなら、もっと本編とのリンクがあれば良かったのにな。いや、確かに繋がってると判る部分はちゃんとあったんだけど、もうちょっと時系列的に明確に本編との関係が判ればなぁ、と。

現在、ドラゴンエイジでは新しいスピンオフコミカライズ『デート・ア・パーティー』が始まっているそうですね。

燃:A- 萌:A- 笑:C 総:A-

シリーズリンク
デート・ア・ストライク <03>(2013/07)

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「彼女はただ、孤独なんだ」

春虎を救い出そうとする冬児達だったけど、当の春虎は泰山府君祭で夏目を生き返らせることしか眼中に無くて……。

彼らしからぬ行動をとろうとする春虎を諌めたのはコンだった。オイシイ役回りを与えられてるなぁ。
今一つ、コンの強さってよく理解らないよなぁ。

道満のメル友発言ワロタ
今更気付いたけど十二神将の1人、弓削麻里って中の人は井上麻里奈さんということで、微妙に名前が近いんだな。どこまで意図的なキャスティングなのか……。

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
#21「to The DarkSky -闇夜-」
#23「to The DarkSky -陰陽-」

富士見ファンタジア文庫

RPG W(・∀・)RLD15  ‐ろーぷれ・わーるど‐ (富士見ファンタジア文庫)
著:吉村 夜 イラスト:てんまそ

家族を守り、人生を歩むって、きっと静かな冒険なんだ。

2013年11月の新刊。約3ヶ月3週間半の積み。5ヶ月振りの新刊。
表紙は勇者パーティー大集合なんだけど、いつも通りデフォルメキャラ。既に1回フォーマットを崩してるんだし、ラストくらいリアル等身キャラが集合しても良かったんじゃないかな。

さて、まずはドラマガ掲載分2本を収録。よくよく思い出せば、このシリーズ、付録文庫を作ってもらえるところまでいったのにアニメ化に辿り着けなかったんだよな……。
ついでに言うなら、ドラマガ連載コーナー『ろーぷれ・まにあ』も収録してくれたら良かったのに。文庫サイズにしたら細か過ぎて見えないかもしれんけどw

残りは書き下ろしで本編の後日談。勇者パーティーのメンバーがその後、どんな生活を送っているかが描かれる。

何がビックリするって、ショウが凄い勢いでエルを孕ませていて吹いた。殆ど最終決戦直後に仕込んでるじゃねーかw
まぁ、決戦直後にプロポーズしてたから、おかしくないと言えばそうなんだが……。

メタボさんも幸せな結末を迎えられて良かった良かった。
ヴァイオンとアーロメイアの関係も決着。

ユーゴは世界のバランスを保つため、偽の教団を立ち上げる決意をする。スーパーダッシュ文庫『戦う司書』シリーズの神溺教団を思い出したのは俺だけだろうか。いや、そんなブラックな目的があるわけじゃないが。

と思ったら、早くも教団が再動していたでござる。善と悪の戦いは続いていく……って終わり方なんだけど、ブツ切り感が結構強いな……。
で、前巻であれだけ思わせ振りなことを言っていたマリーは出て来んのかいw

総評

そんなわけで、RPGの世界に入って大冒険、ファンタジア文庫『RPG W(・∀・)RLD -ろーぷれ・わーるど-』全15巻、これにてエンディング。足掛け4年7ヶ月か。

今思えば、ブームが来る前に異世界に行って俺TUEEEEEEEEEE!!展開をやっていた吉村さんは先見の明があるのではなかろうか。
もう少し世に出るのが遅ければアニメ化出来たかも……。

でも、よく考えたら表紙が吸引力無い時点で難しかったか……。何でデフォルメキャラにしたんだろうなぁ。実際の内容にはマッチしてるんだけど、いかんせん昨今の風潮に逆らい過ぎていたよな……。

次は2013年12月に新シリーズ『GOD W(`・ω・´)RLD1 -ごっど・わーるど-』、2014年4月に2巻。

燃:A- 萌:A 笑:B 総:A+

シリーズリンク
RPG W(・∀・)RLD14 -ろーぷれ・わーるど-(2013/06)

著者リンク
GOD W(`・ω・´)RLD1 -ごっど・わーるど-(2103/12)

コミカライズ,富士見ファンタジア文庫

冴えない彼女の育てかた~egoistic‐lily~ (2) (カドカワコミックス・エース)
原作:丸戸 史明 漫画:にぃと キャラクター原案:深崎 暮人

「そういうこと言うなよ。人を呪わば二穴責めというぞ」

2013年12月の新刊。
表紙は出海ということで、早くも原作3巻の内容に突入です。要はこのコミカライズは原作から英梨々メインのエピソードだけを抽出するってことなのかな。

まぁ、とはいえ漫画的表現がしっかりしている方だと思うので、原作よりも印象的になっている部分はある。
英梨々ンゴ、倫也のこと好き過ぎじゃないですかー!やだー!

合間合間にオリジナルエピソードが欲しいところですが……?

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
冴えない彼女の育てかた ~egoistic-lily~ <1>(2013/07)
冴えない彼女の育てかた ~egoistic-lily~ <3>(2014/06)

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「ごめん……ごめんな、夏目君。堪忍やで……」

夏目の死を目の当たりにした春虎は狂乱状態。身体を張って鈴鹿を止めた筈なのに、彼自身が泰山府君祭をやろうと言い出す始末。

春虎以外も大いにショックを受けていて。それはそうと、鈴鹿の私服が可愛いから困る。

そんな中、大友先生がまたかっちょいいことしてくれそうで期待。

燃:A 萌:A 笑:C 総:A

エピソードリンク
#20「over-cry -花火-」
#22「to The DarkSky -護法-」

富士見ファンタジア文庫

冴えない彼女の育てかた 5 (富士見ファンタジア文庫)
著:丸戸 史明 イラスト:深崎 暮人

「全部の要素が絡まって、けれどそいつらはどれも突出しなくて、控えめに作用しあって、最終的にはシナリオへと没入させるための助けになる……それこそが、他のオタクメディアのどこにもない、〝紙芝居ゲー〟って文化だ」

2013年11月の新刊。約3ヶ月2週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙は2巡目に入ったのか、詩羽先輩。まさか英梨々を押しのけて、2周目トップバッターとはな……。

関係者の、俺達は詩羽先輩を推したいんや!!という意気込みが凄い伝わってくるなw
口絵も詩羽先輩一色。表紙のペラペーラハダカワイシャーツ!ってイメージイラストじゃないのかよw

さて、遂に詩羽先輩のシナリオが完成した。そのクオリティに圧倒される倫也だが、実は致命的な問題が潜んでいて……というお話。

もう完全無欠に詩羽先輩のターン。かと思いきや、加藤が要所要所でヒロイン力を発揮してくるから困る。

詩羽先輩のビジュアルは俺にとってはドストライクなんだけど、何故あまり益荒男ゲージが上昇しないのか。
あれだ、倫也に対する接し方が捻くれ過ぎているからだな、きっと。

どうやら次は英梨々のターンっぽいけど……?
次は2014年4月に6巻。後書きで思わせ振りなこと書いてるし、アニメ化発表されるんじゃね?

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
冴えない彼女の育てかた <4>(2013/07)
冴えない彼女の育てかた <6>(2014/04)

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「土御門春虎。君は夜光の生まれ変わりだ」

OPカットで開始。
さて、前回の振り通り、今回は花火大会へ行くことに。しかし、多軌子のやんちゃにより、事態は急転する。

春虎こそが夜光の生まれ変わりで、夏目は周囲の目を逸らすための囮に過ぎなかったのだ。
こりゃ原作で読んでいたら、おったまげただろうな……。

無理矢理鴉羽を憑かされた春虎は暴走、ダークヒーローみたいな鎧を纏って飛び去ってしまう。
そんな彼を助けるために、夏目は生命を落とすことに……。

EDもカットで、夏目の生命の消えゆく様が描かれていく。
次回から最終章か。

流石に今回は次回予告が真面目でしたね。まぁ、いつものノリでやったら雰囲気ブチ壊しどころの騒ぎじゃないもんなw

燃:A 萌:A 笑:C 総:A

エピソードリンク
#19「over-cry -姫-」
#21「to The DarkSky -闇夜-」

富士見ファンタジア文庫

黙示録アリス (富士見ファンタジア文庫)
著:鏡 貴也 イラスト:加藤 勇樹(アークシステムワークス)

そして僕らは━━少女を殺して、世界を救う。

2013年11月の新刊。約3ヶ月1週間の積み。『大伝説の勇者の伝説14 剣の一族の告白』から連続刊行で、またしても鏡さんの新シリーズが始動。だから先に『伝勇伝』を終わらせろとw
『いつか天魔の黒ウサギ』も終わってないしな。まぁ、こっちは完結が見えてるけど。

『いつ天』が面白かったのと、ドラマガの先行掲載が良い感じだったので読んでみようかと。

イラストは大人気ゲーム『BLAZBLUE』のキャラデザをやっているらしき加藤さん。そんなに吸引力があるイラストって感じはしないけど……。
まぁ、『BLAZBLUE』のファン層を取り込める可能性はあるかもしれん。

少女だけが罹患する謎の病《迷宮病》。発症した少女は迷宮を生み出し、周囲に居た人々を飲み込んでしまう。
少女を殺さなければ世界は滅びてしまう。かくして、人々は少女を殺すための授業を始める……という世界観。

この、世界を救うために、いたいけな少女を殺しちゃう俺達KAKKEEEEEEEEEEEEEE!!感な。
主人公の真之介は《迷宮病》を発症した妹を救おうとする中で捻くれてしまっており、それがまた物凄く香ばしい中二オーラを醸し出している。
愛だの友情だのなんてくだらない、金や権力だけが信頼できるものとか、もう良い意味でケツが痒くなってくるw

鏡さんのクッソ軽い文体とクッソ重い設定ということで、どう見てもいつも通りです。本当に有り難う御座居ました。

ところで、宮阪中学とか《脳内魔導記機(ヘッドフォンファズ)》のメーカー、ROLANDとか、どっかで聞いたような固有名詞が出て来てるんだけど、わざとなのかしら。

後書きで膨大な設定がある物語に挑戦するって言ってるけど、今までのシリーズは膨大な設定って括りじゃなかったのか……。

次は2013年12月に『いつか天魔の黒ウサギ13 最後の生徒会』、3月にこちらの2巻。

燃:A 萌:A- 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
黙示録アリス No.2(2014/03)

コミカライズリンク
黙示録アリス <01>(2014/07)

著者リンク
いつか天魔の黒ウサギ13 最後の生徒会(2013/12)

コミカライズ,富士見ファンタジア文庫

デーゲンメイデン (ドラゴンコミックスエイジ た 4-1-1)
作画:たかの 雅治 原作:田口 仙年堂 キャラクターデザイン:柴乃 櫂人

「目釘ばかりさわるそのクセやめんか!!変態か貴様!」

2013年7月の新刊。
エイジプレミアムで連載されていたファンタジア文庫のコミカライズが単行本で登場。何で俺、少年エース掲載だと思い込んでいたんだろう……。
出たと思ったら、同日に原作文庫最終巻発売という。このコミカライズ自体も1冊きり。

内容は原作1巻をほぼそのままコミカライズ。最初から1冊で終わらせる目論見だったのか、いすかの話や薄緑の仇等に関しては、あまり話に出ていないように思える。
原作でも1巻では、これくらいだったかもしれんけど。

作画は微妙だなー。エイジ系列の平均クオリティというか。ただ、薄緑の服のスリットがけしからんことになってるというか、あれは最早痴女だろw
原作ではもっと低い位置で切れ込みが終わってただろ……。
表紙も、よくよく見ると凄い所に刀が当たっている気が……。

本編はともかく、巻末の4コマはちょっとだけ面白かったです。

燃:B 萌:B+ 笑:B 総:B+

原作リンク
デーゲンメイデン 1.台場、両断(2012/06)