アニメ,富士見ファンタジア文庫

「土御門春虎。君は夜光の生まれ変わりだ」

OPカットで開始。
さて、前回の振り通り、今回は花火大会へ行くことに。しかし、多軌子のやんちゃにより、事態は急転する。

春虎こそが夜光の生まれ変わりで、夏目は周囲の目を逸らすための囮に過ぎなかったのだ。
こりゃ原作で読んでいたら、おったまげただろうな……。

無理矢理鴉羽を憑かされた春虎は暴走、ダークヒーローみたいな鎧を纏って飛び去ってしまう。
そんな彼を助けるために、夏目は生命を落とすことに……。

EDもカットで、夏目の生命の消えゆく様が描かれていく。
次回から最終章か。

流石に今回は次回予告が真面目でしたね。まぁ、いつものノリでやったら雰囲気ブチ壊しどころの騒ぎじゃないもんなw

燃:A 萌:A 笑:C 総:A

エピソードリンク
#19「over-cry -姫-」
#21「to The DarkSky -闇夜-」

富士見ファンタジア文庫

黙示録アリス (富士見ファンタジア文庫)
著:鏡 貴也 イラスト:加藤 勇樹(アークシステムワークス)

そして僕らは━━少女を殺して、世界を救う。

2013年11月の新刊。約3ヶ月1週間の積み。『大伝説の勇者の伝説14 剣の一族の告白』から連続刊行で、またしても鏡さんの新シリーズが始動。だから先に『伝勇伝』を終わらせろとw
『いつか天魔の黒ウサギ』も終わってないしな。まぁ、こっちは完結が見えてるけど。

『いつ天』が面白かったのと、ドラマガの先行掲載が良い感じだったので読んでみようかと。

イラストは大人気ゲーム『BLAZBLUE』のキャラデザをやっているらしき加藤さん。そんなに吸引力があるイラストって感じはしないけど……。
まぁ、『BLAZBLUE』のファン層を取り込める可能性はあるかもしれん。

少女だけが罹患する謎の病《迷宮病》。発症した少女は迷宮を生み出し、周囲に居た人々を飲み込んでしまう。
少女を殺さなければ世界は滅びてしまう。かくして、人々は少女を殺すための授業を始める……という世界観。

この、世界を救うために、いたいけな少女を殺しちゃう俺達KAKKEEEEEEEEEEEEEE!!感な。
主人公の真之介は《迷宮病》を発症した妹を救おうとする中で捻くれてしまっており、それがまた物凄く香ばしい中二オーラを醸し出している。
愛だの友情だのなんてくだらない、金や権力だけが信頼できるものとか、もう良い意味でケツが痒くなってくるw

鏡さんのクッソ軽い文体とクッソ重い設定ということで、どう見てもいつも通りです。本当に有り難う御座居ました。

ところで、宮阪中学とか《脳内魔導記機(ヘッドフォンファズ)》のメーカー、ROLANDとか、どっかで聞いたような固有名詞が出て来てるんだけど、わざとなのかしら。

後書きで膨大な設定がある物語に挑戦するって言ってるけど、今までのシリーズは膨大な設定って括りじゃなかったのか……。

次は2013年12月に『いつか天魔の黒ウサギ13 最後の生徒会』、3月にこちらの2巻。

燃:A 萌:A- 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
黙示録アリス No.2(2014/03)

コミカライズリンク
黙示録アリス <01>(2014/07)

著者リンク
いつか天魔の黒ウサギ13 最後の生徒会(2013/12)

コミカライズ,富士見ファンタジア文庫

デーゲンメイデン (ドラゴンコミックスエイジ た 4-1-1)
作画:たかの 雅治 原作:田口 仙年堂 キャラクターデザイン:柴乃 櫂人

「目釘ばかりさわるそのクセやめんか!!変態か貴様!」

2013年7月の新刊。
エイジプレミアムで連載されていたファンタジア文庫のコミカライズが単行本で登場。何で俺、少年エース掲載だと思い込んでいたんだろう……。
出たと思ったら、同日に原作文庫最終巻発売という。このコミカライズ自体も1冊きり。

内容は原作1巻をほぼそのままコミカライズ。最初から1冊で終わらせる目論見だったのか、いすかの話や薄緑の仇等に関しては、あまり話に出ていないように思える。
原作でも1巻では、これくらいだったかもしれんけど。

作画は微妙だなー。エイジ系列の平均クオリティというか。ただ、薄緑の服のスリットがけしからんことになってるというか、あれは最早痴女だろw
原作ではもっと低い位置で切れ込みが終わってただろ……。
表紙も、よくよく見ると凄い所に刀が当たっている気が……。

本編はともかく、巻末の4コマはちょっとだけ面白かったです。

燃:B 萌:B+ 笑:B 総:B+

原作リンク
デーゲンメイデン 1.台場、両断(2012/06)

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「歴史が変わるよ。冗談抜きで」

夏目が女だったという事実は各所に影響を与えていた。京子は思い出の男の子を夏目と勘違いしていたことでモヤモヤするが、本音をぶつけ合い、仲直り。
でも、今まで夏目だと思っていた初恋の相手が春虎だと判明した途端、デレる切り替えの早さはどうなんだろうか……。

それにつけても多軌子の式神がやたらイケメンで困る。こりゃ女性人気出るのも仕方ないわ……。

燃:A- 萌:A 笑:B- 総:A

エピソードリンク
#18「over-cry -強襲-」
#20「over-cry -花火-」

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「今になって妙に勇者しているじゃないかよ、俺!」

OPカットで最終回開始。
さて、フィノを目指して突き進むラウル達。仲間に支えられて、フィノの元へ辿り着いたラウルは接客用語を使って呼びかける。

まさか最後の最後で戦闘シーンでバンクを使うとは……。必殺技バンクは何回も使うがの様式美だから良いだろうけど、普通の戦闘シーンを使い回すのはいかがなものか……。

ラストはOPを流して終了。最終回の締めとしてOPを流すのは普通だけど、まさかOP映像をほぼそのまま流すとは……。悪い意味で意表を突き過ぎだろ……w

総評

そんな具合でお仕事ファンタジー、ファンタジア文庫原作『勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。』テレビシリーズ全12話、これにて終了。

終わってみれば、そこまで悪い出来ではなかったように思う。まぁ、ほぼ女の子の可愛さだけでもっていたようなもんだが。
そういう意味ではキャラデザに救われたってことか。OPのダンス良かったよな。

この後は原作文庫の特典として未放映エピソードが登場します。

燃:B+ 萌:A 笑:B- 総:A

エピソードリンク
第11話「勇者になれなかった俺が魔王の娘さんを助けに行きます。」

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「今の俺はこれが一番馴染んでいるのさ」

サブタイ通り、フィノの救出に向かうラウル。この仲間の力を総結集する展開は好きです。
何やかんやでラウルとアイリが激突するシーンは盛り上がるな。

そんな中、隠れた実力を発揮する店長。魔女コスが超可愛いですね。
エルザもよく動いていて可愛い。流石に、ラストに近付いてクオリティが上がってきたか……?

燃:A- 萌:A+ 笑:C+ 総:A

エピソードリンク
第10話「勇者になりたかった俺と魔王になりたくなかったあいつ。」
第12話「勇者になれなかった俺は就職を決意しました。」

富士見ファンタジア文庫

コンプリート・ノービス2 憂鬱なソーサラー (ファンタジア文庫)
著:田尾 典丈 イラスト:籠目

「あー、やっぱりイチノさんてば自覚ない系の人ですかー」

2014年2月の新刊。約4日の積み。隔月刊行。
表紙からサクラは退場し、代わりにサブタイにもなっているソーサラー、ユリが登場。とはいえ、今巻がずっとユリの独壇場かというと、全然そんなことはない。

さて、アップデートにより出現した超巨大モンスター、ケローネー。圧倒的なHPと防御能力を持つケローネーから街を守るため、5大ギルドが動き出す。

前巻でも登場していたヒルトを中心に、5大ギルドの面々が登場していく。ギルドの面子の張り合いなんぞガン無視で自分の目的に邁進するイチノだったけど、それを放っておくヒルトではなくて……。

途中、物凄い強引な手段で水着サービスがあって吹いた。強引過ぎワロタ
まぁ、眼福なのでもっとやりたまえ(ぉ

ケローネー撃破のため、結集するギルドの面々がアツい。ただ、2巻でやるような展開か……と思わないでもない。
これが色々ギルド間やイチノとのしがらみとかが描かれた後で、〈リザルターナイン〉もほぼ全員が登場しているような状態で、街の危機に皆が駆け付けて来るような展開だったらチ〇コもげ飛んでたのに。

そして見え始めた世界を覆う陰謀。イチノが主人公とは一体どういう意味なのか……。
おいおい、面白くなってきたじゃねぇか。これで早期打ち切りは勘弁な!

ところで、ひばりさんの出番を増えないかなと期待していたら、むしろ減ったんですけど、どういうことなの……。
これで、ひばりさんメイン巻が無いまま終わったら絶対に許さない。

燃:A+ 萌:A 笑:C+ 総:A+

シリーズリンク
コンプリート・ノービス01 レベル1の最強剣士(2013/12)
コンプリート・ノービス03 不審なプリースト(2014/06)

富士見ファンタジア文庫

おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ! 9 (ファンタジア文庫)
著:村上 凛 イラスト:あなぽん

猫グッジョオオオオオオオブ!ありがとうございます!ありがとうございます!

ずっと桜井さんのターン!!

2014年2月の新刊。約2日の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙は勿論、桃なんだけど、帯を外すと何と直輝だけではなく桜井さんの姿も。

さて、桜井さんの告白を受け入れた直輝はめでたく彼女持ちに。口絵ピンナップは両面とも桜井さんだし、挿絵登場率も高く、何だこれ圧倒的じゃないか……。

直輝に可愛い彼女が出来たことに驚きと戸惑いを隠せない周囲の人々。桃と長谷川さんの心境の複雑さはいかばかりか……。

桜井さんの魅力にメロメロになっていく直輝だったけど、桜井さんは桃の真意に気付いてしまう。
そして直輝の前に現れた、彼がリア充を目指す決意をしたきっかけとなった少女、及川絆。携帯に残された2件の着信履歴
って、どこで引っ張っとんねん!

こんなタイミングで桜井さんと付き合うということは、彼女にとっては完全に負けフラグじゃないですかー!やだー!と思っていたんだけど、後書きによると次が最終巻……だと……?
なら、桜井さんにもワンチャンあるのかしら……。

ってか、このタイミングで終了ってアニメ化の可能性、ほぼ潰れたじゃないですかー!うわぁあああぁあああああああん!!

気になるのは鈴木が桜井さんのことを知らないと言っていたことなんだよな。じゃあ、ドラマガで連載している部活編は一体どうなってるんだ。パラレルワールドなんだろうか……。
まさか文庫化するつもりが無いんだろうか。電子書籍版だけ刊行とか言ったら絶対に許さない。

燃:C 萌:S- 笑:B 総:A+

シリーズリンク
おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ! <8>(2012/10)
おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ! 小豆エンド(2014/07)
おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ! <10>(2014/10)

富士見ファンタジア文庫

鋼殻のレギオス25  アンド・ゼン・アフター・ザット (富士見ファンタジア文庫)
著:雨木 シュウスケ イラスト:深遊

「今日こそ……」
「リーリン先生がどっちのママか、思い知らせてやるんだから!」

2013年9月の新刊。約5ヶ月半週間の積み。3ヶ月振りの新刊。
遂に最終巻です。初回生産限定でカバー裏に描き下ろしピンナップが。

今回はドラマガ連載分で未収録だった短編を収録し、書き下ろしとしてアフターストーリーを収録。
10年近く経った未来が描かれている。が、主要登場人物は剄の力やら何やらで、殆ど外見年齢は変わっていないよ!やったー!

汚染獣の脅威は去ったものの、人類を脅かすものが無くなったわけではなかった。新たなる敵との戦いに向かっていくレイフォン達。
って、完全に新章始動する勢いじゃないですかー!やだー!

前巻の後書きで何やら思わせ振りなことが書かれていたけど、結局何のことだったんだろう。新しい敵の出現のことを言っていたのか……。

総評

そんな具合で、アニメ化も果たしファンタジアを支える一大シリーズとなった『鋼殻のレギオス』本編25巻、外伝3巻+3巻、ワールドガイド2巻、総計33冊、これにて終了です。
足掛け7年半か。そんなにやってたのか。

10巻過ぎまではハッキリと面白いと言える出来だったんだけどなぁ。『レジェンド・オブ・レギオス』が始動した辺りから雲行きが怪しくなってきたんだよな。
あれだな、オーロラ粒子が何でもアリ過ぎたのがよくなかったんじゃないかと。もうちょっと、こういうことが出来て、こういうことは出来ないってハッキリと明示しれくれていたら……。

縁のシステムを使って、時空まで飛び超えるのは良いんだけど、それをふわっとぼやかして書くから余計に理解らなくなったのかと。
狼面衆が初めて出て来たときなかは凄いwktkしたんだけどな。

次は同時発売の『ドラグリミット・ファンタジア』、2014年1月の2巻と続きます。どうやら新シリーズは早くも終了してしまったようだが……。

燃:B 萌:A- 笑:B 総:A-

シリーズリンク
鋼殻のレギオス24 ライフ・イズ・グッドバイ(2013/06)

富士見ファンタジア文庫

デーゲンメイデン  4.東京、崩壊 (富士見ファンタジア文庫)
著:田口 仙年堂 イラスト:紫乃 櫂人

「踊ろうぜ、みんな」
『━━喜んで』

2013年7月の新刊。約7ヶ月の積み。5ヶ月振りの新刊。
さて、前巻の時点で宣言されていた通り最終巻です。

迫るグングニルとの決戦。練司は最後の特訓に勤しんでいた。そんな中、薄緑の最後の人格、蜘蛛切丸が姿を現す。おいおい、超エロイお姉さんじゃねーか。何故1巻から出さなかったのかと小一時間。

決戦には、これまで練司達が東京の街を案内した伝承者とDアーム達も駆け付けてくれる。
そんな心強い仲間達との出会いは電子書籍版のみで発売中の短編集を読んでね!ってことらしい。ファック!

最後は順当に決着。各キャラにもっと見せ場があれば良かったんだけどなぁ。流石に、このタイミングでそれをやると、とっちらかるだろうし、練司の成長に焦点を絞ったのは正解か。

総評

そんなわけで、伝説の武器達と踊るファンタジア文庫『デーゲンメイデン』全4巻、これにて終幕。打ち切り完結っぽい。足掛け1年1ヶ月か。

あれ、アニメ化すると思ったんだけどなぁ。OPのサビで、次々と画面に登場して武器に姿を変えていくDアームと、それを振るう伝承者ってとこまで妄想してたのになぁ。アルェー?

何がいけなかったのか。「でげめで」って略称を定着させられなかったからか。違うな。
あれか、薄緑と殆どラブコメっぽい展開にならなかったからか。ってか、女性キャラは練司の周りにそこそこ居た筈なのに、ハーレムっぽさが全然無かったな……。

もっと薄緑の人格4人分が同時に出れるような設定だったら良かったのかもしれん。力を行使出来るのは1人だけとかにして。

次は2014年3月に新シリーズ『ご覧の勇者の提供でお送りします』。

燃:A- 萌:A- 笑:C+ 総:A

シリーズリンク
デーゲンメイデン 3.後楽園、破砕(2013/02)