「たとえばですね……、もしも犯人がスパイダーマンだったら窓から入りこめます!」
電撃文庫2010年10月の新刊。約4年半週間の積み。第14回電撃小説大賞3次選考作品……らしい。wikiによると。
イラストのよし☆ヲさんは『ペイン・キャプチャー』で電撃登場済みか。
カラーイラストと挿絵のギャップはどう受け止めれば……。
濡れ衣を着せられ易い体質の主人公、山岡迅朗(じんろう)は、とある事件の犯人として疑われてしまう。
そんな彼が出会ったのは探偵部に所属する1人の少女で……というミステリラブコメ連作中編集的な。
うーん、迅朗の一人称で話が進むんだけど、この文体がクセがあってなぁ。濡れ衣を着せられ易いから、いつも笑うようにしてるらしいんだけど、「あっはっはー」って頻繁に出て来るのは白けるぞ……。
もしかして迅朗って人狼とかけているんだろうか。
後書きによると、ラブコメとミステリのバランスをとったらしいんだけど、え、どっちも中途半端になっとる……。
次は2010年12月に2巻、2011年9月に新シリーズ『白奈さん、おいしくいただいちゃいます』、2012年5月に2巻。
燃:C 萌:B+ 笑:C 総:B+
シリーズリンク
・はい、こちら探偵部です <2>(2010/12)
電撃小説大賞3次選考リンク
・恋する鬼門のプロトコル(第16回、2010/06)