アニメ,電撃文庫

「1度言ってみたかったんだ。ここは俺に任せて先に行け!ってな」

え、セルティと一緒に居るときの静雄、何でこんなに格好良いの?

サブタイトル「いいれんれん」と読みます。ナレーションは波江さん。エロい(ぇ
今回は彼女と誠二と首に傷の少女がメイン。セルティは自分の頭部を発見、帝人は再び首に傷の少女と接触と、ようやっと話が動いてきた感じか?

燃:B 萌:B+ 笑:C 総:B+

デュラララ!! 1 (Gファンタジーコミックススーパー)
デュラララ!! 1 (Gファンタジーコミックススーパー)

コミカライズ,ファミ通文庫

“文学少女”と美味しい噺(レシピ) 第1巻 (あすかコミックスDX)

原作:野村 美月 作画:日吉丸 晃
キャラクター原案:竹岡 美穂 シナリオ協力:松田 美弥

「わたしはお米やパンの代わりに物語を食べるの。普段は本を食べているけど本当は、紙に肉筆で書いた文字が一番好き。恋物語は甘くて美味しいからもっと好きっ。だからねぇ」
「う~~~~んと甘いお話を書いてね」

ファミ通文庫の大人気シリーズのコミカライズ2本目。タイトルの「噺」は「レシピ」と読みます。
作画はファンタジア文庫『放課後トロイメライ』の挿絵でお馴染み、日吉丸晃さん。
ビーンズエースで連載開始したものの、同誌の休刊と共にAsukaへとお引っ越し。
ガンガンジョーカーでの連載が本編のコミカライズなのに対して、こちらは原作短編集『恋する挿話集』に収録されているショートショート『"文学少女"の今日のおやつ』のコミカライズとなっている。シナリオ協力者がついているところに注目したい。

基本的には原作準拠ではあるが、本編から数年後、成長した心葉が過去を思い出す形で構成されているのがポイント。
未来の心葉の傍によく居る妹の舞花が超紛らわしい件。そんなところ原作準拠にしなくて良いよ!

また各エピソードの後には題材となった文学作品の解説漫画が付いている。これは面白い構成。

で、原作、アニメ、本編コミカライズとはまた違った遠子先輩の可愛さがある。デフォルメでちょこちょこ動いている遠子先輩がとても可愛いです。

巻末には時系列表が付属。サービス精神旺盛だな。
この時系列表には今後のエピソードの予定も載ってるんだけど、もしかして2巻で完結なの?

燃:C 萌:A 笑:B 総:A-

放課後トロイメライ (富士見ファンタジア文庫)
放課後トロイメライ (富士見ファンタジア文庫)

MF文庫J

鳳凰堂みりあは働かない!3 (MF文庫J)
著:石川 ユウヤ イラスト:シロガネ ヒナ

その刹那、水着の胸元がびよーんとのびて、ヒイロの角度からは、ぺったんこな━━かぎりなくぺったんこに近いけれどそうでない、まるでかぎりなくLOVEに近いLIKEのようなサムシングが垣間見えた。

約1週間の積み。3ヶ月振りの新刊。表紙は順当に霞。
さて、ヒロイン勢の水着姿が眩しい第3巻。個人的に3冊目で水着が出て来るのは妥当なテコ入れタイミングだと思うわけだが、どう見ても打ち切り完結です。本当に有り難う御座居ました。
粗筋見た時点で、そんな予感はしてたんだよ……。

3本の短編が収録されており、1本目はウリにもなっている溶ける水着の話。後ろ2本で強引に完結エピソード。
パワープレイ気味とはいえ、ヒイロが本当に仕えるべき主の出現に対して、どう動くのかという流れはラストには相応しい展開だったと思う。ラストエピソードは最初から考えてあって、いつでも終わらせられるようにしてたのかな?

そして黒蓮寺さんエロい。
2巻のような無茶理論が無くなったのがちょっと残念。

総評

そういうわけで、ニート系ラブコメディ『鳳凰堂みりあは働かない!』全3巻でした。
最近流行りのニートを要素として取り込んだのは面白かったと思う。物体としてのニートは暫く俺の心の中に残り続けることだろうw

その他は典型的なMFラブコメテンプレートでした。読む前はもっと駄目人間がいっぱい出て来るのかとwktkしたんだけど、実際には手に職を持ってる奴等がもう働きたくない!という風にストーリーが展開するので、あんまり駄目人間臭がしなかったのが惜しい。
みりあ達と対になるような完璧駄目人間が居たら、もっと面白くなったんじゃないかなぁ。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:B

ファミ通文庫

DVD付特装版
著:野村 美月 イラスト:竹岡 美穂

「……好きです……」
「す、好きです……大好きです……心葉先輩が、大好きです……。好きです……好きです……」

うわぁあああぁあああああああ、切ねぇぇええええええぇええぇええええええEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!
でも、菜乃はお邪魔虫なんだよなぁ。

ファミ通文庫2009年12月の新刊。4ヶ月振りの新刊。『見習い』編は8ヶ月振り。
前巻の最後の引きから続く形で短編『傷心。』が始まり、その後、長編『"文学少女"見習いの、怪物。』へと続きます。ちゃんと1巻と構成を揃えてあるのね。

今回は菜乃が心葉に向き合うだけでなく、本編から時間の止まっていた琴吹さんも一歩を踏み出す内容となっている。お馴染みのキャラだけでなく、本編各巻のゲストキャラもちょいちょい顔を出すというサービス精神旺盛な展開。ただ、下手すると誰のことか判らなくて混乱しますw

今回はいつにも増して心理描写がキツい気がする。過去の傷をガスガス抉ってくるというか。これがビター・スウィートということなのか。

で、心葉、下級生にモテ過ぎワロタw
心葉と芥川君の同人誌が出てるとか、どんな扱いなんだよ。

最後、また引っ張るんかい
『見習い』編は次の『"文学少女"見習いの、卒業。』で完結だそうで。
刊行順で言うと、次は4月に『恋する挿話集』3巻です。

DVD

劇場版の予告と『"文学少女" 今日のおやつ~はつ恋~』を収録。

やっべ、遠子先輩可愛いな。パイプ椅子の上での体育座りは、心葉がよく言っていた通り、凄いぱんつが見えそうでした。

文学蘊蓄の下りではアニメならではの見せ方がなされている。物語世界の中に入りこんだ遠子先輩の動きが可愛くて非常に良い。半分、グルメアニメみたいになってたけどw

キャストはみんなフルネームで書いてあるのに、森ちゃんだけ「森ちゃん」って書いてあって吹いたw

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
“文学少女”見習いの、初戀。(2009/04)
“文学少女”と恋する挿話集 <2>(2009/08)
“文学少女”と恋する挿話集 <3>(2010/04)
“文学少女”見習いの、卒業。(2010/08)

角川スニーカー文庫

末代まで! LAP1 うらめしやガールズ (角川スニーカー文庫)

著、イラスト:猫砂 一平(ねこすな)

「今回のことに味をしめて、これからはガンガン切腹しちゃいなよ!将来仕事で手酷いヘマしても、上司の前で切腹すれば大抵許してもらえるよ日本!」
『わ~い!責任感の無いボクにぴったりのステキシステムだね!ビバ日本!』
「ところでジンくんは、将来どんな仕事をしたいのかな?」
『う~ん、そうだなあ……、ボクは、原発を運転する人になりたいな!』
「マジで!?責任感無いくせにいい度胸!絶対ウランとかトレイに流しそう!」

約4ヶ月の積み。第12回学園小説大賞大賞受賞作品。大賞が出るのは『ハルヒ』以来6年振りだそうで。
猫砂さんは漫画も描いており、サンデーの漫画賞で佳作を取ったこともあるそうで。そこにスニーカーの編集部が目をつけたのか、挿絵も猫砂さんが描いておられます。
男性向けレーベルで、小説とイラストを同じ人が担当してるって他にあるっけ?

大賞だし、粗筋には「恋とババアのデットヒート」とか書いてあるし期待したんだけど、うーん、これが大賞ねえ……。
老婆走って発想は新しいと思うんだけど、新しい=面白いというわけではなく。
レースをやるから、サブタイトルのカウントが「LAP」になってるわけね。

ラブコメなのか、ただのコメディなのか、スポ根なのか。判断に困るw
まぁ、何のかんの言っても、所詮、『ハルヒ』が出た当時、イマイチと思ってスルーした先見の明ゼロの俺の感想なので、アレですが。

巻末のおまけが無駄に凝ってる件。
ドラマCD化も決定して、勢いづいてる作品ではあるけど、4月の新刊はもう見送りかな。

燃:C 萌:B+ 笑:B+ 総:B

角川スニーカー文庫

記憶の森のエリス ブラコン×記憶力ゼロ→大迷走 (角川スニーカー文庫)

著:七瀬川 夏吉(なつよし) イラスト:こぶいち

貧乳であることに劣等感を感じている女の子のいじらしさは、巨乳の子には絶対ない魅力だという。そう、貧乳はコンプレックスを抱くからこそ美しいのだ!

約2ヶ月の積み。スニーカー文庫。ザスニで連載されていた新人さんの作品が大幅書き下ろし追加で文庫化。この辺は『時間銀行』と一緒だな。
イラストはファンタジア文庫の『これはゾンビですか?』やMF文庫Jの『緋弾のアリア』でお馴染みのこぶいちさん。この時点で最低限、イラスト本としての価値は保証されてるよな。

表紙は全裸のエリスがアップで登場してまして、帯には「お願い 帯は、おうちに帰ってから、こっそりはずしてください」と書かれている。外すと、いよいよエリスが全裸であることが判明するんだが、何だろう、このインパクトの無さ。ネタとしては面白いんだけど、その下に裸があったところで……と思ってしまう俺は屈折してるな。

さて、本作は人々の記憶が集まる記憶の森を管理する守人の少女エリスと代理案内人の少年カガミが様々な依頼人の記憶に触れていく物語。
連載分では普通に依頼をこなして、書き下ろしパートでエリスとカガミに関わる物語が進む構成となっている。

読み易くサクサク進む。サクサク読める分、軽いですが。ちょいちょい、シリアス要素が入ってくるんだが、あんまり緊迫感が無いというか。全裸過ぎる所為じゃないかなぁ(ぉ

本筋回りはごくごく普通なんだけど、記憶の森に入るには極力身体から不純物を取り除く必要があるという設定がミソ。つまり全裸にならないといけないのだ!な、なんだってー!?
というわけで、イラストはかなり肌色成分が高い。こぶいちさんのイラストなので、ただ裸なけでもかなりの眼福という。

か、勘違いしないでよね、別に可愛い女の子が裸になってたら喜んで続きを買うってわけじゃないんだからね!
でも4月に出る2巻は買います<何なんだ

燃:C 萌:A 笑:B 総:B+

これはゾンビですか?1 はい、魔装少女です (富士見ファンタジア文庫)
これはゾンビですか?1 はい、魔装少女です (富士見ファンタジア文庫)

MF文庫J

Xの魔王 2 (MF文庫J)

著:伊都 工平 イラスト:万国 あゆや

「肉体の変化をともなうこの技は、13秒以内に決着をつける必要があるのだ。なぜならこのタイムリミットを過ぎた場合、元の姿に戻れなくなる可能性があるからだ。具体的にはアティスのちんちんがこの世から消える!」
「伏せなさいよ!」
「すごい迷惑だよそれ……!」

この世界観で、ちんちんてw

約1週間の積み。実に7ヶ月振りの新刊です。とっくに続編の可能性なんて諦めてたぜ……。
表紙は軽騎士鎧姿のカルセ。帯が付いてると判り難いけど、下半身の露出は結構なものです。

さて、鬱展開を匂わせまくりながら1巻は終了し、どうなることやらと思いながらページめくったら、いきなりようじょがピーでピーでピーされてて吹いたw
何、このロケットスタート。
カルセとアティスの絡みもエロかったし、伊都さん、何かに目覚めちゃったの?と疑問を抱かざるを得ない。いいぞ、もっとやれ。

このままカルセは死人人形のまま続くのかと思っていたら、意外にも早く復活でござる。だが、それと同時に天球儀会(ソシエタス・スファエラ)が動き出した。これって、伊都さんの2つ前のシリーズ『モノケロスの魔杖は穿つ』に出て来たアレか?
つまり世界観は繋がってるってことなのか?オラ、wktkしてきたぞ!『モノケロス』の内容、殆ど憶えてないけど!

あれ、巻末の広告の形式、いつの間にか変わってるぞ。

燃:B+ 萌:A 笑:B+ 総:A-

シリーズリンク
Xの魔王(2009/07)
Xの魔王 3巻(2010/11)

モノケロスの魔杖は穿つ (MF文庫J)
モノケロスの魔杖は穿つ (MF文庫J)

一迅社文庫

あかね色シンフォニア (一迅社文庫 み 3-3)

著:瑞智 士記 イラスト:きみしま 青

「それでは皆さん!」
「おつかれこーでぃんぐー!」

約4ヶ月1週間半の積み。一迅社文庫。『フォルマント・ブルー』でデビューした瑞智さんがまた音楽モノってのと、タイトルに惹かれて購入。

DTM(デスクトップミュージック)部に入部した少女そなと彼女を取り巻く個性豊かな美少女達の交流を描く。
ぱっと見は、百合百合ガールズスクールライフって感じなんだけど、がっつりDTMの話してます。完全に趣味じゃねーかw
しかし、決してナンバーワンではないが、オンリーワンの素晴らしさがある作品だと思う。そもそも音楽にスポットを当てている作品自体が少ないしなぁ。『ポリフォニカ』は微妙なところだし。

何だろうな、特に凄い盛り上がりどころがあったりするわけじゃないんだけど、この部活してるよ!って雰囲気が良いよね。

キャラが多いのは続刊前提の仕様なのかな。その割には一向に2巻が発売されませんが。
そしてストッキングエロい。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:B+

著者リンク
フォルマント・ブルー リミックス(2009/08)

イラストリンク
秋津楓はアたらない!(2010/09)
シオンの血族1 魔王ミコトと千の花嫁(2010/03)

MF文庫J

かぐや魔王式! 第6式 (MF文庫J)

著:月見 草平 イラスト:水沢 深森

「私は思うのだが」
「こう、振りかぶって、何も出ないというのがなんともつまらない」
「何もってなんだよ。何が出ればいいんだよ」
「最終的な夢としては、レーザーや闇の波動が出て欲しい」
「定価一本四千円の竹刀に何を期待してるんだよ」
「しかしこれだと、リーチが常識的範囲内から出られないぞ」
「常識的範囲内でいいじゃないか。常識賛成」
「だがせめて赤く明滅するとか、音が出るとかあると楽しそうだ」
「子供のおもちゃかよ」

約1週間の積み。4ヶ月振りの新刊。表紙は新キャラ、錦織の幼馴染み、弓削満月(みちる)。まさかの腹黒VS腹黒!?と思いきや、ここで男の娘投入……だと……?もう、最近、至るところに男の娘が出て来るな……。

さて、遂にやって来た生徒会選挙。相変わらず生徒会長の存在感があるのか無いのか判らんw
ストーリー進行自体は相変わらずと言うか何と言うか、ユルユルです。結構、ピンチな気がするけど、そう深刻なテンションにならないのはいつも通り。閣下可愛いよ閣下。

六道のコードネーム、サイクロンってのを見ると、『仮面ライダーダブル』を思い出して仕方が無いw

次は「あの人の話」らしいが、一体誰だ?登場済みでメイン張ってないのって生徒会長か?
何気に、もう6冊目か。十分、メディアミックスが射程範囲になってきたな。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A-

ファミ通文庫

B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる (ファミ通文庫)

著:綾里 けいし イラスト:kona

「狂ってますね」
「何がだい?小田桐君」
「さっきの、嵯峨雄介の様子ですよ」
「いや、そうでもないよ。あれくらいなら、理解の範疇だ。『嫌いな人間』に『不幸になれ』と思うのは、ある意味、最も健全な反応だからね」


ファミ通文庫1月の新刊。第11回えんため大賞優秀賞受賞作品。最初はスルーしたんだけど、ネットでの評判が高いので読んでみました。
結論から言うと、好きな人は凄い好きなんだろうけど、俺は好きじゃないタイプの作品でした。最近、読んだ中で言うと、電撃文庫の『under』が近いような気がする。

タイトルは「Beyond Another Darkness」の意。ジャンルはミステリアス・ファンタジーだそうで。一昔前の富士ミスにありそうな雰囲気。
結構グロ方面に容赦無いし、わざと嫌悪感を抱かせるような表現を使ったりしてるんだけど、いかんせんグロだと多少方向性は違うものの、ファンタジア文庫の『ストレイト・ジャケット』やMF文庫Jの『イコノクラスト!』なんかがあるから、あんまり、おお!と思わないんだよなぁ。
狂気という意味ではこっちの方が強いかもしれんが。

構成は短編連作集に近い形式となっており、話数が進む度に、メインのあざかと小田桐というキャラクターに関する謎にクローズアップしていく構成となっている。
堅実な手法だとは思うけど、1巻目から400ページオーバーはいかがなものか。個人的にはこのテンションで400ページはキツかった。

次は3月だけど、もう切りだなぁ。いや、個人的に合わなかっただけで、きっと面白いと思う人は沢山居ると思うよ?

燃:C 萌:B- 笑:C+ 総:B

第11回えんため大賞リンク
空色パンデミック①(優秀賞、2010/01)
ココロコネクト ヒトランダム(特別賞、2010/01)
U.F.O. 未確認飛行おっぱい(東放学園特別賞、2010/01)

えんため大賞優秀賞リンク
ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!(2009/02)
空色パンデミック①(第11回、2010/01)
わたしと男子と思春期妄想の彼女たち 1 リア中ですが何か?(第12回、2011/01)

犬とハサミは使いよう(第12回、2011/02)
明智少年のこじつけ(第13回、2012/01)
リーガル・ファンタジー1 勇者弾劾裁判(第15回、2014/01)