講談社ラノベ文庫

銃皇無尽のファフニール1 ドラゴンズ・エデン (講談社ラノベ文庫)
著:ツカサ イラスト:梱枝 りこ

「あとは━━俺に全部任せとけ」

講談社ラノベ文庫2013年7月刊行物。約3週間の積み。
ガガガ文庫『RIGHT×LIGHT』でお馴染みのツカサさんが講談社ラノベ文庫に殴り込み。どうもラノベ文庫は他のレーベルから作家さんを読んできたときは1巻発売前から専用サイトを用意し、ガチ押ししていく方向の様子。
流石、大手出版社、やることの規模が半端無ぇな……。

タイトルの「銃皇無尽」は勿論「じゅうおうむじん」って読むんだけど、発表当初、やだタイトル格好良い……、それに表紙可愛い……と思って買おうとしたんですよ。
でも、粗筋を読んだら、はいはい女だけの学園で男は主人公1人だけワロスワロスってなって買うのをやめちゃったんだよな。
そしたら暫くして、ネットで面白いとの評判を見て、気になってしまったワナ。

舞台は近未来。突如現れたドラゴンと称される怪物によって、大きく様変わりした世界。
〝D〟と呼ばれるドラゴンの力を持った少女達が通う学園、ミッドガルに編入されることになった主人公、物部悠(もののべ・ゆう)は落ちこぼれの少女イリスと出会い……。

目新しさがあるわけじゃないけど、手堅くまとめてきてる感じはする。設定も結構色々提示してくれるので楽しい。
特に、現状、世界に現れたドラゴンが全部で何体居て、それぞれがどういった状況にあるのかなんて話は俺好み。

〝D〟が女性しか居ないことにも一応の説明がされているので安心。ドラゴンが番として求めているらしいけど、なら、悠を番とする雌のドラゴンが居るということなんだろうか。

悠の隠し玉として、上位元素(ダークマター)を使って、ドラゴンを倒すための砲を生成する技があるんだけど、設計図の一部だけを引き出してるってことは、最終的に戦艦丸ごとを生成するなんて展開になるのかしら。
いや、どうせならマクロス的なアレをですね……。

今巻では当然メインヒロインであるイリスにスポットが当たっているんだけど、義妹の深月の扱いが不憫でならない。
あんなに献身的にお兄さんに尽くしてるのに、最後には悠の記憶が一部喪失した所為で義妹エンドの可能性が消し飛ぶとか可哀想過ぎる。

最近、ファミ通文庫『リーディング・ブラッド』も合わせて、梱枝さんのイラストを目にする機会が多いんだけど、この人の絵って、こんなに俺のツボに刺さる絵だったっけ?
電撃文庫『リリスにおまかせ!』を読んだときは、そんなに思わなかった気がするんだが。
ブルマの挿絵があっても良かったのよ。

そんな具合で『銃皇無尽のファフニール』でした。コミカライズくらいまではいくだろう。
次は2013年10月にⅡ巻『スカーレット・イノセント』。

燃:A 萌:A 笑:C+ 総:A

シリーズリンク
銃皇無尽のファフニールⅡ スカーレット・イノセント(2013/10)

コミカライズリンク
銃皇無尽のファフニール <Ⅰ>(2014/10)

アニメリンク
銃皇無尽のファフニール 第1話「竜園のミッドガル」

イラストリンク
リーディング・ブラッド 最強の血統(ファミ通文庫、2013/05)

角川スニーカー文庫

ミスマルカ興国物語 IX (角川スニーカー文庫)
著:林 トモアキ イラスト:ともぞ

「やっかましいわアホそんな大事な娘なら最前線に出して来んな箱にでも入れてしまっとけボケが!!言い忘れたが一番上の娘もお高く止まり過ぎなんだよいい歳してなにが白薔薇様だどこの少女コミックだ!!」

2011年7月の新刊。約2年2ヶ月2週間の積み。半年振りの新刊。『レイセン File3:ワンサイド・ゲームズ』からは3ヶ月振り。
表紙はルナスに続いて、シャルロッテ姫。え、あれ、このシリーズってヒロイン誰だっけ……?パリ何とかさんじゃなかったっけ。

さて、次なるマヒロの仕事は帝国内の反対勢力の動向を探ること。どうやら巨大な帝国の中も一枚岩ではないようで……。

いよいよ、本格登場って感じのシャルロッテ姫なんだけど、まぁこの人も一癖も二癖もある人物で。

大陸が統一されてほしくない人達はいっぱい居るそうで、暫くは帝国内で、この勢力と戦っていくことになるのかしら。
もはや帝国三美姫とか、味方でしかないよな。

ちょろっと関式ってのが出て来てたけど、これって『レイセン』で出てたアレだよな……。

次は2012年1月に『レイセン File4:サマーウォー』、4月に『ミスマルカⅩ』、9月に『レイセン File5:キリングマシーンVS.』、12月に『ミスマルカ エックス』、2013年3月に『レイセン File6:三人きりのフォース』。

燃:B+ 萌:A- 笑:A- 総:A

シリーズリンク
ミスマルカ興国物語Ⅷ(2011/01)
ミスマルカ興国物語Ⅹ(2012/04)

世界観リンク
レイセン File3:ワンサイド・ゲームズ(2011/04)
レイセン File4:サマーウォー(2012/01)

アニメ,コミカライズ,電撃文庫

「この街が無かったら、みんなとも出会えなかった」

冒頭から、いきなり『アイテム』がプールで遊ぶシーンが。フレンダ可愛いのに、水着チョイスのコレジャナイ感。露出多過ぎだろ……。
むしろ、むぎのんの水着姿をもっと見たかった件。
滝壺の溺死体ごっこって、原作でもどっかで見たことある気がするな。

さて、テレスティーナからフェブリに関する情報を教えてもらおうとする美琴。乗り気じゃなかったテレスティーナだけど、とことん彼女を信じようとする美琴に折れることに。
いやしかし、この人、捕まってる割にはお洒落してたり、お菓子持ってたりと自由だな……。

フェブリの相手をしている固法先輩のにゃんこ口が可愛いと思ったのは俺だけじゃない筈。

遂に布束さんと再会する美琴。このままフェブリの生命を繋ぐ飴のデータをゲットしてウルトラハッピー!かと思いきや、計画の首謀者、有冨の罠にハマってしまい……。
今回も歌無しの特殊EDか。

燃:A 萌:A+ 笑:B 総:A

エピソードリンク
#21「闇」
#23「革命未明」

アニメ,コミカライズ,電撃文庫

「へぇ、久し振りだわねぇ、実験動物ちゃん?」

前回抜けた分、今週は2話連続放送です。
フェブリには学園都市の暗部が関わっていると言われた美琴は、友人達を巻き込むことを恐れ、再び単独行動を起こそうとするが、妹達編のときのことを思い出し、黒子達を頼ることに。

ミサカ妹から聞いた情報によると、どうもフェブリの知識には偏りがある。それはテスタメントを使用された者に特有、しかもインストールされたデータの偏り具合は自分達と似ているそうで。
この情報から果たして布束さんにまで辿り着けるか……?

フェブリには、どうやら姉が居るらしいのだが……。
そして再び暗部へと踏み込む決意をした美琴は、冥土帰しから、ある人物を紹介される。それは美琴がよく知る人物テレスティーナだった……。おおおおおぉおぉぉおおおお、ここで再登場してくるか!

不穏な展開のままBGMだけの特殊EDへ。後3回で収拾つくんだろうか。

燃:A 萌:A 笑:B- 総:A+

エピソードリンク
#20「フェブリ」
#22「STUDY」

電撃文庫

シスターサキュバスは懺悔しない (2) (電撃文庫)
著:折口 良乃 イラスト:KeG

「まあ、女心はいつの世でも解けないなぞなぞだからにゃー」

2013年6月の新刊。約2ヶ月3週間半の積み。半年振りの新刊。『デュアル・イレイザー』3巻からは隔月刊行。
表紙はⅠ巻から露出度大幅アップで、サキュバス3姉妹集合の図なんだけど、本編では最初と最後だけで、大して出番が無いという。アルェー?
オイラもえっちなサキュバスのおねーさんに誘惑されたいれす(^q^)

さて、今回はジェントの街へ異端審問官アガタがやって来る。シルヴァの正体がバレたら即あぼんということで教会に緊張が走る。

今回も連作短編集形式なんだけど、このアガタの存在を最初から最後まで引っ張るので、Ⅰ巻に比べてストーリーの連続性が増している気がする。
個人的には、もっと軽いお悩み相談チックなノリの方が楽しいと思うんだけども。

やはり今回もサキュバスという割には、お色気展開よりもハートフル寄りなノリ。あと、ちょっとだけラブコメといった配分。

これはアレだよな。下手に話を進めるより、ひたすらダラダラお悩み相談してる方が楽しいんじゃないかな……。
次は2013年10月にⅢ巻。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
シスターサキュバスは懺悔しない(2012/12)
シスターサキュバスは懺悔しないⅢ(2013/10)

映画,特撮

侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!(特別限定版) [DVD]

「正義のヒーローは世界を守ってナンボなんだよぉぉおおおおおッ!!」

2010年1月公開の映画。ファミリー劇場で放送されたの視聴。
VSシリーズが映画で公開されるのは2回目か。この年より最初から劇場公開を前提とした制作となっており、尺の延長や次代の戦隊の先行公開が行われるようになった。

さて、ガイアークの残党である害統領バッチードが外道衆を手を組んだ。全ワールドを汚染しようとする彼等の野望に2大戦隊が立ち向かうことに。

『ゴーオンジャー』本編のラストで言っていた別ワールドに出現した害統領ってネタ設定じゃなかったのかよw

いつも通り、2大戦隊はスタンスの違いから対立することに。と言っても、今回はレッド同士の対立に焦点が絞られているけども。

突如現れた天装戦隊ゴセイジャーにフルボッコにされる太夫、十蔵、アクマロが可哀想過ぎる……。物凄い雑魚扱いで泣いた。いやまぁ演出上、仕方ないのだが、それならそれでゲスト怪人撃破とかにしておけば良かったのにと思わないでもない。

決戦ではゴーオンレッドが恐竜ディスクを使い、ハイパーゴーオンレッドにパワーアップ。この組み合わせは面白いな。
玩具でもマンタンガンに秘伝ディスクって嵌まるのかな。

巨大戦でのとどめ技は、まさかのイカテンクウバスターを巨大ロボ全機で発射するというもの。面白いところに目を付けたな。

クレジット見るまで、ゴーオンブルーの名前が思い出せなかったのは秘密。
このエピソードはこれで終わりかと思いきや、後に『海賊戦隊ゴーカイジャー』のゴーオンジャー編へと繋がっていくんだよな。

燃:A+ 萌:A- 笑:B+ 総:A+

本編リンク
侍戦隊シンケンジャー 第四十七幕「絆」

シリーズリンク
劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー(2009/01)
天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピック ON 銀幕(2011/01)

映画リンク
侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦(2008/08)
天装戦隊ゴセイジャー エピック ON THE ムービー(2009/08)

アニメ,講談社BOX

「30分で15話なんて無理だって」

やっぱりガハラさんと委員長は髪長い方が圧倒的に可愛いよなぁ。ということで、総集編2回目です。『つばさタイガー』辺りをやるのかと思っていたら、まさかの1期総集編でした。
順番、ぐちゃぐちゃじゃねーか。

しかもAパートは全部『ひたぎクラブ』に使って、Bパートで残り全部をやるというチグハグな尺構成

初期のガハラさんの声って、今と全然違うのな。総集編が進むにつれて、今の声に近付いていって、ちょっと面白かったw
彼女の回想シーンは、やっぱり長時間見てると精神を病みそう。

それにつけても撫子のスク水姿はエロいなぁ(ぉ

燃:C 萌:A+ 笑:B 総:A-

エピソードリンク
傾物語 第閑話「まよいキョンシー 其ノ肆」
囮物語 第乱話「なでこメドゥーサ 其ノ壹」

ノベライズ,特撮,講談社キャラクター文庫

小説 仮面ライダー龍騎 (講談社キャラクター文庫)
著:井上 敏樹

(人間はみんな契約者なんだよ。ミラーワールドもそれと同じだ。現実の法則を映しているに過ぎん。だから願いは叶う。それが自然なことなんだ)

これが井上ベントか。

2013年8月の新刊。約1日の積み。いよいよ平成ライダーノベライズプロジェクトもラスト。
他の刊行物との調整もあったのかもしれんけど、延期に延期を重ねたよなぁ。

著者はテレビシリーズのサブライターである井上。サブっつっても、半数近くの脚本を書いてたんだな。

で、まぁ、うん、『555』を読んだ皆さんなら判り切っていたことだと思うが、エグいです。
戦闘描写、登場人物の過去と結末、全てがオリジナルよりもエグくなっている。特に北岡の病気が、よりエグい救いの無い内容に。
ベントカードの設定とか、あるわけないですねそうですねw

メインとなるライダーは劇場版からリュウガを消した構成。劇場版の脚本は井上が書いてるから、当時やりたかったことをブチ込んでいるのかもしれない。

にしても、これって普通にチビッ子が目にするような媒体で宣伝してるんだけど、とてもじゃないが子供に読ませるよう内容じゃないのは大丈夫なんだろうか……。
いや、面白いのは面白いんですよ。ただ、ニチアサの脚本に、こういう黒いオーラを染み出させるから違和感があるだけで。

これで企画発表当初に明言されていたシリーズは全て刊行されたけど、『フォーゼ』と『ウィザード』はどうなるんだろう。企画自体はあるらしいが……。

燃:C+ 萌:B- 笑:B 総:A+

シリーズリンク
小説 仮面ライダー電王 東京ワールドタワーの魔犬(2013/07)
小説 仮面ライダーフォーゼ ~天・高・卒・業~(2014/02)

GA文庫

【Amazon.co.jp限定特典付き】のうりん 7 (GA文庫)
著:白鳥 士郎 イラスト:切符

「どんどん行くよ~!『や、野球部の全員を相手しろですって!?』の『や』!」
「「はいっ!」」
「『教師のくせに感じてやがるぜ!』の『き』!」
「「はいいっ!!」」

何だこれwwww
2013年9月の新刊。約1日の積み。5ヶ月振りの新刊。
表紙は新キャラ、ポスト草壁ゆかを狙うアイドル、群雲りく。

さて、今回は農業のウエイト少なめで沖縄への修学旅行編。それと同時に、耕作は林檎との向き合い方を問われることになり……というお話。

開放的な空気に包まれて、案の定、みんなやらかしちゃったよな!特にベッキーが期待通りでクソワロタ
女教師かるた酷過ぎるw

シリアスなシーンでは、またクリーチャー化して襲いかかってくるしなぁ。でも悔しい!最近は、ベッキーが何かやらかすんじゃないかって期待してる自分がいちゃう!ビクンビクン

とか何とか、ふざけつつも、最後の最後で絶妙な挿絵の入れ方をして何だか良い感じに終わるから困る。
まさに、この女、陥落たっ!

あれ、バイオ鈴木って可愛いんじゃね?
次は2014年1月に8巻。

燃:B+ 萌:A 笑:A+ 総:S-

シリーズリンク
のうりん <6>(2013/04)
のうりん <8>(通常版)(2014/01)

電撃文庫

ストライク・ザ・ブラッド (8) 愚者と暴君 (電撃文庫)
著:三雲 岳斗 イラスト:マニャ子

「……な、汝に戒めの鋲を穿つことを許そう!」

2013年7月の新刊。約2ヶ月の積み。3ヶ月振りの新刊。
終わってなかった過去編ということで、前巻とセットの構成だったのか。
口絵は、ずっとキャラ紹介だけだよな。劇中シーン抜粋とかはやらない方針なのか……。

さて、徐々に明らかになる第四真祖のシステムと、古城達に振りかかった悲劇の真相。
12体の〝焔光の夜伯〟とは、第四真祖の12体の眷獣が人形の器を与えられた姿だった。

更に、凪沙の中に〝妖姫の蒼氷〟が存在する理由も判明し、ちょっとスッキリしましたね。
まぁ、〝聖殲〟の謎は残ったままなのだが。

シリーズ最大ボリューム(だと思う)で展開された過去編だけど、殆ど回想シーンだったこともあってか、新たに掌握出来た眷獣はゼロ。
凪沙の〝妖姫の蒼氷〟を含めても、現状掌握している眷獣は6体か。このペースだと全部揃うのに、まだまだ時間がかかりそうだよな。最後の方は一気に揃うかもしれんけど。

次は2013年10月に9巻『黒の剣巫』。

燃:A 萌:A 笑:B- 総:A+

シリーズリンク
ストライク・ザ・ブラッド7 焔光の夜伯(2013/04)
ストライク・ザ・ブラッド9 黒の剣巫(2013/10)