富士見ファンタジア文庫

鋼殻のレギオス12 ブラック・アラベスク (富士見ファンタジア文庫)

著:雨木 シュウスケ イラスト:深遊

 

「あんたのむっつりな手がリーリンの肩とか背中とかなら許せないけど許すとして、お、お、お尻とかに当たったらとか、触ったらとか、撫でまわしたりとか、そのうちたまんなくなってお持ち帰りとか考え出したらとか思うと、もう、もう、もう!」

 

 リーリンをお持ち帰りするリンテンスさん。それはそれで見てみたい気もする。

 

 約一週間半の積み。三ヶ月振りの新刊。本編が再動するのは九ヵ月振り。え、そんなに空いてたの!?

 今月はファンタジア文庫の刊行点数は七冊。その内六冊がガチってどういうことだよ!先月は一冊しかなかったくせに……。

 しかもソフトカバーとかミステリー文庫とか一迅社文庫も合わせるとえらいことに。この二日後にはMFがたんまりあるという。

 

 表紙はサヴァリスメイン。悪格好良い。奥に居るニルフィリアも格好良いです。

 

 さて、汚染獣の襲撃と天剣授受者登場でツェルニ大混乱。

『レジェンド』の面子が次々と登場とか、グレンダン王家はアイレインの子孫だとか、グレンダンもまた廃貴族だとか、どこまでが僕が取りこぼしている内容で、どこからが未だ不明な部分なのかどんどん判らなくなってきたw

 何にせよ、天剣授受者十一人+女王を倒さないといけないという絶望感は異常。

 

 まぁ、その辺は置いといて、いよいよ絡んできた〈守護獣〉計画。あれ、計画初出のドラマガ掲載短編がまだ収録されてませんけど!?

 多少分厚くなっても、今巻に収録してくれれば良かったのに。

 

 DVDの宣伝チラシが挟まっていたわけですが、一~三巻には『レジェンド・オブ・レギオス』完全版が収録されるそうな。各巻七分程度でカラー&日本語音声だそうな。二十一分で何を語るっていうんだ……?

 四巻以降の映像特典はどうなるんだろう。まさか『聖戦のレギオス』か……?

 

 次は五月。『グレー・コンチェルト』。

 

燃:A- 萌:A 笑:C+ 総:A

アニメ,スーパーダッシュ文庫

「お前等、みんな俺が愛してやるぜ――――ッ!!

 

 最終回。OPの副題は「缶結編」。

 

 無策のまま、ミックスジュースのアキカンと対峙するカケル達。やはり彼女の変過ぎる関西弁にイライラしますw

 いろんなアキカンの能力を取り込む内に訛りが混じって変な関西弁になったんだと解釈しようとしたら、回想シーンでも変な関西弁でした……。

 

 ミックスジュースのアキカンが作り出すコピーアキカンはゼロと呼ばれる。

 メロンゼロにフルボッコされるカケルだったが、彼の叫びが封じられていたメロンを呼び戻す。

 更に男屋の活躍でエールとぶど子も戻ってくる。

 

 ここから反撃開始なわけだが、なんかノリが『ポケモン』みたいだw

 少女化の際の「ごっくん!」には吹いた。何気に、ぶど子の少女化シーンって初めてなんだよな。違ったっけ?

 

 メロン、エール、ぶど子の合体攻撃は否応なしに燃える。

 

 ミックスジュースが暴れていた原因は案の定、オーナーに捨てられたというものでした。しかし、正しくはオーナーは猫で少女化に驚いて逃げられただけだったというもの。

 カケルに「ミク」と命名してもらい、一見落着。

 ここでサンガリアから発売されている「みっくちゅじゅーちゅ」の視聴者プレゼントのテロップが出て吹いた。

 

 EDもみっくちゅじゅーちゅバージョン。サンガリアとのコラボだそうな。って、フィーチャリング初音ミクっておまwww

 

 最後にちゃっかりOVA制作中と告知して終了。OVAとか一番面倒臭いやん……(´・ω・`)

 

 DVDだけで売ってくれるんなら別に良いけど、書籍とセットにされたら嫌だなぁ。

 

総評

 そういうわけで、集英社スーパーダッシュ文庫原作、前代未「飲」のすっからかんラブコメディ『アキカン!』全十二話+特番一回、これにて缶結。

 

 ブレインズ・ベース制作っていうから凄い期待したんだけどな……。作画の面では、あまり良かったとは言えないかな。悪くはなかったけど。『バッカーノ!』とか『紅』とかの前例があるから余計に悪く見えてしまう。

 

 ストーリー構成は詰め込み過ぎず、かつ最後にそれなりに盛り上がるオリジナル展開を配置したことで、綺麗にまとまっていたので良かったです。

 何と言っても、ぶど子を死なせなかったことを評価したい。

 

 一クールしかないのに、主題歌を途中で変えるという暴挙は判断の難しいところ。曲自体はポップで良かったんだけど、映像が変わっていないっていうのはやっぱりマイナスですよ……。

 EDは毎回違う楽曲というコンセプトで面白かった。

 

 本編後のミニコーナーは特に必要無かったと思います。

 

 後番は『初恋限定(リミテッド)。』です。噂では、この時間帯は集英社枠で、『初恋限定。』の次が『よくわかる現代魔法』じゃないかって言われてるけど、もしそうだったら嫌だなぁ。この時間帯視難いんだよね。

 

 BS11では四月から『マクロスFrontier』と『奏光のストレイン』が放送開始。『マクロス』とか要らん……(´・ω・`)

『ストレイン』はマニアック過ぎるやろ!しかし、今後、このレベルのドマイナー作品が放送される可能性が出て来たわけで期待してしまうな。

 

燃:A 萌:A 笑:B 総:A

アニメ

FIGHT28「今明かされるレッドの過去!」

 今回は長めのエピソード一本とショートコーナー乱れ撃ち。

 

 フロシャイムの怪人タッカーがMSのハンブラビに見えて仕方が無いw

 

 初登場のウェザーブルーは冷静に考えたら、マスクしてるのに髪の毛出てるっておかしくね?

 

燃:C 萌:B+ 笑:B+ 総:B

アニメ

「最後の最後まであんなお洒落帽子を隠し持っていたとは!」

 

 レオパルドはベンケイのことを忘れていたのではなく、彼が外見も名前も変わっていたから判らなかっただけらしい。かつての名前はボナパルトだそうな。

 ベンケイは寵愛を最も得ていながらもネルヴァルを裏切ったレオパルドを妬んでいる。

 

 で、またハチャメチャコロニーバトルですよ。コロニー同士がガチでぶつかり合うとか、どんだけw

 

 必殺のレオパルドキャノンを放つが、何とベンケイはそれを吸収、反射。逆にこちらが大ダメージを受けてしまう。

 この事態に風音は以前にも一度やったアブソリュートブレイクスルーを発動するが、システムをネルヴァルにハッキングされ、大ピンチに。

 このとき、ほのか、高嶺、元老院のメンバーの身体にネルヴァルの紋章が浮かび上がった。で、高嶺だけは洗脳状態に。他の人達は以前にも同じ攻撃を受けたことがあって抵抗があるとかか?

 更にアレイダが現れ、風音は逃がされたものの、元老院のおじいちゃん達は殺されたか?

 

 レオパルドのところには、クサンチッペとガントレットとかいう雑魚?も登場して大混乱。

 ベンケイに捕まり、共に大気圏へと突入させられてしまう。ほのか達は高嶺と戦いながらも、ハイテンションレバーを動かそうと奮闘。しかし、当事者であるレオパルドは一人脱出を図っていたというワナ。

 

 そしてカークウッドに降り積もる雪。白く染まっていく世界を見つめるアレイダとナミの姿が。ってところで続く。

 

燃:A+ 萌:A 笑:A- 総:A

ガガガ文庫

RIGHT×LIGHT 5 (ガガガ文庫)

著:ツカサ イラスト:近衛 乙嗣

「来るは金色。風を引き連れ舞う乙女。界の王たる小さき揺り籠――黄金の髪靡かせ、空を渡り、道を拓く、留まることを知らぬ者」

「内に秘めし裁きの光、歪みを正す天なる翼。罪を断ちし清き剣――運命と役目をここに分かて、彼の腕に法の刃を!」

 

彼の右手(ライト)天の光剣(ライト)!!

 

 約二ヶ月一週間半の積み。四ヵ月振りの新刊。第一部天使王(ミトロン)編完結ということで、400ページ近くあります。

 

 中盤からはもうバトルに次ぐバトルって感じで正直ぐんにょりしかけていたんですが、最後の最後でタイトルの意味を明かすという構成にやられた。タイトルの意味考えるのなんて、二巻くらいで放棄してたよ……。

 

 ホリィ=ライトを撃破し、一段落ついたように見えるが、既に次の何かが動き出している。アリッサの叔母ウルトも何か目的があって行動しているらしいし。

 細かいことだが、設定ではウルトはアリッサの母親ヴェルの姉ということになっている。でもそれだと、「叔母」じゃなくて、「伯母」じゃね?

 

 巻末には前巻に続き、魔術師ファイルが。

 

 また、折り込みチラシガ報には五巻発売記念として書き下ろしSSが掲載。何、このプッシュ具合。

 

 次はもう発売予定上がってたっけな。五月だっけ?

 

燃:A 萌:A 笑:B- 総:A

GA文庫

で・こ・つ・ん★ (GA文庫)
著:野島 けんじ イラスト:しゅがーピコラ

『風を得たりっ!』
『我が心は鋼』
『我が意志は刃』
『我が拳は破魔』
『颶風門は開かれた!汚濁を祓い、いまこそ我が務めを果たさん!』

約1ヶ月2週間の積み。『きゅーきゅーキュート!』で御馴染みの野島さんがGA文庫に殴り込みです。『きゅーきゅーキュート!』が始まったときは手を付けてなくて、今痛い目を見ているので、こっちは最初から読むことにしました。
「でこつん」とはデコを軽くぶつけ合うこと。

口絵では、いきなり裸率75パーセントで吹いた。イラストで釣る気満々過ぎる。

さて、内容は表紙から全力全開にラブコメと思わせておいて、不思議設定ありというワナ。不思議設定どころか、倒すべき敵が居るからな。MF文庫Jの王道パターンです。

全寮制の泉命(せんめい)女学園では神触人(イノセント)の育成が行われている。
神触人は女神を召喚し、パートナーである神衣人(ドレス)に憑依させ、その神衣人は御技を駆使して、邪鬼と戦うという設定を用意しておきながら、作品紹介には思いっきりラブコメと書いてあるという。
いや、確かにちゃんとラブコメやってるけれども!

で、そんな女だらけの泉命女学園に最愛の妹、心愛(ここあ)のために神衣人リップとして潜入することになってしまった主人公、真心(まこ)。神衣人は原則女性なので、正体がバレたらティウンティウンです。

妹がお兄ちゃん激LOVEって作品は結構あると思うけど、主人公が妹を激LOVEって珍しいんじゃね?しかも現段階では非血縁設定の気配無いし。

倒すべき人類の敵と戦う若者を育成する機関という点では、ファミ通文庫の『戦嬢の交響曲』と近い部分がある。こっちはもっとポップでキュートだが。

『きゅーきゅーキュート!』ではシリアス展開が微妙だったので、こっちもそんな感じかと思ったら、最後はまさかの熱血展開でした。
こういうタイプの作品には珍しく男メインの挿絵が二枚もあります。

そういうわけで、『で・こ・つ・ん★』でした。イラスト買いしても損は無い気がする。エロい紅愛(くれあ)お姉ちゃんの存在も忘れてはいけないと思います。
地味に二巻が楽しみ。

燃:A 萌:A+ 笑:C+ 総:B+

シリーズリンク
で・こ・つ・ん★ <2>(2009/05)

著者リンク
~ちみっ娘小学生レストラン~ ストロベリーフィールドへようこそ!(2011/01)
俺が彼女に迫られて、妹が怒ってる?(MF文庫J、2012/02)

アニメ

「動き出さなきゃ永遠に他人のままだ」

 

 朋也と渚が出会う一年前の出来事を描いた番外編。タイトルコールの背景には幻想世界の女の子が登場しています。

 朋也の物語と渚の物語が交互に語られ、最後にまとまるという構成。

 

 朋也サイドでは杏との出会いが。不足していた杏のツンツン分を補充しろということですね、分かります。

 

 渚サイドでは彼女が友達を作ろうと奮闘する。

 

 次回、いよいよラストで総集編です。

 

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A

雑誌

元バイト先の先輩に、「てめぇの日記、ネタバレ注意って迂闊に見れねぇだろうがゴルァ!(超誇張表現)」みたいなことを言われたので、ルールを定めます。

テレビ番組は放送から一週間。
本は発売から三ヶ月、それ以内に続刊が出た場合にはその時点で解禁として、僕がこれはネタバレかなぁと思った部分は反転させておきます。

それでも、らめぇぇえええ、ネタバレされちゃうぅぅぅうううう!ってなったときは自分で退避してください。
基本的には内容垂れ流しです。

講談社ノベルス

九十九十九 (講談社ノベルス)

著:舞城 王太郎

 

「たぶん僕が美しすぎるんだよ、ツトム。僕はこの世に存在するには、美しすぎるんだ」

 

 講談社ノベルス。部室に置いてあったのを借りて来ました。タイトルは「ツクモジュウク」と読みます。

 

 え、舞城さんの作品って全部、こんな訳の理解らんテンションなの……?ミステリなのか何なのか。いや、メフィスト賞がこういうタイプの作家を輩出するための賞ですと言われたらどうしようもないけど。

 

 清涼院流水さんの作品と関連性があったり、他の講談社ノベルスの作家の名前が出て来たり、メタ要素が大量に仕込まれていたりと、読めば読むほどなんのこっちゃ理解らない。

 

 で、やっぱり無い記号の後のスペース。何、舞城さんの拘りなの?

 

 そういうわけで、『九十九十九』でした。このノリで六百ページはしんどいわ……。

 

燃:C 萌:C 笑:B+ 総:B

特撮

「変わってるよ君は。本当に……」

              

 ギルスは謎の青年に襲いかかるが、青年は光に包まれて消えてしまう。その後には、やはりあの紋章のようなものが。

 って、折角治してもらったのに変身したら、また老化しちゃうんじゃ……。

 

 翔一を知る三浦という女性が登場。彼女と会って話をする約束をする翔一だったが、約束の時間に彼女は現れなかった。何者かに殺害されていたのだ。

最初、翔一が会えなかったって嘘をついているのかとも思ったけど、どうなんだろう。どうにも挙動不審臭かったと言うか。

三浦さんは死ぬ前に、誰かと連絡を取っていた。その相手は一体?

また彼女の遺体を見て、氷川は既視感を覚える。会ったことがあるとすれば、やはりあかつき号事件のときか?

 

 オクティペスに立ち向かうのは北條G3。何なく撃破するが、オクティペスは爆発せず、溶けてしまった。一話で死ぬなんておかしいなと思ったら、案の定次回予告で生きていることが判明しました。

 アンノウンを倒すという点においてはパーフェクトだった北條だったが、人命救助を疎かにする戦い方に小沢さんは不満を募らせる。

 そんな小沢さんは十二歳でマサチューセッツに入学するほどの天才だそうな。まぁそりゃG3システムを開発するくらいだからなぁ。

 

 北條はアギトを捕獲すると意気込むが、アギトこと翔一は三浦さん殺害の件で任意同行されかけていました。

 しかも、そこでアンノウン出現を感じ取ってしまったため、逃げだそうとしたと勘違いされてタイーホされてしまいました。

 逮捕と言えば、『キバ』の名護さんを思い出すわけだがw

 

燃:A 萌:B 笑:B 総:A