富士見ファンタジア文庫

新生徒会の一存 碧陽学園新生徒会議事録 上 (富士見ファンタジア文庫)
著:葵 せきな イラスト:狗神 煌

「杉崎君こそ、いつものように女子トイレ前を口笛吹きつつ目をギョロギョロ動かしながらうろつく作業に戻ったら如何ですか?」

2012年11月の新刊。約2ヶ月1週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
さて、予告通り、杉崎が3年に進級し、新生徒会発足の外伝エピソードです。冒頭はドラマガの付録で既読。

まず、表紙のフォーマットが変更。上下巻で、新生徒会の女子メンバー2人ずつを登場させる構成のよう。
どうせなら4巻構成にして、1人1表紙にすれば良かったのに。

さて、新たなハーレムの始まりに、意気揚々と生徒会室に向かう杉崎だったが、新メンバーが誰も来なかったでござるの巻。
そういうわけで、めいくをサポート役として、杉崎の奮闘が始まる。
ってか、めいく可愛いな!

冒頭では、林檎のお尻を強調するような挿絵もあったりして、おじさん、テンション上がってきましたよ!<気持ち悪い

従来のような連作短編集形式ではなく、長編構成となっているので、随分新鮮。『マテリアルゴースト』の頃を思い出すな。

かつての生徒会メンバーも登場し、杉崎を励ましてくれる。元会長だけは出て来なかったけど、きっと下巻の超オイシイタイミングで登場するんだろう。

新メンバーは一癖も二癖もありそうで。最大最悪の敵って、このシリーズで使うような表現と思わんかったわ……。

ところで、このシリーズって、ヒロインのぱんつが拝めるシーンって、実は無かったんじゃないか?と、新会長つくしのしまぱんを凝視しながら感慨に耽る俺です。

次は2013年3月に下巻、7月くらいに『生徒会の祝日』。

燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
生徒会の土産 碧陽学園生徒会黙示録7(2012/07)
新生徒会の一存 碧陽学園新生徒会議事録 下(2013/03)

コミカライズリンク
新生徒会の一存 <1>(2013/07)

HJ文庫

はぐれ勇者の鬼畜美学Ⅵ (HJ文庫)
著:上栖 綴人 イラスト:卵の黄身

「ウチの奴らを泣かした罰だ━━テメエら、全米より泣かせてやる」

2011年8月の新刊。約1年半の積み。3ヶ月振りの新刊。
今までになく、穏やかな表紙なんだけど、暁月達の後ろに、まさかの鬼塚登場です。
鬼塚は今回がビジュアル初登場だそうな。俺はアニメで先に見たから、全然そんな印象無いんだけども。

さて、今回は新章突入前のインターミッションという感じの連作短編集。中編レベルの長さのもあるけど。

《朱の黄昏》のメンバーがじゃんじゃん登場。その中に深鏡めめこって少女が居るんだけど、この人、上栖さんのデビューシリーズ『彼女は眼鏡HOLIC』の主人公じゃないっすか!
見た目に、あまり共通点が無いのは、単に描いてる人が違うからなんだろうか。スターシステム的なアレなのかしらん。

《朱の黄昏》の創設者である暁月のお父さんが、いよいよ登場したけど、暁月を評して草食系とか、勝てる気がしねぇ……。

いやしかし、つれーわー。暁月さんが男前過ぎてマジつれーわー。
とか何とか言ってる内に、新章が盛り上がりそうな気配がビンビンと。これは続きが楽しみだわ。まぁ、読もうと思ったら、すぐ読める状態なんだけども。4冊くらい積んでるから。

次は2011年11月にⅦ巻、2012年2月にⅧ巻、6月にⅨ巻、9月にⅩ巻、2013年3月にⅩⅠ巻。

燃:A- 萌:A- 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
はぐれ勇者の鬼畜美学Ⅴ(2011/05)
はぐれ勇者の鬼畜美学Ⅶ(2011/11)

アニメ,電撃文庫

「なら、私は優子にプランCを」
「ほふるな!!」

プランCの天丼が好きな俺です。

原作5巻突入ということで、何故か空太の実家へ帰ることになる、さくら荘女子メンバー。
空太の御両親、正式登場だけど、お父さん、エキセントリック過ぎるだろ……。
お母さんは案の定、若いビジュアル。

空太の入浴シーンで、戸が開く音がしたら、ましろんだと思うだろうけど、何でお父さんが入ってくんだよ、そこはヒロインの出番だろwwwwww

そんな中、七海がせっせとお母さんにアピールしてる件。ってか、七海のヒロイン力凄ぇ。

燃:C 萌:A 笑:A 総:A+

エピソードリンク
#14「イヴの窓辺とそれぞれの灯り」
#16「ずっと、好きでした……」

富士見ファンタジア文庫

鋼殻のレギオス22 ウィンター・フォール 下 (富士見ファンタジア文庫)
著:雨木 シュウスケ イラスト:深遊

『戦おう。自律型移動都市(レギオス)の人々よ!』

2012年10月の新刊。約3ヶ月1週間半の積み。3ヶ月振りの新刊。
え、上下巻構成?遂に『レギオス』フィナーレか……と思ったら、最終巻じゃなかったでござるの巻。
表紙は今回もレイフォンがセンターで主人公そのものな扱い。

カバー裏描き下ろしは野郎祭りかと思いきや、レイフォン+外伝寄りのキャラ達でした。レギュラー男性陣ェ……。

さて、レヴァンティンとの戦いです。上巻でバッサバサと天剣が死んだ割に、今回は死者が出ず。
彼女との決着はついたものの、ラスボスが残ってるわけで。

うーむ、戦闘に次ぐ戦闘はダレるなぁと思っていたところに、各都市を回っていたカリアンが軍勢を引き連れて帰ってくるラストで盛り上がる。
凄いオイシイタイミングじゃないっすか。ちゃんとシャーニッドやハーレイにも出番があって良かった。
また、挿絵が格好良いんだよなぁ。このシーンで、ダレてた展開が引き締まった感じ。

次は2013年2月に23巻『ライク・ア・ストーム』。いよいよ、最終巻!と思ったら、その前に、まだ文庫未収録の短編残ってたよな!ってことで、最後の短編集っぽい。

燃:A- 萌:A- 総:C 総:A-

シリーズリンク
鋼殻のレギオス21 ウィンター・フォール 上(2012/07)
鋼殻のレギオス23 ライク・ア・ストーム(2013/02)

スーパーダッシュ文庫

覇道鋼鉄テッカイオー 2 (覇道鋼鉄テッカイオーシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
著:八針 来夏 イラスト:Bou

「大変ですわ、オッパイが来ますわ!下半身にご注意くださいませ!」

2012年7月の新刊。約5ヶ月半週間の積み。8ヶ月振りの新刊。そんなに空いてたのか……。
ただ、八針さんが遅筆だったというわけではなく、編集部の事情で刊行を止めていたっぽい。まぁ、売り出し方が難しい内容だしなぁ。

というわけで、第2巻となる今回の表紙を飾るのは、ゲストヒロインの1人、十絶悪鬼の『神算魔女』ミャウ=ガー。
ゴスロリもさることながら、腋アピールが凄い。

さて、精神爆弾の信管にされた少女を弔う旅路で、厄介事に巻き込まれることになるカザンとルゥラン達。
十絶悪鬼の1人、グントラムを相手にするだけでもしんどかったのに、今度は一気に2人の悪鬼を相手にすることになったから、さあ大変。

まぁ、ミャウ=ガーはビジュアル的には、何だかんだ言いつつ仲間、みたいなポジションに収まりそうだけど。

グントラムから託された力で、ピンチを乗り切った『鉄塊凰』だったけど、カザンの抱える問題が明らかになる。
彼が童貞を失うということは、愛する人を守る力を失うことと同義。こんなジレンマどうすんねん……。詰んでるやん……。

あれ、今回、らぶらぶちゅっちゅシーン少なくなかった?
次は2013年1月に3巻。

燃:A- 萌:A- 笑:B 総:A-

シリーズリンク
覇道鋼鉄テッカイオー(2011/11)
覇道鋼鉄テッカイオー 3巻(2013/01)

アニメ,ガガガ文庫

「帯を捨てるなぁぁああああああああ!!」

取り敢えず、前回のチョコ事件の説明から。
さて、今回は巷で人気のSNSサイトに不穏な動きが。事態を調べるため、邪神3姉妹が乗り出してくるんだけど、彼女達に部屋を蹂躙されるささみさんが可哀想過ぎる。
帯を捨てるとかド外道の極みだわ。
ささみさんの変顔リアクション、似たようなのを『化物語』で見たことあるな……。

EDは何故かオフボーカルに。お兄ちゃんがうるさいのは、そのままで。
エンドカードはCUTEGさん。まさか『うちの魔女しりませんか?』繋がり?

燃:C 萌:A- 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
第一話「明日からがんばる」
第三話「働いたら負け」

アニメ

「恋と仕事、どっちを取るか。それが問題だ。━━そんなの決まってるじゃないか。出来る男は両方取る!」

マイクマンがサキさんに、アルカディアの取材を依頼しているのをデートと思い込んだりんねによって一騒動。
最初はお互いに何とも思っていなかった2人だったが、マイクマンの方は本気になってしまう。

マイクマンのテンションうぜぇなw
でも、恋も仕事もどっちも取るって言ったときは、ちょっと格好良かったから困る。

ライバードはサクッと新技、雷電インパクトを使用。インパクトという割には、遠距離攻撃だったな。名前からすると、近接技っぽいんだけど。

いつの間にか、エネルクスから持ち帰ったデータを紛失してしまったマイクマンだけど、やはりサキさんがスッたのだろうか。
ホントに失くしたってわけじゃないと思うけど……。

アルカディアTVが独自に、軍司壮太の捜索を行うみたいだけど、ここから発見に繋がるのかな。

新人マルティーヌさんは今回のオチ要員ってだけじゃなくて、今後も登場するんだろうか……。
ベッタベタな展開だったけど、オペ子さんズの出番が多めだったので満足した俺が居る。
オペ子さんズのガールズトークっぽい感、もっと前面に出しても良いのよ?

燃:A- 萌:A 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
第15話「はじめまして ドルフィーネ!」
第17話「爆走!デスマッチ!」

アニメ

『みんな笑顔でウルトラハッピー!!』

この展開見たことあるわー。2年くらい前に見たことあるわー。

アバン無しでOP突入し、いよいよ最終回開始。ジャンクションも本編映像を使わないという徹底的なネタバレ防止策が取られていたけど、かといって、凄いサプライズがあるわけでもなく。

さて、地球を超えるサイズへと変貌したピエーロを撃破するべく、ウルトラレインボーバーストを発動させるプリキュア達だったが、圧倒的な力の前に為す術無し。
更には変身は解け、スマイルパクトも石化してしまう。
また、みゆきのレイプ目か!いい加減にしろ!

どうでも良いが、まさか最終回まで08:40は、なおれいタイムだとは思わなかった。

残された希望はただひとつ。ミラクルジュエルの最後の力を使って、もう一度だけプリキュアに変身すること。しかし、それは人間界とメルヘンランドの繋がりを断ち切ってしまうことと同義だった。

キャンディ達と別れたくないと涙を流すみゆき達。みんなの泣きがアツいんだけど、完全に『オールスターズDX3』と一緒や……という気持ちがどうしても邪魔してしまう。

ここから、決意→OPを挿入曲にして全員の変身フルバンクとかだったら、チ〇コもげてたんだけど、サクサクっとウルトラ化して名乗りも無し。アルェー?

とどめはミラクルレインボーバーストで。最後、ウルトラハッピーがムゲンシルエットみたいになってたな。
スレでジーグブリーカーとか言われていてワロタ

青空が戻った世界で、みゆき達はキャンディとポップに別れを告げる。そして挿入歌『最高のスマイル』と共にエピローグへ。
取り敢えずEDが、これまでの軌跡を振り返る特殊EDで安心した。あれ、画面左下で踊ってるハッピー要らなくね?

そしてED後、戻ってくるキャンディ。戻ってこれた理由は不明。何か良い感じの奇蹟が起きたっぽいですね。

ほぼ、最後まで『オールスターズDX3』の展開そのままだったんだけど、どういうことなの……。アツさもそのままなら良かったんだけどなぁ……。

総評

ってなわけで、シリーズ9作7代目、みんな笑顔でウルトラハッピーな『スマイルプリキュア!』全48話+単独映画1本、これにて終了。
全話リアルタイム視聴達成。

折り返しで盛り上げ過ぎて、最終回がイマイチという危惧していた事態になっちゃったのは残念だったなぁ。
勿論、決して詰まらなかったわけじゃないけど、山場の配置をミスってるというか。

また、虹、レインボーという単語を使っていたにも関わらず、追加メンバーが1人も居ないという構成が予想外過ぎた。
4代目以降、追加メンバーは最早恒例だったから、まさか登場しないとは……。
6人目はキュアラッキー、そう思っていた時期が俺にもありました。

追加メンバーが居なくても、ストーリー全体としての連続性がちゃんとしていれば良かったんだけど、そこが薄かったからなぁ。本編進行が結構唐突だったのが惜しい。
そういう意味では、5代目や6代目に軍配が上がるな。

勿論、良いところも沢山あった。何より、全体的なクオリティの底上げがなされた印象。
また、露骨に大きいお友達受けを狙った作画なんかも。ギャグの天丼や、個別キャラの掘り下げなんかも歴代1位といっても良い出来だった。

アイキャッチやEDが数バージョン用意されていたのも凄い。

そして、どんどん進化する変身シーンですよ。個人の変身バンクで、このレベルを超えるのは、なかなか難しいと思うんだが果たして……。

となると、次のシリーズに期待するのは、キャラの掘り下げとストーリー構成の両立だけど……。

来週からはシリーズ10作、8代目『ドキドキ!プリキュア』が始まります。

燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:S-

エピソードリンク
第47話「最強ピエーロ降臨!あきらめない力と希望の光!!」

コミカライズリンク
ドキドキ!プリキュア&スマイルプリキュア! おはなしブック!

ノベライズリンク
小説 スマイルプリキュア!

関連書籍リンク
スマイルプリキュア! コンプリートファンブック

スマイルプリキュア! 設定資料集 vol.3

シリーズリンク
ドキドキ!プリキュア 第1話「地球が大ピンチ!残された最後のプリキュア!!」

特撮

「おお、まさかの衣装チェンジ!」

久し振りにドラゴンスタイルと関係無い指輪が完成。ドレスアップウィザードリングとエキサイトウィザードリング。好きな衣装に着替えられる効果とムキムキになる効果。
久し振りにノーマル系統の新しい指輪だと思ったら、これだよw
一応、今回は使ってたけど、後は劇場版くらいでしか使用のチャンスないんじゃね?

今回のゲートは専業主婦の志保。常に誰かと繋がっていないと不安を覚える正確をファントム、ベルゼバブにつけ込まれる。
マンティコアに続いて、ベルゼバブもフェニックスを馬鹿にする言動だけど、これはフェニックスの立ち位置に何かしら動きがあったりするのかしら。

そんなフェニックスは荒れて、ユウゴの姿で一般人をボッコボコに。偶然、それを目撃した凛子は警察として捜査に乗り出すが、その過程で、ユウゴがファントムではないかと気付く。
ユウゴが生前暮らしていた家で、彼と遭遇してしまったが……。

ベルゼバブは一般のファントムとは思えないほどの強さを発揮。空間を跳び越えて攻撃及び防御が出来るとかズルいなw
攻撃が届かなければフレイムドラゴンでも太刀打ち出来ない。とか思ってたら、もう次回パワーアップすんのかよ!

今回、妙にコメディテイストが強かった気がするな……。

燃:A+ 萌:B+ 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
第19話「今日の命、明日の命」
第21話「ドラゴンたちの乱舞」

特撮

「私はエスケイプよ」
「いえ、データの残骸です」

これまでにメサイアロイドが収集したデータは全て、バックアップ機能を持つ13番のカードに転送されていた。
皆に自分を殺せと言えないヒロムは空元気を見せながらも、単独でエンター撃破に向かう。

一方、エスケイプは遂に動物とも融合出来るようになっていた。最後には、周囲のあらゆるものと融合し、メガゾードのような姿をしたエスケイプζとなる。
あれ、意外とアッサリとゴーバスターキングに倒されちゃったな……。

消滅したような描写だったけど、バックアップ自体は残ってるんだから、まだ復活出来るんじゃね?
公式サイトによると、度重なる復元の影響で、データが壊れつつあるらしいけど……。
どっちにしても、中の人がオールアップらしいので、これで退場かな。

レッドバスターはエンターを巻き込んでの自爆を選択するが、ヒロムの中のメサイアカードが彼に死ぬことさえも許さない。
更には、復活する度に強くなるエンターは「レッツモーフィン」と呟き……というところで続く。

それにしても、番宣から漂う『キョウリュウジャー』の面白そうさが異常。

燃:A 萌:B 笑:C 総:A+

エピソードリンク
Mission47「リセットとバックアップ」
Mission49「覚悟と選択」