【ラノベ】僕はやっぱり気づかない【1巻/感想/ネタバレ】
著:望 公太 イラスト:タカツキイチ
「……栗栖ちゃん、寝言すげえな」
HJ文庫2011年8月刊行物。約1ヶ月の積み。第5回HJ文庫大賞金賞受賞作品。応募タイトルは『僕はやっぱり気付かない』。
俺の好きな望さんのデビュー作。以前からいずれ読みたいな~とは思っていて、積み本が無くなったこのタイミングで挑戦してみることに。
平凡を愛する少年、籠島諦(かごしま・あきら)。彼の周りには研究機関の超能力者、異世界から来た魔法少女、未来から来た電脳戦士と超常の存在が目白押し。しかし諦は何を見たとしても気づかなくて……。
この諦、愛読書がコロコロコミックだったり両親が年の差30歳だったりとキャラ付けがとんがり過ぎてる一方で、特に本筋に活かされていないのが気になる。後々への布石だったりするんだろうか。
デビュー作だからなのか、文章に全然癖が無いな。扱う題材やネーミングセンスの捻くれ方はこの頃からで笑ってしまったわ。文章も敢えて普通の書き方をしているのかな。変なところで落選しないように狙ってたりする?
結局、諦は最後までヒロイン達の秘密に気づかないまま終了。何も知らない彼だからこそヒロイン達の帰る場所になり得るという落とし方は綺麗なんだけど、この後どうやってシリーズ展開すんだよ……。
取り敢えず暫く読み続けてみよう。
燃:B+ 萌:A 笑:A 総:A
シリーズリンク
・僕はやっぱり気づかない 2巻(2011/10)
著者リンク
・HAPPY DEATH DAY 自殺屋ヨミジと殺人鬼ドリアン(GA文庫、2011/09)
・異能バトルは日常系のなかで(GA文庫、2012/06)
・ウチのクラスの頼りないラスボス(HJ文庫、2013/01)
・黒き英雄の一撃無双 1.受難の女騎士(HJ文庫、2013/10)
・異界神姫との再契約Ⅰ 暴風再愛(2014/12)
・アイサレワールド I really, truly surrender to you. 冬美原久真部の解決日誌1(HJノベルス、2015/08)
・最強喰いのダークヒーロー(GA文庫、2016/06)
・ラノベのプロ! 年収2500万円のアニメ化ラノベ作家(ファンタジア文庫、2016/12)
・最悪探偵(NOVEL 0、2017/02)
・異世界テニス無双 テニスプレイヤーとかいう謎の男がちょっと強すぎるんですけど!(GA文庫、2018/01)
・ちょっぴり年上でも彼女にしてくれますか? ~好きになったJKは27でした~(GA文庫、2018/05)
・ちょっぴり年上でも彼女にしてくれますか? Vol.6 ~とびっきりの王子様~(2020/06)
・神童勇者とメイドおねえさん(MF文庫J、2019/02)
・性春デイズ ~男子高校生の性の心理戦~(LINE文庫エッジ、2019/12)
・娘じゃなくて私が好きなの!?(電撃文庫、2019/12)
・きみって私のこと好きなんでしょ? とりあえずお試しで付き合ってみる?(GA文庫、2020/04)
・元カノとのじれったい偽装結婚(MF文庫J、2021/02)
・仕事帰り、独身の美人上司に頼まれて(スニーカー文庫、2023/06)
・小鳥遊ちゃんは打ち切り漫画を愛しすぎている(MF文庫J、2024/04)
第5回HJ文庫大賞リンク
・僕の妹は漢字が読める(銀賞、2011/07)
・私のために創りなさい!(奨励賞、2012/03)
HJ文庫大賞金賞リンク
・新感覚バナナ系ファンタジー バナデレ!(第4回、2010/07)
・姉ちゃんは中二病 地上最強の弟!?(第7回、2013/09)
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