スーパーダッシュ文庫

パパのいうことを聞きなさい! 13 通常版 (集英社スーパーダッシュ文庫)
著:松 智洋 イラスト:なかじま ゆか

「うさぎピョンピョン!みんなのもとへ!」
「「「うさぎピョンピョン!みんなのもとへ!!!」」」

なにこれこわい。
2013年6月の新刊。約1年6ヶ月半週間の積み。4ヶ月振りの新刊。『オトメ3原則!』4巻からは隔月刊行。
OVA付きの限定版がありましたが、そこまで買うつもりはなかったのでスルー。

表紙は美羽と仁村なんだけど、まさか仁村が表紙に出れる時が来るとはな……。
それにしても美羽の服の柄どういうデザインだよw

さて、最近姿を現さない仁村を心配する裕太達。女絡みの問題でも起こしたかと思われたていたが、実は彼の家族に関するトラブルが起こっていて……。

今回はずっと仁村を助けるお話かと思いきや、中盤くらいで問題は解決して、別のエピソードへ移行。

サーシャさんからの同居の提案を素直に喜べない裕太達。そんな中、倒れてしまう裕太。彼の入院騒動は周囲に衝撃をもたらして……。
次々とお見舞いに駆けつける人々ということで、これまで小鳥遊家が繋いできた絆がはっきりと判るハートフルな展開に。

おい、ひな、ママに帰ってきてほしいって泣くんじゃないよ。おじさんの涙腺爆発しちゃうだろうが。

いやしかし、仁村のターンが回ってきたんだったら、佐古先輩にもワンチャンあるんじゃね?ちょっとずつ彼の交友関係も見えてきてるしな。
そもそもこの人、変態だけど凄い頼りになるんだよなぁ。
今回、惜しかったのは脱字の多さ。やっぱりスケジュール厳しいんだろうか……。

次は2013年8月に『3原則』5巻、10月に『パイコキ』14巻、12月に『3原則』6巻、2014年2月に『パイコキ』15巻、6月に16巻、11月にダッシュエックス文庫から新シリーズ『はてな☆イリュージョン』、2015年1月に『パイコキ』17巻、3月に18巻。

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
パパのいうことを聞きなさい! <12>(通常版)(2013/02)
パパのいうことを聞きなさい! <14>(2013/10)

著者リンク
オトメ3原則! <4>(2013/04)
オトメ3原則! <5>(2013/08)

このライトノベルがすごい!文庫,雑記

献本を頂きました。有り難うございます。

・まのわ 魔物倒す・能力奪う・私強くなる <2>

の計1冊。

MF文庫J

緋弾のアリアXIX 小舞曲を御一緒に (MF文庫J)
著:赤松 中学 イラスト:こぶいち

「この国じゃ貴族は王族に逆らえない、なんてみんな言ってたけど━━知ってたかい?アリアはもうとっくに、王族なんだ。だから、逆らっても良かったんだよ」
「あ、あたしが王族?」
「━━そう。俺の女王陛下さ」

KAKKEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!
2014年12月の新刊。約1週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙はアリアの妹メヌエット。アリアに妹が居ると始めて言及されたのって、一体いつのことだったのだろうか……。

勿論、武偵校の制服を着ている筈がないんだけど、セーラー襟だけは付いてるのね。前巻のLOOも襟だけは付けていたから、そこが統一ポイントなのか。
サブタイの「小舞曲」は「メヌエット」と読みます。

さて、ジーサードと共に瑠瑠色金を手に入れたキンジはアリアの居るイギリスへ。色金の秘密を知るアリアの妹メヌエットの元へ……。

ホームズの血を引く少女が一筋縄でいく筈もなく。
メヌエットから情報を引き出そうとリサの協力を仰ぐキンジ。リサが頼もし過ぎてヤバイ。
キンジの中でリサの株がストップ高なんだけど、今後も出番多いのかしら。

そんなメヌエットのネトゲ友達のモモコって一体誰だよと思ったけど、よく考えたら夾竹桃のことなのか。

今回もアツい男の友情。前巻は兄弟愛だったけども。いがみ合った相手と戦いを通して理解り合う展開はベッタベタだけど良いよな。

惜しいのは、このシリーズ、頑なに挿絵に男はキンジしか出さないんだよな。たまには男を出しても良いのよ。
ってか1回くらいイラストに出してくれないと男キャラの印象が薄くなってしまうな……。
今回登場したサイオンなんて、再登場してほしい良キャラだと思うんだけど、イラスト化されていないので印象が薄いしなぁ。

次は2015年1月に『緋弾のアリアAA』です。

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
緋弾のアリアⅩⅧ 星条旗の覇道(2014/08)
緋弾のアリアAA(2015/01)
緋弾のアリアⅩⅩ 恋と戦の超伝導(2015/05)

世界観リンク
やがて魔剣のアリスベルⅤ 必殺の時刻(2015/01)

ガガガ文庫

不戦無敵の影殺師 3 (ガガガ文庫)
著:森田 季節 イラスト:にぃと

戦うことだけが、俺たちだ。

2014年9月の新刊。約3ヶ月2週間半の積み。3ヶ月振りの新刊。
あ、朱雀が表紙から押し出されてしまった……。出て来たのは、みぞれと舞花。かといって、本編でスポットが当たるわけでもないという。

さて、最強を名乗り始めたことで、裏の社会の異能力者集団『御大』に目をつけられてしまった朱雀達。
その牙は彼等だけでなく、表の異能力者業界全体に向けられて……。

前回の振り通りシリアス展開に傾きはしたけど、そこまでバトルものっぽい展開にはならなかったな。
あくまでも朱雀が自分の生き方を模索する描写に紙幅が割かれている。

これが結構アツくてなぁ。激しい燃えって感じじゃないんだけど、地味~にアツいんだよな。
最終的に落ち着くポジションも地味。だがそれが良いw

まぁ、森田さんのシリーズなら3巻で終わりだろうと思っていたら、終わらない……だと?こんなに打ち切り完結っぽい空気を漂わせておいて……。
小手毬との関係性は結構掘り下げたし、次は他のキャラの出番を増やしてほしいな。舞花とかみぞれとか。
というわけで次は2015年2月に4巻です。

燃:A 萌:A- 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
不戦無敵の影殺師 <2>(2014/06)
不戦無敵の影殺師 <4>(2015/02)

コミカライズ,富士見ファンタジア文庫

棺姫のチャイカ(5) (角川コミックス・エース)
原作:榊 一郎 漫画:茶菓山 しん太 キャラクター原案:なまにくATK(ニトロプラス)

「これからはその人を助ける為に生きなさい。そして自分の為にも、もっと強く━━」

2014年12月の新刊。
案の定というか何というか原作とアニメが終了したので、こちらも終了。結局、原作2巻までしかやれなかったか……。

最後には少しだけオリジナル要素を挟んで、一応ラストっぽい雰囲気が作られている。大した変更ではないんだけど、これを入れたことで綺麗に終われていると思う。

あー、薄々判ってはいたけど、コミカライズ版のフレドリカ、やっぱ可愛いわー。くそー、最後の最後だけの出番とかマジ惜しいな……。
フレドリカが出て来てから本番みたいなところもあるのに。

総評

そんな具合でファンタジア文庫のコミカライズ『棺姫のチャイカ』全5巻、これにて終幕。単行本だけだと足掛け2年9ヶ月か。
原作2巻までしかいけなかったのが残念だけど、丁寧な出来で良質なコミカライズだったと思います。

燃:A 萌:A 笑:B- 総:A

シリーズリンク
棺姫のチャイカ <Ⅳ>(2014/03)

富士見ファンタジア文庫

ぼくのゆうしゃ (6) (富士見ファンタジア文庫)
著:葵 せきな イラスト:Nino

〈私はあくまで彼女の人格を元にした人工知能。……時に、女神などとも呼ばれる、ただの美貌の才女でしかないのです〉
「なんで急に若干のドヤ感を差し込んできたの?」

2014年12月の新刊。約1週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。
さて、前巻の予告通り今回は激動です。魔法都市ルーンヘイムへと到着したトオル達は近くにある《裁きの楼閣》で試練を受けることにするが……。

すっかり騙されたけど、ヨル=ヒロキ兄さんではなかったんだな。かなり近い位置に居たのは間違いないけども。
で、ルゥが犠牲になるという予想外過ぎる展開。おいおい、正直ただの賑やかしだと思ってたわ……。

そして、明らかになるタイトルの意味。ただ、「これはトオルにとっての勇者」という意味であって、「トオルが捉えている勇者という言葉の意味」は指してないんだよな。
となると、もう一度タイトルの意味に言及する展開があるのではないかと思うわけですが……?

今回の展開はトオルにとっては決定的な出来事って感じだけど、これからどんどん児童書では出せない方向へ流れていくのかしら……。いやはや、ストーリーの急カーブ具合が……。

レイアは引き続き、旅に同行しているけど、今回はこれといった活躍は無し。ファルディオとイチャイチャしていただけだな……。いや、彼女が登場してからラブコメ分が加速したので、今後もレギュラーでいてほしいけども。

後書きによると、ファンタジアBeyondで連載中の『ゲーマーズ!』の書籍化が決定したそうで、それが2015年3月に出るとか何とか。

燃:A 萌:A 笑:A- 総:A+

シリーズリンク
ぼくのゆうしゃ <5>(2014/08)
ぼくのゆうしゃ <7>(2015/04)

著者リンク
ゲーマーズ! 雨野景太と青春コンティニュー(2015/03)

 

コミカライズ,富士見ファンタジア文庫

空戦魔導士候補生の教官 1 (MFコミックス アライブシリーズ)
作画:獅童 ありす 原作:諸星 悠 キャラクター原案:甘味 きみひろ(アクラプラス)

「俺が嫌われることであいつらが強くなれるんなら、そんなの全然大したことじゃねーよ」

2014年11月の新刊。
アニメ化が決定しているファンタジア文庫の人気シリーズのコミカライズ。掲載誌はコミックアライブ。
作画の獅童さんは成コミ作家なのか。

さて、今後増えていくであろうコミカライズの先陣を切る本編コミカライズです。魔甲蟲に殺された人間が人々の記憶から消えるってクソ重い設定、久し振りに思い出したわw

ってか、やたら重い設定にした割には原作では最近殆ど触れられてなくね……?いや、世界の成り立ちに言及しそうだし、そこで出て来るのかもしれんけど。

物凄いちょっとだけだが、魔甲蟲のビジュアルが明らかになりましたね。まぁ、デカい虫って印象しかないけど。

表紙の感じだと、結構良い出来かな?と思っちゃったんだけど、ごく普通のラノベコミカライズでした。
本格的な戦闘シーンにまで突入してないけど、戦闘で作画が急に本領発揮したりしないだろうしなぁ。
切りで。

燃:B- 萌:A- 笑:C+ 総:A-

原作リンク
空戦魔導士候補生の教官(ファンタジア文庫、2013/07)

アニメ,電撃文庫

「あれ、まもちゃん、何かグンッ!ってなった?」

アニメシャワー枠で放送開始直前特番が放送。公式サイトによると、『音』の方が先らしいんだけど、何故かMBSでは一挙放送で『談』の方が先という謎。

内容的にはキャストトークとアーティストトーク。『談』の方ではルル山、全然ボケないのな。ちゃんと作品の空気を考えてるのかな。

『音』の方は最早『デュラララ!!』と関係無いこと話してるな……。

燃:C 萌:B- 笑:B+ 総:A-

アニメリンク
デュラララ!! 最終話「則天去私」
デュラララ!!×2 承 第1話「百聞は一見に如かず」

スーパーダッシュ文庫

オトメ3原則!〈4〉 (集英社スーパーダッシュ文庫)
著:松 智洋 イラスト:ななろば 華

「……あたしを月まで連れてって。なーんちゃって。明日は頼むよ、魔法使いの王子様」

2013年4月の新刊。約1年8ヶ月の積み。4ヶ月振りの新刊。『パパのいうことを聞きなさい!』12巻からは隔月刊行。

さて、カムイによって破壊されてしまったラブ。本気達の必死の修復作業により、何とか峠は越えたものの、再起動したラブは彼女を彼女たらしめていたロボットらしからぬ感情を失ってしまっていて……。

スタートがスタートなので、今回は終始シリアス展開です。俺はもっと軽い方が好きなんだが……。

ラブを直すには本気のお母さんの力を借りるしかないということで、お母さんに認めてもらうため、ロボコンで優勝を目指すロボロボ部。

脚が不自由な明里部長が歩けるようにと歩行器ロボットを開発。ロボットの補助を得て、生まれて初めて歩くという行為を知った明里部長のシーンは感動的な場面の筈なんだけど、何でエロいパイロットスーツみたいな格好してるの……。
いやしかし、今回の件で、明里部長のヒロイン化まったなしだな。

何で絵師後書きのキャラチョイスが本気のお母さんなんだよw
いや、エロ可愛いけどさぁ。

次は2013年6月に『パイコキ』13巻、8月に『3原則』5巻、10月に『パイコキ』14巻、12月に『3原則』6巻、2014年2月に『パイコキ』15巻、6月に16巻、11月にダッシュエックス文庫から新シリーズ『はてな☆イリュージョン』、2015年1月に『パイコキ』17巻、3月に18巻。

燃:C 萌:A 笑:C 総:A

シリーズリンク
オトメ3原則! <3>(2012/12)
オトメ3原則! <5>(2013/08)

著者リンク
パパのいうことを聞きなさい! <12>(通常版)(2013/02)
パパのいうことを聞きなさい! <13>(通常版)(2013/06)

ガガガ文庫,コミカライズ

俺、ツインテールになります。Π(1) (ビッグガンガンコミックス)

原作:水沢 夢 キャラクター原案:春日 歩 漫画:柚木 涼太

「そのツインテールを親指と人差し指で軽く摘んで、俺の頬をぺちぺち叩いてくれぬか…!!」

2014年12月の新刊。
ガガガ文庫の人気シリーズのコミカライズが登場。掲載誌はビッグガンガン。
作画の柚木さんはガンガンノベルズ『おらくる☆ヒミコさん』のコミカライズを描いていた人か。

タイトルに付いている「π」は恐らくツインテールの形を意味していると思われる。本編コミカライズなのに原作とタイトルが違うって珍しいんじゃね?

というわけで本編コミカライズなんだけどアニメとは異なり、愛香とトゥアールのコントがしっかり原作再現されていて、やたらバイオレンス。
でも愛香可愛いんだよなぁ。

情報量が原作とアニメの丁度中間点くらいにあるので、それぞれに足りない部分を上手いこと補っている。

燃:A- 萌:A 笑:A 総:A

シリーズリンク
俺、ツインテールになります。π <2>(2015/08)

原作リンク
俺、ツインテールになります。(ガガガ文庫、2012/06)

作画リンク
おらくる☆ヒミコさん <1>(2011/02)