MF文庫J,オーバーラップ文庫,コミカライズ,ファミ通文庫,角川スニーカー文庫,角川ビーンズ文庫,講談社キャラクター文庫,講談社ラノベ文庫,雑記,電撃文庫

予約していたものを引き取ったり、献本を貰ったりで。ラノベは、

・小説 仮面ライダー響鬼
・機巧少女は傷つかない <11>
・すずみんは肉食系火竜
・新妹魔王の契約者Ⅲ
・少年陰陽師 慄く瞳にくちずさめ
・スクールライブ・オンライン
・おんせん部!

の計7冊。

MF文庫Jでは、『機巧少女』のアニメが制作ラルケで、秋放送開始が決定。PVを見た感じでは良さそうだけど……。

『学戦都市アスタリスク』はコミックアライブでコミカライズ連載開始。
『小悪魔ティーリと救世主!?』はドラマCD化決定だそうな。
最近、下手な鉄砲数撃ちゃ当たる戦法過ぎて、タイトルさえも思い出せないシリーズが増えてきた気がする……。

オーバーラップ文庫では、相変わらず買おうと思うような新刊は無い。
『IS〈インフィニット・ストラトス〉2』は秋開始だそうで。

ファミ通文庫では、『犬とハサミは使いよう』のアニメが7月から放送開始。既に夏野さんのフィギュアとか出てるんだな……。

スニーカー文庫では『大奥のサクラ』のコミカライズ連載誌がファミ通コミッククリアに決定。
7月の新刊には『リバース;エンド 恋する次元凍死』なるタイトルが。おいおい、どこかで聞いたことあるようなタイトルじゃねーか……。

講談社ラノベ文庫では、ガガガ文庫『RIGHT×LIGHT』でお馴染みのツカサさんが7月に新作『銃皇無尽のファフニール』で登場。
いきなり公式サイトを用意するとか、仕掛ける気満々過ぎて吹いた。イラストは梱枝りこさんなんだけど、お、ヒロイン可愛いな~と思いながら、粗筋読んだら、また女の子だらけの学園に男1人の主人公か!いい加減にしろ!!

2大アニメ化作品『彼女がフラグをおられたら』『アウトブレイク・カンパニー』が並べて宣伝されてるんだけど、テレビアニメ化決定と書かれ、放送局まで判明している『ABC』に比べて、アニメ化決定としか書かれてない『がをられ』ェ……。
これでOVAだったらティウンティウンだな……。
『ABC』はTBSとBS-TBSということでウチで視聴可能っぽいな。

コミカライズは、

・棺姫のチャイカ <Ⅲ>
・境界線上のホライゾン <Ⅲ>
・アイドライジング! <01>
・アイドライジング!外伝 オリンライジング! <01>
・僕と彼女のゲーム戦争
・ブラック・ブレット <01>

の計6冊。

ランキング,雑記

夏とか人類に必要無い。

小説関係本購入冊数
ライトノベル:17冊
ボーダー:1冊
コミカライズ:5冊
雑誌:1冊
漫画:4冊
総計:28冊

読了冊数
ライトノベル:27冊
ボーダー:2冊
コミカライズ:12冊
ラノベ関連本:1冊
一般:2冊
漫画:4冊
総計:48冊

よーしよーし、今月も山を切り崩せたぞー。


「燃」部門

1位:パラサイトムーンⅥ 迷宮の迷子達

パラサイトムーン〈6〉迷宮の迷子達 (電撃文庫)
燃:A+ 萌:A+ 笑:B 総:S-

設定燃えでござる。

2位:デート・ア・ライブ07 美九トゥルース

デート・ア・ライブ7 美九トゥルース (富士見ファンタジア文庫)
燃:A+ 萌:A+ 笑:B 総:A+

全部乗せ士道さんに期待。

3位:パラサイトムーンⅣ 甲院夜話

パラサイトムーン〈4〉甲院夜話 (電撃文庫)
燃:A+ 萌:A 笑:C+ 総:A+

新章開始にwktk


「萌」部門

1位:パラサイトムーンⅥ 迷宮の迷子達

パラサイトムーン〈6〉迷宮の迷子達 (電撃文庫)
燃:A+ 萌:A+ 笑:B 総:S-

ネイが思っていた以上にツボでした。

2位:新生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録 下

新生徒会の一存 碧陽学園新生徒会議事録 下 (富士見ファンタジア文庫)
燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

東子可愛いよ東子。

3位:うちのクラスの頼りないラスボス <2>

うちのクラスの頼りないラスボス2 (HJ文庫)
燃:A- 萌:A+ 笑:B+ 総:A

ビッチ可愛いの時代くるで!


「笑」部門

1位:特装版 四百二十連敗ガール <2>

特装版 四百二十連敗ガール2 (ファミ通文庫)
燃:C 萌:A 笑:A- 総:A

失速したとはいえ、高ランク。

2位:なにかのご縁 ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る

なにかのご縁―ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る (メディアワークス文庫)
燃:C 萌:A 笑:A- 総:A

二階級特進。

3位:新生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録 下

新生徒会の一存 碧陽学園新生徒会議事録 下 (富士見ファンタジア文庫)
燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

衰えないギャグセンス。


「新作」部門

1位:新妹魔王の契約者Ⅰ

新妹魔王の契約者I (角川スニーカー文庫)
燃:A- 萌:A 笑:B 総:A

早くもアニメ化ワンチャンある感。

2位:なにかのご縁 ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る

なにかのご縁―ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る (メディアワークス文庫)
燃:C 萌:A 笑:A- 総:A

もふもふ!うさぎさんもふもふ!

3位:ウタカイ

ウタカイ (Yuri‐Hime Novel)
燃:B- 萌:B+ 笑:B- 総:A-

まさかの復活。


「総」部門

1位:パラサイトムーンⅥ 迷宮の迷子達

パラサイトムーン〈6〉迷宮の迷子達 (電撃文庫)
燃:A+ 萌:A+ 笑:B 総:S-

地味と言われるとアレだけど面白いんだよなー。

2位:はぐれ勇者の鬼畜美学Ⅸ

はぐれ勇者の鬼畜美学 9 (HJ文庫)
燃:A 萌:A- 笑:C+ 総:A+

最終回っぽさが異常。

3位:デート・ア・ライブ07 美九トゥルース

デート・ア・ライブ7 美九トゥルース (富士見ファンタジア文庫)
燃:A+ 萌:A+ 笑:B 総:A+

精霊の秘密が垣間見えてきたので盛り上がって参りました。

4位:パラサイトムーンⅤ 水中庭園の魚

パラサイトムーン〈5〉水中庭園の魚 (電撃文庫)
燃:A+ 萌:A+ 笑:C 総:A+

巻数を重ねれば重ねるほど面白くなる。

5位:パラサイトムーンⅣ 甲院夜話

パラサイトムーン〈4〉甲院夜話 (電撃文庫)
燃:A+ 萌:A 笑:C+ 総:A+

新装版とか出ねーかな。

最下位:朽ちた神への聖謡譚

朽ちた神への聖謡譚 (MF文庫J)
燃:C+ 萌:A- 笑:C+ 総:B+

著者の持ち味が9割以上殺されるという悲劇。


『パラサイトムーン』がランキングの上位に食い込み過ぎワロタ状態となった。10年経ってもオモロイもんはオモロイねんという話で。
6月は何といっても『ストレンジムーン』が楽しみ過ぎて仕方が無い。

問題は、これから『第2次スパロボ再世篇』に着手するということだな。今月は大分『スパロボ』を後回しにした結果、この読了数だからな……。


今月の結論

新・神話再動の予習はOKか?

感想リンク
2013年4月に読んだラノベまとめ
2013年6月に読んだラノベまとめ

角川スニーカー文庫

新妹魔王の契約者I (角川スニーカー文庫)
著:上栖 綴人 イラスト:大熊 猫介(ニトロプラス)

「義理の妹なんて、調教する以外に使い道ありますか?」

妹を調教しよう!

スニーカー文庫2012年10月の新刊。約7ヶ月2週間半の積み。
HJ文庫『はぐれ勇者の鬼畜美学』でお馴染みの上栖さんがスニーカー文庫に殴り込み。編集者繋がりらしいな。
イラストはニトロプラス所属の大熊さんということで、戦闘もエロも安心のクオリティ。
『はぐれ勇者』面白いし、取り敢えずこっちも買っておこうかと。

さて、タイトルの「契約者」は「テスタメント」と読むわけだが。近年、ラノベでは妹と勇者&魔王がブームということで、それなら、くっつけちゃえば良いんじゃね?ということなんだろうか。

ただ売れ線を合体させただけじゃなくて、ちゃんと上栖さんの持ち味も入れた上で、綺麗に仕上がっていると思う。

さて、主人公、東城刃更(ばさら)は、とある事件がきっかけで勇者の里を追放され、一般人として暮らしている高校生。
ある日、彼の父が再婚相手の娘2人との同居を提案してくるが、2人には、とんでもない秘密があって……というお話。

主人公が勇者で、ヒロインが義理の妹で魔王の娘って、『はぐれ勇者』と全く同じポジションなんだけど、意図的に被せてきてるのかな。
主人公がチートスペックっぽい技を持っているところも似てるか。

勿論、エロも向こうに負けず劣らずといったところで。むしろ『はぐれ勇者』に比べて、こっちの方が最初からアクセル踏んでる感じ。
ただ、こちらは設定的に、主従契約を結んでいる澪とサキュバスの万理亜としか、やらしー展開に持ち込めないというのがあるので、そこを今後、どう拡大させていくかが鍵かな。
にしても、澪のムチムチさといったらない。

刃更は『はぐれ勇者』の暁月に比べると、随分と大人しく感じるけど、それでも昨今の、やれやれ系ラノベ主人公とは一線を画す漢気溢れる存在で。まぁ、勇者という生い立ちがそうさせるのかもしれん。

暁月みたいにハーレムを形成するわけではなさそうだし、ラブコメがまともに機能しそうだなw
あっちはヒロイン達が主人公を取り合う必要が無いからな……。

ところで幼馴染みの柚希(ゆき)は眼鏡を掛けていた方が可愛いと思うの。

そんな具合で、トントン拍子にアニメ化まで進みそうな気がしないでもない『新妹魔王の契約者』でした。
もしかしてニトロプラスからエロゲ化ワンチャンある……のか?
次は2013年2月にⅡ巻、6月にⅢ巻。

燃:A- 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
新妹魔王の契約者Ⅱ(2013/02)

コミカライズリンク
新妹魔王の契約者 <1>(2013/10)
新妹魔王の契約者・嵐! <001>(2014/09)

アニメリンク
新妹魔王の契約者 第1話「妹ができた日」

著者リンク
はぐれ勇者の鬼畜美学(HJ文庫、2010/05)
やりすぎた魔神殲滅者の七大罪遊戯1 最強究極の七大罪使いは容赦ゼロで禁忌を犯しつくす(講談社ラノベ文庫、2018/10)

富士見ファンタジア文庫

新生徒会の一存 碧陽学園新生徒会議事録 下 (富士見ファンタジア文庫)
著:葵 せきな イラスト:狗神 煌

・ココロコ〇クト カツランダム事件勃発

カツランダムwwwwww
2013年3月の新刊。約2ヶ月1週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
上巻と表紙の構成を揃えて、下巻は東子と火神。
口絵ピンナップは東子が大変けしからんエロイ身体で、ああもう僕はどうしたら良いのかと!

さて、今回は表紙通りVS東子、続いてVS火神。どちらも杉崎の過去や、これからの決意に絡む難敵で。
特に、火神の父親は杉崎がハーレム宣言をする上では、絶対に避けて通れない、まさにラスボスといった存在で……。

これまでの『生徒会』シリーズとは方向性を変えながら、しかし確実に『生徒会』シリーズと言える内容として仕上がっているのが凄いよなぁ。
ギャグは控えめだけど、真面目な話は真面目な話で面白い。
そんな中、東子が可愛くてなぁ。お馬鹿可愛いというか。

会長は超美味しいタイミングで出て来るとは思っていたけど、ガチでラストシーン担当とは思わなかったな……。
まぁ、会長との出会いで杉崎のハーレム道は始まったんだから、これで終わるのが相応しいっちゃー相応しいのだが。

次は2013年7月に『生徒会の祝日』と新シリーズ『ぼくのゆうしゃ』。

燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
新生徒会の一存 碧陽学園新生徒会議事録 上(2012/11)
生徒会の祝日 碧陽学園生徒会黙示録8(通常版)(2013/07)

MF文庫J

朽ちた神への聖謡譚 (MF文庫J)
著:内田 俊 イラスト:硯

「こづくり、しましょう?」

どうしてこうなった。

MF文庫J2013年4月の新刊。約3週間半の積み。『あおはるっ!』の打ち切りから8ヶ月、内田さんの3番目のシリーズが始動。
「聖謡譚」は「ファンタジア」と読みます。
イラストは『黒のストライカ』でMFに登場済みの硯さん。

最近、MFは若手に美少女ファンタジーやら美少女学園バトルを書かせるのが好きらしく、内田さんもその餌食になって魔改造されてしまった……。
加えて、まさかのロボットものという。

巨大人型兵器、機鎧(ラウンド・ギア)を操る操鎧士(ラウンダー)を目指し、王都へやって来た少年マキト。
偶然、伝説の【聖鎧(アルビオン)】を動かしたことから、彼の運命は大きく動き出して……というお話。

だから、内田さんの持ち味はケツ毛ファイヤーだろ!何で、その部分を根こそぎ殺してんだよ!
こんな毒にも薬にもならないファンタジーなんぞ誰でも書けるだろ……。ってか、片仮名英語がポンポン出て来る時点で、あんまりファンタジー感も無いけどな。いや、現代から地続きの遥かな未来って設定なのかもしれんけど。

主人公機〈クロウクルワッハ・ユリゼン〉の名前は格好良いと思うんだけどなぁ。うーむ。
まぁ、順調にヒロインのフラグも立てつつ、ロボットバトルもしちゃうというアレ。

最近はラストで次巻へ引っ張るのがトレンドなのかしら……。
いやしかし、このままでは、またしても3巻打ち切りなんじゃねーかなぁ。
次は2013年6月にⅡ巻だけど、もう買いません。『あおはるっ!』のときも最初の2冊が隔月刊行だったな。

燃:C+ 萌:A- 笑:C+ 総:B+

著者リンク
喰 -kuu-(2010/11)
倒錯クロスファイト(メガミ文庫、2011/01)
おらくる☆ヒミコさん(ガンガンノベルズ、2011/02)
あおはるっ!(2012/01)
あおはるっ! <3>(2012/08)
戦極ヤヲヨロズ 無課金だけど神殺し(MF文庫J、2014/10)

イラストリンク
黒のストライカ(2010/10)

富士見ファンタジア文庫

スカイ・ワールド4 (富士見ファンタジア文庫)
著:瀬尾 つかさ イラスト:武藤 此史

「名作ゲームは、バグも破綻も全部ひっくるめて名作っていわれるもんだ」

2013年4月の新刊。約1ヶ月1週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙はここにきて、エリに交代。ヒロインがいっぱい居るんだから、1巻毎の交代制で良かった気がするな……。
ぱんつが見えそうな構図だけど帯を取っても見えません。

さて、第四軌道へと向かうため、連続クエスト、フエルファイ・キャンペーンに挑むジュン達。
そんな中、少しずつ、この世界に潜む謎が見えて来て……。

ポンポンとヒロインを増やす一方で、着実に世界観も風呂敷を広げていっている感じだな。
ジュンさん、すっかりハーレムパーティーのリーダーですやんか……。リュカがハーレムの一員となるのも、そう遠くない日の気がするな。

そして早くも訪れたサクヤとの再会。もう少し引っ張るかと思ったが……。

燃:B 萌:A 笑:B- 総:A-

シリーズリンク
スカイ・ワールド #03(2012/12)
スカイ・ワールド #05(2013/08)

アニメ,電撃文庫

「部屋で2人きりだなんて━━━━気持ち悪いじゃないですか」

桐乃の彼氏として登場する御鏡。高スペックなイケメンなのだが、髪型の所為で外見が全くイケメンに見えねぇ……。
え、あの髪形って格好良いの?

突如、京介を自宅に呼び出すあやせ。手錠を用意するなど、防犯対策はバッチリって感じだけど、京介を床に座らせた上で、自分は椅子に座って、ちゃっかり生脚アピールとか、誘惑する気満々じゃないですかー!やだー!

桐乃が御鏡を家に連れて来たことが気に入らない京介。お父さんは拗ねて、部屋に引き篭もってしまう。
いじけたお父さん可愛いなw

結局、京介のいつもの変態的カミングアウトで事態は収束へと向かうが、やっぱり駆け足気味の展開な気がするなぁ。

EDは本編が半分食い込んで、いよいよ黒猫の告白と相成る。イラストは『らぶなどーる!』繋がりで、アマガイタローさんか。

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
第5話「俺が妹の彼氏なわけがないし、俺の妹に彼氏がいるわけがない」
第7話「俺が後輩と恋人同士になるわけがない」

アニメ,ガガガ文庫

「例えが千葉過ぎて理解らないのだけれど……」

今回から原作3巻だっけ。
結衣の誕生日プレゼントを買うため、休日にショッピングモールへとやって来た八幡とゆきのん。小町も随伴していたが、早い段階で単独行動に。

って、ゆきのんの私服姿、滅茶苦茶可愛いな!!ものっそいフェミニンな感じで。普段の彼女のイメージとは大きく異なるツインテールが堪りませんね!
むしろ可愛いと通りこして怖ッ!ゆきのん怖ッ!

偶然、ゆきのんの姉、陽乃さんに遭遇することに。陽乃さん、イメージより若干、見た目がチャラいな。
とはいえ、中原麻衣さんから紡ぎ出されるお姉さんボイスに大興奮せざるを得ないな!

可愛いと言えば、サブレも可愛いですね。(∪^ω^)わんわんお!
EDは通常曲に戻ったけど、映像素材は前回のものなのね。微妙にカットの順番が変わってるけど。

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
⑤「またしても、彼は元来た道へ引き返す。」
⑦「ともあれ、夏休みなのに休めないのは何かおかしい。」

電撃文庫

パラサイトムーン〈6〉迷宮の迷子達 (電撃文庫)
著:渡瀬 草一郎 イラスト:はぎや まさかげ

「夢路。貴方の罪は━━きっと、貴方以外の誰かが背負うはずだった罪。貴方はその罪を、自覚しちゃっただけ。ほどほどになさい。でないと━━いつまでも、終わらないわ。貴方の心の迷宮は━━」

2003年2月の新刊。3ヶ月振りの新刊。こいつも初版。何でか電撃の缶詰が挟まってなかったけども。
この巻だけは多分読むの2回目。

表紙はガムナ教団のトップ、〝雷人〟シューウェン。新しいヒロインキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!と思いきや、甲院編のラスボスだったでござるの巻。
ってか、何故敵をチョイスしたし……。これまでの表紙は基本、味方キャラだったのに。フローラかネイで良かっただろ。

総扉では実験室の子供達が大集合。ファウナと法章は、ここがイラスト初出じゃないかなぁ。
ピンナップはネイと甲院モードの由姫か。ネイのビジュアルが俺好み過ぎて辛い。ってか、サバサバした性格も好き。

さて、欧州のカーマイン派と合流した甲院派。心弥の協力を得て、後を追った真砂達だったが、そこではガムナ教団の残党が不穏な動きを見せていて……。
シリーズ史上最大のボリュームで送る甲院編完結巻。

カーマインに保護されていた実験室の子供ネイ。自分も真砂のことが気になってるくせに、由姫を気遣っちゃうとか切ないわ……。
まぁ、そりゃ真砂、格好良いからな。好きになっちゃうのも仕方無いわ……。

ガムナ教団の陰謀が発覚し、仙崎や座王と共闘することに。最早、甲院派の目的そっちのけで薫を助けようとする仙崎と座王が格好良いから困る。
生き残って仲間になっても良かったレベルなんだけど、強過ぎるから味方側に入れると扱いに困っちゃいそうだよな。

遂に動く沈黙の山之内。強過ぎワロタ状態なんだけど、他の派閥のトップも、こんな大量破壊兵器みたいなスペックなんだろうか。

そしてオルタフの異能者だと判明する籤方。実は、この人、シリーズ皆勤賞なんだよな。
今回で彼の問題には決着がついた感じがあるけど、『ストレンジムーン』でも出番あるかな?

事件が収束し、真砂と由姫は紅街中華街にある白の店で働くことに。しつこいようだが、紅街中華街なら『ストレンジムーン』で出番ワンチャンあるか?

後書きでは「しばらくお休み」って言ってるんだけど、10年4ヶ月は待たせ過ぎだろ……。

総評

ってなわけで、未だ俺達の心に強く残り続ける不朽の名作である新・神話、電撃文庫『パラサイトムーン』全6巻、これにて予習完了。
足掛け1年9ヶ月と、この頃は一般的な刊行ペースだったんだな……。

一気に読むと、6冊全部のエピソードが密接に絡み合っていることが、よく理解って非常に面白い。
そこで繋がってくるのか!っていう驚きが楽しいんだよな。

遂に活躍する機会の無かった貴音、メリア、祭夏老辺りは『ストレンジムーン』に期待したいが、さて……?

面白いのは、このシリーズって異能力バトルの要素を持ちながら、ボスを撃破して終わりじゃなかったり、ボスを倒すのが主人公じゃなかったりするんだよな。
甲院編を1つのエピソードとして考えると、主人公がボスを撃破して終わったことが1回も無いなw
個人的には問題無いと思うんだけど、そこが打ち切りに繋がってしまった一因ではないかなーとも思う。

後はイラスト数の減少。挿絵が無くなってなかったら、もうちょっとねばれたんじゃないかなぁ。

本当だったら、もっと早い段階でシリーズ再開する予定だったのかな。『空ノ鐘の響く惑星で』が思いの外ヒットしたから、そっちの路線で行かざるを得なかったのか。
で、その路線を引き継ぐ『輪環の魔導師』で迷宮神群要素を出して、ウケが良かったら、『パラサイトムーン』の続きを書いて良いよーみたいな約束になっていたり……?

にしてもラノベで特定のシリーズを一気に再読したのなんて、相当久し振りだわ……。間違いなく『境界線上のホライゾン』はアニメ化する部分だけを再読したからな。『パラサイトムーン』は間違い無く一気読み、それも2回読んだ方が楽しめるシリーズですね。

さあ、後は『ストレンジムーン』を楽しみに待つばかりだぜ!早く発売日来いやぁぁああああああああ!!

燃:A+ 萌:A+ 笑:B 総:S-

シリーズリンク
パラサイトムーンⅤ 水中庭園の魚(2002/11)
ストレンジムーン 宝石箱に映る月(2013/06)

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「素粒子に戻って反省しやがれ!!」

今回は原作者である橘さん原案のアニメオリジナルエピソード。どこまでが橘さんのアイデアなのか判らないけど、やたらぶっ飛んだシナリオだったな。

温泉へ行くことになった士道達。時を同じくして、慰安で温泉へと向かうことになったAST。
図らずも両者はトラブルへと巻き込まれていくことに……。

あれ、サブタイで堂々と温泉って言ってるくせに、肝心の温泉シーンが僅か数分しかない上に、皆さん肩までお湯に浸かっていて、大事なところが全然見えてないじゃないですかー!やだー!
髪をまとめた十香と四糸乃は可愛かったけどさあ!こんなんタイトル詐欺や!恋する要素も殆ど無かったじゃねーか!

EDは通常曲に今回用の1枚絵なんだけど、これもやっぱり肩から上だけ。おのれディケイド!
そしてエピローグで登場する真那……というところで続く。

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
第五話「凍て付く大地」
第七話「来訪者達」