MF文庫J

きゅーきゅーキュート!〈4〉 (MF文庫J)

著:野島 けんじ イラスト:武藤 此史

「あの子は、キュートのお隣さん」
「あの子は、キュートの隣人さん」
「ふたりを隔てるのは壁一枚!愛が芽生えぬはずがない!」
「ドアを開けてすぐの場所!ドキドキハラハラ超特急!」
「ヤバイね?」
「ヤバイよ?」
「キュート、ピンチ!壁のむこうにいるのは愛の狩人!注意しないと刺さっちゃう」
「なにが刺さるの?」
「そりゃあもちろん」
「「愛の矢ぉ(ラヴ・アロー)~」」
「危ないねぇ」
「危険だねぇ」


中古。買ったの1年以上前だった気がする。3巻読んだのも1年以上前なんだぜ。
表紙は黒媛と巴。これまた吸引力の高いイラストだな。総扉はパンツスタイルのスーツ+眼鏡の2人。どういうイメージイラストなんだ。
そういや『黒姫のユズハ』ってシリーズがあったなぁ。

さて、夏休み。3女のリイザがスターライトとの交流会という名目で浮遊島へとキュート達を連れ去ってしまう。
リイザは妹を地上に帰らせないような策を仕込んでいたが、これは夏休み期間だけのつもりだったのかなぁ。それともそのまま魔界へ連れ帰ろうとしていたのか。

地上に残ったのは『混沌とした実在』の所為で浮遊島に入れない理刀とそんな彼を気遣った黒媛の2人だけ。
キュート達が大変なことになっているとも知らず、うふふきゃっきゃ三昧ですよ!黒媛なんて、キュート達が居ないのを良いことにガチで理刀をオとす気ですよ!ああもう僕はどうしたら良いのかと!

最後はいつも通りクライシス展開に。そんな生死を賭けた展開要らんと思うけどなぁ。
こっ恥ずかしい文体は健在です。

中古なんで、2007年4月の折り込みチラシが入ってたんですが、たかだか3年前なのに、この頃ってまだ月の刊行点数が4、5冊だったのね。今じゃ、10数冊なのになぁ。
また、第3回MF文庫Jライトノベル新人賞第3次予備審査結果発表を見ると、途中で落選した人々の中に、おや?と思う名前がチラホラ見付かります。

HJ文庫から『スクランブル・ウィザード』でデビューしたすえばしけんさん、MFで最近『ゴミ箱から失礼いたします』でデビューした岩波零さん、MFで『二人で始める世界征服』でデビューしたおかざき登さん、電撃から『リリスにおまかせ!』でデビューした麻宮楓さんの名前を発見。こういうの探すの楽しいな。

燃:C 萌:A 笑:B- 総:B+

MF文庫J

図書館迷宮と断章の姫君 (MF文庫J)

著:おかざき 登 イラスト:ちゅ

「それにしても、貴様ッ!よ、よりにもよって九八ページを開いて凝視するなど、は、破廉恥にもほどがあるわッ!」

約1週間の積み。MF文庫J。デビューシリーズ『二人で始める世界征服』を5巻で完結させたおかざきさんの新シリーズ。何か色んな作品がごちゃまぜになったかのようなタイトルということで気になりました。

舞台は魔法が実在する現代日本。その中でも『書物』と呼ばれる本を用いて使用する読書魔法(リーディング・ソーサリー)にスポットを当てたラブコメ冒険ファンタジー。
冒険というのは図書館迷宮に入るのがダンジョン探索っぽいから。TRPG好きとかは結構ツボなんじゃねぇかな。

人化した『書物』イクミと出会った主人公、刻馬(こくま)は幼馴染みの少女、美々子と共に失われた彼女の記憶探しに協力することになる。
ぱっと見はMF大好きラブコメテンプレートっぽいんだけど、細かく作り込まれた世界観と普通に死人が出る展開がテンプレからは一線を画している。

どう考えても噛ませ犬なんだけど、刻馬と美々子の関係性が良いんだよなぁ。美々子可愛いよ美々子。

今回の敵ウィーゼルの正体なんかは中盤で大体予想がついちゃうけど、別に謎解きを楽しむ作品じゃないから、問題は無いかなぁ。
身近なところに敵が居るというのは同レーベルの『ダブルアクセス』もそうだったな。

MFは基本的に3巻までは出させてもらえるから露骨に引っ張るんだろうか。まぁ、露骨に続いてなくても、このクオリティなら2巻は読むけども。

燃:B+ 萌:A- 笑:B- 総:A-

シリーズリンク
図書館迷宮と断章の姫君 <2>(2010/06)

著者リンク
この部室は帰宅しない部が占拠しました。(2011/05)

二人で始める世界征服〈3〉 (MF文庫J)
二人で始める世界征服〈3〉 (MF文庫J)

MF文庫J

神明解ろーどぐらす (MF文庫J)

著:比嘉 智康 イラスト:すばち

「こらっ、女の子は人前で無闇にペロペロしちゃダメだ!」

約6日の積み。MF文庫J。デビューシリーズ『ギャルゴ!!!!!』を6巻で完結させた比嘉さんが8ヶ月振りに登場。タイトルは「しんめいかい」と読みます。
表紙は帯を外すと、ぱんつが見えているようなそうでないような。

主人公、十勝は小学校中学校と自宅から徒歩1分で通える環境にあったので、友人達と喋りながら帰ったり寄り道したり、ということをしたことが無い。そんな彼はわざと家から遠い高校に入学し、下校ライフに情熱を燃やすのであった……という話。
下校という部分にスポットを当てているが、要するに最近流行りの日常モノです。

男性主人公1人に対してヒロインは3人。MFテンプレートですね、分かります。
1巻からいきなり水着とか出て来ると、この先大丈夫かと不安になる。確か、同レーベルの『まよチキ!』もいきなり水着だったな。

ストーリーは短編連作形式となっており、下校のときにすることに焦点が当てられていく。1人で荷物持ちとかあったなぁ。
下校にスポットを当てるって発想は面白いけど、これ、すぐネタ切れすんじゃね?いや、そんな長々と続けるようなタイプの作品ではないと思うけど。

少しだけ不思議要素のようなものがあり、それが今後どういう具合に話に絡んでくるか。今回はその片鱗が見えただけ。MFお得意のちょっと不思議要素ありのラブコメに落ち着くか。取り敢えずは様子見。

一人称文体はまぁ普通か。たまに『ギャルゴ!!!!!』を思い出させるノリになる。

タイトルの「ろーどぐらす」って要するに道草のことなんだろうけど、「神明解」って何だろう。辞書の「新明解」と関係ありそうだが……。

燃:C 萌:B+ 笑:B+ 総:B+

シリーズリンク
神明解ろーどぐらす <2>(2010/06)

著者リンク
ギャルゴ!!!!!6 -地上波初登場大全-(2009/07)

泳ぎません。(2011/09)
覚えてないけど、キミが好き(一迅社文庫、2012/04)
転醒のKAFKA使い(ファミ通文庫、2014/04)
たまらん! メチャクチャな青春ラブコメに巻き込まれたけど、生まれてきてよかった。(MF文庫J、2015/05)
キミは一人じゃないじゃん、と僕の中の一人が言った(ファミ通文庫、2017/08)

アニメ,ファミ通文庫

「蒔いた種は実った。今が刈り入れ時だ!」

どういうサブタイトルなんだw

何か玲姉さん、朝のシーンしか出て来てなくね?そりゃいきなり学校に来たらビックリするが。

さあ、いよいよAクラスとの試召戦争開始。これまでに少しずつ積み重ねてきた雄二の策が遂に発動する。
学年総出でAクラスを追い詰めていく展開は燃える。

久保君は明久の前で脱ぎ出すという暴挙に。どんどん可哀想になっていくな、この人w

そしてあと少しで勝利、というところで明久の黒金の腕輪が暴走、その隙を突かれてFクラスは敗北してしまうのだった。
次でラストだけど、どう落とすんだろう。

燃:B+ 萌:A 笑:B+ 総:A

バカとテストと召喚獣 (2) (角川コミックス・エース 256-2)
バカとテストと召喚獣 (2) (角川コミックス・エース 256-2)

MF文庫J

天川天音の否定公式〈3〉 (MF文庫J)

著:葉村 哲 イラスト:ほんたに かなえ

「相変わらず瑛子にゃん侮れないにゃ。雪道にゃんのこと理解しまくりにゃ……っていうか、あれだけ理解しててどうして関係が前に進まないにゃ」
「相手が雪道だからでしょ」

約2ヶ月1週間の積み。3ヶ月振りの新刊。表紙は順当にシロコ。
口絵が4ページは最早デフォルトなのか……(´・ω・`)

さて、夏休みということで瑛子の別荘に遊びに行く雪道達。そこで彼等は『領域』の人形であるコッペリアと出会うことに。
雪道相手に恋心を学ぼうとするコッペリアの出現でラブコメがブーストする。いやしかし、雪道の天然タラシっぷりは異常。翻弄される天音と瑛子が可愛いです。

あくまでもコッペリアはゲストヒロイン扱いということで一安心。これ以上ヒロイン増やされてもなぁと思うし。

人間らしさを少しずつ得ていくコッペリアだったが、それは御堂叶流の罠だった。やっぱり設定部分が理解ったような理解らんような。
でも、これで雪道が叶流を倒すべき理由が出来たか?

次は4月。今巻発売時点で既に発売が決定していたそうなので、勢いは衰えずか。

燃:B 萌:A+ 笑:B+ 総:A-

MF文庫J,雑記

定期券を買いに京都駅まで行ってきたんですが、ついでにリニューアルオープンした三省堂書店に寄ってきました。
そこで、ようやく探していた、

・竜王女は天に舞う One-seventh Dragon Princess
竜王女は天に舞う―One-seventh Dragon Princess (MF文庫J)

を発見、購入しました。
でも、やっぱり全体的なラノベの品揃えは微妙なんだよなぁ。新刊台なら新刊台って、はっきりしてほしい。取り敢えずアニメ化した奴を目立つように置いときゃ良いんだろオーラを凄い感じる。
まぁ、今後利用頻度が上がるだろうからポイントカード作ったけどさ。

富士見ファンタジア文庫

ぼくと彼女に降る夜 アビリティー・ゼロ‾からっぽの未来 (富士見ファンタジア文庫)

著:八街 歩 イラスト:深崎 暮人

「サクラ。お前は正しい。いつも常に正しいよ。そうさ、どんなときだって、お前の意見は間違ってはいなかった。正しかった。けど、正しいだけだ」
「正しすぎるばかりに、お前は一番重要なことを見落としている。俺たちは友達だろう?俺とお前は、親友だろう?」
「…………」
「約束したじゃないか、絶対に助けると!なのになんでお前は俺を信じない!なぜ親友を信じることを勝手に諦めた!」
「……だって、そんなことできない……」
「できるできないかなんて誰も聞いていない!なぜお前は親友を信じられなくなったんだ!それがお前の犯した最大の過ちだ!」

約1週間の積み。4ヶ月振りの新刊。表紙は先生。
さて、サクラリス編下巻。身体から源祖が抜け出たため、魔乖呪を使えなくなってしまったナイトは戦う手段を求めて、かつての師匠である祖父の元を訪ねる。
ナイトのお父さんって刀人(ぶれいど)って名前だったんだ……。清夢の家系って、こんな名前ばっかりなのか……。

物語は佳境だというのに、ナイトとお爺ちゃんの掛け合いがコントな件。お爺ちゃん、孫で遊び過ぎw

修行を終え、源祖に身体を乗っ取られたサクラを助けに向かうナイト達。チート技でサクラを救出するが、紆余曲折の末、彼女は『天才』としての能力を全て失い、普通のようじょとなってしまった。
そんなサクラを保護する義務がナイトにはある、という話になるが、何という光源氏計画

完全復活を遂げた源祖。『闇』の始祖ヤミエルミによって、再び魔乖呪を使えるようになったナイトは最終決戦に臨む。

一方、先生の前には《五聖竜》のフェンが現れていた。キョウシロウの仇を討とうとして瞬殺される。友情に厚い男の末路が可哀想過ぎる……(´・ω・`)
まぁ、このままフェードアウトかと思っていたので、ちゃんと決着がついたのは良いと思うが。
で、武闘派の2人が死んだのに、まだ《五聖竜》は何かをやらかすつもりらしい。

そして明らかになる先生の目的。彼女は唯一自分が敗北したナイトを更に強くし、もう一度戦うことを望んでいた。今まで暗躍していたのは、全てナイトを強くするためだったらしい。先生、本気隠し過ぎワロタ
先生こそがラスボスなのかな。

次巻、いよいよ完結です。
後書きでは新シリーズ準備中と言っているが、この書き方からすると、世界観共通とかかな。成長したサクラリスがヒロイン、みたいな。

燃:A- 萌:A- 笑:B+ 総:A+

アニメ,スーパーダッシュ文庫

「さあ出て来なさい!私の愛する大馬鹿ども!!」

ルルタの仮想臓腑内に出現したハミュッツは彼に被殺願望を植え付けることで圧倒。だが、ルルタはニーニウに全ての魔法権利を譲渡してしまい、状況は更に絶望的に。
ハミュッツは死にたがりの自分という根幹を揺るがされ、戸惑う。シガルがちょっとだけ登場。

ラスコールは物語を続けさせるために、石剣を砕いてまでミレポックを目覚めさせる。ここで彼女は退場したので、やっぱりラスコールという存在に関する説明はカットか。

そしてハミュッツ及びルルタと接触するコリオ。シロンという心の支えを得た彼が2人を救う。
流れ出すOP、発動するハミュッツの本当の力。現れるキャスマとノロティ。これは盛り上がる。次回、いよいよファイナル。

ところで、ウチは居間にしかテレビが無いので、必然、そこで全ての番組を視聴することになる。妹がたまに居間でくつろいでるんだけど、数回視ただけでエンリケとルルタの関連性に気付いてました。凄ぇなw

燃:A 萌:B 笑:B+ 総:A+

戦う司書と世界の力 BOOK10 (集英社スーパーダッシュ文庫)
戦う司書と世界の力 BOOK10 (集英社スーパーダッシュ文庫)

雑誌,GA文庫

GAマガジン クリエイターズ Vol.1 (SOFTBANK MOOK)

概要

GAマガジンだけでは飽き足らず、GA文庫から新たなムックが登場。小説は一切無く、「ヒロインのイラスト」に焦点が当てられている。
あのイラストをビッグサイズでもう一度というコンセプト。

だから、付録の抱き枕カバー要らNEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!
GA文庫、どんだけ抱き枕カバー好きやねん!描き下ろしイラストだけ掲載してくれたらええねん!カバーとかあっても持て余すねん!つーか、それで値段釣り上げるのやめてください……。カバー無かったら、1000円代に抑えられると思うの。

表紙

当然のごとく『ポリフォニカ』のコーティ。ちょっとえっちぃイラストどころか、がっつりです。エッチシーンのCG1枚目差分変化、みたいな。攻めるねぇ。

GAヒロインこらぼれーしょん

GA文庫の人気ヒロインを様々な絵師さんに描いてもらおうというコーナー。人気ヒロインとは勿論コーティですw
絵師さんによってコメントがあったり無かったり。また、一部は『神曲奏界ポリフォニカ ぱれっと』からの再録。

GA文庫ヒロインCollection☆

表紙や口絵等、カラーイラストギャラリー。『エイフォニック・ソングバード』の挿絵が少しだけとは言え、収録されているのが嬉しい。

Sexy美少女Sellection★

口絵等のカラーイラストから肌色成分高めのものをチョイス。ヒロインCollectionと分ける必要あるかなぁ。

インタビュー

榊さんとカントクさん。イラストメインなのに何故、榊さんにインタビューしたし!どう見ても釣りです。本当に有り難う御座居ました。がっつり釣られたクマー
「あ、榊さんのインタビュー載ってるんや。買お」って思ったし。

カントクさんのインタビューでは『エイフォニック・ソングバード』の設定ラフが載っているんだが、ウリ坊とコーネリアがツゲ神曲楽士派遣事務所の制服を着ているのは一体……?

GA文庫大賞ポスターギャラリー

新人賞開催の際に描かれたイメージイラストを収録。折り込みチラシや帯の裏表紙側に載ってるアレ。
これは良い試みじゃね?普通、こんなとこのイラストなんて、絵師単位で画集でも出ない限り収録されないだろうし。

ライトノベル作者が選ぶこの一枚!

作家さんそれぞれが自著の挿絵1枚をチョイスして紹介。積んでる新刊何冊かのネタバレされちまったぜ……。
例えばドラマガとかだったら、1回さらっと眺めてネタバレされてしまいそうな作品は積み本を優先消化出来るんだけど、これはイラストそのものがネタバレだから回避出来ない。ページ開いた瞬間にネタバレされてしまうという。
まぁ、目次から推測可能なんだが。

モノクローム・ガールズピンナップ

タイトル通り、モノクロイラストを収録。全部、GAマガジン掲載短編の扉イラストかな?『おと×まほ』だけ記憶が不確か。

まとめ

そういうわけで、GAマガジンクリエイターズでした。こういう試みってラノベ業界初かな?コンセプトは面白いけど、やっぱり値段がネックだなぁ。せめて1000円代にならんものか。
あとは、もっと描き下ろしがあると、なお良いと思います。

編集部のコメントではスニーカーが敵に含まれてなくて吹いた。確かに最近アレだもんなぁ、スニーカー。

4月発売の新人賞3作は粗筋とタイトル見たら、全部買うことになりそうです。

燃:C 萌:A+ 笑:C+ 総:A

MF文庫J,コミカライズ,雑記,雑誌,電撃文庫,GA文庫

予約していた諸々を取ってきました。ブツは、

・神曲奏界ポリフォニカ エターナル・ホワイト <2>
・えむえむっ! <3>
・狼と香辛料 Ⅳ
・GAマガジンクリエイターズ Vol.1
神曲奏界ポリフォニカエターナル・ホワイト 2 (プリンセスコミックス)
狼と香辛料 4 (電撃コミックス)
えむえむっ! 3 (MFコミックス)GAマガジン クリエイターズ Vol.1 (SOFTBANK MOOK)

です。

あと、『とある科学の超電磁砲』5巻の限定版を予約してきました。特別冊子となると、買い逃すわけにはいかねぇな。