MF文庫J

ゼロの使い魔外伝 タバサの冒険3 (MF文庫J)

著:ヤマグチ ノボル イラスト:兎塚 エイジ

“お姉さま……、だめね!そこは甘噛みいくべきなのね!もう!本なんか読んでじれったいのね!甘噛み!甘噛みいくのね!”

約七ヶ月の積み。一年以上新刊出てなかったのね。今回も短編形式。

『タバサとシルフィード』

タバサに使い魔として召喚されたシルフィードのエピソード。シルフィード視点で描かれており、きゅいきゅい可愛いよきゅいきゅい。

『タバサと老戦士』

今回、唯一本編と絡まないエピソード。パッと見の雰囲気は児童書っぽい『タバサの冒険』だけど、結構シビアなオチが待っていたりするのが怖い。

『タバサと初恋』

才人が水精霊騎士隊と共に女子風呂の覗き、タバサに助けられたときのエピソードをタバサ視点で描く。

才人達に助けられた後、とんでもない勢いでラブトラップに掛かってますね。

『タバサの誕生』

まだタバサがシャルロットと呼ばれていた頃の物語。いかにして彼女がタバサと名乗るようになったかが語られる。この辺は本編でも断片的に語られていた部分を膨らませた感じか。

今回、全体的に最終巻っぽくね?このクオリティなら、もうちょっと読んでみたい気もするが。
だから、本編に関係するエピソードを一二本と独立したエピソードを一二本という構成でやったら楽しめると思うんだ。

燃:B 萌:A- 笑:B 総:A-

漫画

らき ☆ すた (7) (角川コミックス)

作:美水 かがみ

「…先輩、今日は…申し訳ありませんが――」

一年近く間が空くと、もう良いかなとモチベーションが下がるが、まぁ元バイト先に入ってたら買っちゃよね☆
こうしてズルズルと……。

こなた達は進学したため、大学組と高校組に分かれて展開。休日なんかは混ざり合ってるけど。
通常ネタで気になるのは泉家の二階にトイレがあるということ。二階にトイレがある聞けば、俺なんかは『フルーツバスケット』を思い出すわけですが、皆さんいかがですか<超どうでもいい
それと、ひかる先生とふゆき先生のカップルっぷりに萌えざるを得ない。男前過ぎるぜ、ひかる先生……!

巻末の方にはストーリー漫画を収録。ゆたか、みなみ、ひよりの三人にスポットを当てたエピソードだが、『日和、南にありてゆたかに』ってタイトルが上手いな。

更にその後には様々な媒体で発表された四コマがカラーで収録。こういう細かい心遣いは嬉しい。
って、近代麻雀なんかに載ったことあんのかよ!どういう繋がりなんだ。
また、みゆきさんは銀河の歌姫だから音痴の筈ないってネタがあったが、あれって歌ってるのは別人なんじゃ……。

ところで、いつの間にかスピンオフコミック『宮河家の空腹』とかいうのが始まってるけど、あれ何なの?

燃:B- 萌:A+ 笑:B 総:A-

フルーツバスケット (1) (花とゆめCOMICS)
フルーツバスケット (1) (花とゆめCOMICS)

GA文庫

這いよれ! ニャル子さん 3 (GA文庫)

著:逢空 万太 イラスト:狐印

「いえ、これは真尋さんのお宅に備蓄してあったルーですよ」
「え、嘘だろ?味が違うし」
「本当ですよ。ただし、もう一つ別のルーを混ぜたんです」
「もう一つのルー?」
「クトゥルーです」
「吐いてくる」

約四日の積み。三ヶ月振りの新刊。目次から仕掛けてくるアグレッシヴさが好きだ。「SANデーモーニング」で吹いたw
で、こんだけ本文でSAN値って書いてるのに、SAN値に対する説明一切無しっていう。あれか、GAマガジンの読者はともかく、文庫買う奴は知っていて当然みたいなことなのか。

冒頭で真尋のベッドに仕込まれていたニャル子の抱き枕って実際に売られてた本物じゃねーかwwwwwwwwwww

三巻になっても真尋がニャル子と出会ってから、一二週間しか経ってないんだな。こういう系統の作品って、一巻毎に一ヶ月単位くらいで季節を進めて色んなイベントをやるものってイメージがあるんだが。
まぁ、この作品の場合、学校があまり舞台になってないから関係無いのかな。それに設定が自由だから、いくらでもやりようはあるか。

「八坂君のエア邪神」って、まさかガガガ文庫の『曲矢さんのエア彼氏』のパロなんだろうか……。そんなマニアックなところから取ってくるかな……。
いやしかし、特撮ネタ多過ぎw
デカマスターとか「これにて一件コンプリート」とか久々に思い出したわ。

終盤は一応ストーリーらしきものが展開していると見せかけて、よく読むと延々『仮面ライダーディケイド』ごっこをしているという。クー子がファイナルフォームライドするなんて一体誰が予想出来ただろうか。

そして『仮面ライダーダブル』ごっこで次巻へ続くという。真尋のお母さんも邪神絡みの人なのかよ!

次はしばらく間が空くとか空かないとか。
つーか、この作品の元ネタ一覧wikiとかあるのね。多方面から持って来過ぎw

燃:B 萌:A- 笑:A 総:A

アニメ,コミカライズ,電撃文庫

「この眉毛の恨み、はらさでおくべきかー!!」

常盤台のあるエリア、学びの園へと正体された初春と佐天さん。意気揚揚と乗り込むが、そこは最早別世界だった。何だ、あのヨーロッパみたいな街並w

美琴達と合流する前に水たまりで足を滑らせた佐天さんは常盤台の予備の制服を借りることに。予想外なところでファンサービスしてきたな。
佐天さんのミニスカ姿を拝めるのこれで最後かもしれん。皆、めいいっぱい堪能するように<何なんだ

その頃、学びの園では常盤台の生徒が狙われる事件が起きていた。スタンガンで気絶させられた被害者は特殊なインクでぶっとい眉毛を描かれるのであった。
オリジナルエピソードで阿呆みたいな展開だが、犯人はデータベースによるとレベル2の能力者。事件は解決したものの、実際には犯人はそれ以上の能力で犯行を行っていた。

実は『幻想御手(レベルアッパー)』編のプロローグなんだよな、今回は。こういう原作の膨らませ方は好きです。これで実は原作にあったのに俺が忘れてるだけだったら洒落にならんわけだが。

燃:B+ 萌:A 笑:B+ 総:A+

とある科学の超電磁砲 1―とある魔術の禁書目録外伝 (電撃コミックス)
とある科学の超電磁砲 1―とある魔術の禁書目録外伝 (電撃コミックス)

アニメ

ラッキークローバー・グランドフィナーレ!!」

OPが映画番宣使用に。曲も劇場版バージョンになりました。元に戻るときに新規映像になってたりしないかなぁ。

さて、ノーザの出現でダンスの練習に身が入らないラブ達。それに気付いたミユキさんがダンスだけでなく、プリキュアのコーチにもなってくれることに。
というわけで特訓です。未だかつて強くなるために特訓したプリキュアが居ただろうか。
何処で特訓するのかと思えば、御子柴グループのお屋敷の地下秘密特訓場でした。御子柴って何か聞いたことあるなぁと思ったら、大輔の友人の健人の苗字でした。何と彼はいいとこのおぼっちゃんでした。ブッキー、玉の輿狙えんじゃん!

まずはプリキュアがそれぞれどういう長所を持っているかのチェックを行うことに。ピーチはパンチ力、ベリーはキック力、パインは持久力、パッションは瞬発力がそれぞれ長所なんだそうで。
って、誰も自分の得意分野知らなかったのかよ!

取り敢えず、それぞれ個別メニューで長所を伸ばすことに。大輔達はそれぞれ好みのプリキュアをサポートすることになるが、あのポジションはぱんつ見放題ではないかと疑わざるを得ない。視聴者と共に鉄壁のスカートに絶望しているのかもしれんが。

ミユキさんは特訓にダンスを盛り込むが、皆はこれに反発。更にはお互いにギスギスし喧嘩を始めてしまう。
二日目、ミユキさんはやはりダンスをやることを主張するが、ラブ達はバラバラにメニューをこなそうとする。
すると、シフォンはまたもやインフィニティに覚醒。タルトはすぐさまクローバーボックスで子守唄を奏でようとするが、蓋が開かない。どうやらプリキュア達の心が乱れると使用不能になるみたいだな。

そこへソレワターセを託されたウエスターさんが現れる。ノーザはプリキュアのパワーアップ気配を敏感に察知したのだろうか。ウエスターさんならやられても、ソレワターセの運用方法が悪かっただけで、自分は責任逃れ出来そうだしなぁ。。
もしかして、これからはシフォン覚醒→ラビリンス襲撃のパターンになるだろうか。

案の定、ソレワターセに苦戦するプリキュア達。そんな彼女達にミユキさんは必死に呼びかける。合宿で、初めて四人の心が一つになったときのことを思い出せ、と。
ここにきて、ミユキさんがファインプレー過ぎる。

そして、いよいよ合体攻撃発動のときがきた。当然キーとなるのはクローバーボックスで、四人がフォーメーションを組んで、対象へと突っ込みながら、力をパスしていくという流れ。これこそがラッキークローバー・グランドフィナーレ
プリキュア・ファイブエクスプロージョンに匹敵するバンクの長さでした。これは盛り上がらざるを得ない。

ラッキークローバーと言えば、『仮面ライダー555』なわけですが。
この時期にパワーアップするのは史上初。いつもは三十話前後で最後のパワーアップだからなぁ。
いやしかし、パッション登場から焦らしに焦らしての合体攻撃の登場ということで、ほぼイキかけました。

燃:A+ 萌:A+ 笑:B 総:A+

特撮

「この風都にヒーローは二人も要らない」

フィリップは星の本棚を検索中、鍵がかかっていて読めない本を発見。それはヘブンズトルネードという題名だった。
組織に狙われているから出歩くのは危険という翔太郎の静止も聞かず、フィリップは飛び出していく。それを追いかける亜樹子。

カリスマ高校生ダンサー弾吾にヘブンズ・トルネードを見せてくれと食いつくフィリップだったが、それは二人でないと出来ないものらしい。

一方、翔太郎の事務所の窓ガラスを割って投げ込まれた謎の依頼により、風花高校に出現するらしい不審人物を捕らえようとしていた。
現れたのはコックローチ・ドーパント。彼はゴキスターというヒーローとして噂になっていた。
サブタイトルの「C」って「コックローチ」の「C」なのか?

激突するダブルとコックローチ。サイクロンジョーカーでは素早いコックローチに攻撃を当てられなかったので、サイクロントリガーにハーフチェンジして速射攻撃。それでも駄目だったのでルナトリガーで変則軌道射撃。
おお、ちゃんと状況に応じてフォームチェンジしてる!テンポよくメモリを切り替えていくのが格好良いな。

マキシマムドライヴの直前で、亜樹子が弾吾を見失いそうになったので電話を掛けてくる。って、スタッグフォンって電話が掛かってきたら持ち主のところに飛んでくるのかよ!何という便利機能w

連絡を受けてフィリップの精神は知的欲求に引きずられ実質行動不能に。やっぱり右半身はフィリップに優先権があるのね。
コックローチはその隙に逃走。

フィリップを発見した琉兵衛の飼い猫ミックは一度園咲邸へと戻り、琉兵衛にガイアドライバーを巻いてもらい、〈スミロドン〉のメモリをセットしてもらう。
やっぱりニャンコがスミロドンだったのか。でも自分で変身出来ないみたいだな。
でも動物をドーパントに出来るなら、かなり簡単に兵力が集められるんじゃ……。
それともあれか、ミックが〈スミロドン〉に適合したから気に入られただけで、そうそうメモリに適合する動物
はいないのかな。

琉兵衛は〈コックローチ〉を購入した人物をサンプルと呼んでいた。何か壮大な計画が動いているのか。

様子を窺っていた霧彦さんは琉兵衛にミックに負けないようにと皮肉を言われてしまう。意外と早く霧彦さんの立ち位置は変わりそうだな。

翔太郎は風花高校の校長が狙われた理由を調べるため、高校生絡みの情報の専門家エリザベスとクイーンと接触。凄いピンポイントな情報源だけど、今後も出番はあるのだろうか。

この辺でコックローチの狙いが風花高校に通う千鶴という少女であることが判ってくるわけだが、今回は刃野さんが自分のネタをやったりと自由でした。

校長を襲ったのは人違いで本来の狙いは千鶴だったコックローチが再び姿を現す。翔太郎はすぐさま変身しようとするが、フィリップと亜樹子は絶賛スミロドンに襲われ中で変身不能。成程、外出すると、こういう危険がつきまとうわけか。
何とかフィリップの知識で逃げおおせたけど、今後も上手くいくとは限らんだろうし、やはりフィリップの外出は制限されるか。

今回はいきなりルナジョーカーに変身。翔太郎と感覚を共有したフィリップが状況を把握して、ルナが最適だと判断したのかな。

弾吾が自分を殺すようゴキスターに依頼したとしった千鶴は完全に彼と仲違い。それを見て、ヘブンズ・トルネードが見られないと焦ったフィリップの所為でまたもやダブルは行動不能に。
その隙を突かれて、メモリを二つとも奪われてしまう。って、あれ簡単に抜けんのかよ!!
物凄いピンチっぽく引っ張ったけど、どうせ次回のアバンでコックローチは逃走すんだろうな。

そう言や、前回の時点でダブル全フォーム出揃いなんだな。

燃:A+ 萌:C+ 笑:A- 総:A+

特撮

「そうだ、親だ。親なんだ……。自分の子供を安全な場所に避難させたいと思う身勝手な親なんだ」

突然、茉子姉さんの父親が彼女を居住先であるハワイへ連れて行こうと現れた。姉さんのお母さんが先代シンケンピンクで彼女はドウコクを封印するときに心と身体に大きなダメージを受けた。そうして、お父さんは妻のことにいっぱいっぱいになり、孫に侍の修行をさせようとする祖母に逆らえず、娘を置いて仕事先のハワイへと妻と共に旅立ったということらしい。
ちなみに婿養子なんだそうで。
茉子姉さんのダメンズセンサーって親の影響かとも思ったけど、そうってわけでもないんだな。

ふと思ったんだが、姉さんが置いていかれたのが五歳のとき。すると、お母さんは現役のときに子作りしてたってことか?

一方、アクマロは三途の川の水かさを増やすよりも現世に新たに三途の川を作った方が早いのではと考え、子供たちを攫い、その嘆きを利用して三途の川を作り出そうとする。
何故か今回は配下のアヤカシを使わず、自ら出撃。何でだ?別にアクマロ本人が動く必要があるとも思えないが。
もしかして、サムライハオーの着ぐるみで予算無くなったのか?

そんなアクマロですが、太夫と十蔵を駒として使っていることはがっつりドウコクにバレていました。ある程度放ったらかしにしながらも、ちゃんと見ているとこは見ているドウコクさんかっけぇな。意外と良い上司かもしれんw
あ、酒飲んで暴れるのは困るな。

今回、茉子姉さんは変身するとき、書いた文字で攻撃を弾いていた。そんな効果あったんだ……。

巨大戦では切神が登場。何故かオオナナシ連中は騎馬を組んでいた。対抗するため、牛折神にシンケンオーが乗って突撃。本当に、ただ乗ってるだけ。

って姉さんのお母さん、『ゲキレンジャー』の美咲さんかよ!

燃:A 萌:B+ 笑:B 総:A

富士見ミステリー文庫

SHI-NO-シノ- 君の笑顔 (富士見ミステリー文庫)

著:上月 雨音 イラスト:東条 さかな

「支倉さん……貴女以外の他人、必要ですか?」
「…………」
「断絶の向こう側に、あの人の姿を望みますか?」
「……分からない」
「あの人の元へ駆けつけたいと、そう思いますか?」
「…………」
「その感情を、恋と呼ぶんですよ」

約七ヶ月の積み。三ヶ月振りの新刊。『ROOM NO.1301』最終巻とセットで富士ミス最後の配本です。シリーズ十巻目にして最終巻。

冒頭ではキララ先輩と一緒に行動していた富樫さんと高柳さんが死亡したことが判る。また、キララ先輩は片足を失った。今まで、一番最初から居たキャラクターには負荷逆的な被害は降り掛からなかったから安心していたら、このザマですよ。
最後の最後で、こんなに重い要素を入れる必要あるかなぁ?「僕」を積極的に行動させるための起爆剤ってことなのかな。

ミステリー部分はいつも通りといった感じか。大分前に登場したゲストキャラを犯人に持ってくるという構成は面白かったな。

終盤、志乃ちゃんは真白ちゃんから「僕」への恋心の芽生えを指摘される。最後にLOVEを持ってくる構成だからこそ富士ミスで生き残れたのかな。

エピローグでは中学生になった志乃ちゃんのブレザー姿が拝める。よく見ると、表紙で見切れてるのって中学生になった志乃ちゃんなんだよな。
「僕」との半同居生活は続いているようで、エロいことし放題だな!(ぇ
そんな「僕」は毎朝、出掛ける志乃ちゃんに笑顔で「行ってきます」と言うことを義務づけた。くそう、何てペド野郎だ!俺と代われ!
最後の志乃ちゃんの笑顔はイラスト的にも構成的にも反則と言わざるを得ない。

総評
そういうわけで三大ロリ小説の一角『SHI-NO』全十巻、これにて完結。何といっても志乃ちゃん可愛いよ志乃ちゃんなシリーズでした。
嗚呼、真白ちゃんに玩具にされたい願望もあったな(ぇ

最後まで本名の明かされなかった「僕」に感情移入して読むとヘヴン状態!の良シリーズでした。志乃ちゃんのキャストはみゆきちでドラマCDにもなったんだっけ?

え、ミステリー部分が雑だったって?細けぇこたぁ良いんだよ!

それはそうと、絶対に一冊は出せる筈の短編集をですね……。

シリーズ完結から七ヶ月経った今でも上月さん復活の報は聞かないが、どうしてるんだろうなぁ。主だった富士ミスの作家さんは他の出版社に脱出するか、ファンタジアで執筆してるけど……。

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A

ROOM NO.1301 #11 彼女はファンタスティック! (富士見ミステリー文庫)
ROOM NO.1301 #11 彼女はファンタスティック! (富士見ミステリー文庫)

アニメ,スーパーダッシュ文庫

「さぁて、どうする、恋する爆弾君?」

シガルの計画は着々と進み、武装司書達はトアットの街に閉じ込められていく。
百年に一度の台風が接近し、最強の武装司書ハミュッツの能力がどんどん封殺されていく展開にゾクゾクする。

コリオはハミュッツと遭遇し、胸の爆弾を引きずり出される。怖ぇええええええEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!
その場では痛がっていたコリオだったが、その後すぐ普通に歩けるようになっていた。え、おかしくね?

一方、竜骸咳に感染してしまったハミュッツ達を助けようと主張するノロティ。ヴォルケンだけでなく、彼女も結構出番を与えられてるみたいだけど、『雷の愚者』編やるのかな。

そしてヴォルケンの前に現れるラスコール=オセロ。彼はヴォルケンに物語を続けるための本を与えるのだった。これは確か五巻のエピソードだった筈。
おお、面白くなってきやがった!

燃:B+ 萌:B+ 笑:C 総:A+

戦う司書と恋する爆弾 (集英社スーパーダッシュ文庫)
戦う司書と恋する爆弾 (集英社スーパーダッシュ文庫)

GA文庫

魔法の材料ございます ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚 (GA文庫)

著:葵 東(あずま) イラスト:蔓木 鋼音

「サシャはただの使用人じゃない。大切な存在なんだ。それに僕は敬して遠ざかられるより、侮られても親しまれる方が好きなんだ」

約二ヶ月半週間の積み。第1回GA文庫大賞奨励賞受賞作。最早何で買ったのかが思い出せんw
多分、タイトルと粗筋でびびっときたんだろうなぁ。

さて、タイトルで大体の内容が説明されているという親切仕様のファンタジー。世界観はおよそテンプレートなファンタジーです。
そこで魔法材というアイテムを扱う店を営む三代目が主人公ということで、『アトリエ』シリーズっぽいと言えなくもないだろう。

そんな三代目がダブルヒロインの片割れ、リア=メイに振り回されながらドラゴンの鱗を取りに行く最中、陰謀に巻き込まれるといった筋書き。
でも表紙はドーク魔法材店の使用人サシャ。今回はずっとお留守番なので、あんまり出番は無いんだが、何だかんだで三代目大好きなサシャ可愛いよサシャ。

三代目はぐーたら生活をしているが、実はチート性能の持ち主。このやる気の無さっぷりが結構好き。魔法材を仕入れて売っての生活は憧れる。しかも可愛くて健気な店員さん付きなんだぜ?

読み始めるまで全く気付かなかったんだが、イラストはつい最近読んだMF文庫Jの『ぱんどら』の蔓木さんじゃねーか。カラーはともかく、モノクロ絵は雰囲気を変えてきているのが面白い。あっちはトーンを使っているのに対し、こちらは完全にモノクロ。絵の知識は皆無なので間違ってたらすいません。ただ、描き分けがなされているのは間違いない。
それはそうと、忘れてはいけないのが口絵の見開きが割れ目ということです。ここ重要。いや、あんな風に布は張り付かねぇだろ!w
これ見たら、立ち読み者はすぐさまレジへ向かわざるを得ないな。

そういうわけで一巻でした。ストーリーが良かったというよりはシチュ燃えとヒロイン萌えでしたが、それはそれでラノベの正しい楽しみ方だと思うので無問題。
次は十一月。

燃:B+ 萌:A+ 笑:B- 総:A-

シリーズリンク
魔法の材料ございます ドーク魔法材店三代目仕入苦労譚 <2>(2009/11)

イラストリンク
ぱんどら(MF文庫J、2009/06)
ヴァルキリーワークス(2013/04)

第1回GA文庫大賞リンク
這いよれ!ニャル子さん(前期優秀賞、2009/04)
りーち☆えんげーじ! -子孫繁栄!国立栄華学園中等部-(後期編集部特別賞、2010/02)
ゆうれいなんか見えない!(後期奨励賞、2010/04)

GA文庫大賞奨励賞リンク
ふぁみまっ!(第2回前期、2010/04)
かんなぎ家へようこそ!(第2回後期、2010/10)
あやかしマニアックス!(第3回前期、2011/10)
優等生以上、フリョー未満な俺ら。(第3回後期、2011/10)
神託学園の超越者(第5回後期、2013/11)
魔王と姫と叡智の書(第5回後期、2013/12)
異世界ラ皇の探求者 01.精霊王女はツルツルです!(第6回後期、2015/01)
姉と妹の下着事情。(第7回後期、2015/09)
【配信中】女神チャンネル!え、これ売名ですの!?(第11回、2019/01)