特撮

「宇宙刑事、領収書切れるの!?」

サブタイ通り、映画公開に先行して『宇宙刑事ギャバン』とのコラボを前後編でお届け。
要は従来のVSシリーズ的内容ということで。

謎のエネルギー反応をキャッチしたゴーバスターズは宇宙犯罪組織マクーの残党ライノダブラーに襲われる少女シェリーを発見、保護することに。
彼女は宇宙刑事ギャバンのパートナーだが、ライノダブラーとの戦闘で彼とはぐれてしまったと言う。
この人、『侍戦隊シンケンジャー』のことはなんだな。格好が変わると、殆ど判らんわ。

シェリーと出会ったときに、さらーっとリュウジが自分達のことを特命戦隊ゴーバスターズと名乗っていて吹いた。
今まで名乗ったことなかったのに……。逆に言えば、こういう特別なときでない限り名乗らないってことなんだろうけど。

時を同じくして、ヴァグラスも再び動き始めていた。エンターが作り出したのはダンガンロイド2。ダンガンロイドの色変えかな?
ヴァグラスが壊滅していなかったことに驚くヒロム達。その辺の説明はコラボ回が終わってからかな。

で、姿を現す宇宙刑事ギャバンこと、十文字撃。流石にオリジナルのギャバンは出て来ないか。
変身プロセスの解説はちゃんとあります。
最初こそヒロム達を不審者扱いしたものの、戦いを通して友情を深めることに。

今回は取り敢えず魔空空間で3倍にパワーアップしたダンガンロイド2を撃破するところまで。
どうでも良いが、渡辺宙明さん作曲のBGMを聴くと、どうしても『心魂合体ゴーダンナー!!』しか出て来ねぇw
領収書の話といい、今回はコメディ部分が妙に大人向けだった気がするな。

燃:A 萌:B 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
Mission30「メサイア シャットダウン」
Mission32「ギャバンとの友情タッグ!」

アニメ,スニーカー・ミステリ倶楽部,角川文庫

「寒くなってきたな」
「いえ、もう春です」

雛って完全にピヨピヨの方だと思ってたわー。
って、え、もう最終回?まだ22回しかやってねーじゃん!

ちーちゃんから欠員が出たので、生きびなの行列に傘持ちとして参加することを頼まれた奉太郎。
いつもとは違う雰囲気のちーちゃんに奉太郎はDOKIDOKIがアレでナニなのであった。
完全にLOVEい気配じゃないですかー!やだー!

短編集からのエピソードということで、一応、謎があるのだが、物凄いとってつけた感があるというか、謎は完全にオマケ扱いというか。

にしても地味な終わり方だなぁ。で、こういうときに限って、通常ED

何でやねん!!

構成、ド下手糞か!!

総評

ってなわけで、優しいだけでも痛いだけでもない青春ミステリ『氷菓』全22話、これにてふわっと終了。
何といっても、ちーちゃんの可愛さ。

まぁ、それはともかく、動きの少ない作品を上手いこと映像化したなぁと思う。
カットの割り方とか、状況説明の演出とか。

惜しいのは、主題歌カットをやたらとやっていたことだよな。主題歌未使用って手法は、ごくたまに重要回とかでやるから意味があるのであって、尺の調整で流したり流さなかったりするものでは決してないと思うのだが。

というか、後期EDは凄く好きなので毎回流してほしかった。いや、最終回でだけは使わないでほしかったのだが。

この勢いで小市民シリーズもアニメ化すれば良いのに。小山内さんきゃわわ!ってなること間違い無しだと思うんだ。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

エピソードリンク
第21話「手作りチョコレート事件」

アニメ,ファミ通文庫

「ぱんつが大変なことになってる!」

OPカットで新章『カコランダム』編突入。これまで5話使ってやっていたものを3話で終わらせようということで、原作を読んでいると、かなりの駆け足展開に感じる。
とはいえ、恐らく原作未読だと、さほど問題はないのではないか。

さて、今回、文研部の5人を襲うのは現象は『時間退行』。つまりショタロリ祭りです(ぉ
ちっちゃくなった稲葉ん可愛いな!
それはそうと、早くも不穏な気配が漂い始めていますが……。

新EDは、これまでと打って変わって激しい系。最初、全然絵が動かないから、予算尽きたかと思って焦ったわ。
って、青木さん、昔の自分とまぐわってるじゃないですかー!

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

エピソードリンク
#10「それを言葉にするということ」
#12「雪降る街へ」

コミカライズ,スーパーダッシュ文庫

パパのいうことを聞きなさい! 〜うさぎのまぁく〜 (愛蔵版コミックス)
漫画:MATSUDA98 原作:松 智洋 キャラクター原案:なかじま ゆか

「やっぱり言わないと伝わらないと思うんだ。大切なことは特に胸のおくーの方に隠れてるからさ」

2012年3月の新刊。
スーパーダッシュ文庫の人気シリーズのコミカライズ第5弾。掲載誌は何と何と少女小説誌Cobaltです。現在は連載終了。

作画のMATSUDA98さんはファミ通文庫『渚のロブスター少女』の挿絵とか描いていた人だな。

空と美羽がメインのコミカライズがあるなら、当然ひなのも、ということで、ひなが主役です。
流石に3歳児の視点というわけにはいかなかったのか、オリジナルキャラも含めて、様々な人達がひなの成長を見守っていくという構成。

オリジナルキャラは、ひなが新しく通うことになった保育園の先生とお友達。たかし君は確か名前だけは原作にも出ていた筈。
ナミ先生が俺のツボ過ぎて辛い件。俺もナミ先生に面倒見てもらいたいです(^q^)
ランクが他のコミカライズより高いのはナミ先生の影響です。

ナミ先生の可愛さもさることながら、ストーリー自体がハートフル過ぎて、もげそう。俺、こういう展開にすげー弱いんだよなぁ。

何と、このコミカライズはノベライズが用意されているというアレ。

これで、『パイコキ』のコミカライズ6種を一通り読んだことになるけど、これだけ本数があって1本もハズレが無いというのは物凄いことだと思う。
編集部の人選が上手いのか、原作者ががっつり噛んでいるからなのか。

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

ノベライズリンク
パパのいうことを聞きなさい! うさぎのまぁく 小説版(2012/03)

コミカライズリンク
パパのいうことを聞きなさい! <1>(2011/12)

パパのいうことを聞きなさい! ~小鳥遊の陽だまり~(2012/02)
パパのいうことを聞きなさい! 路上観察研究日誌 <1>(2012/01)
パパのいうことを聞きなさい! 美羽様のいう通り! <1>(2012/03)
パパのいうことを聞きなさい! -空色の響き- <1>(2012/03)

コミカライズ,スーパーダッシュ文庫

パパのいうことを聞きなさい! 美羽様のいう通り! 1 (りぼんマスコットコミックス)
漫画:加藤 友緒 原作:松 智洋 キャラクター原案:なかじま ゆか

(相手めっちゃイケメンですやん━━━━…)

2012年3月の新刊。
スーパーダッシュ文庫の人気シリーズのコミカライズ第4弾。まさかのCookie掲載作品。Cookieにラノベのコミカライズが掲載されるのは初めてかな?
作画はCookieで幾つか作品を発表したことのある加藤友緒さん。

タイトル通り、美羽をメインとしたコミカライズで、時系列は概ね原作1巻と同期している。
冒頭では、まだ小鳥遊夫妻が存命だった頃のシーンも。
美羽が『迷い猫オーバーラン!』初期の制服を着てるシーンがあるんだけど、そのデザイン使って大丈夫なんですか……。

オリジナルキャラとしては、美羽のクラス担任やクラスメイトが登場。まさか担任にまでスポットを当ててくるとは……。

丁度、ひなのお遊戯会が終わったところで終わってるし、ネットで調べてみても連載自体終わってるみたいなんだけど、以下続刊って書いてある不思議。

作画自体は、いかにも少女漫画チックで多少抵抗はあるものの、ストーリー構成自体はいつもの『パイコキ』といった感じで。
佐古先輩がちょっと格好良いから困るw

巻末にはキタエリのインタビューを収録。

燃:C 萌:B 笑:B 総:A-

コミカライズリンク
パパのいうことを聞きなさい! <1>(2011/12)
パパのいうことを聞きなさい! ~小鳥遊の陽だまり~(2012/02)
パパのいうことを聞きなさい! 路上観察研究日誌 <1>(2012/01)
パパのいうことを聞きなさい! うさぎのまぁく(2012/03)
パパのいうことを聞きなさい! -空色の響き- <1>(2012/03)

コミカライズ,スーパーダッシュ文庫

パパのいうことを聞きなさい! ─空色の響き─ 1 (愛蔵版コミックス)
漫画:江尻 立真(たつま) 原作:松 智洋 キャラクター原案:なかじま ゆか

「えっとね、言葉にすると恥ずかしいけど…私━━」
「私、歌うの…大好きみたい」

 

2012年3月の新刊。
スーパーダッシュ文庫の人気シリーズのコミカライズ第6弾。スーパーダッシュ&ゴー!で連載中。
作画の江尻さんはジャンプで『P2!』を描いていた人か。

 

さて、サブタイから何となく想像がつく通り、このコミカライズは空を主役としている。
時系列は本編のおよそ1年前、空が中学に入学して合唱部に入部して、仲間達と共に成長していく物語。

 

本編からの登場キャラは小鳥遊ファミリーは当然として、清美先輩、前島や修二あたりか。
清美先輩って、この頃はただやかましいだけだったんだな……。ある意味、この人の成長記録でもあるのか。
喜怒哀楽が激しくて可愛いな。

 

この頃の部長、さくら先輩は黒ストが堪りませんね。ってか、中学3年生、大人び過ぎだろ……。

 

前島達男子はまだ入部していないので、2巻はその辺の話が中心になるのかしらん。

 

応援4コマは一気に飛んで、その8。どうやらコミカライズだけでなく、映像ソフトとかの特典にも付いているみたい。

 

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
パパのいうことを聞きなさい! -空色の響き- <2>(2013/02)

 

コミカライズリンク
パパのいうことを聞きなさい! <1>(2011/12)
パパのいうことを聞きなさい! ~小鳥遊の陽だまり~(2012/02)
パパのいうことを聞きなさい! 路上観察研究日誌 <1>(2012/01)
パパのいうことを聞きなさい! 美羽様のいう通り! <1>(2012/03)
パパのいうことを聞きなさい! うさぎのまぁく(2012/03)

 

新潮文庫

月の影 影の海(上) 十二国記 (新潮文庫)
著:小野 不由美 イラスト:山田 章博

「……見つけた」
「あなただ」

2012年6月の新刊。約2ヶ月1週間の積み。『新装版 魔性の子』及び下巻と同時発売。
ホワイトハート版は2回くらい読んだような気がする。
描き下ろし表紙は、ボロボロのセーラー服姿で剣を持った陽子が凛々しいですね。

さて、何の変哲も無い女子高生、陽子はある日、ケイキと名乗る青年に、見知らぬ世界へと連れて行かれることに。
ケイキとはぐれた陽子を待っていたのは、長く辛い旅路だった……という異世界ファンタジー。

もうね、出だしからお腹の痛さがクライマックス過ぎてね。で、話が進んでも、王子様みたいな金髪イケメンが傅いてくれてウルトラハッピー!みたいな展開になるわけでもなく。
ってか、ケイキ、いくら急いでるからって強引過ぎるだろ……。まぁ、彼からしたら、ようやっと見付けた新しい王がこんなんでは、ドン底ハッピーでイラッとしてたんだろうけど。

ケイキとはぐれてからも、上げては落とし上げては落としの絶望展開ラッシュ。
当時、小野さんは何を思って、少女小説でこんなハードな展開をやらかしたんだ……。
まぁ、少女小説って悲劇チックな展開多いってイメージはあるけども。

最後に楽俊というカンフル剤来るかと思ったけど、登場しないどころか、最後でもう1段階下に叩き落として終了だったでござる。お腹痛ぇ……。
次は同時発売の『月の影 影の海(下)』、2012年9月に『風の海 迷宮の岸』。

燃:A 萌:C 笑:C 総:A+

シリーズリンク
新装版 十二国記 魔性の子(2012/06)
新潮文庫版 十二国記 月の影 影の海(下)(2012/06)

アニメ,GA文庫

「あいつに魔王は似合わねぇ」

原作3巻クライマックス。近付く本能寺の変、自分の知っている歴史と違うルートを進み始めた現状に、良晴は不安を抱く。

一方、光秀は松永と対峙。何で、松永さんは自分のおっぱい揉んで恍惚な顔してはるのん?
しかも、なのナリで降伏するとか。もしかして仲間になるのか?

ふと思ったんだけど、信奈は女の子っぽい名前に変えてあるのに、他の人達は性別に関わらず歴史上の人物そのままの名前なんだな。

燃:A 萌:A 笑:C+ 総:A

エピソードリンク
第八回「黄金の自由都市・堺」
第十回「信奈絶体絶命」

アニメ,スーパーダッシュ文庫

「ベネ!ベネ・ディ・モールトですよ、リリアナ様!」

ずっとリリアナさんのターン!!

ペルセウスに一度殺された護堂は青銅黒十字の拠点に匿われることに。エリカ達と連絡の取れなくなった護堂はペルセウスの情報を集めるために、リリアナと行動を共にする。

リリアナさん、1人で暴走し過ぎだろ……w
今回、バトル方面の作画がアレだった気がするけど、リリアナさんのはっちゃけぶりがアレだったので楽しかったですね。
次回予告のナレーションは遊んでるだろw

燃:B+ 萌:A 笑:A- 総:A

エピソードリンク
#8「英雄推参」
#10「荒ぶる魔王、太陽の勇者」

スーパーダッシュ文庫

迷い猫オーバーラン! 12 護ってなんていってないんだからね!! (迷い猫オーバーラン! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
著:松 智洋 イラスト:みつみ 美里

「バカ巧!朴念仁……二回死ね!!」

2012年2月の新刊。約6ヶ月3週間半の積み。3ヶ月振りの新刊。『パイコキ』9巻からは連続刊行。
最終巻の表紙は勿論、文乃。全くツンデレに見えねぇ……。

最後を飾るイラストは、美少女ゲームの原画家でお馴染み、みつみ美里さん。ラノベの挿絵を描くのは初めてなんだとか。よく連れてこれたな……。
まぁ、絵師交代の悪印象を払拭するには、これくらいのネームバリューを持った人が必要だったのかもしれんが。

さて、季節は物凄い勢いで流れ、刻一刻と卒業の日は近付いていた。受験勉強に追われる巧を始め、それぞれが進路に進路を定めていく中、文乃はある決意を固めていた……というお話。

卒業が近いということで、最終巻っぽい雰囲気はあるものの、基本的には、いつもの迷い猫同好会のノリ。
文乃の決意をみんなが知ってからはシリアスっぽくなるけど。

遂に柴田が行動を起こすが、遂に一度もイラストに登場しなかった所為で、存在感の無さが半端無い。
確か、一度も出てなかったよな……?

口絵で文乃がウェディングドレスを着ていたから、遂に巧、決断の時か!と思ったら、誰も選ばないまま終わるんかい!
打ち切りエンドならまだしも、ちゃんとした完結するなら、誰かを選んでくれよ……。
冒頭の「卒業生総代 都築巧」の時点で涙腺クライマックスの予感だったのに惜しいぜ……。

総評

ってなわけで、アニメ化もされたツン美少女満載のハイテンションラブコメ『迷い猫オーバーラン!』全12巻、これにて完結。足掛け3年4ヶ月か。

本当に、本当にイラストの騒動さえ無ければ……。無ければ……!
ぺこさんのイラストで12冊揃えたかったぜ……。
でも、そんな逆境を乗り越えて、無事完結出来たことを祝うべきなんだろうな。

最初の数冊はそうでもなかったんだけど、登場キャラクターが増える度に広がっていく絆みたいなものがハートフルでなぁ。
何といっても、みんなの力を結集する9巻がアツい。

10冊以上も続けたんだから、巧にはバシッと文乃を選んでほしかったところなのだが……。
それは彼の今後に期待ってことなのか。

取り敢えず、松さんがシリーズを始めては放り出す人でないことが判って一安心ですね。

次は2012年5月に『パイコキ』10巻、7月に新シリーズ『オトメ3原則!』1巻、9月にそれの2巻、10月に『パイコキ』11巻。

燃:B- 萌:A- 笑:B- 総:A+

シリーズリンク
迷い猫オーバーラン!11 護らせてあげてもいいわよ!?(通常版)(2011/11)

著者リンク
パパのいうことを聞きなさい! <9>(2012/01)
パパのいうことを聞きなさい! <10>(2012/05)