スーパーダッシュ文庫

迷い猫オーバーラン!〈6〉拾った後はどうするの? (集英社スーパーダッシュ文庫)

著:松 智洋 イラスト:ぺこ

「キミは、キミのところに集まった迷い猫たちを路頭に迷わせるつもりかい?」

約三ヶ月一週間の積み。隔月刊行第六弾。表紙は順当に叶絵。

今回は珠緒先輩と夏帆の卒業旅行に参加することになった巧達のエピソード。その中で、夏帆の陰謀が加速する。
文乃だけが彼女の企みを何となく察するが、普段の天の邪鬼な言動がアダとなり、誰も信じてくれない。この文乃が孤立無援になるのではないかという展開にはゾクゾクした。

ただ、日常系ラブコメを謳っているだけあって、その辺はバタバタバタと解決。結局、夏帆も迷い猫同好会の仲間なんだよという綺麗事全開なオチがつきました。まぁ、この内容でガチ鬱やられても困ると言えば困るし、これでOKなのか。もっと引っ張るかと思ったけどなぁ。

この騒ぎを通じて、巧は三人娘の誰かを選ぶなんて出来ないと明言、完全に保留の姿勢をとる。あからさまな引き伸ばしキタキタキタキタキタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡(゚∀゚≡(゚∀゚≡(゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡(゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
このパターンに入ったら、もういくらでも引き伸ばせるやんけ!!

巧達が二年生に進級したところで今回は終了。
千世のお付きのメイドさん達は徐々に存在感を増してきている気がするけど、いずれ表紙に登場するんだろうか。

そして、やっぱり家康の台詞は候補には上っても採用されないのでしたw
『プリキュア』の話が出て来ただけで、テンションダダ上がりする俺が居る。イーグレット格好良いよね。

後書きでは隔月ペースが崩れることとストレイキャッツのHPがオープンしたことが書かれている。HPは実際に見に行ってみたけど、あれ、何の意味があるんだ……。

次は十一月。だから、もう出てるんだってば!
そうそう、コミカライズに作画は矢吹さんで確定みたいです。

燃:B- 萌:A 笑:B+ 総:A

アニメ

超重神グラヴィオン ツヴァイ(5) [DVD]

「輝け、新しき太陽よ。この大地を美しく照らし出すのだ」

前回、ゼラバイアがまき散らしたのは重力子撹乱物質だった。今回はデストロイヤー級ゼラバイアが出現し、街を破壊し始める。
Gソルジャーが立ち向かうが、その圧倒的な物量の前に苦戦。

一方、ミヅキはEFAに軟禁されていた瑠菜を救出。
エイジは斗牙をぶん殴って連れ戻す。まだ意識のはっきり戻っていないリィルをGシャドウに放り込んでグラヴィオン出撃。Gドリラーライトのみファントムシステムを使用。

戦場に到着した最初こそ活躍するグラヴィオンだったが、やはり物量が違い過ぎる。
次々と仲間を転送してくるゼラバイアを止めるには超重剣しかないが、あれはグランナイツが全員揃っていないと本来の力を発揮出来ないんだとか。そもそも超重剣の存在自体を忘れていたぜ……!

誰もが駄目かと思ったそのとき、サンドマンの炎皇招来の声に応えて、空からソルグラヴィオンが現れるのだった。スーツに身を覆ったパイロットは一体……?ってところで続く。
次回こそ炎皇合神が見れるんだっけ?

燃:A 萌:A 笑:C 総:A+

HJ文庫

フラグの王子様3 (HJ文庫)

著:織田 兄弟 イラスト:きくらげ

嫌な予感的中。
ハーレムルート、選択しちゃいました。

約四ヶ月の積み。四ヶ月振りの新刊。表紙は一見、友香とチェルだけに見えるが、帯を外すと、デフォルメキャラがいっぱい居るという仕掛け。折り込みチラシにも表紙イラストは掲載されているが、こちらにはデフォルメキャラは居ない。油断すると、気付かないまま終わっちゃうから気を付けろ!

さて、後書きからすると、どうも打ち切り完結っぽいです。何でだ……orz
普通に面白いと思うだんけどなぁ。

前回のラストでハードモードへと移行してしまった啓祐の力。更に扱い辛くなった力に翻弄される啓祐。
その一方で、友香は消された記憶を取り戻しつつあった。

中盤までは、これまで通り各ヒロインの掘り下げをやりつつ話を進行させ、最後は軽くバトル的なものを挟みつつ盛り上げるという手堅い構成。

結局、物語は啓祐が進級し、フラグを立てちゃう日々はまだまだ続くといった終わり方なんだが、まぁ打ち切りにしては綺麗にまとまってるし、よしとするか。

総評

そういうわけで、『フラグの王子様』全三巻でした。最近、美少女ゲームのお約束を落とし込むラノベが増える傾向にある臭いけど、ただのハーレムものにならない展開が好印象でした。
ファミ通文庫の『ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!』にしてもそうだけど、うふふきゃっきゃどころか結構ハードな展開が待ち構えてるんだよな。

惜しむらくは折角用意された各ヒロインがあまり掘り下げられなかったことか。がっつりヒロインしたのって、サブではミッシェルくらいだしなぁ。
神崎さんの壊れっぷりなんかも今後どうなっていくのか気になるところではある。

後書きによると、もしかしたら世界観を引き継いで新作を出すかもしれないらしい。しかし、今のところ新刊予定にそういった作品は出ていない……。

燃:A- 萌:A- 笑:B 総:A

ランキング,雑記

今月は漫画に脱線した上に、視聴番組に『サンレッド』『けんぷファー』『そらのおとしもの』が追加され、とどめに学祭があったのでペースダウン。ぴったり一日一冊ペースになってる。理想は一日二冊。目標は遥か彼方である。

購入冊数:31冊
読了冊数:30冊

ぎゃぁああああああああああ、一冊積み残したぁああああああああ!!巻き返すどころの話じゃねぇ……orz


「燃」部門

1位:アスラクライン⑬ さくらさくら

アスラクライン 13 (電撃文庫 み 3-28)
燃:S 萌:A+ 笑:B 総:S+

元々クライマックスに向けて盛り上がってたけど、まさかここまでアツくなるとは思わなかった。

2位:神曲奏界ポリフォニカ アドヴェント・ブラック

神曲奏界ポリフォニカ アドヴェント・ブラック (GA文庫)
燃:A+ 萌:A- 笑:C+ 総:S-

一巻からずっと謎だったところが解明してすっきり。

3位:アスラクライン

アスラクライン (電撃文庫)
燃:A+ 萌:A+ 笑:B 総:A+

設定燃え。


「萌」部門

1位:アスラクライン⑬ さくらさくら

アスラクライン 13 (電撃文庫 み 3-28)
燃:S 萌:A+ 笑:B 総:S+

真のヒロインは強かった。

2位:で・こ・つ・ん★ <3>

で・こ・つ・ん★3 (GA文庫)
燃:B+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A-

俺も痴女なお姉ちゃんが欲しいです。

3位:C^3 -シーキューブ- Ⅷ

C3-シーキューブ 8 (電撃文庫 み 7-14)
燃:B 萌:A+ 笑:B+ 総:A-

鉄板。


「笑」部門

1位:蒼海ガールズ!2 The Mistress of Blue Water ep.Ⅱ -Deux semarines de vacances-

蒼海ガールズ!2 (GA文庫)
燃:C+ 萌:A 笑:A 総:A-

後書きが頭おかしいw

2位:オトメな文具。 二重・想

オトメな文具。 二重▽想 (ファミ通文庫)
燃:C 萌:B+ 笑:A- 総:B

変態性は素晴らしいんだけどなぁ。

3位:生徒会の月末 碧陽学園生徒会黙示録2

生徒会の月末 碧陽学園生徒会黙示録2 (富士見ファンタジア文庫)
燃:B+ 萌:A 笑:B+ 総:A+

非常に安定感のある笑い。


「総」部門

1位:アスラクライン⑬ さくらさくら

アスラクライン 13 (電撃文庫 み 3-28)
燃:S 萌:A+ 笑:B 総:S+

今月はこれをおいて他に無い。

2位:神曲奏界ポリフォニカ アドヴェント・ブラック

神曲奏界ポリフォニカ アドヴェント・ブラック (GA文庫)
燃:A+ 萌:A- 笑:C+ 総:S-

このランクなら普通はトップがとれるけど、今月は相手が悪かった。

3位:生徒会の月末 碧陽学園生徒会黙示録2

生徒会の月末 碧陽学園生徒会黙示録2 (富士見ファンタジア文庫)
燃:B+ 萌:A 笑:B+ 総:A+

シリアスに傾き過ぎず、でもやることはやるところが素敵。

4位:アスラクライン③ やまいはきから(新装カバー)

アスラクライン〈3〉 (電撃文庫)
燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

この辺から面白くなってくるんだよな。

5位:アスラクライン

アスラクライン (電撃文庫)
燃:A+ 萌:A+ 笑:B 総:A+

改めて読むと更に面白い。

最下位:いつも心に剣を③

いつも心に剣を〈3〉 (MF文庫J)
燃:C 萌:C+ 笑:C 総:B

こういう純正ファンタジーは肌に合わないようです。


そういうわけで、『アスラクライン』だらけのランキングとなりました。無双過ぎるw
これからも新装カバーを読んでいくから、この傾向はしばらく続くかもしれん。

十二月は最後の年ですが、巻き返せるかなぁ。年末のまとめもせにゃならんし、原稿も書かんといかんし。え、修論の追い込み?何それ?


今月の結論

今からでも遅くない。

『アスラクライン』を読もう!!

アニメ,漫画

「凄いよ!性能はともかく、お前とママチャリの相性の良さっぷりがよぉ!!」

OPの最初のカットでレッドが佇んでいる場所が変わっていた。何の意味が……。
サンシュートのチャージ率は8%上昇して、31%に。

今回はヴァンプ様の弟ロウファーが登場。
後半は原作の中でも好きなエピソード、ヴァンプ様のママチャリ編。
何だかんだ言いながらも、チャリがパクられてしまったことに責任を感じて街を探し回るレッドにニヤニヤが止まらないw

EDは川崎市の人々の笑顔と共に。今後もこういった演出していくのかな。

そうそう、初めてOPのフルサイズ聴いたんだけど、破壊力凄いな。特に二番のサビがヤヴァい。

燃:A 萌:B+ 笑:B+ 総:A+

天体戦士サンレッド 1 (ヤングガンガンコミックス)
天体戦士サンレッド 1 (ヤングガンガンコミックス)

雑記

今日、何とはなしに大学のブックセンターに行って、ふと平積み台の下を見たら、見たことあるイラストの描かれた文庫がダンボール箱に詰まっているではないですか。

って、コバルト文庫の『ヴィクトリアン・ローズ・テーラー』やがな!!

他にもコバルト文庫がぎっしり詰まってました。個人の注文って量でもないと思うし、まさかあれ陳列すんのか……。
男性比率が圧倒的に多い大学なのに何故だ……?
コバルト入れる前に、男性向けラノベをもっとですね……。『ハルヒ』とか『人類は衰退しました』とかは要らないんで……。

恋のドレスと聖夜の迷宮 (コバルト文庫 あ 16-29 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー)
恋のドレスと聖夜の迷宮 (コバルト文庫 あ 16-29 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー)

漫画

ぬらりひょんの孫 5 (ジャンプコミックス)

作:椎橋 寛

「カキ、ピ━━━━って何やねん!!はっきり言えやー」

え、何なの?ゆらはギャグ担当メインでたまに戦闘要員なの?

表紙は四国八十八鬼夜行の玉章(たまずき)と犬神。
さて、むちに襲撃されてから行方不明になっていた爺ちゃんは四国までやって来ていた。そこで隠神刑部狸(いぬがみぎょうぶたぬき)と対峙する。
爺ちゃんの話によると、百鬼夜行は既に七十まで減ってるんだとか。実際にそれだけの数居るわけじゃないのか。

一方、犬神を退けたリクオだったが、総大将代理の重圧が彼に圧し掛かる。
夜じゃなくても、暗闇さえあれば妖怪の力を発揮出来るとなると、大分戦いに幅が持たせられそうだが……。

激突する百鬼夜行と八十八鬼夜行。一対一のような構図になってるけど、基本は集団戦になるみたい。
リクオはぬらりひょんの力の特性で一気に玉章の前まで行ってたが。

質問コーナーではさりげなく、ゆらの式神が七枚、財布に入っていると書かれてました。今のとこ、出て来たのって四体だっけ。

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A

ライトノベル

このライトノベルがすごい! 2010

さあ、今年もこの季節がやって参りました。ある程度売り上げが見込めるようになたのか、価格が下がり、何とワンコインで買えちゃうようになりました。
一番最初から買ってるんだけど、何だかんだで今まで投票していませんでした。それではいかんと思い、今年は投票することに。あんだけ面白い面白い連呼している『ハイスクールD×D』への投票をすっかり忘れていたのは秘密。
コメント、一つも掲載してもらえなかったんだぜorz

今年の一位は『バカテス』でした。はいはい『とらドラ!』『とらドラ!』って思ってたんだがなぁ。どちらにせよ、面白味の無い一位であることは間違いない。
トップ10の面子が殆ど変わり映えしないのが、そもそも面白味に欠けるんだよな。『狼と香辛料』がトップを取ったときのようなインパクトはもう味わえないのだろうか。
井上さんへのインタビューがボケいっぱいで面白い。

『ベン・トー』のトップ10入りは理解るんだが、まさか『蒼穹のカルマ』が入ってくるとはな……。ネットで結構好評ってのは知ってたけど、そこまでとは。
インタビューによると、新シリーズを仕込んでいるとか。

全くランクインしていないHJは大丈夫なの……?一迅社も入ってないけど。

絵師ランキングではBUNBUNさんとabecさんが両方ランクインしているのが納得出来ないぜ……!同一人物じゃんか!

紫色のクオリア』とか入ってくるんじゃないかと思ってたんだが。ネットで話題になってたし、実際面白かったしなぁ。

NEWキャラクターズ・ピックアップで「小学生」というカテゴリーを作った編集部はよく理解っていると思うw

ジャンル別ガイドでは『シャナ』がモダンクラシックス扱いされていて衝撃を受けた。そうか、もう『シャナ』ってクラシックなんだな……。

2009年の総括では、今年は業界での訃報が多かったと書かれていたが、『クダンの話をしましょうか』の朝未さんが亡くなっていた……だと……?
謹んでご冥福をお祈りいたします。

そして、このライトノベルがすごい!大賞始動。デビューさせたい新人が居るから話題作りで創設された出来レースだとか、宝島社がラノベレーベルを立ち上げるだとか、色々と噂が流れていますが、何にせよ、ラノベレーベルが増えるのは良いことだ。
最終選考に残った五作品は文庫で出版してもらえるんだとか。
はてさて、どんな作品が飛び出すのやら。

燃:A+ 萌:B+ 笑:B+ 総:A+

アニメ,漫画

「私達のぱんつが……空へと飛んでいくわ……」

サブタイトルの「虹色下着」は「ロマン」と読みます。
OP初見。なかなか好感触。これは見れば見るほど好きになるタイプとみた。

さて、イカロスから渡されたカードが智樹の本能に反応してしまい、そはらは一時的にぱんつが履けなくなってしまう。履けないと言うか、履こうとすると、全部物凄い勢いで空へと飛んでいくという。
これが伝説のぱんつ回か……!
「半径百メートル以内のぱんつを全て集めます」とか頭悪過ぎるw

で、そはらが履くのに失敗したぱんつ達が大空へと飛び立っていく。EDでは海を渡り飛ぶぱんつの姿が。
何で、カードの効果は切れたのに飛んでるのかとは言っちゃ駄目なんだろうなぁw

このクオリティで『私の救世主さま』やってくれませんか。

燃:C 萌:A+ 笑:A 総:A

そらのおとしもの 1 (角川コミックス・エース 126-6)
そらのおとしもの 1 (角川コミックス・エース 126-6)

アニメ,コミカライズ,電撃文庫

「今日は青のストライプかー」

初春の怒り方可愛いなw

さて、少しずつ、しかし着実に『幻想御手』の正体へと迫っていく風紀委員。
『幻想御手』の取引現場を押さえた黒子はレベルアップした能力者と激突することに。

この辺は原作にあった通りの展開だが、やっぱり映像になると映えるなぁ。と言うか、黒子のスカートの翻りっぷりがけしからんことになっております。

偶然、『幻想御手』を手に入れてしまった佐天さんは旧友と再会。これが彼女の転落の一歩だとは……。

そして『デュラララ!!』の番宣が開始。何故か、わっちが映っていて吹いた。

燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

とある科学の超電磁砲 2―とある魔術の禁書目録外伝 (電撃コミックス)
とある科学の超電磁砲 2―とある魔術の禁書目録外伝 (電撃コミックス)