角川スニーカー文庫

レイセン File4:サマーウォー (角川スニーカー文庫)
著:林 トモアキ イラスト:上田 夢人

捕まるのか。
埼玉県警に捕まってしまうのかッ……!!

2012年1月の新刊。約2年4週間の積み。9ヶ月振りの新刊。『ミスマルカ興国物語Ⅸ』からは半年振り。
今回から完全に文庫書き下ろしとなる。

さて、お盆休み。ラノベ主人公の夏と言えば、基本は夏休みなのに、ヒデオは一応社会人なので、お盆休みって扱いなんだよな。まぁ、それを夏休みと呼んでも良いのだが。

アカネの実家へと無理矢理連れて来られたヒデオは、そこでサイクロンソフト社の御曹司ウィリアム・ウィンドーと出会う。
彼と彼が開発したセキュリティソフト、セキュアはコミカライズ版からの逆輸入キャラ。
ただし、同一存在というわけではなく、設定が色々改変されており、ヒデオ達とは今回初めて出会ったことになっている。

何やかんやでハートフルなオチになるから困る。
しかし、ヒデオはうらやま死刑と言わざるを得ない。ってか、酔った勢いとはいえ、ハーレム宣言とか漢らし過ぎワロロン
それにつけても、眼鏡を外して髪を下ろした花果菜さん、美人だな。もっと挿絵に出て来ても良いのよ。

そして遂に出て来るタイトルの意味。対精霊特化戦隊、通称霊戦。不意打ち気味に出て来たので驚いたわ。

次は2012年4月に『ミスマルカ興国物語』Ⅹ巻、9月に『File5:キリングマシーンVS.』、12月に『ミスマルカ興国物語エックス』、2013年3月に『レイセン File6:三人きりのフォース』、2014年1月に『ミスマルカ』ⅩⅠ巻。

燃:B- 萌:A- 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
レイセン File3:ワンサイド・ゲームズ(2011/04)
レイセン File5:キリングマシーンVS.(2012/09)

世界観リンク
ミスマルカ興国物語Ⅸ(2011/07)
ミスマルカ興国物語Ⅹ(2012/04)

ファミ通文庫

リーディング・ブラッドIII 鬼神の因果 (ファミ通文庫)
著:田尾 典丈 イラスト:梱枝 りこ

「妹にデコチューなんて、どの兄妹もやってますよ。私のクラスメイトたちも皆やってます」
「……マジなの?」
「マジです」

MAJIDE!?

2013年11月の新刊。約2ヶ月の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙は凪沙の妹、紗優(さひろ)。サブタイの「鬼神」は「おにがみ」と読みます。「きしん」と読んだ方が座りは良い気はするが。

さて、鬼神を倒す方法が判明した。本家の協力もとりつけ、決戦に臨む凪沙達。準備が整うまではハーレムメンバーでプールに行ったりもして。
来たる決戦で、武士と鬼に隠された真実が明らかになる。

まぁ、粗筋を読んだ時点で、あちゃーって感じだったんだけど、案の定打ち切り完結的なアレです。売上が良くないとは聞いていたが……。

折角ハーレムメンバーが増えて、これからってところだったのになぁ。紗優なんて、やっと、まともにスポットが当たってきたところだったのに、ラブコメ的イベントがあまりないまま決戦を迎えてしまった印象。

って、年上のお姉さんキャラが出て来てないじゃないか!いい加減にしろ!!
凛々さんは俺としてはお姉さんキャラのカウント外だしなぁ。

後書きによると、鬼神を3巻で倒すのは予定通りらしい。で、問題はその後、第2部を始めるには売り上げが厳しそうってところ。
完全にアウトってわけではないけど、3巻で売上が伸びるとも思えないって感じだそうな。

うーむ、これは実質打ち切りか……。いや、まだワンチャンある!ある筈!験を担いで、総評は書きません。

燃:B+ 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
リーディング・ブラッドⅡ 月影の秘事(2013/07)

電撃文庫

なれる!SE (10) 闘う?社員旅行 (電撃文庫)
著:夏海 公司 イラスト:Ixy

「何寝ぼけたことぬかしとんねん!ドタマかち割って南港に沈めたろかボケがァ!」

寝癖頭怖ぇなw
2013年8月の新刊。約5ヶ月2週間半の積み。3ヶ月振りの新刊。
遂に大台突入の第10巻。

表紙は寝癖頭。3回目か。出る度に段々色っぽくなっていってないか……?
口絵のミニスカポリスコスの室見さんが可愛いですね。

さて、今回は2度目の短編集。電撃文庫MAGAZINE掲載の短編2本も収録。勿論、どの短編もブラック企業感全開だぜ!(ぉ

ちょこちょこ室見さんが自分の素性をうっかりバラしそうになってるんだけど、彼女の正体が明らかになったときが完結のときなのかなぁ。
それで室見さんが辞職せざる得ない状況になって、工兵が彼女を取り戻すため活躍する、みたいな。

仕事で怖い言葉ASAPって言われてるけど、俺の職場で使ってる人、1人しか見たことないんだけど……。しかもギャグだしなぁ。

次は2013年12月に11巻『絶対?管理職宣言』。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
なれる!SE9 ラクして儲かる?サービス開発(2013/05)
なれる!SE11 絶対?管理職宣言(2013/12)

アニメ,電撃文庫

「ちなみに千波はスク水なのかな?」

二次元くん、完全に変態じゃねーかw
さて、海水浴の日がやって来た。しかし、巡り合わせの悪さか、全てが予定通りにいかず、空気が悪くなってしまう。

雨も降り出して、え、まさか今回水着回じゃないの?と不安になるアレ。ねぇ、どんな気持ち?水着回と思ってたら、雨が降ってきて、今どんな気持ち?的展開かと思ったらちゃんと水着シーンありましたね。
そんなことより、髪を2つに縛ってる岡ちゃん、メチャ可愛いな!

帰り道では居眠り運転で、あわや大事故に。かつてリンダに言われた「踏ん張れ」の一言が生死を分けるんだけど、まさかここで繋がってくるとは……。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
第14話「レイディズトーク」
第16話「ウェイクアップコール」

ファミ通文庫

部活アンソロジー2 「春」 (ファミ通文庫)
著:野村 美月、日日日、田尾 典丈、田口 仙年堂、岡本 タクヤ、石川 博品
イラスト:のん、千田 衛人、こずみっく、RiE、パセリ、nauribon

「忍くんを監禁して、黒い鎖でつなぎたい」
「美園に赤い首輪をつけて、無理やりワンと鳴かせたい」

2013年8月の新刊。約5ヶ月の積み。連続刊行で、アンソロジー後半戦が登場です。

『鑑賞部の不埒な倫理』

FBonline掲載。『ヒカルが地球にいたころ……』の野村さん。
溢れ出る変態性と見せかけて、最後はちょっと切ないオチで落とすから困る。ってか、よく理解らないまま振られた美園さん可哀想だなw

『根暗男子のバスケットボール』

FBonline掲載。『狂乱家族日記』の日日日さん。
まともな青春スポコンもの……だと……?一体、どんな捻くれた話を出してくるかと思ったら、これだよ。

『インセンシティ部』

FBonline掲載。『リーディング・ブラッド』の田尾さん。
これは良いラブコメ。これで長編書いてほしいな。ただの恋愛相談なんだけど、「ラブコメを終わらせる」って表現にすることで、上手いこと読者の興味をひきつけてる。

『輝け、モ部 -Flash mob-』

FBonline。『魔王城』の田口さん。
意図的にモブキャラを演じる部活って発想が面白い。けど、面白いからといって、長編には出来ないだろうなぁ。

『僕たちの部活動はまだ始まったばかりだ!』

FBonline掲載。『千の剣の舞う空に』の岡本さん。生きてたのか……。
文字密度が高く、最初はウッとなってしまったが面白かった。ボケが非常にしょうもないんだけど、それが面白くてなぁ。

これの長編版が『僕の学園生活はまだ始まったばかりだ!』として刊行されているので買おう。

『俺の部活動はもう始まらない』

書き下ろし。『僕の学園生活はまだ始まったばかりだ!』のスピンアウト。ややこしいな!
ページ少なめで、しんみりとした内容となっている。

『地下迷宮の帰宅部』

書き下ろし。『ヴァンパイア・サマータイム』の石川さん。
へー、こんなハートフルな話も書けるんだーからの絶望感な。今回の部活アンソロジーの大トリが、このオチはアカンやろ……。
みんな爽やかに青春展開を積み重ねてきたところをぶち壊しにしてるw
詰まらないわけじゃないんだけど、もうちょっと収録順をですね……。

まとめ

やはり、まともな部活動は1作品しかない。別に売上とか気にしないで良いんだから、もうちょっと普通の部活ものが出て来ても良さそうなものだがw

燃:B+ 萌:A 笑:A- 総:A

シリーズリンク
部活アンソロジー1「青」(2013/07)
ショートストーリーズ 僕とキミの15センチ(2017/10)

電撃文庫

FORTHシリーズ 連射王<上> (電撃文庫)
著:川上 稔

……俺、本気になれる人間なのかな。

電撃文庫2013年2月の新刊。約11ヶ月1週間半の積み。『GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅤ〈下〉』からは4ヶ月振り。
電撃のハードカバーで刊行されたものが文庫落ち。オリジナルも持ってます。あれ、じゃあ俺、何で買ったんだろう……?別に書き下ろしがあるわけでもないのにw
何の疑問も抱かず買ってたわ……。

文庫落ち決定当初は、イラスト担当として、さとやすさんの名前が入っていたんだけど、いつの間にか消滅し、イラスト無しでの刊行。

オリジナルのときには付いていなかったシリーズ名が付いている。
内容的には、メディアワークス文庫向けなのに、何でわざわざ電撃文庫で出したのかと思ったけど、川上さんの他のシリーズと綺麗に並べられるようにするためか。

さて、FORTHとは我々の生きる現代社会が舞台のシリーズとなっている。何事にも本気になれない高校生、高村はある日、ゲームセンターでシューティングゲームというジャンルと出会う。
シューティングを通じて、高村は己の進路や人間関係と向き合っていくことに……。

川上さんの独特の文章で紡ぎ出される青春ストーリーは、ただゲーセンでゲームをやってるだけなのに、やたら崇高な雰囲気が漂っている。

とはいえ、川上さんの趣味丸出しにも程があるくらいに濃いシューティングゲーム描写でなぁ。
解説ページを読んでいたら、実際にプレイしてみたくなってくるから困る。

次は2013年3月に下巻、5月に『ホライゾンⅥ〈上〉』、7月に『Ⅵ〈中〉』、9月に『Ⅵ〈下〉』、2014年2月に『Ⅶ〈上〉』。

燃:C 萌:C+ 笑:C 総:A

シリーズリンク
FORTHシリーズ 連射王〈下〉(2013/03)

世界観リンク
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅤ〈下〉(2012/10)

富士見ファンタジア文庫,雑誌

ドラゴンマガジン H26年3月号  06715‐03

『甘城ブリリアントパーク』

表紙&巻頭特集でアニメ化決定。しかも制作は京アニとかビビる。スベる要素が1つも無いな。
発表が早過ぎる気がしないでもないが、オリジナルエピソードを挟みつつやれば、1クールくらい十分作れるよな。

これを『フルメタ』アニメ4期の前座に据えて、『第3次スパロボZ』で盛り上がったところで一気に仕掛けようとしているとも思えなくないが……?

ってか、早く本編をアニメ化しきらないと、『アナザー』の方のアニメ化タイミングを逃すことになるぞ……。
まぁ、同時発表という手もあるのだが。
って、賀東さんも重大発表って煽りを疑ってたのかよw

コミカライズはドラゴンエイジでスタート。
短編はトリケン、前かがみになり過ぎだろw

Q&Aコーナーは自由過ぎワロタ状態でした。『スパロボ』に出れるわけねーだろw
バイストン・ウェルとかメインターゲット知らんだろ……。

『東京レイヴンズ』

ドラゴンエイジで新コミカライズ『東京レイヴンズ -Girls Photograph-』が開始。どんだけ増やすねや……。

『デート・ア・ライブ』

アニメ2期のPVでは既に主題歌らしきものが使用されている。1期のときも大分早い段階から主題歌を聴けたし、多分今回もそうなんだろうなぁ。

PS3でゲーム第2弾『或守(あるす)インストール』が発売決定。仕掛けるよね~。
でも、ここまで仕掛けるならアニメは、もっと放映局を増やしてほしいよなぁ。

『棺姫のチャイカ』

アニメは4月から。日5枠ワンチャンあるとか気のせいだったわ。

スピンオフゆるふわ4コマ『学園チャイカ!』が出張掲載。これは単行本買わなくても良いかな……。

『心空管レトロアクタ』『ブルークロニクル』

特集&お試し短編。最近、本当ファンタジーバトル系が多いよなぁ。
ってか、『ブルークロニクル』ってロボット出て来んのかよw
デザインは格好良いと思うが、読もうと思うほどではないか。

『まちがい英雄の異世界召喚』

特集のみ。『皇国のフロイライン』がサクッと2巻で終わったらしい河端ジュン一さんの新シリーズ。
うーん、多少気にならんでもないけど、文庫買うほどではないかなぁ。

『竜と魔女の住む屋敷』

特集&お試し短編。著者の門倉敬介さんはエロゲライターなのか。
その割には、あまり訴求力を感じないのだが……。露出度の高いロリキャラを出せば良いってもんじゃねーぞ。

『黙示録アリス』

コミックジーンにてコミカライズ決定。ファンタジアの作品がジーンでコミカライズされるのって初かしら。

『スカイ・ワールド』

ドラゴンエイジで連載予定のコミカライズの告知漫画が載ってるんだけど、あっ……(察し)

第8回龍皇杯

無くなったときは散々、またやってくれやってくれ言ってたんだけど、すっかり言うことも忘れた頃に、まさかの復活。
実に10年振りの復活なのか。もうメインターゲットは、こんなイベントがあったことさえ知らないんだろうな。

今回は付録冊子として独立した形式になっている。
それは良いんだけど、各作品にイラスト無しって、どういうことなの……。いや、そりゃ一発もので終わるかもしれない短編に、わざわざイラスト付けるのは相当な手間ってのは理解るんだけど、これまではちゃんとイラストが付いていたことを考えると、劣化と言わざるを得ないぞ……。

まぁ、小説の中身で勝負するべきだから、イラストが無い方が正しいという考え方もあるけど。
ただ、脳内でシーンをイメージしようとすると、著者の別シリーズのイラストが思い浮かぶという問題がw

優勝作品はドラマガでの連載決定。また、投票の結果次第では、いきなり文庫化決定もあり得るらしい。
とはいうけど、龍皇杯後期は参加作品の文庫化が最初から決まっているケースも多々あったし、そんなに破格の待遇という感じはしないな。

ただ、当時と違って、ドラマガ誌上での連載というのは大きい意味を持つよな。近年はアニメ化(目前と思われる)シリーズと企画ものくらいしか連載ないしなぁ。

今回はwebでの投票も可能に。アンケート葉書を書くの面倒だし、これは嬉しい。

『オレと彼女の萌えよペン』

『おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ!』の村上凛さん。そのため、今号は『オタリア』の連載はお休み。

漫画家を目指す主人公と漫画家であるヒロインのラブコメ。オタネタ多めのラブコメ、かつ気の強いヒロインと、『オタリア』と被る要素が多いんだけど、わざと近付けているのか、はたまたこういう話しか書けないのか……。
逆に言えば『オタリア』が好きなら、すっと入っていけるとは思う。

深読みし過ぎかもしれんが、『オタリア』のアニメ化が動いていれば、村上さんはこんなことしている場合ではないのでは……?つまり、アニメ化なんて気のせい……とか考えちゃう。

『セクシャル・ノリオ・オンライン(十八禁)』

『変態先輩と俺と彼女』がいつの間にか終了していた山田有さん。
ただし公衆トイレには寄ってもいい」でOK過ぎる掴み。色々とスレスレなパロネタだらけのコメディなんだけど、これは多分、文庫で読んだらボロがブリブリ出て来るんじゃねーかなぁ。
凄いサムいギャグのラッシュ、たまにちょっと笑える、みたいな出来になりそう。

『勇者パーティーに加入してからオレが一度も一軍登録されない件について ~二軍勇者アッシュの憂鬱~』

『BIG-4』の大楽絢太さん。うん、まぁタイトル通りのコメディなんだけど、長文タイトルって明らかにラブコメと判る作品に付けるもんじゃないのかしら。
ちなみに『BIG-4』と世界観を共有してるっぽい。

うーん、悪くはないんだけど、敢えてこれに投票しようとは思わないかなぁ。

『エターナルフォース・ラブリザード ~効果:女の子に惚れたら死ぬ~』

『ライジン×ライジン RISING×RYDEEN』の初美陽一さん。タイトルでの掴みが上手いと思う。
女の子に惚れたら死んでしまう呪いにかかっている主人公を中心としたラブコメ。これも長く続けるとボロが出そうな内容だな……。
あ、幼馴染みは可愛いです(確信)

『これより作戦を開始する』

スーパーダッシュ文庫『ベン・トー』のアサウラさん。何でファンジア出身の作家の中にしれっと混ざってんだよwwwww
モテない男子達がメンバーの1人に送られたラブレターの意味を巡って議論する。

美少女無し!バトル無し!醜い漢どもの魂の叫び有!勝つ気絶無じゃねぇかwwwwwwwwww
おっけ、これに投票するわw

『ワールド・エンド・スーサイド -トップアイドルのヒ★ミ★ツ-』

『フルメタル・パニック!アナザー』の大黒尚人さん。これは悪い意味でタイトル詐欺
サブタイでちょいエロ要素を匂わせておいて、特に萌え要素無しという。

コメディの切れ味も今一つでなぁ。偏見かもしれんけど、『フルメタ』本家のコメディを劣化コピーしたような。
まぁ、掲載順が悪かったってのもあるか。

新刊情報

2月には久し振りに『姫狐の召使い』が刊行かと思ったら4巻で完結だそうで。ちゃんと完結するだけでも良いと思うべきなのか。

3月には気になるタイトルがモリモリ。『マジカル・デスゲーム1 少女は魔法で嘘をつく』『ご覧の勇者の提供でお送りします』『オタク荘の腐ってやがるお嬢様たち』の3本は、ほぼタイトルだけで購入決定。

次号予告

早くも『空戦魔導士候補生の教官』が表紙&巻頭特集。え、そんなに売れてるの……?
近年、表紙になったのにアニメ化してないシリーズってあったっけな……?

燃:B+ 萌:A 笑:A- 総:A+

雑誌リンク
ドラゴンマガジン 2014年1月号
ドラゴンマガジン 2014年5月号

KAエスマ文庫,アニメ

「機動性の確認」
「しなくて良い!」

六花が住んでいた部屋に越してきた少女、七宮智音(しちみや・さとね)は、悠太が中二病を発症するきっかけとなった人物だった。

六花にとっては、恋のライバルであり、中二病のライバルでもある危険な存在。そりゃ、恋人の周りに、いきなり自分以外に親密な相手が現れたら焦るよなぁ。

取り敢えず一戦交えることに。
六花がバニッシュメントディスワールドなのに対し、智音はフィジカルリンケージ。交互に台詞を並べていく演出がガチバトルアニメみたいで格好良い。

智音は六花のことを邪王真眼と呼ぶから、邪王真眼って言葉がゲシュタルト崩壊を起こしそうだぜ……。

一色は2期になって出番が減った上に、出て来たと思ったら、大抵ぶっ飛ばされてる気がするw

燃:A+ 萌:A 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
EpisodeⅡ「海豚の…恋人契約」
EpisodeⅣ「無垢なる…生徒会長選挙」

アニメ

「誰もいない世界では、貴方はジコチューでいられなくなる」

いよいよ最終回。
キングジコチューのジャネジーを取り込んだベールだったけど、開始数十秒で即取り込まれてしまう。
流石、俺達のベールさんやで!

復活するのは、かつてキュアエンプレス達でも封印することしか出来なかったプロトジコチュー。
今度こそ最終決戦、マナ達は最後の戦いに挑む。変身シーンは、ほぼ全カットで名乗りだけでしたね。

プリキュア達が戦う中、街に残って見届けることを選んだ二階堂かっけぇな。しかし、劇場版でマナに超密着されたことは絶対に許さない。絶対にだ。

ビル群を易々と破壊し、プリキュアにぶつけてくるプロトジコチュー。キングジコチューも大概なスケールだったけど、それを更に上回ってきたかw

キュアハートは語りかける。全てを滅ぼせば、そこに残るのはプロトジコチューだけ。他者の居ない世界では、最早ジコチューという概念自体が成立しないのだと。

ここにきてキュアハートのプシュケーが奪われる展開に。何だか最終パワーアップ直前の展開みたいだな。
いや、実際、この直後にパワーアップするんだけども。

マナのプシュケーは、いくら黒く塗り潰しても、すぐさま復活。それどころか自ら持ち主のところに戻るという規格外のスペック。

そして、仲間達の力と三種の神器を得て、キュアハート・パルテノンモードにパワーアップ。
確かシリーズ全体がギリシャ神話モチーフだから、おかしくないんだけど、まさかパルテノンとは……。

どうせならプリキュア全員がパワーアップすれば良かったと思うんだが、ハート1人で決着をつけてしまいましたね。
分身したり、成層圏から踵落としかましたりと、やりたい放題だなw
ハーレムアニメの決着はハーレムの主の手でってことなのか。
挿入歌に主題歌来るかと思ったけど、別にそんなことはなかったんだぜ。

プロトジコチューを浄化し、完全決着。
そして王女様との別れ。王女様は、それぞれに別れの言葉を告げて消えていく。よく考えたら、2年連続で異世界の偉い人は復活出来ない展開なんだな。

岡田は婚約者を亡くしたけど、でもアイちゃんを育てて、光源氏計画だ!やったー!
そういや、アイちゃんって何で羽生えてんだ……?
結局、伝説のプリキュアはエンプレスしか出ませんでしたね。

ネズミの姿になっちゃったけど、ちゃっかり生きていたベールさんにワロタ
残飯でも食ってろ!とか言われていて吹いたw

取り敢えず、また1万年くらい眠るそうで。イーラ視点が、六花中心になっていてニヤニヤが抑えられませんw
ジコチュートリオは最後まで愛すべき敵でしたね。

そしてエピローグ。マナ達は進級して3年生に。
また、キングジコチューが作った空間の亀裂はそのまま保持され、こちらの世界とトランプ王国の交流が始まっていた。

ありすの制服姿が、ここにきて初めて出て来て吹いた。隣には、れいなの姿も。
10話で言っていたトランプ王国の自動掃除機の設定が回収されて、おったまげたわ。

マナは会長を引退し、次の会長は何と、あの純だった。そうか、マナの弟子だもんな。そりゃそうなるよな。

亜久里がカップケーキを作っていたけど、あれ、奏のカップケーキだったのか……。判らねぇわw

大貝中学にはレジーナも通うようになり、制服姿を披露。あのデカいリボン、校則違反なのかよw

トランプ国王は王位を退き、トランプ王国は共和制へ移行。初代大統領にはジョーが就任という。
これが国王なりのけじめのつけ方ってことなのかしら。

マナ達がプリキュアだということをは世界に知れ渡ったわけだけど、大統領が仕事を依頼してきていてクッソ吹いた。
ミッションの内容は大貝町目掛けて落下してきている人工衛星を喰い止めるというもの。何だそれ、政府何やってんだwwwwwwww

マナさん、政界への強固なパイプ手に入れちゃってるじゃないですかー!やだー!
続編は、プリキュアの力を恐れた人々の勢力と戦うシリアス展開ですね、分かります。
EDは案の定通常のものを。

総評

そんなわけで、胸のキュンキュンが止まらない、シリーズ第10作、8代目『ドキドキ!プリキュア』テレビシリーズ全49話+単独映画1本でした。全話リアルタイム視聴達成。
終わってみれば、とんでもないハーレムアニメでしたね。

最終的にマナのハーレムに、六花、ありす、まこぴー、亜久里、レジーナ。加えて、二階堂、純、マロあたりもメンバーか。
とにかく百合成分がシリーズ屈指の濃密さでなぁ。『スイプリ』のひびかなを楽々と上回ったからな……。
いや、こういうのもアリだと思いますよ。六花可愛かったしな。

未だかつて、ここまで謎や伏線を綺麗に回収出来たシリーズがあっただろうか。構成が光るシリーズだったと思う。
それでいて日常回エピソードも粒揃いでなぁ。

キャラクターとしては、2年連続でブループリキュアが可愛過ぎて生きてるのが辛い。
六花、本当に可愛過ぎるだろ……。ツボ過ぎです。
妖精や悪役のキャラ造型も上手くてなぁ。

レジーナの存在も忘れてはならないよな。どうせなら、ラストはプリキュアに変身出来ても良かったのだが……。
今、感想見返してたら、俺、12話の時点で王女様分割説書いてるじゃねーかw

結局、マナがの人助け精神がマイナスに働く展開は無かったな。まぁ、枠的にやり難い展開ではあるのだが。

今思えば、追加戦士のボーダーラインである8話で、既にエースの関係者は出ていたってことなんだな……。

Sランク率は『フレプリ』のときより少し上の14%。とはいえ『フレプリ』の後に51%の『ハトプリ』、27%の『スイプリ』、31%の『スマプリ』を挟んで、ハードルが上がった上での、この割合だから凄いことだと思う。

次は『ハピネスチャージプリキュア!』。
予告映像は全て変身シーンだったので、どんな内容かは全然見えない。取り敢えず、キュアプリンセスが自分で命名したってのは判ったw

燃:A+ 萌:A+ 笑:A- 総:S

エピソードリンク
第48話「ドキドキ全開!プリキュアVSキングジコチュー!」

コミカライズリンク
ドキドキ!プリキュア

関連書籍リンク
ドキドキ!プリキュア オフィシャルコンプリートブック

シリーズリンク
ハピネスチャージプリキュア! 第1話「愛が大好き!キュアラブリー誕生!」

特撮

「えっ、じゃあ花道オンステージって」
「ナイトオブスピアーは」
「私の趣味だ」

ユグドラシルに囚われた紘汰と戒斗は凌馬と対面する。
何だ、凌馬のデスクが置いてあるだけの、やたら広いフロアw

凌馬が戦極ドライバーの開発者だと判り、最初に2人が訊いたのがドライバー音声についてのことで吹いた。しかも凌馬の趣味なのかよw
そりゃ、おふざけ以外の理由があるとも思えないが……。

ゲネシスドライバーには、この音声が無いってことは上層部にふざけんなって怒られたんだろうか……。
何にしても、玩具のギミック優先の音声設定に劇中で言及してくれるのは嬉しい。

戒斗の判断により、取り敢えず凌馬の話を聞くことに。隙を見付けようにも、秘書の湊耀子が見張っているので、どうにもならない。

凌馬曰く、量産された戦極ドライバーはイニシャライズの必要が無く、誰にでも使えるものらしい。
そもそも使用者の決まった試作型戦極ドライバーの所有権を変えることは可能なんだろうか。

凌馬は2人に、これからもドライバーのテストに協力してほしいと言う。この様子だと今後、第3のドライバーが出て来るのかしら。

舞は各チームの構成員を呼び出し、市民の理解を得るため、インベスゲームを止めようと提案するが、現状ランキングトップのチーム鎧武がそれを言っても、説得力が無い。
加えて、どのチームもリーダー不在ということで、まとまるものもまとまらない。

レイドワイルドのメンバーは、初瀬に連絡がつかないって言ってたけど、このままだと、ただの行方不明のまま終わってしまいそうだな……。
城乃内は凰蓮に捕まったままだそうで。どうやらインヴィットには全く戻っていない様子。

独房というほどみすぼらしい場所ではないが、隔離された紘汰と戒斗
紘汰の元に現れたのは、あのDJサガラだった。彼はユグドラシルのIDカードとレモンエナジーロックシードとゲネシスドライバーのロックシードをセットする部分ゲネシスコアを置いていく。

公式サイトによると、ゲネシスドライバーの開発と同時進行で、戦極ドライバーの拡張計画が動いてたそうで、そのためゲネシスのコネクタ部分が取り外し可能になっているらしい。

ミッチと合流したのを機に、脱出する紘汰達。ドライバーを取り返し、更に戒斗は量産型戦極ドライバーを1つ確保。もしかして、これで噂のクルミロックシードで変身する仮面ライダーナックルが登場するのかな……?

紘汰は偶然、モニターに映っていた裕也に気付くが、ミッチはこれを必死に隠す。紘汰を気遣ってのことなんだろうけど、どう考えても、これは後々「何で教えてくれなかったんだ!」「言ったところで、どうにかなったんですか!?」ってなって、ミッチの離反展開だよなぁ。

遂に貴虎はミッチが龍玄の変身者であることを知る。良かった、このままズルズル知らないままにならなくて……。
彼は、あくまでもドライバーを持たなくなった者は、保護対象というスタンスなんだな。

立ち塞がるのはシド。彼はシグルドに変身し、襲ってくる。変身シーン初公開だな。
チェリーの鎧の展開の仕方と帽子を押さえるアクション格好良いな。

よく考えたら、登場した時点ではライダーに変身することが確定しておらず、物語の進行に合わせて変身するようになるキャラって久し振りなんだな。
『OOO』の5103以来か。

シグルドの強さに圧倒される鎧武だが、バロンの協力とロックビークルの力で何とか脱出
イラついたシグルドは本気を出そうとするが、凌馬の命令で紘汰達を泳がせることになったマリカに阻止される。
ここでマリカの変身者が耀子と確定。

別の脱出口を探して別行動をとったミッチは新型ロックビークル、ダンデライナーに乗る黒影部隊に襲われる。

どうもユグドラシルの幹部達は、それぞれの思惑で動いて、道が分かれていきそうだな。
貴虎、シド、凌馬はバラバラだし、サガラは凌馬サイドなのかな。

そして次回、中間フォームに当たるっぽいレモンジンバーアームズが登場。うぉぉぉおおおおお、盛り上がってきやがったぁぁああああああ!

ところで『仮面ライダー大戦』のCMって微塵も戦隊要素出てなくね?ナレーションもタイトルの『feat.スーパー戦隊』のところ言ってないしw

燃:A+ 萌:B 笑:A- 総:A+

エピソードリンク
第14話「ヘルヘイムの果実の秘密」
第16話「新アームズ!ジンバーレモン誕生!」